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(短編集)
AX アックス
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AX アックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全291件 141~160 8/15ページ
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初めての伊坂幸太郎、友達に勧められてたので読んでみる。家族思いの殺し屋の話。やってることは残虐だが、家庭内での立ち回りは妻の尻に敷かれた気の弱い夫。その立ち振る舞う姿がありありと思い浮かび、ほっこりする。仕事のためか感情を失っているように思えるが、家族への愛を常に感じられうような行動に読んでいるうちに主人公への愛着がわいてくる。途中急な展開でミステリーみたいな内容に変化するが最後はすっきりする展開で読み終わったとにすがすがしい気持ちになる。面白かった。紹介してくれてた友達ありがとう! | ||||
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主人公のカブトと息子の会話が絶妙。声にならない心のつぶやきもすごく効いてる。「友達がいない」カブトに友人ができる場面がある。その友人の娘が息子と同じクラスだと知って、「異性どうしであれば恋が芽生えてもおかしくない」運命だと喜んでいるところに、妻が2階から降りてきて、「してもいない不倫の罪に竦み上がる」ところが最高。カブトの裏稼業のおかげて、この普通の幸せが得難いものとして輝きを放つ。カブトが感じる幸せを、「友人」は感じられない、というところは、彼には「裏稼業」がないから、ともとれる。「裏稼業」がない息子に、カブトは何かを伝えている。何かが息子に伝わっている。それは何だろう。「裏稼業」がなくても幸せを感じられる何か、幸せの裏にある何か、そういうものが読者に伝わってくる。 | ||||
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恥ずかしながら伊坂先生の物語は初めてでした。読み終えてから映画グラスホッパーの方かと気づきました。他の方が言われているように主人公は裏の仕事として最強の殺し屋、仕事中はクールなのだが、その一方恐妻家の妻と子供と暮らしながら、表の仕事として文具店へ勤務する一般人としても生活をしている。敵との対面では息をのむ展開が書かれているが、日常生活の中にも仕事と似た描写が書かれておりギャップとしても引き込まれるのだが、職業病なのか日常生活でも裏の仕事での言動が表れている。主人公の裏の顔よりむしろ裏があることでの表の顔を想像すると、ごく普通の日常がある意味、違和感といったような世界観に引き込まれた。いくつかの章に分かれているが、ページをめくるワクワクが続き、あっという間に最後まで読み上げてしまいました。文中の様々な布石を回収していき物語は進んでいきます。 | ||||
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普段は恐妻家の父が、裏では腕利きの殺し屋。はじめはやや単調な感じがしたが、後半一気に話が展開し錯綜していたピースがピタリとはまっていく。最後の父と母の出会いの場面では、読者としてすでに今後どうなるか知らせて読むだけにとても切なく感じた。 | ||||
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ライトノベルみたいで読みやすかったです。 淡々と読むことができて、驚きや感動とかは特にないです。 安っぽい設定と内容なので、頭空っぽにして時間つぶすのにもってこいですね。 細かいことを突っ込みながら読んでもよし、ふーんと思いながら読んでもよし。 繰り返し読みたくはならないので、お金にシビアな方は図書館等で借りるといいんじゃないでしょうか。 | ||||
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伊坂さんらしいサクサク読めるリズム感良い会話と他視点から描かれるストーリー、最後には親子愛まで味わえる良著でした | ||||
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迅速 | ||||
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面白い、深刻さが無い、日常感満載の殺し屋って何? 説明しいる場合ではない。 | ||||
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この作者の作品を初めて読んだ。この作者は評価の高い作品が多いので、新たな作者を開拓できるかもしれないと。 2話読んだところで、正直、「つまんねぇ...。読むの止めちまおうか?」と思ったが、せっかく購入したからと、暇つぶしの感覚で読み進めているうち、すっかり引き込まれた。 主人公の不器用ながらも家族を思う気持ちが切なく、また、蟷螂の斧や過去の会話に込められた伏線を作品終盤に見事にまとめ上げており、読後感は他の人のレビューどおり「おもしれぇ」と唸ってしまった。 「つまんねぇ」と感じてしまったこと、全く申し訳なく、途中で止めなくてよかった。 | ||||
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マリアビートルを読んでいたので、ちょこちょこ出てくる登場人物に懐かしさも感じました。 読み終えたあと、家族愛にじわっと浸れる気がしました。主人公の恐妻家の行動が、とても共感できるのは何故なのでしょうか? | ||||
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妻への配慮、子の成長を見守る描写に大いに共感しました。日常の裏に非日常あり。誰に知られることもないけれど、お父さんは家族が大好きなんだよ。あらためて家族を大切にし、子の成長を見守れる今に感謝したくなりました。読了後、なんともさわやかな気分になれました。 | ||||
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著者のファンとしては納得の作品だろう。 登場人物も見所の一つだ。 クライマックスがありがちだったのが少し残念だった。 | ||||
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グラスホッパーとマリアビートルに続く殺し屋の物語。 短編集のような構成だなと思っていたら、紙面での短編読み切りを元にいくつかのエピソードを足して一冊の本にしたとのこと。 仕事(人殺し)と日常を家族も交えたユーモア強めでストーリーが進み「こう言うテイストか」と油断していたら割りと早めに急な展開で慌てる。 切ないんだよな。 | ||||
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”蟷螂の斧”。 「カマキリが前あしを上げて、大きな車の進行を止めようとする」がごとく。 超一流の殺し屋は息子が呆れるほどの恐妻家というエンタテインメント。 非日常と日常の真逆なギャップにはすごいエネルギーを感じる。 コミカルに。 ”アンフェア”は人としていけないこと。 フェアな人生を。 身を挺して家族を守り、家族の絆を大切にする心温まる物語。 そして切なく。 | ||||
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どんどん惹き込まれ、気付いた時には止まらなくなっている。マリアビートルがスリリングなエンターテイメントだとすると、本作は心温まるヒューマンドラマだと思います。私は本作を読んでからマリアビートルを読みました。グラスホッパーやマリアビートルを読んでいなくても十分に楽しめる作品だと思います。 | ||||
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グラスホッパー、マリアビートルとは異なり、家族を持つ恐妻家の殺し屋兜が主人公。 兜は普通に会社で働き、家族と過ごすものの罪の意識をハッキリ持っている殺し屋で新鮮だった。 前二作のようなエンターテインメントというよりは家族・夫婦の物語。 そのため家族への愛・日常の幸せなど「生」の属性が、殺し屋という真逆な「死」の属性とのコントラストで、クッキリと描かれていた。 また後半につれて引き込まれる、忘れた頃に「ブーメランが戻ってくる。」のは流石の一言。 伊坂幸太郎作品は罪の意識や人の死、他者の悲しみに寄り添うことの難しさなど普段自分が目を逸らしている話題を取り上げるけれど、最後は爽やかな読了感に満たされるがいいなと思う。 | ||||
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「グラスホッパー」「マリアビートル」と暗殺者を主人公としたシリーズは伊坂幸太郎の作品の中でも最上のシリーズだと個人的には思っており、特に「マリアビートル」では、移動する閉鎖された空間たる列車内を舞台にここまでできるのかとエンタメ小説の圧倒的なまでの力技をみた思いがしました。 (ちなみに映画では同じ移動する列車内でゾンビと対決する「新感染ファイナルエクスプレス」という韓国映画も最高でした。) それだけに本作の発表は待ちに待った作品であり、否が応でも期待が高まります。 ただ、本作はこのシリーズ中、唯一の連作短編集であり、「マリアビートル」の長編小説ならではの読み応えと比較すると、どうしても連作短編種としてこじんまり感がしてしまいます。 更に殺し屋が恐妻家ということで家庭的な面を見せており、本作の最初の二編を読むと、このシリーズでは番外編的な印象があります。 それでも、本作、後半に至るに徐々に長編小説的な面白さが増してきます。 短編小説3話を連載した後、単行本化するにあたり残りに2話を書き下ろしたとのことで、伊坂幸太郎、その辺はとてもうまく、全体として、短編小説集の形をした長編小説化を果たしています。 ところで、角川から出版されているこの殺し屋シリーズ、いずれも本のカバー写真がおしゃれで、部屋に飾っておきたいくらいです。その点も好感が持てます。 | ||||
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こういう結末。いつも伊坂氏の作品にはヤラれます。 職業はさておき、こんな愛に溢れた父、すごいなぁ。大好きな作品です。 | ||||
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面白かったです。 小説ほとんど読まないのですが、言葉の言い回しとかが好きでした。 | ||||
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「殺し屋シリーズ」なのですが、前2作とは趣が異なります。主人公の殺し屋「兜」は、超がつくほどの恐妻家。その家族とのファミリー小説の色あいが強いので、前作の感じを期待すると、肩透かしかも。でも、人の心を持った殺し屋 、私は好きです。 | ||||
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