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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全563件 281~300 15/29ページ
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木々の描写や周りの人の優しさは読んでいてとてもいいなと思いました。けど、読んでいて少年の成長がそんなに感じれるわけでもないような…。好みが分かれる作品だとは思うのですが、これを読んで心を打たれる人はよっぽど純粋な人だと思います。 | ||||
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冒頭の主人公の「言づかってますから」というセリフに違和感。一気にフィクション感がでる(そんな言葉使う高校生はいない)。また、のっけから、まったくピアノの経験なない主人公の中で、ピアノ=森のイメージが列挙されるのも興醒めで、読者を感動させてやろうという意図がひしひしと出てました。 綺麗と思われる様な言葉をいくつも並べてますが、不意というか、それが現れたら怒涛のこどく美辞麗句が続いて、まったく現実感がありません。 もうちょっと主人公の成長ぶりを、丁寧に順序だって描いてほしかった。一応、苦労をする描写もありますが、終始、森の中で育った普通に見える青年が、実は天才的な感覚の持ち主で、それが片田舎の楽器店で数年で開花した、と。料理漫画で大袈裟に料理を色々と褒めちぎるテイストにそっくりです。 | ||||
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以前に購入した、文春e-bookと同じ内容。ダブりで購入してしまいました。 『以前購入しました』と警告が出ないので注意してください! | ||||
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映画化されたとTVで見て、映画を観る前に原作を読みたいと思い、買いました。 とても良かったです。ますます映画が楽しみになりました。 | ||||
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ある青年の成長してゆく姿でさわやかでとても良かった。映画も見てみようと思います。 | ||||
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一見平凡だが、まっすぐでひたむきな主人公が、育ちも考え方も異なる3人の調律師の先輩や、演奏家の双子姉妹と通じて成長していく。 美しい文章も自分好み。 「自分が迷子で、神様を求めてさまよっていたのだとわかる。迷子だったことにも気づかなかった。神様というのか、目印というのか。この音を求めていたのだ、と思う。この音があれば生きていける、とさえ思う。十年も前に森の中で、自由だ、と感じたあのときのことを思い出す。身体から解き放たれることのない不完全さを持ちながら、それでも僕は完全な自由だった。あのとき、僕のいる世界の神様は木であり葉であり実であり土であったはずだ。今は、音だ。この美しい音に導かれて僕は歩く。」 | ||||
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地味だけれど、とても美しい物語で好きだった。調律師の青年の自己成長の物語。。。とか書いてしまうと陳腐なのですが、とりまく人々やその感情のヒダがとても細やかに書かれていて、しみじみと共感できます。ピアノが弾きたくなりました。同じ方が額装を手がけることになる女の子について書いた『窓の向こうのガーシュウィン』と似てると言えば似ているのですが、個人的には、バックグラウンドが複雑すぎないこちらの主人公のほうが感情に寄り添いやすかったです。 | ||||
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何気なく手に取ったのが、運のつき。いっきに読破してしまいました。気持ちの機微やピアノの調律などのテクニカルな表現にも違和感なく読めて読後にほっこりと出来る秀作でした。 | ||||
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羊と鋼と森の関係が読み進めていくうちに次第とわかるようになり、ストーリーとしても一人の青年の成長物語で読みやすいです。特にピアノの音色の描写があたかも音色が聞こえてくるように感じてしまうのは作者の表現力が素晴らしいといえる一冊です。 | ||||
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本屋大賞を獲ったときに、文庫になるのはしばらく先だろうから手に入れることの出来た文庫本「スコーレNo.4」をとりあえず読んだ。宮下奈都初読み。普通の少女が、家族や従兄弟や仕事の先輩に刺激をもらいながら、生涯の仕事と伴侶を得る話。王子様も出てくるし、主人公の隠れた才能も開花する。筋書きだけならば、少女マンガにもなりそうな話だったけど、文体が簡潔で、とっても文学していた。今回の主人公の目指す理想「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少し甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」に近い。なるほど、こういう作家なんだと思った。 今回、満を持して現代エンタメ書物の最高峰の賞をとった作品を読んでみて、その変貌に驚いた。たどり着いた「出来」は95点ぐらいだろうか(←エラソーだけど、素人読者の特権です)。主人公は、マンガのように凄い才能を開花させたわけではない。王子様ならぬお姫様も出てこない。なんらかのコンクールで優勝するとかの目立ったクライマックスもない。それでも、「スコーレ」よりも、さらに登場人物や環境を魅力的に、美しく現実的に、きびしく深く掘り下げて作っていた。 ピアノが、どこかに溶けている美しいものを取り出して耳に届く形にできる奇跡だとしたら、僕はよろこんでそのしもべになろう。(26p) ピアノを小説と言い換えれば、それはそのまま作者の願いだろう。 もちろん、これは見事なお仕事小説である。先輩がこんなにも丁寧に教えてくれて、主人公がこんなにも好きなことに没頭できる仕事に就く幸運は、わたしにはなかったけれども、何処か「懐かしい」と感じるのは、それに近い経験が少しだけ私にも昔あったからだ。 どのページをめくっても、詩のような文章が並ぶ。原民喜の理想に近づいているのかもしれない。行間に多くのことを語っているのもその現れではある。 ただし、主人公の外村くんも気がついていると思うが、有る程度合格点を出したあとに、板鳥さんの域に達するのは、近いようで、おそらく遥かに遠い。板鳥さんは「こつこつ、こつこつです」というだろうけど。 蛇足だけど、作者は目指していないかもしれないけど、このままの文体でそれまでの本屋大賞「鹿の王」や「村上海賊の娘」みたいなファンタジーや歴史物を描くのはむつかしいだろう。この文体で、果たして何処まで「世界は広がるのか」、またしばらくして彼女の作品を読んでみたいと思う。 2018年3月読了 | ||||
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天の川の橋の「カササギ」、ピアノとピアニストをつなぐ「カササギ」、それを集める僕の「仕事」。森の中の体育館のピアノが、とっても印象的でした。オーケストラの基準は448ヘルツ、学校のピアノは440ヘルツ、モーツァルトの時代のヨーロッパは422ヘルツ。専門的でドキドキしましたし、和音と由仁の姉妹には、胸が熱くなりました。調律師、『蜜蜂と遠雷』でも思いましたけど、超プロジューサーでもあるんですね。感動しました。 | ||||
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音楽、ピアノ、自然、生い立ち、職能全ての設定が曖昧でなんとなくの雰囲気と作家の技量不足による駄作。小説と言うより安手の自己啓発本。ビジネス書レベル以下で時間の無駄でした。期待過多だったかなぁ~? <追記> 純粋・単純な想い・疑問をストレートに出すことを否とする過度な風潮(年齢を問わず職業人として分かっていて、出来て当たり前とする)に息が詰まった人が多いのだろうか。ここにある若さに憧れを感じ、心の安らぎを求めることに快感を得て共感しノスタルジックな余韻を是と出来る読者には向くかも。ただ、音楽については疑問に感じる記述があるように見受けられ別途調べて頂きたい。鵜呑みは避けて。 | ||||
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鋼 という単語から受ける印象が、この本のイメージを悪くしていました。 ピアノ調律師の話ねぇ。気乗りしない。 本屋大賞受賞作品ということなので、敬意を表し読んでみました。意外にも、本の世界にどんどん引きこまれてゆく。 ピアノという楽器と、その音色。あらためて、ピアノリサイタルを聴きに行きたくなりました。ボ~ッと聴きながすのでなく、全身耳にして、一音一音の美しさを味わってみたい。 本の感想になってないかもしれませんが、まぎれもなく、この本のおかげで、大宮ソニックや、芸術劇場に通っていた当時のことが思い出されてきました。 クラシック音楽に興味のある人はもちろん、ない人もぜひ読んでみて下さい。 | ||||
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本屋大賞に惹かれて読んでみたが、どこから面白くなるのかと思いながら読み終えてしまいました・・・ う~ン時間の無駄並みのつまらなさでした。なんで本屋大賞?けっこうつまらない本屋大賞って多いんだよね・・・ | ||||
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何を書きたかったのかわかりませんでした。調律のことをよく学習しているのはわかりましたが。 | ||||
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こんなにも綺麗で素敵な世界があるのだと、驚かされました。映画では決して表現することが出来ない奥ゆかしい言葉遣いがとても心温まりました。久しぶりにいい本に出会えたと思います。 | ||||
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本屋大賞受賞作は読んで楽しい、 エンターテイメント性の高い作品が多い印象だったので、 本作は少し意外な読み心地だった。 低いトーン・テンションで物語が展開され、 物静かな主人公・外村の調律師としての成長を じっくり味あわせる作品だった。 内省的で生真面目な彼は、真摯に仕事に取り組む。 そのひたむきさに触れ、 自らの人生を賭したいと思うものに出会えている幸せ、 やるべきことが見つかっている幸せを感じることができた。 私自身に当てはめてみる。 今の仕事、元々やってみたくて始めた仕事だった。 もっとやろう、彼みたいに。 少々慣れてきて、惰性になっていた部分があった。 初心に戻ろう。 こんな気持ちにさせてくれた。 外村は職場の憧れの調律師である板鳥に 「調律って、どうしたらうまくできるようになるんですか」(p.61) 「板鳥さんはどんな音を目指していますか」(p.64)と尋ね、 先輩調律師の柳に 「あの、怖くなかったですか。駆け出しの頃、もしもこのまま調律が うまくならなかったらどうしようかと思いませんでしたか」(p.137) 「調律にも、才能が必要なんじゃないでしょうか」(p.138)と尋ねる。 こんなにもまっすぐにぶつかっていく外村がまぶしく、懐かしい。 私も、こんなこと考えていたな、と思いつつ、 答えが私の中で出ていない問いもあることに気付く。 忘れていた初心を思い出させてくれる良作だった。 「この仕事に、正しいかどうかという基準はありません。 正しいという言葉には気をつけたほうがいい」(p.21) 「知らないっていうのは、興味がないってことだから」(p.39) にも惹かれた。 魅力的な言葉が散りばめられた作品でもあった。 | ||||
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本屋大賞(2016年)受賞作。端正で静謐な物語。熱を出して寝込んでいるときに積読だったこの本を引っ張り出して読んだ。陰惨な事件も胸をえぐられるような悲劇も起こらない(PG13)。一方で、手に汗握るドキドキする場面もなく、力を授けられるような興奮もない。ストレスなくさらさらと読めて、軽病人にはちょうどよい読み物だった。タイトルの羊と鋼というのはピアノの弦とそれを打つアクションの材料である鋼鉄と羊毛フエルトからきている。ふとしたきっかけで調律師の道を歩むことになった物静かな若者のほろ苦い成長物語。本質的な悪人は出てこないし、人生の意味や人間の存在を問い直したくなるような不条理も発生しない。原田マハの『本日はお日柄もよく』に読後感は似ている。テーマとしては恩田陸の『蜜蜂と遠雷』に通じるところがあるのだけれど(ピアノというだけか…)、『蜜蜂…』は、コンテストや芸術的才能の話であり、登場人物の誰かの肩入れをしたり、一定の結末を予測しながら、あるいは望みながら、つまりはまりこんで読んだ。この本は他人事として安心して見ていられるドラマ。抑揚がないようで、最後まで読み進められるくらいのモーターはついている。文芸評論家、市川真人氏の「村上春樹と小川洋子の魅力を併せ持つ作品」というコメントが帯についていて、他の作家を足して二で割ったみたいなちょっと失礼な評だなと思ったが、読み終わってみるとその通りだった。 | ||||
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本屋大賞は馬鹿にならないなと思いました。 主人公の人柄、仕事に対する向き合い方がとても純粋で、ひたむきで、心が洗われるようです。(自然の描写が多くあるのも手伝っているかもしれませんが。) 恋愛要素やミステリー要素のようなワクワクさせられる要素がないにも係らず、そんな主人公に幸せになってほしくて、どうなるんだろうと早く先を読みたくなります。 | ||||
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国立中学入試問題で出題されたのですが、きれいな作品なので購入しました。音よりも色彩と香りを感じました。 | ||||
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