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(短編集)
AX アックス
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AX アックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全291件 41~60 3/15ページ
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伊坂幸太郎さんの作品はいくつか読みましたが、今一つピンと来ず…。ちょっと小洒落た文体とかが私には合わないのかな、と思っていました。 それでもAmazonの評価の高いAXを読んでみたくて、グラスホッパーから挑戦。…やっぱり苦手でした。マリアビートルは最後の方は面白かったですが、犯人が嫌すぎて前半で何度も挫折しかけました。 それが、このAX。ものすごく良かった! 推理小説の中では太田愛さんの「幻夏」が好きなのですが、それと同じくらい好きになりました。 面白いのに切ない。胸が苦しい。小説の主人公に恋してしまうなんて久しぶりです。 繰り返し読んでます。特に最後のほう…。 | ||||
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グラスホッパー、マリアビートルとは感じが違って笑えるところが多めで良かった。 マリアビートルの王子のところは読むのが辛かった。 正義中毒と不寛容社会に辟易しかけたとき、少し笑えるハードボイルド小説に癒やされます。 | ||||
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最強のエンタメ作と定評のある「殺し屋シリーズ」。面白さは折り紙付きだが、意外と読み手を選びそうだ。まず残虐な殺し屋が、恐妻家で息子思い、家族を大切にしていると言う、意表を突く設定。自分と重ね合わせ、私はとても面白い設定だと思ったけれど、「恐妻家」のくだりは、かなりページをさかれているので、しつこく感じる人もいるだろう。例えば「魚肉ソーセージ」。こんな下らぬ事に情熱を傾けるのが、個人的には最高だったが、話が進まずイライラする人がいてもおかしくない。 ハリウッド映画になった「マリアビートル」を評価する人が多いようだが、映像映えする、派手なアクションはなく、殺しのシーンもアッサリ書かれてるので、肩透かしに感じるかも知れない。が、この作品で描かれているのは、家族の絆、あるいは家族愛なので、私は「重力ピエロ」に似た手触りを感じた。冷静に考えて、沢山の命を奪って来た殺し屋が、自分の家族だけは大切だとは、虫が良過ぎると思われるか知れない。そりゃそうなんだけど、私は子を持つ恐妻家として、大いに感じるものがあった。それは、小説の持つ力だと思う。 地味だが、「家族愛」を描いて感動させてくれた、この作品。「殺し屋シリーズ」の最高峰に推したい。 | ||||
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基本一人称ではあるが、後段に息子の視点へと繋がる、視点と時間とが重層的に重なり、また死の匂いと生の希望もまた重層的に重なってゆく。 人を殺める主人公の物語ではあるが、また、 「君のお父さんは、君の父親です。ただ、それだけです」 であり、 「ただの、いいお父さん」 の物語でもある。 グラスホッパーに似た、傑作。 | ||||
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Audibleで読み(聴取)ました。 兜に殺された人たちからすれば、関係ないとは思いますが 人間味あふれる内容で、最後のシーンは想像できてしまったけど 非常に面白かったです。 特にAudibleでの朗読も秀逸で、一気に読めます。 「妻には頭が上がらない」と説明書きにはありますが、 気の利かない人に読んでもらうと良いと思いました。 殺人場面が、あっさりして盛り上がるわけではないので そこに期待すると、期待外れになるかもしれません。 | ||||
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落ちはなんとなく想像通りだけど、 | ||||
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今回マリアビートル原案の映画が上映されるので改めて読み、償いと終焉がテーマになった作品だなと印象を持ちました。伊坂作品はほとんど読んでいますが、初期のマットスカダーの如くこの作品の主人公も常に終わりの場所を探し続けているという点で、いちばんローレンスブロックの影響が出た作品だと思います。所々ユーモアが散りばめられているのでそれも伊坂作品らしく飄々とした感じで、でも作品のテーマは生と死についてかなと思いました。伊坂風ハードボイルドといった風情で、自分的には伊坂作品の最高峰です。 | ||||
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殺し屋シリーズの前2作「グラスホッパー」「マリアビートル」がとにかく面白かったので、期待しすぎたかもしれない。 小説としては普通に面白いけど、シリーズ物として比較するとどうしてもワンランク下になってしまう。 ストーリー展開がのんびりしているのでスピード感はなく、殺害描写もさらっと過ぎて行き、あくまで主人公の日常を描いた作品といった感じ。 主人公が殺した相手は何者なんだ?と気になるが、主人公が知っている以上の情報が与えられないので若干の消化不良感がある。 伏線はあるけど、やっぱり前2作ほどの「そこが繋がるのか!」って驚きがない。 登場人物が少ないのもあるが、あまりキャラクターに魅了も感じられず残念。 主人公が言われていたように、こっちも思い込みが激しすぎたのかもしれない。 殺し屋シリーズの続編だから面白いに決まってる!って。 | ||||
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レビューにつられ初めてこの作家を読んだが、ミステリーと言うには現実離れ?、独りよがり?同じような話題が続く短編集。これまで途中で止めた事はほとんどないが2編読んで中断・・。 | ||||
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恐妻家で家族思いの殺し屋の連作短編集。 中盤にあっと驚く仕掛けがあり、終盤に伏線が回収される。 伊坂作品にミステリーを期待して読んではいけない。本作は非現実的な殺し屋の世界と家族のヒューマンドラマが織りなす美しいストーリー。 私は恐妻家ではないが、恐妻家の友人、いや知人に問いかけてみたい、生まれ変わっても今の嫁さんと結婚するかと。「やり直しても、まったく同じであって欲しい」という返事は返ってくるだろうか。 | ||||
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最後まであっという間に読んでしまいました ぜひ!! | ||||
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スズメバチというグループ名の敵?のことを考えてたら、丁度嫁から「家に蜂が入ってきた」っていう電話がかかってきたっていう展開のところで呆れて読むのを辞めた。 「そんな偶然重なることある?」みたいなのが次々と起こるから読んでて辟易する。 こんなん読んでておもろいか? 行き当たりばったりで書いたような本が評価されるのは理解に苦しむ。稚拙。 | ||||
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口コミ評価が高いので期待して購入、読み始めたのだが、途中で何度も挫折。 殺し屋にはオモテの顔があり、その顔とは妻も子供もいる普通のサラリーマン。しかも妻に全く頭が上がらない不甲斐ない夫、父親というキャラ設定は面白いと思ったのだが、淡々と話が進んでいくことに面白さを感じなくなった。 何度も中断し、何度もまた読み始めるのだが、たびたび挫折。このまま最後まで読まずに終わろうとしていたが、GWで何とかまた本を手にした。 前半は面白いとは思わない。 しかし、後半、一気に面白くなった。 特にラスト前になると読者の予想を超える展開になった。 ネタバレになるのでその先は控えるが、トータルするとメチャクチャ面白かったということになる | ||||
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軽妙な語り口、その仕事ぶりとはギャップ溢れる殺し屋のコメディタッチな物語かと。 途中途中のエピソードもいろいろ脱線するのでこの作者にしては気を抜いて書いたのかなぁとか思っていたのですが、最後の最後まで抜かりなく伏線回収されてラストまで。じわじわと読んでましたが最後はストーリーが気になって文章飛ばしたくなるほどでした。 映画化してほしい・・・ | ||||
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どっぷりとはまりました。 内容設定は非現実的ですが、家族愛もあり非常に面白かった。 自分の中では総合的に第一位です。 | ||||
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殺し屋3部作を順に読んだが、前2作は確かに面白かったが、他の作品にも特有の善の心を忘れて生まれてきたような類型的な悪人が暗躍するトリック・サスペンスだった。この作品は違う。 まず、悪玉が寡黙で下らないお喋りを一切しないところがいい。 主人公もごく普通の感覚の中年男で、家族への愛や友情を感じられるキャラなので読後感も暖かい。 伊坂作品は「オーデュポンの祈り」で斬新さが気に入りいくつか作品を読んでみたが、どれも舞台装置の違いだけだなと感じていたが、こんな作品も書けるのだなと感心した。 心に残る良作で、殺し屋というキャラ設定には一旦目をつぶって読んでみてほしい。 | ||||
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殺し屋シリーズの三作目。単独で読んでも十分面白いけれど、グラスホッパーやマリアビートルを知っているとより楽しめる。 殺し屋「兜」を軸に語られる家族愛。やり手の殺し屋なのに恐妻家という特殊な家庭環境がまた感動を呼び覚ます。 息子と妻を愛し、だからこそ平穏を望んで殺し屋からの引退を願う兜。当然そんなに簡単に行く世界では無い。 張られた伏線と結末にホロリと涙する可能性もある。今までの殺し屋シリーズよりも家族愛が主軸に置かれた作品。 グラスホッパーからアックスまでの三作品を読めば伊坂幸太郎の世界観を楽しめる。 | ||||
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グラスホッパー、マリアビートルと続いてきた殺し屋シリーズの三作目と言う事でワクワクしながら読みました。 殺し屋兜の連作短編で長編じゃないのかとちょっとがっかりしたのですが、連作短編と言う仕掛けを凄く上手く使っていて、最後まで一気に読めました。 相変わらずこのシリーズは面白い! 日常と非日常が混在しているのに全く混乱せずにサラッと読めるのが凄い。特に後半の書き下ろし部分は一気読みでした。ページを捲る手が止まらない! 兜以外にも魅力的な殺し屋が出てくるのが、このシリーズの良いところです。 色々気になる所があるので、この辺の話の続きをまた読みたいです! | ||||
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マリアビートルでもトーマスのくだりでうんざりしたが、今回は恐妻家のくだりでうんざりした そしてほとんど内容がない 恐妻家のくだりを9割と会話の復唱を9割消して短編にしたら良いかもしれない 天然ぶりっ子な殺し屋というのが筆者は好きなようではあるが違和感しかない | ||||
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男性の作家さんの作品は堅苦しいものが多いと感じており、なかなか読まずにいましたが、本当に『ふと』手に取って買ってみました。 すごくおもしろかったです。 感動するとか、涙するとかではなく『ぐっとくる』。最後は、ふんわりとまとまった瞬間に、物語が終わってしまいました。 いろいろなところが繋がっていて、進んで入って戻って、あ!ここでこうくるか、えーそうなるか、と唸りながら4時間で一気読みでした。 | ||||
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