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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全563件 541~560 28/29ページ
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優しい上質な物語。 「音楽」じゃなくて「音」。音楽と音が、こんなに別物で、どちらもとても素敵なものなんだな、って知りました。 この物語に出会えて、よかったです。 ここ1年のMyナンバーワンです。 | ||||
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心から優しいお話でした。疲れて落ち込んでいた時にこの本に遭えて幸せな気分になりました。ピアノの調律の奥深さも知ることができて、有意義な内容でもあり、久々のヒットです。私には。 昔はハードボイルド一辺倒でしたのに、今はこんな中性的な内容に惹かれます。 有難うございました。この本に結び付けてくれた沢山の皆様! | ||||
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ここまで評価が高い作品とは思えない。 調律師の物語。 この作者によくある、ちょっと負の何かを抱えた主人公。 まわりの先輩だったり、ピアノを弾く姉妹だったり、 コンプレックスをもっていた弟だったり、 いろいろな人との間で考えたり、 実際にピアノに向き合うことで成長していく。 ピアノのお話なのに、羊が題名にあることで 深い思いになりそうだが、 期待外れだった。 これをもとに、映画やドラマになったら それはそれでいいお話になるこもしれない。 持ち味なのだろうが、 弱さをもったひとが 真面目に生きて、それでいいんだよ、と背中をおしてもらう物語は ちょっと、もういいかな、と思ってしまった。 | ||||
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きれいな文章できれいにまとめたさわやかな物語。 細かい音楽の知識はありませんので、詳細な部分は気になりません。 けれど、調律にしてもピアノにしても、単なる素材でしかないでしょう。 例えばテーマが料理や絵画であってもストーリーは同じだったのではと感じます。 ただ、この物語から元気をもらって自分も…というのは違いますね。 才能を自覚していない天才が、不思議な縁で多くの祝福を受けながら道を見いだす過程が書かれています。 予想通りに展開していく流れは、安心できるし、すっきりとした読後感がいいです。 | ||||
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調律を職業にしている者にとっては、小説の中身を無批判的に信用してもらっては困る。 リクエストすればピアノの音をどうにでも出来るなんて思わないで下さい。 660ccの車に2000ccの車の乗り心地やポテンシャルを求めるようなものだ。 きちんと基準通りに調律調整されたピアノなら、あとはピアノの性能とピアニストの表現技術の問題だ。 もちろんコンサートピアノの場合、奏者の欲しいタッチや音を実現するために微調整することはある。 調律師をテーマにした小説を書くのなら、厳密な調査をして正確な認識を持ってもらいたい。 技術者からアドバイスを受けているようだが、音程を基準通りに合わせる調律と、機械的部分の調整との区別も把握していない。 技術的につじつまの合わない表現が随所に見られた。 2年も学校で学んだにもかかわらず、入社後半年も顧客宅の調律が出来ないという設定そのものも非現実的だ。 こんな不正確な表現しか出来ていない本が本屋大賞などにノミネートされるなんてもってのほかだ。 | ||||
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きっかけはほんのささいなことだった。だが、少年はピアノの調律という仕事に魅了された。やがて高校を卒業した彼は、専門学校を出て本格的に調律師の道を歩み始めるのだが・・・。 ひとりの青年がピアノの調律師を目指す。才能があるとかないとかそんなことは関係なく、自分の魅了された世界で生きて行く決心をする。繊細な世界だと思う。それと同時に過酷な世界でもあると思う。ピアノの弾き手を生かすも殺すも調律師しだいなのだと知った。調律はピアノの調整というより、調律師とピアノとの戦いのようだ。食うか食われるか!そこには並々ならぬ緊迫感がある。 作者は調律の世界を透明感のある文章で実に見事に描いている。読んでいると、ピアノの音が聞こえてくるようだ。私が全く知らなかった世界だ。こんな世界もあるのだと、とても新鮮な感動を味わった。読後もさわやかで、心地よい余韻が残る。静かにそしておだやかに、心に染み入る作品だった。 | ||||
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あるテレビで紹介され、ピアノを習う娘にプレゼントした本。娘が読み終わり読ませてもらった。 調律師との出会いは、主人公のみならず、読者の私にも感動をあたえた。こんな世界があるんだ、調律師はピアノに命や息吹きを与えているんだ、と。新たな発見だった | ||||
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本当は正月休みに読みたかった。調律を通し成長する物語。ピアノの森、この音とまれ!、ましろのおと、BLUE GIANT、SOUL CATCHERSなど音楽に関するものに縁がある。この本はこれから道を探したいと思っている人にオススメの一冊。 | ||||
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私自身よくピアノを弾きますが、調律したてのピアノは本当に良い響きがして、弾いていて気持ちの良いものです。ピアノの演奏は良い楽器、良い調律があってこそ引き立つもので、事実世界的なプロのピアニストはそれぞれのステージにマイピアノを持ち込んだり、お気に入りの調律師とともに行動したりすることも珍しくありません。最近ちょうど世界的ピアノコンクールであるショパンコンクールにおいて、ピアノの調整を任された各ピアノメーカーの調律師の奮闘の舞台裏をドキュメントしたテレビ番組がありましたが、それを見て感銘を受けたところだったので、この本と出会ったのはタイムリーでした。 作品自体は、ピアノの美しい響きに魅せられて、調律師の道に入った若者が、先輩や顧客との交流を通じて成長していく、という一種の青春小説です。仕事上の失敗や先輩からの嫌味など辛い経験を乗り越えつつ、理想的な調律とは何かを自分なりに体得していく、という流れはこういった小説に良くあるパターンで、あまり新味を覚えるものではありませんでしたが、安心して読めるといえばそのようにも言えます。美しい音を詩的に観念的に表現することに重きを置いている作品と思いますが、せっかく調律師という普段あまり脚光を浴びない職業を題材にしているのだから、もう少し作業上の細い描写や、楽器に関する知識などを具体的に盛り込めれば、より厚みのある作品になったのではないかと思います。でも全体に爽やかな風の流れるような小説で、読後感は良かったです。 | ||||
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『羊と鋼の森 (文春e-book)』を読み終えました。2016年、初めて読み終えた本。羊と鋼の森と表現される楽器とその楽器に関わる人たちのお話。素晴らしかった。今年初の本がこれでよかった。 | ||||
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何千冊と本を読んできたが、新刊が出る度に 安心して購入でき、そしてそのいくつかの作品が、 本当に心に沁みる作家は現在、 私にはこの宮下奈都しかいない。 『スコーレNo.4』の頃から、初期のアンソロジーに含まれる 短編たちも含めて、彼女は少しずつ少しずつその 世界を押し広げてきた。華やかで、転身の早い ベストセラー作家に比べると、明らかに軽やかさには欠ける。 しかしここにきて、いぶし銀の輝きを放ち始めた。 設定だけを取り出すと、本書は『スコーレNo.4』の女性主人公を、 草食男性に置き換えただけのように見える。しかし 本当に大事だけれども、些細なモノゴトを掬い上げる視点と それを感情の襞を通じて紡いでいく端正な文章は デビュー作の頃から比べると、桁違いに上手い。 羊や森といったキーワードで物語を引っ張っているため 彼女特有の過去と現在を織り交ぜるギミック的構成は 影を潜めているが、『終わらない歌』などで魅せた 畳み掛けるラストの疾走感には脱帽。強く推す。 | ||||
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欲の多い現代で、この本は私に、日常から離れ無音の読書の快感を、与えてくれました。 たんたんと、ピアノ調律師見習いの主人公が、生活している…でも、でも、漠然とした「夢」が… 読んで損はないです、損…無欲じゃないなぁ~(><) | ||||
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帯の文章の「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。」に惹かれての購入。 そうなんです。「才能」とか「適正」って、そういうものだと思うのです。 疑い始めて、そこから逃げてしまえば前には進めません。 信じて、進んでいくしか無いのではないかと? が、・・・・・・そま文章が小説の中では、効果的では無いのです。 なんだろう・・・・・、個人的な気持ちですが、共感できる部分が少ないし、調律の技術的な部分や音楽的な部分も、詳しく書かれているようでいて、ボンヤリとぼやけています。 テーマも内容も良いだけに、なんだか残念です。 共感できなかったのは、自分自身が、何か強い衝撃を受けたり、突き動かされたりした事が無いからなのかも知れません。 ああ・・・・・きっと、そうだと思います。 | ||||
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王様のブランチで紹介された本らしく、なかなか手に入らなかったので購入できて良かったです。宮下奈都さんの他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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素晴らしかった。 美しいものが美しいままで物語の中で結実していた。 著者は学生時代に音楽コンクール入賞の実績があるらしい。それが存分に生かされた作品だ。音楽に関する知識や造詣が、主張しすぎず、しっかりと作品を支える。その上で、登場人物たちがいきいきと生きている。物語表現の豊かさは、他に類を見ない。素晴らしかった。 | ||||
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王様のブランチで見かけた本ですが、評判どおりで次々と先が気になって引き込まれる本でした。 | ||||
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主人公がピアノの調律師という仕事に魅せられ、それを通じて成長していくという物語です。 この作品を読み始めてまず最初に感じたことは、現代は様々な意味において「過剰」だということです。過剰は感覚を麻痺させます。 ショッキングな事故や事件が起こるわけでもないのに、いやだからこそ日常生活の中だけで、これだけの内容に仕上がっていることが素晴らしいです。 読み手に対する媚びがありません。 小説でありながら詩的、哲学的な魅力もありますし、どこまでも時間はゆったりと流れ、自然体です。 ひとりでも多くの方々に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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とても狭い世界を一般にも少しわかるように書かれていて、文章が柔らかで、さわやかな読後感。 | ||||
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音楽の知識が乏しいのか、「音」について食傷気味な浅い表現が多用されています。 ある分野をかじり始めた人間が、まったく知らない人間に講釈を垂れるのを横で延々と聞かされるような気分でした。 もちろん著者に音楽の造詣の深さを求めているわけではありませんが、比喩や発想があまりにも付け焼刃といいますか、「素人ががんばって書いた感」が最初から最後まで抜けなかったように思いました。 そうでなくとも回りくどく気取った文章なので、巷によくある村上春樹に影響された私小説といった印象を受けました。 こういった自己陶酔型の小説は、読者がその心情に寄り添えるか、はたまた辟易するかは紙一重かと存じますが、今回僕は後者でした。 呼んでいる間は常に背中がむずがゆくなるほど気恥ずかしく、後半にいたっては目を半開きにして読みました。 割と好きなテーマで、かつ評判も良かったので、期待が高かったのかもしれません。 同じように落胆される方もおられるかと考え、一意見として投稿させていただきました。 特に楽しんで読まれたという方には、お目汚し大変に失礼いたしました。 | ||||
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ピアノ調律師の外村くんのそれからが気になって一気に読んでしまった。何か大切なものに出会うときは、こうして見えない力に導かれるように引き寄せられるものなのかもしれない。追い求めるものが見つからない怖さも、力の及ばないもどかしさも愛おしく思える。ひとりひとりが丁寧に描かれているのはどの宮下作品にも共通すること。読み終わった後に、何かこう力がみなぎってくるのも・・・。 | ||||
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