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スティール・キス
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スティール・キスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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リンカーン・ライム・シリーズの第12作は新機軸として、現代的過ぎる凶悪なディジタル犯罪を扱ったものである。現場に残された証拠を分析することで、犯罪者を追いつめてゆくリンカーン・ライムのアナログ的な科学捜査を特徴とする本シリーズも、ついに現代という奇妙な時代にタイム・スリップしてきたか、という印象の一作である。 もっとも、序章における驚愕のエスカレーターの事故がディジタルの存在をすぐに感じさせるわけではない。ショッピングセンターで起こったエスカレーターの誤作動と、そこに立ち会い悲惨な犠牲者の姿を目撃することになったアメリア・サックス。最初からスプラッタな展開で始まる本作。眼を背けたくなる凄惨な事故現場。しかしこの誤作動は、事故ではなく嘲笑する殺人者による狂気の犯罪であるというもの。 主人公のリンカーンより、アメリアと犯罪者との追跡と逃走、犯罪者の駆使するディジタル機器への仕掛けと、それらが誘発する思わぬ展開が見どころとなる。何故エスカレーターは落下したのか? 何故、アメリアの捜査する建物が火焔に包まれたのか? 久々のオープンなアクションとスケールの大きさ、そこにディジタル犯罪という新手の闇が加わることで、本シリーズとしては捜査側が最も攪乱される事件と言える一作である。 誤作動を武器とする犯罪、という一点で連続する、捜査側としてもあまりに予想外の殺人が連続する。まったく予想もできないディジタル・ノイズにより、日頃便利と感じている家電製品や最新建築技術が、人を殺傷する武器と化す。本作は、世界に普及しなお進歩を遂げてゆくディジタル機械に対し警鐘を鳴らすものであり、我々が日頃便利と感じている生活のあれもこれもが、誤作動による思いもかけぬ危険な敵に変貌する有様を描いてゆく。ページを進めるにつれヒートアップしてゆく犯罪と、それを駆使する悪魔のような犯罪者を、ライムとサックスがどのように追いつめてゆくことができるか? また本作では印象的なゲスト、ジュリエット・アーチャーが登場する。疫学研究者でありながら車いすでライムのラボにインターンとして日参するなかなかの切れ者アシスタントである。ライムのラボにライムとジュリエットの車いすが行き交うという科学捜査本部(?)の様子も本書では犯罪小説とは別個の読みどころとしてシリーズ作品ならではのアクセントも置かれている。ジェフリー・ディーヴァーのサービス精神が相変わらず光る。そう感じさせる作品である。 | ||||
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リンカーン・ライム・シリーズの第12作は新機軸として、現代的過ぎる凶悪なディジタル犯罪を扱ったものである。現場に残された証拠を分析することで、犯罪者を追いつめてゆくリンカーン・ライムのアナログ的な科学捜査を特徴とする本シリーズも、ついに現代という奇妙な時代にタイム・スリップしてきたか、という印象の一作である。 もっとも、序章における驚愕のエスカレーターの事故がディジタルの存在をすぐに感じさせるわけではない。ショッピングセンターで起こったエスカレーターの誤作動と、そこに立ち会い悲惨な犠牲者の姿を目撃することになったアメリア・サックス。最初からスプラッタな展開で始まる本作。眼を背けたくなる凄惨な事故現場。しかしこの誤作動は、事故ではなく嘲笑する殺人者による狂気の犯罪であるというもの。 主人公のリンカーンより、アメリアと犯罪者との追跡と逃走、犯罪者の駆使するディジタル機器への仕掛けと、それらが誘発する思わぬ展開が見どころとなる。何故エスカレーターは落下したのか? 何故、アメリアの捜査する建物が火焔に包まれたのか? 久々のオープンなアクションとスケールの大きさ、そこにディジタル犯罪という新手の闇が加わることで、本シリーズとしては捜査側が最も攪乱される事件と言える一作である。 誤作動を武器とする犯罪、という一点で連続する、捜査側としてもあまりに予想外の殺人が連続する。まったく予想もできないディジタル・ノイズにより、日頃便利と感じている家電製品や最新建築技術が、人を殺傷する武器と化す。本作は、世界に普及しなお進歩を遂げてゆくディジタル機械に対し警鐘を鳴らすものであり、我々が日頃便利と感じている生活のあれもこれもが、誤作動による思いもかけぬ危険な敵に変貌する有様を描いてゆく。ページを進めるにつれヒートアップしてゆく犯罪と、それを駆使する悪魔のような犯罪者を、ライムとサックスがどのように追いつめてゆくことができるか? また本作では印象的なゲスト、ジュリエット・アーチャーが登場する。疫学研究者でありながら車いすでライムのラボにインターンとして日参するなかなかの切れ者アシスタントである。ライムのラボにライムとジュリエットの車いすが行き交うという科学捜査本部(?)の様子も本書では犯罪小説とは別個の読みどころとしてシリーズ作品ならではのアクセントも置かれている。ジェフリー・ディーヴァーのサービス精神が相変わらず光る。そう感じさせる作品である。 | ||||
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2日間で一気読み。あー面白かった!年末になると読みたくなる! | ||||
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このところ問題となっている、情報流出問題を鋭い視点から見ています。 流れだした情報が、引き起こす事件は、IOTが加速する現在において、あり得ないわけではありません。 国は違えど「いじめ」は、人を破壊し、歪を産み、惨劇を作り出す事に変わりありませんね。 「成果主義」による「効率化」の為に、取り返しのつかない被害に遭った側が、 大惨事を引き起こす側になるのは、悲惨極まりないのを、理解していても、 社会から「いじめ」られている彼女に協力したのは、 自身の、「いじめ」による救いのない、痛みを抱えているからこそ。 彼女の痛みも、「傷」も、愛おしい存在だったんですね。 | ||||
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ライムシリーズは好きで文庫本を全て持っていますが、ウォッチメイカー以降では次いで面白いかな。 | ||||
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今回は敵も展開もやたらと地味なのだが、訴訟問題への協力や、不穏なプラスキー、やたらと好人物なニック等、バラエティに富んだ作りで飽きさせない 素直に楽しめる | ||||
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安定のシリーズ、よくアイデア続くものだ | ||||
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最後の最後に大どんでん返し、は この著者の得意技というか持ち味ですが、 この作品では、少なからず無理があった気がします。 ミスリードの意図が明らかで、 どんでん返しがわかった瞬間、 「そりゃないよ」とつぶやいてしまいました。 もう少し気持ちよく騙してくれる作品を 期待します。 | ||||
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アメリアの元カレやライムの助手?のような、気になる登場人物が出てきますが、どんでん返しは楽しめて次回が楽しみなことに変わりありません。 アメリアの冷静さと賢さにほっとしました。 結局、冒頭のエスカレーターどうなった?というのも(私の読解力不足と思いますが)少し気になります。 | ||||
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ディーヴァーはこんな犯人を描くこともできるのか!これまでにない犯人像で、新鮮でした。 ボリュームは多めですが、無駄はなく、きれいに収斂していきます、さすがです。 今回は人の気持ちに関する描写も多いと思います。 アメリアとの関係も少しずつ進展しているようで^_^シリーズを通しての緩やかな変化も楽しめます。オススメ | ||||
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ネタバレになるが、いつかライムとアメリアが水入らずでナッソーで過ごす披露宴とハネムーンの話を事件なしで読んでみたい。もちろん今迄に出てきたキャラクターであるパムやカーラ、キンケイド、ダンスなどオール出演で。 個人的に読みたいというだけで売上にどこまで貢献するかは不明だが。 | ||||
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いつもどおり先の読めない展開で、とても面白かったと思います。現代社会が孕む様々な危険を毎回テーマにするところが、すごいなあと思います。登場人物たちが今回も魅力的です。続編がもう2作出来ているとのことなので、邦訳が楽しみです。 | ||||
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リンカーンもアメリアも久しぶり!感で一気読みしました。 エスカレーターに乗るのがちょっとヒケますけど読み終えるのがもったいないと思えるサスペンスです。 続編早く邦訳出ないかなぁ・・・ | ||||
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感想3点ほど。ネタバレにならない範囲で。 敵はこのシリーズの中では、変質者的要素が少なく、普通の人に近い。そのため、全体的に、ちょっと弱い。 システムの弱点を利用して、誰かが故意の殺人を犯しても、システムの提供者に高額の賠償請求する訴訟社会はなかなか怖い。 次作では、ライムとアメリアの披露宴とハネムーンがあるのだろうか。 | ||||
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