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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全563件 501~520 26/29ページ
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若き青年が、ピアノの調律師として育っていく過程を描いた物語です。 私自身、ピアノの調律師さんには、小学校の時に体育館で一度お会いしただけで、どんな職業なのかは深くは知りませんでした。 ピアノの音を小説の文体に例えて「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」という原民喜という作家の言葉が登場します。 そういう音を目指しながら、迷いながらも真っ直ぐに生きていく調律師の主人公に好感が持てます。 まさに原民喜さんの言葉のように読みやすくて味わい深い本でした。 | ||||
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大変楽しく読むことができました 調律師の鏡のような主人公 お客さんはこのような調律師を望んでいるのでしょう 毎日の仕事の参考にさせていただいています 私は調律の仕事をしています 先日この本を読んだお客様から調律の依頼がありました たくさんの人がこの本を読んでたくさん調律依頼があったらいいなぁ | ||||
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読了後に爽やかな気持ちになったのは、この本が初めてでした。 人って、五感で感じ生きてきたと、再発見しました。 | ||||
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本屋大賞受賞という話題性以上にピアノを調律する技術者の視点というものに関心があり、読み出したらさほど時間を要せず読むことができた。キンドルになっていてその機能性に対する評価として星四つです。 | ||||
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主人公の調律師が一人前に成長していく過程を丁寧に書かれていて、今まで知らなかった調律師の世界を少しは垣間見ることができました。とても良かったと思います。 この本を読んだ後にたまたまNHKで「もう一つのショパンコンクール」という調律師を取り上げたドキュメンタリーをやっていて、小説とは違う現実の調律師の世界にちょっとがっかりしました。ピアノメーカーの調律師はもう「営業マン」ですな。 | ||||
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静謐にして堅固な意志を感じる。作中で調律師が理想とする音について原民喜の「明るく静かに澄んで懐かしい文体、……」という文体論を語っているが、これがそのまま作者の理想とする文体に繋がっているのだろうと思う。 特別な音楽の勉強をしてこなかった主人公が、急に調律師になる決意をするところから始まるので、些かの心配から読書も始まる。しかし物語には極端な破調はなく細波ほどの揺れだけで進むので安心して気持ちよく読める。調律師の先輩たちや顧客、中でも双子の女子高生ピアニストとのやりとりは美しく映像化された。試行錯誤しながら一つ一つ探って発見していく努力だけの人生にシンパシーを感じる。嫉みと虚栄心だらけの社会で、たまにはこんな嫌みの無い淡々と描かれた小説を読んでも良いんじゃなかろうか。 | ||||
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最後に小説を読んだのは二十歳過ぎのころ、 それはたしか村上春樹の三作目だった。 それ以来全く小説を読んでいない。 いや、正しくは読めなかった。 いい小説がなかったわけではない。 「ノルウェーの森」も「1984」も 読んでいない。 その間、優れた作家もたくさんデビューしているはずだ。 私自身の問題で小説との関わり方に原因があったと思う。 たぶん読み方を間違っていたのだ。 うまく説明出来ないが。 心のどこかで文学にリアリティーの表現を求めていたのだと思う。 宇宙の真理の、人間の本質の探求者みたいに。 たぶん若かったのだ。 30年を経て今、巡り会った。 この人に巡り会うために今まで小説を読まなかったと言っても 大げさ過ぎることはない。 一週間くらいかけて最後まで読んだが、 共感して涙がにじんできて もうそれ以上読めなくなるから、その日は本を閉じる。 そんなに時間がかかったのだ。 なにが素晴らしいかって、 小説との関わり方を 小説の美しい読み方を 気づかせてくれたから。 文学って、音楽と一緒。 宇宙のカオスのなかから 美しさを抽出して 目の前に差し出してくれる。 | ||||
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調律師の話と聞いて興味があり購入したが、文頭から森の匂いとか、妙に技巧がかっているところが少し鼻につく。それに登場人物がデアル体とデスマス体が混用されて不自然だ。調律師の学校ではある程度曲も弾く訓練もあるはずなのにピアノの曲は弾いたことがないなどと。まだ読みかけなのでレビューを書くには失礼かもしれないが、この作家はプロなのだろうか、と疑念をもってしまう。出だしのところでちょっと気になったもので。 これから全編を読み終えた段階でまたレビューを書かせていただく。 | ||||
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本屋大賞受賞で本作をしり、読んでみました。じわじわと心があたたまり、心地よい読後感で、最近の商業主義の本屋大賞の中では、とっても納得ができる作品でした。が、説明が過ぎるというか、主人公がこう思った、登場人物がこう感じたということを具体的に説明してあり、それがちょっとひっかりました。他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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「悪い人が一人も出て来ない小説」を受け入れられるか否かで評価が分かれると思います。若者の成長物語としてはど真ん中。でも、私は物足りないと感じました。人間のダークな面がもう少し描かれていると、主人公の存在感が際立ったと思います。まあ、そういう作風は村上春樹に任せればいいかなとも思いますが。「海辺のカフカ」−「ダークネス」−「エロス」−「ファンタジー」= 本作品という感じ。やっぱり、物足りならないな。 | ||||
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変わりました、良い意味でです。 「ピアノで食べていくんじゃない、ピアノを食べていくんだ!」。この言葉にとても勇気をもらいました。 | ||||
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本は購入前に本屋で立ち読みすることにしている。よほどで無ければ、数分間確認し購入する。 ただ、この本は違う。音楽愛好者からは耐えられない表現ばかり。 例えば、同じ小説の分野でも村上春樹が語る音楽は全く異なるし、ノンフィクションの立花隆の武満徹の本も、音楽好きが読んで十分に期待に応えてくれる。 以上、全部は読んでいませんが、あまり深刻にならずに青春文学として読めば良いのでしょうが・・・・・・ | ||||
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調律師です。 人の感じ方はそれぞれですので、本好きな一人として、マイナスなコメントはしないようにしてきましたが、 敢えて書かせていただきたいと思います。 この本の内容=調律師の仕事だと思わないでいただきたいです。 取材不足を随所に感じました。表現も杜撰すぎて怒りを感じるほどでした。 最後まで読むのが苦痛でした。この世界を題材にするなら、もっとうまい作家の方に書いてほしかったです。 本屋大賞って、最初のころは信頼していたのに、ここ最近は???って感じる作品も多いと思います。 今後映像化とかは絶対やめてほしい。…というか、こんな薄っぺらい内容でできないと思いますけど。 | ||||
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同業者の方の批判的レビューもありますが、決して現実離れした内容ではないと思います。 しかし外村のような調律師と彼の所属するような会社は少ないと思います。 調律師の役割や目標の考え方は、理想的でとても良いと思います。 | ||||
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まったくkindleは便利なもので、読んでみたいと思った本がすぐ読める。「本屋大賞」受賞作を初めて読みました。 あまり抑揚のない、淡々とした流れの中で穏やかな気分になれるお話だと思います。 音を、音無しで表現するのはとても難しいと思います。 「ピアノの森」というマンガがあります。それと重なる雰囲気があります。 もしかすると、宮下さんも「ピアノの森」にインスパイアされたのかな、と思いました。 ちょっと文章がくどいかもしれないです。 表現が上手いのだろう、と思います。 読み始めて上手いなと思いましたが、だんだん疲労を感じました。 飽きてきたかもしれない。 でも、飽きた頃にお話に新しい展開があったのでもう一度向かう気になりました。 上手い、が先に立っているかもしれない、と思わせたりもします。 落語を聴いていても、「上手い」と思わせるうちはまだ若いと感じます。それと共通しているというか。 私は高校生の時、ブラスバンドに入っていました。その時の同級生(女)と一つ上の先輩が二人して調律の会社を 経営しています。二人とも調律師です。 ああ、あの人たちは元気かなぁ。と思いだしました。 私は学生時代、オーケストラで Trombone を担当していました。 あの楽器は和音が得意なので、三人でドミソの和音を吹く時に、ミの人が少し低く取って、ソの人が少し高くして きれいな和音にする、なんていうことが得意な楽器です。 ピアノでもそんな調律が出来るっていうことを実は初めて知りました。 またこの作家の小説を読みたいと思います。 | ||||
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今年の本屋大賞1位の作品です。調律師見習の視点から、こんなに音を、ピアノを、演奏者を表すことが出来るのか。感動しました。本当に旋律が頭に直接響いてくる感覚が初めから終わりまで愉しませてくれます。読中読後共に心地よく、爽やかな風が周りを抜けていくような気持ちのいい作品です。登場人物がみな個性的で、作中ではそこまで深く描写されていないのにも関わらず、全員にすっと感情移入できるところがすごい。この人たちの中にいない自分が残念に感じられます。 | ||||
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宮下奈都『羊と鋼の森』読了 先日発表された本屋大賞第1位の作品。 ピアノの調律師の話。 印象としては、三浦しをんの『舟を編む』が仕事+恋愛(他の作品もそうだけど)なのに対して、本作品は仕事+自然の描写、といったところ。 第1位だからかなり期待して読んだけど、引き込まれるような内容でもなかったかな。 | ||||
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ほかの方々が、専門用語の使い方がおかしいからどうとか、言いたい気持ちも解らなくもありませんが、登場人物の人格設定や物語の展開はよく練られてると思いましたよ。後半は双子との関連性で何度か涙腺が緩みました。 あとはやっぱりピアノと森の想像力を掻き立てる異質同士の変に相性の善い存在感 共通点が『美しい』なら合うもんなんですねぇ。 普段ギターロック音楽を中心に楽しむ私ですが、この小説のおかげでピアノが前より更に好きになりました。これからはピアノが絡む音楽も沢山聴いてみようって再実感しています。 当然ですが、森や自然に生きる動物の美しさも再認識出来た『善い』作品だと思いました。 | ||||
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とても良かった。 久しぶりに素敵な本に出会えた。 天職ってこんな仕事なんだろうと思う。 | ||||
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安くてきれいで満足です。読んだらとても面白くあっという間に読破しました。 | ||||
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