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(短編集)
AX アックス
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AX アックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全287件 261~280 14/15ページ
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恐妻家で家族想いの父親であるが、裏では殺し屋として働く「兜」が、妻に仕事に四苦八苦する様子が描かれている。 兜がこの世で一番恐れる妻、父の情けなさに呆れながらも父の味方をする息子、兜と同じく恐妻家のパパ友、兜と同じ殺し屋など魅力的なキャラクターが非常に多い。 まず短編の「AX」「BEE」「Crayon」があり、書き下ろしの「EXIT」と「FINE」は繋がった話で中編といった構成になっている。 待望の伊坂幸太郎の殺し屋シリーズと迷わず飛びついた今作だが期待以上に面白かった。 魅力的なキャラクターたちによる伊坂作品独特の台詞回しと掛け合いは、退屈することなくスラスラと読み進めることができる。 私が気に入ったのは兜と妻の掛け合いで、恐妻家といっても生々しい不快感を覚えるものではなく、兜の性格も相まってどこかコミカルに描写されており、妻に細心の注意を払って気を遣うも不器用に空回りする様子には何度も笑わせてもらった。 今作書き下ろしの「EXIT」と「FINE」での驚きの展開からの怒濤の盛り上がりは流石と言うほかない。 殺し屋シリーズの「グラスホッパー」や「マリアビートル」で登場した名前も散見され、読んでいた人はニヤリとすること請け合いだろう。※とはいえ殺し屋シリーズが共有しているのはあくまで世界観だけで、ストーリー自体に大きく関わることはないので「AXアックス」単体でも十分楽しむことができる。 読了感もよく、じんわりと心温まるラストには、素直に「面白かった」と思うことができた。 | ||||
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世の中の頑張ってるお父さんにエールを、 送るような作品かなと感じました、 家族愛が垣間見得たり、 友達がいないところなんか、 自分もほとんど友達とは、会えてないので 子供を持つと、そうなるのかなあ、なんて 読んでました。 サスペンスと疾走感溢れる作品が 魅力でしたが、今回はゆったりと展開が流れる感じで、さらに疲れたお父さんを感じます。 私は疾走感溢れる作品が好きなので、 星3つ。 ただ、読書に語りかけてくる 作者の思いも、ひしひしと伝わってきました。 | ||||
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でしたが、残念ながら星二つ。 私の中では前作のマリアビートルが伊坂さんの作品の最高傑作でしたので、期待値が高すぎたのかもしれません。 マリアビートルでは殺し屋シリーズとして、グラスホッパーからのストーリーの展開がしっかりできていて さらに加速しながら世界の繋がりや広がりを感じられましたが、 本作品ではシリーズを通してのお馴染みの名前は出てくるけれど、パラレルワールドな印象を感じました。 それはグラスホッパーにはジャッククリスピンがいて、マリアビートルにはトーマスがいたけど AXにはその役がいないから失速して弾けきれてなかったのかもしれません。 (あくまでも私の感想です。) 内容は決してハズレではなく面白いのですが、AXが殺し屋シリーズであるとするならば、 伊坂さんを知り尽くした別の人が書いたような作品だと思います。 (全体として父親を表現しているところから伊坂さんの中では、実は殺し屋シリーズではなく 新たな父親の生き様シリーズ!?) 伊坂さんのファンなので皆さんに読んでもらいたい気持ちはありますが、伊坂さんの作品だからというだけで 無条件に星はつけれませんでした。 | ||||
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ここのところ「?」だった伊坂幸太郎。久しぶりにクリーンヒットを放った感じ。「マリアビートル」以来の快音のように思う。家族愛といったテーマさえ感じられる。 | ||||
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期待通りで、一気読みです 嫁にビビってる雰囲気、なんか共感出来たり | ||||
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伊坂幸太郎が好きです。でも、正直『グラスホッパー』や『マリアビートル』が名作、とは思えませんでした。 今回のAXは上記2作と比べて、かなり読みやすいのですが、それだけではなく、伏線や落ちはかなり分かりやすいのですが、とにかくストーリー半ばの衝撃と、最後の「読んでよかった」という気持ちがすごいです。『ガソリン生活』は最後までに少しダレる感じがあって、最後にほっこりしていて近いものはありますが、多分ダレることなく最後まで読めるという点でこの作品の方が個人的には好きです。ぜひ読んでほしい。 | ||||
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グラスホッパー、マリアビートルとならぶ殺し屋物語第三弾です。 主人公「兜」は表向きは文房具の営業マンで恐妻家、裏の顔は凄腕の殺し屋。 蜜柑、檸檬、押し屋など他の作品に出てくるキャラクターも出てきます。 主人公の子供を絡めて物語が進み、タイトルの意味も分かってきます。 ネタバレになりかねないので詳細は割愛しますが、兜が足を洗う為にどんなにもがいたか、抗い難い敵にどう立ち向かったか、どんなに家族を大事にしていたかなどがいつもの伊坂幸太郎らしい会話と文体で書かれていて、すぐに引き込まれました。 | ||||
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いつもの短編集と思ったら痛い目に逢いますよ。恐妻家の人にも参考になること間違いなし。やっぱり伊坂幸太郎の殺し屋の本に外れ無し | ||||
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おもしろくて読み始めたら一気に最後までたどりついてしまいました。 家族思いの兜と、天才殺し屋の兜のギャップは楽しく、ちょっとほろっとします。兜がメインのところは、軽妙で、おかしくて、ふふふっと笑いながら読んでいましたが、息子の克己が前面に出てくる後半、やはりふふっというところも多いのですが、しんみりしながら読む場面も多く。 兜の恐妻家ぶりがあまりに真にせまっていて、どこかにモデルが?と笑いました。「こんなことを言ったら妻がこんな風に受け取って怒るのではないか」と兜が必死に(ときには無駄に)考えを巡らせるところ、世の夫たちはこの本を読んだら、兜に深く共感しそうです。 書店で見たときには、こんなに薄くて1600円かあ・・・と思ってしまったのですが、本当にすみません。その価値はじゅうぶんありました。 今回は結局 Kindle版を購入しましたが、繰り返して読みたくなりそうなので、正解だったと思います(単行本は読み終わったら処分してしまうので)。 | ||||
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「この程度の話を作れば・・・」という、作者の幼稚な発想が元に作られた話。 読者を馬鹿にしすぎです。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品は大好きで、過去の作品もほとんど持っています。 どの作品も心に残る傑作ですが、今回のAXもとても好きになりました。 腕の立つ殺し屋であるにも関わらず、家では妻に頭が上がらないという、平凡なのか非凡なのかわからないキャラクター設定が凄く伊坂幸太郎さんらしくて大好きです。 他の方が書いているように、最後は時間を忘れて読みました。 父ちゃん頑張れ。。と涙が出る思いでした。 買って大正解です。他の作品もまた読み返したくなりました。 | ||||
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恐妻家で子煩悩な家族思いの殺し屋の話。 文体、リズムがいつもの伊坂幸太郎です。久々に著者の感覚を感じました。 | ||||
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グラスホッパー、マリアビートルもいいですが、アックスも面白いです。 | ||||
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とても良い読後感。兜の不器用で純粋な生き様に感動しました。いずれ、マリアビートル、AXも実写化されるでしょうね。 その前にグラスホッパー見なきゃ。 | ||||
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いつもやられますが、今回もまいった、という感じです。 新作が出るころには前の物語の記憶は薄れてしまっているのですが、また何冊かまとめて読み返さないといけません。 もちろん本作だけで十分面白いので、これが初めての伊坂幸太郎でも大丈夫です。 毎度毎度よく考えるよねこんなお話。 拍手喝采ものの快作です。 (ボルダリングとビル壁とが最後に関連するのだろうと予想したのですが、あっさり裏切られました。常に予想を外される作家です。) | ||||
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なんでこう軽妙で、泣き笑う感じで、やりきれないんだけど、「全部キレイにまとまった」感じのお話がでて来るんでしょうねえ… 読後に「痛痒さ」があるのに、同時に「爽快感」もあるって、反則w 堪能しました 人の好みはそれぞれだけど、これを「面白くない」という人はそうそういないと思う | ||||
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過去二作とはだいぶ雰囲気が異なり,殺し屋たちの狂想曲や胸の痛む悪意はなりを潜め, 腕の立つ殺し屋である主人公の裏の…ではなく,『表側』である恐妻家だけれど家族思い, 何より父親としての姿が描かれており,その様子はどこにでも居るお父さんという印象です. また,中盤過ぎには男の動向を巡り,いささか予想外とも思える事態が起きますが, 後に自らも家庭を持ち,父親にもなる彼の息子が,今度は自身の息子へ愛情を注ぐ中, 徐々に男の思いを理解していく流れは,連作ながらも単発気味に映ったそれまでを束ね, 小さなやり取りまでも回収をする,著者ならではの面白さが味わえる構成となっています. 一方,サスペンスパートについては,その『決着』自体は早くに見えてしまいましたが, 溜めに溜めて放たれた『一振り』には,家族のことを思い続けた男の強い意志が感じられ, そこに重ねられる,少し切なくも爽やかなエピローグが,お父さんのカッコ良さを伝えます. | ||||
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チルドレンが大好きで、それから唯一ハードカバーで買っている作者です。 重力ピエロで「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」とあるように 真面目な話でもジョークを挟んでくる、そんなところが大好きです。 アックスも殺し屋なのに妻に怯えるという主人公です。(笑) 内容は読んでいただいてもうらうとして、最後は心暖まる感じです。 とにかく読んでもらいたいです。伊坂幸太郎という感じです。 これからも読者に受け入れらるものではなく、伊坂幸太郎の書きたいものを書いてください。 | ||||
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これまで井坂幸太郎の作品をあまり良いと思ったことがなかったのですが、こちらは面白かった。 ラストについては特に衝撃ということもなく、途中のくだりからだいたい読めてしまったので・・・そこが少し残念でした。あんなに引っ張んなくても良かったような。 ラストより後半の突然の物語の転換のようが、え!?なんで!?という感じでよっぼどショックでした。 万人受けする良い作品だと思います。ただし、恐妻家の皆さんにはやや疲れる内容かもしれません(笑) | ||||
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伊坂作品の中では、ゴールデンスランバー、マリアビートル、アヒルと鴨がお気に入りです。結論から言えば、お気に入りTOP 5に入りました。最後のトリックが少し予想通りだったのですが、一番最後の終わり方は秀逸でした。 | ||||
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