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大鴉の啼く冬
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大鴉の啼く冬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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全編に漂う暗いムード。希望って言葉知ってますかと尋ねたくなるようなそこに住む住民たち。遅々として進まぬ捜査、退屈な展開。マイナス要素ばかりなのにこれが不思議と面白いんですよ。筆力かな? | ||||
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英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’06年度、ダンカン・ローリー・ダガー(ゴールド・ダガーから名称変更した最優秀長編賞)受賞作である。 ロンドンから北へはるか960キロ。イングランド本島からさらに北に位置する英国最北端のシェトランド諸島。その本島で新年早々殺人事件が起こる。 スペイン人の血を引くペレス警部が緻密な捜査を始める。 なにしろ顔見知りばかりの小さな町で、誰が、何のために女子高生を殺害したのか。 捜査で浮かびあがったのは、8年前の少女失踪事件との関連と知的障害のある容疑者の老人の存在だった。さらに、その失踪した少女の死体が見つかるに及んで、老人はイングランド本島から来た捜査陣に逮捕されてしまう。 それでもペレス警部の地を這うような捜査の結果、一月の最終火曜日におこなわれるヴァイキングの火祭り<アップ・ヘリー・アー>の夜に、新たな事件が起こり、それをきっかけにしたかのように哀しい結末が明らかになる。 本書は、謎解きの興味もさることながら、ミステリーの形を借りて、英国最北端の地に生きる人々の、懊悩と感慨を描いており、それが読むものの心を動かすのである。 | ||||
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