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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全563件 441~460 23/29ページ
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映画になって欲しい。外村くんやその他の調律「師」たちの音、ふたごの演奏をぜひ聴いてみたい。北海道の美しい自然と美しい音、柔らかで真っ直ぐな人々とその模様、きっと至福の時間を過ごせるに違いない。 | ||||
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ネタを安易に選ぶと失敗する良い例。 買って失敗した感は爽快でした。 この本が大賞を取ってしまうという業界の背景やら発売時期などのタイミングやら裏工作やらを推理する本として良書。 読者と売者との距離が遠ざかるエポックメーキングな迷書かもしれない。 内容はレビュアーの皆さんが説明しているとおりの、流行りの調律師もの。 他の同類の書籍がそれぞれ面白いため余計に便乗失敗感が目立ちます。 | ||||
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大きなトラブルもなく、ただ淡々と進み、前進していく話。もう少し盛り上げてもいいのかなー、という感じです。 | ||||
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延々とピアノの調律の話だけを聞かされるストーリー。どこかで話に大きな展開があるかと期待していたが、最後までズルズルと調律の作業だけで引っ張られ、最後に極めて世俗的な舞台設定であっけなく終わってしまい、正直驚いた。これだけの内容にこれだけのページ数をかせぐ必要があるのだろうか。 内容としても内省的で世間が狭い青年が周囲の数人のコメントに一喜一憂する感想を述べただけ。調律の作業に関する表面的な知識は得られたが、話が薄っぺらくて教訓も感動も特に無かった。 | ||||
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一気に読んでしまったが、男性向きではないと、思った。 感動することもなかった。 | ||||
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夏休みの宿題の読書感想文を なんとか長くしようと あれこれ無理矢理 状況説明を書き込んだような バラバラとしたまとまらない一冊。 | ||||
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本屋大賞2016で堂々の第1位に選ばれた本作。 作者の優しい文と美しい表現で、語られるこの話、ピアノの調律師を目指し、一人前になるべく、毎日一生懸命になる主人公に未来に進む勇気をもらいました。 夢を持ってコツコツ努力していく。その夢に向かって行く途中で、何度も何度も「今やっていることは、本当に意味があるのか?」と不安になるかもしれない。でもその気持ちを「無駄なことなんてない。きっと役に立つ」と励ましてくれる本でした。 | ||||
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迫力に圧倒されながら読み終えた。 人が死ぬわけでもないし記憶障害もないし大きな事件が起きるわけでもない。 人間の内側に深く潜って、ゆったりと心を揺さぶってくる。 森の中を徒歩でゆっくり進んでいくような作品。読んでよかった。 | ||||
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知り合いが貸してくれたので読ませていただきました。 この作者の作品を読むのは初めてです。 優しい文体、穏やかな眼差し、コツコツと前に進む主人公の実直さ、 女性ならではの読みやすい小説という印象が最初でした。 ただ、その読みやすさが気怠さにもなり、ストーリーが終盤盛り上がりを見せる前までは、 空いた時間に読んでいたせいもあって、休み休みでいいかなと集中して読みたい気持ちにはなりませんでした。 しかし、主人公や周囲の人間の過去や経緯が明らかになってくるあたりから興味がわき、 主人公が惹かれていた双子の姉妹の話がクライマックスに向かい始めると、 話にすっかり引き込まれ、最後はなんだかほっとしました。 どんな世界でも同じだなと感じました。 その道を極めていこうとするとき、当然迷いや不安は生じ、自分の力不足、才能のなさに愕然とする。 でも、コツコツ積み重ねるしかなく、でもそのコツコツに指し示す一筋の光がないと苦しい。 その光が主人公には見えた。見えれば、これからもその光に導かれて歩いて行ける。 テーマはとてもシンプル。一時の読書には最適かと思います。 ただ、もしかしたら最初、淡々と進むと感じるかもしれません。 その淡々をつまらないと感じる人もいるかもしれません。 でも、頑張って真ん中までは読んでほしい。 そうすれば、何かしら引っかかるものがある気がします。 私は個人的に、登場人物では秋野さんが気になりました。 耳が良すぎる秋野さん。 ピアニストとしては絶望的だと知った時、どれほどの辛さを味わったのだろう。 それを癒すような和音の存在。 いろいろな事情でそれぞれの登場人物が自分の仕事を決め、その道を貫いている。 そのどうしようもなさと、それでも何かを見つけて歩む姿。 それらの描写が、この作家の優しさなのかなと思いました。 | ||||
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高校の体育館にあるピアノの調律におとづれた調律師・板鳥の技と音に、 高校生の外村は強い衝撃を受けた。 ピアノなど弾けないのに、ピアノの音の背後に映像が浮かんでくるのだった! 得難い経験をした外村は、何の迷いもなく調律師への道を歩みだす。 ピアニストと調律師、プロでなくてもピアノと弾き手と調律師との関係を描き、 言葉を交わす以上に心のつながりの深さを描き出す。 むかしは、調律を終えると試しに何か弾いてくれるのが調律師の常だった。 子どものわたしには及びもつかないほど上手で、ピアノはまるで違う楽器の ように思えた。 もう、何十年も昔の懐かしい思いを蘇らせてくれた本書に感謝したい。 | ||||
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良い本です。 本屋大賞だから読んでみたのですが、本を読み始めると、ところ構わず泣いていました。 仕事をする全ての人を、芯から励まし、力を与える本です。 物語の構成や調律師の仕事の詳細など、専門的なことは分かりませんが、読んでいる最中、読み終わったあとも、自分が許されているような温かな感じに包まれました。 読んで良かったですし、本棚に置いて、また読み返したい本です。 ありがとうございました。 | ||||
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純粋に、素朴に、ありのままに、気どることもなく、そのままの思いが、言葉となり、紡がれている。若い調律師が求めていた音と、同じ響きを感じた。 | ||||
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贔屓目にみても、他の方が述べているように、少し内容が物足りないとは思いました。 「本屋大賞受賞!」と聞いて期待し過ぎていたのでしょうか。 ですが、決して読む価値がない訳ではありません。 登場人物はみんな個性があって、ものすごく純粋で、ピアノに一生懸命です。 そんな彼らが真剣に調律という仕事に向き合っている姿はなんとも爽やかで。 朝の満員電車で読んでいて、荒んだ心が安らぎました。 日頃のストレスを癒すには、とてもいい作品だと思います。 | ||||
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大人の童話といったところでしょう。 架空の世界の架空の話。 その中で、ちょっと幸せな気分を味わえたならそれでいい。 | ||||
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いまどきこんなやついないだろってぐらい真面目な優男が、脇目も振らず地道に調律師の仕事にのめり込む、ただそれだけの話でした。 主人公は少女漫画に出てきそうな素朴で優しくて真面目な優男。他の登場人物も美人でピアノが上手い双子。調律師の同僚たちもみんないい人。悪い意味で女流作家が書きそうな、ピアノの音を「森の匂いが〜、玉が転がるような〜」といったわけわからない表現をふんだんに使った文が終始します。 どや?この本読んでるワタシおしゃれやろ?といったスタバでこの本読んじゃう女子大生あたりが好きそうな本です。 一冊読んでなにもわかりませんでした。この主人公はどういうオチになるんだろう、と読み進めたのでつまらなくはないので星3つ。 ただ読み進めてもなにもありませんでした。 | ||||
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全てがさわやかな文章でした。 細かな観点を提示されることによって世の中の見方は 大きく変わりそうです。 | ||||
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なんというか、勝手に理解したり誤解したり、分からないと決め付けたりと、登場人物の思考の脈絡の無さがどうにももどかしい。 もっとちゃんとコミュニケーションをすれば解決しそうなこともあるのに、会話を打ち切って「言葉にはできない大切なものがある」などと独りよがりの結論に持っていく。 一人称で語る主人公がやたら卑屈で、その一方で他者をやたらに持ち上げて、どちらも現実離れで調子が狂う。 ずっと卑屈だったのが最後で急に悟りを開いてしまうので、その辺のカタルシスも置いてけぼりにされたような印象。 場面展開が唐突で、もうちょっと章立てとかしてもよいのでは。一行空けただけで数ヶ月過ぎてるとか、突然第三者(?)の夢の描写が挟まってくるとか、把握に労を要する。 双子は健気で可愛いけれども、展開が突然過ぎて何が何やら。さらには原因も良く分からないのに、あっさりとその状況を受け入れてしまっている。 フィクションにおける双子というのは、その特性からして物語において「双子である必然性」が求められるわけで。 しかし本作における双子は、「外見が似ている」「仲良し」程度でしかない。同学年である理由もない。姉妹でもよいのではないか。 帯で触れられているから村上春樹と比較するけれども、彼が双子を出すなら、もっとしつこいくらいに「双子性」を強調する。 「彼女の気分が沈んでいるときは、わたしも沈んでしまうの」といった風に。「羊をめぐる冒険」だったか(おお、こっちも羊だ)。 彼女達が重要な役どころであるのは間違いないので、もうちょっと丁寧に彼女達の人となりを描写して欲しかった。 恋愛感情なのか単に才能に惚れこんでるのかもよく分からない。おいおいそこをスルーしちゃうのかと、してくれちゃうのかと。 インタビューを見ると作者も双子がお気に入りで、増えすぎた登場シーンを削ったとのこと。何か大事な描写まで削ってしまってはいないだろうか。 一般的には裏方になりがちな「ピアノの調律師」を題材にしたのは面白く、秋野さんのような「感度が良いからこそ自分の限界に気づいてしまった人の苦悩」、「夢を断たれたピアニストの第二の人生」という捉え方はアスリートにも近いものがあり興味深い、が、さらりと流されてしまった。 調律師という、一般的にはあまり知られていない職種を取り上げるのであれば、その作業をより詳しく描写してほしいなと思う。 他にも「そこをもっと詳しく知りたいのに!」という部分が多くあり、どうにも消化不良でもったいない。 | ||||
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賛否はあれど、私はこの話が自分のところに届いたことが素直にうれしかった。出来るのであれば、この話が誰かに届く流れに携わりたいと思った。だから、多分この本が本屋大賞なのだと思う。 | ||||
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本物を見極めて、ブレない主人公の確信の強さが羨ましい。それを描写する朴訥なようで研ぎ澄まされた文体も見事。 | ||||
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多くの人と同様、店頭で平積みされている書店一押しの書籍、たまには流行にのっている本も味わってみようと思い購入しました。(小説を文庫以外で買うのは初めてでした。) ピアノ調律師、自分が今生きている中では全く関わりのない世界だったのですが、著者がそのひとつひとつの所作や音を詳細な言葉で表現することで、自分なりなのですが、その世界感をじっくり味わうことができました。目に見えない、耳で聞こえないものを言葉で表すことは、読者からすればそれぞれの受け止め方で色々な世界感が広がっていくのだろうと思います。読み手が思い思いにその情景を想像する。。。そんな楽しみ方もこの本が推される理由なのかな。 また主人公のピアノ調律に対するひたむきな姿勢にも共感できました。成長の過程だからこそ味わう日々のモヤモヤ感、振り返ってみれば良い経験と呼べるその時間を、人は悩み、迷い、自問自答する。仕事場の先輩、お客さんとの触れ合いの中で、揺れる自分の心と向き合いながら一歩一歩成長していくその姿は、ちょうど同じような時期にいる自分にも重なって勇気をもらいました。 文中にある「努力と思わずにできるから、想像を超えて可能性が広がる」という言葉には思わずうんうんと頷いてしまいました。そういったものに出会えた人が一流への階段を昇っていくんだなと。 職人の世界の美しい部分に触れさせてくれる一冊です。 | ||||
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