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フロスト始末
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フロスト始末の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 1~20 1/4ページ
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ついに読み終わってしまった。 嫌な気持ちになった時、どれほど救われたことだろう。 仕事でミスした時も今までみたいにいつまでも残らなくなったし。 ヘラヘラして意味不明な言い訳すればOK(笑) ジャック、ありがとうね。 また会いに行くね。 必ず! | ||||
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初めてKindle版での購入。 確か最初に同シリーズを買ったのは平成8年頃かと… 紙ベースですが全巻購入しています。 ストーリーは、少しもどかしさもあり。 懐かしさもあり。ノスタルジーに浸っております。 同シリーズで最初に読む本ではありませんが、幸せになる一冊でした。 | ||||
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とうとう、同シリーズが終わった。 全巻読破。 名作とは思わないが、面白く読ませてもらった。 完結までに30年近くかかったので、感慨深い。 ありがとう。 | ||||
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今作は、フロスト警部の部下たちの活躍が目立ってます。 新しい上司に事件を全部押し付けられ、通常は放っておく書類仕事まで細かく言われるフロスト警部を 助けて、部下たちが活躍します。(一人、足を引っ張るヒトがいますが) 新しく頭の良い女性警官も加わり、シリーズによく出てくる警官とともに、パワハラに耐えて頑張ります。 失敗ばかりの芋にいちゃんも、フロストが窮地に陥った時に頑張ります。 この芋にいちゃんの、のんきさと、めげない精神力が羨ましい。 芋にいちゃんと女性警官を主役にしたスピンオフストーリーがあっても、よいくらい。 愛すべき作品を送りつづけた、作者の冥福を祈ります。 | ||||
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フィリップ・マーロウ、バズ・ミークス、ジョージ・スマイリーなど、並みいる強豪を押し退けて、堂々ダントツの1位である。 ニコチン中毒、えび茶のマフラー、ポケットにベーコンである。 冴えてるのか、冴えてないのか判らない勘。見切り発車の出たとこ勝負は毎回裏目。マーフィーの法則?とことんツキに見放され。分かっちゃいるけど、やめられない。たまに訪れる悪運は事件の解決とは関係ないところで使ってしまうのである。 "人を愚弄して煙に巻こうということなのか、はたまた筋金入りの無知無教養のなせる業なのか"、とりあえずの時間稼ぎでドツボにはまる。とはいえ、今日までこれでなんとかやってきたのである。 セクハラ発言、パワハラ発言のオンパレート。愚痴とぼやきの垂れ流し。連発するお下劣なギャグ。下品であればあるほどノッてくる。スベろうが、顰蹙買おうがヘコまない。"分別という言葉は、フロスト警部の辞書にはない"のである。 上司は"角縁眼鏡のマネキン野郎"、デントンは"助平な変態野郎の宝庫"である。 深刻な人手不足は常態化。次から次と発生する難事件。食事は中断、睡眠も中断、膀胱は満タンである。膨れていく"着手が必至でありながら時間がなくて着手できていない事柄"リスト。嵐に翻弄される木の葉のごとく、コケつまろびつヨレヨレで、あくまで嫌々仕方なく事件に取り組むのである。 ドタバタ、てんやわんや、へろへろ、ボロボロ、トホホ、ニヤリ、である。 読みだしたら一気と分かっているから、余裕で積ん読してたのである。コロナで山を崩していったら、いよいよ出番が来たのである。 本書に限って言えばややシリアス要素が多めで、深刻にならない、めそめそしないフロスト警部のファンとしては、少し残念なのである。それでも、凡百のエンターテイメントが遥かに及ばない水準は維持されていて、やっぱり面白いのである。読了後は、また「クリスマス」から再読したいという気持ちになったのである。 「警察長のちんぽこを握って意のままにしごき立てることができたとしても、だからって今すぐ捜索を開始しなくちゃならないってことにはならないね」 シビレル。 | ||||
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「フロストと連立方程式」 みなさんは「フロスト病」という病をご記憶でしょうか? そう、英国の小説家、R・D・ウィングフィールドの「フロスト警部」シリーズを読みふけることによって、 夜昼関係なくこの本から目が離せなくなり、途中、奇声を発する方 はたまた突然、一人でげらげらと大笑いするといった症状がではじめ、 翌朝には、ぼぉ~っとしたかと思うと、思い出し笑いするなどいろいろな兆候がみられる病なのです。 その「フロスト」シリーズの遺作、「フロスト始末」がこの度出版されました。 で、私はこの上下2冊を一気に読み上げましたが、何故かこの度は多少ニンマリすることはあっても、 声を出して笑うといことはありませんでした。 これまで読んだ5作品に中身は勿論記憶にあるわけではありませんが、 これまでとは少し違っておかしみの部分が減りちっと変化があるような気がしております。 しかし、何故かこの本が一番読みやすかった感じも否めません。 さて、このフロスト警部の出立ちは刑事コロンボを想像していただいたほうがちかいでしょうか、 しかしこの上なく下品で、上司やお偉方、悪者には悪態のつき放題、 それでいて部下や市民に口は悪いがなんともやさしい。 これが部下に慕われ、読者を惹きつける要因なのかもしれません。 出されたコーヒーカップに鉛筆を入れ、砂糖をかき混ぜるなんて人、そんなにはいないでしょう(o^。^o) このシリーズでは毎回、いろいろな事件が重なって発生します。 でも小さい田舎の警察署のこと、フロストにそのお鉢が回ってくるのです。 行方不明、殺人、スーパーマーケットへの脅迫etc. そして読んでいる途中、ある事に気が付きました。 未知数が4、5とある連立方程式の解をもとめる数学に似ているなと? ご存知のように連立方程式は未知数の数ほど関係式がないと解はえられません。 この上下2巻のお話に中で、X、Y、そしてZ等の関係式を描いているのです。 ヤツがホシだと言った彼の第六感も調べが進行していくうち、 第2,第3と状況が変化し、方程式の係数も変わってきます。 そして何かの拍子に未知数Xの解がえられると、YやZの答えも引き出されてくるのです。 今、本屋さんにゆくと第1作の「クリスマスのフロスト」から全作が置かれています。 まだ一度も読まれたことの無い方、あなたはしあわせものです。 無作法で口の悪く、お下劣なフロスト様にお会い出来るのですから!!! でも、この作品が最後になるとはほんとうに残念至極であります。 | ||||
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遺作と知っていて読んだせいか、いつものフロストとは何かが違う。下品なユーモアもどこか暗く、タバコの量と不潔さが目立ってしょうがない。下品が売り物のフロストだが、最後にはもつれた事件が見事に、偶然の要素も重なり、解決するというミステリーとしても高い質を保持していたこれまでの作品とやや異なり、本書の読後感はそれほどの爽快感はない。作品の出来とすれば、残念ながら有終の美を飾ることはできなかった。しかし、翻訳者、芹澤氏の日本語訳は見事であり、英語のダジャレを日本語でうまく表すセンスがいい。ただ、杉下右京も間違えたのだが、P.168にある「奇遇」の使い方は間違っている。「出会い」の場面で使われるべきなので。 | ||||
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会話と情景描写が多くて、展開が遅く感じてしまった。初めの三分の1まで期待感があったが、半分まできたら退屈してしまった。高評価すぎると思う。 | ||||
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面白いという評判は聞いていたのですが、きっかけが無く今まで読んだことがありませんでした。読んでみると……、本当に面白い! 情景や人物描写は最小限で、次から次へと事件が起きグイグイ引き込まれてあっという間に読了していました。 フロスト、決して名探偵というわけでは無いけど並外れた洞察力とひらめき、粘り強い地道な(時に無茶な)捜査で次々と事件を解決していきます。そこにたっぷりのユーモアと少量のペーソスが加わり無敵の警察小説、至高のミステリーが完成しています。他の作品も全て読むつもりです。 | ||||
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フロスト警部に再び会えないというのががこんなに淋しいとは 出会いがあれば別れもあるというのが常識とはいえ 淋しく 残念 出版まで時間がかかっていた事もあって 過去作の記憶が途切れ途切れになっているんで 第1作から再び読み始めてみています 多分 何年か何十年後もまた読むことになるんだろうなぁ | ||||
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前作の日本語版から早4年、気づくのが遅れ5年待ってようやく読むことができた。相変わらずの泥臭い世界観、フロストをはじめユーモアあふれる周囲の登場人物たち。ストーリーも相変わらず事件のデパート状態で飽きさせない。これがオリジナル最後と思うと本当に切ない。 | ||||
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前作の日本語版から早4年、気づくのが遅れ5年待ってようやく読むことができた。相変わらずの泥臭い世界観、フロストをはじめユーモアあふれる周囲の登場人物たち。ストーリーも相変わらず事件のデパート状態で飽きさせない。これがオリジナル最後と思うと本当に切ない。 | ||||
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今まで楽しかったフロストシリーズ。作者が亡くなった後に刊行されたもの。 前半はいままでどおり楽しかったのですが、後半は作者が遺作となると思って書いていたのか、過去を振り返るフロスト。 幸せだった昔をなつかしむフロスト。これでもかとシンミリ調。事件の解決も、いままで出していたおもちゃを、一気に段ボールに放りこむような、かなりの適当な片付け方。うーん・・・。残念なラスト作になりました。 ただ作者が変わってシリーズ続行となっているようで、そちらも日本での刊行楽しみにしたいです。 | ||||
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第1作「クリスマスのフロスト」は、衝撃的であった。こんな下品なジョークをいい、推理というよりは動き回ることで偶然から事件を解決するという、さえない主人公。でも、これが面白い。以来、欠かさず読んできた。 そして、本作で、著者の死により、とうとうシリーズ最終作になってしまった。下品なジョークは、慣れてしまった。推理というよりは直観だけで動き回る無駄な捜査にも慣れてきた。 でも、要領で偉くなっていく主任警部や警視たちよりも、現場をはいずりまわる主人公が魅力的であるのは確かである。今回は、亡き妻との回想シーンが多く、ちょっと下品さに欠けるのが残念だが、とんでもない行動に出るのは、相変わらずだ。 | ||||
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これが最後と思うと悲しくてなりません。 相変わらずフロストワールドの中に引き込まれ楽しめました。 やっぱりフロスト大好き! | ||||
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なぜか、今回のフロストはやけに内省的で感傷的だった。さすがのフロストも寄る年波には勝てないのか、下ネタもすこし上品になったような。署長のマレット警視に加えて、新しく赴任してきたスキナー主任警部の個性も強烈で、戦う相手が2倍になったのがその原因? しかし、いつものようにドタバタや命令無視、法律違反、書類改ざん、と事件解決のためなら何でもやる捜査手法は相変わらず。加えて、ダメ刑事を叱咤したり、新人女性刑事を励ましたり、といつも以上の活躍も見せるフロスト刑事。 愛すべきエロ中年親父フロストシリーズの最後も、すがすがしく、ほろりとさせる展開だった。 見事なユーモアミステリーだったフロスト警部シリーズは、同時に著者ウイングフィールドからの、硬直した現代社会への警鐘だったかもしれない。権威主義で権化のようなマレット警視は、多くのサラリーマン、すなわち読者自身の姿と重なるように見える。自由に生きたいと願いながら、いったん組織の中に入ると多くの人がマレット警視の分身のようになってしまっている。息苦しく、個人の尊厳をスポイルするような社会に対して、著者はフロスト警部のようにもっと自由に生きろというメッセージを発しているように思える。 面白くて、クスリとさせて、ハラハラ。一気に読めます。 | ||||
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毎度のフロスト警部もの、楽しみにしてきました。しかし、今回のものは、女性警官との絡みや亡妻との思い出、上司の末路など妙に湿っぽい。 女性警官との絡みはフロストが本当は思いやりある人物であることを思わせるためだけ?そんなの、読者みんなはあらためて書かれなくてもわかってる。フロストなら若い女性警官には最高に下品なジョーク連発して困らせなきゃだめでしょう。頻繁に出てくる亡妻とのウェットな回顧は事件解決への何かの伏線かと思っていたのに、何ともつながらなかった。嫌な上司はコンビで残し、二人からいびられることになると思わせる今後にもできたのに。また、なんとなく憎めないマレット署長の権力を笠に着たいつもの嫌味パワーも大幅ダウンだし。これはスキナー主任警部登場のせいだと思うけれど、あんな結果になる彼の登場は必要だったのか。最後の死ぬかもしれない唐突な志願は何故?あの場にテレビ局でも居て目立ちたかったのならともかく、嫌なことは他人に押し付ける性格なんでしょ。で、案の定の結果。著者も持て余したのか。 ウイングフィールドは死期を知っていたようなので、フロストシリーズを自分で終わらせてしまったのかなぁ。それなら、今回もガハハと笑えるフロスト節が炸裂したままシリーズが終わって欲しかった。パワー不足のように感じました。下品なままウジウジ昔を後悔するただの良い人になってしまった。警察小説としては面白いですが、フロスト警部ものとしては湿っぽくて期待していたほどではなかったです。 | ||||
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残念です。これが最後のフロストだと思いながら噛みしめて読ませてもらいました。 | ||||
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シリーズ最終巻、お馴染みのフロスト節に大いに楽しめました。これで新たな物語は読めなくなりますが、以前の巻を読み直すことにしたいと思います。 | ||||
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フロスト警部シリーズのファンだし、本作はR.D.ウィングフィールドの遺作でもあるので、好意的に評価したい立場ではあるのですが、正直なところ以前の作品ほどの面白さは感じませんでした。 初期の3作品(クリスマスのフロスト、フロスト日和、夜のフロスト)は本当に面白かったので、以降も新作が発表されるたびについ読んでしまうのですが、上・下巻で発行されるようになってからは話が間延びしているように感じられて、本作では特にそれが顕著でした。 話が間延びして感じられるのは、どの事件も、どの場面も、過去の作品で似たようなシーンがすでに描かれているからかもしれません。 例えば、少女が行方不明になったり、池の底を捜索することになったり、ケチなコソ泥の対処に追われたり、被害妄想気味の老婆が警察署にやってきたり、教会の関係者が小児性愛者だったり……と、どれも過去の作品で見覚えのある場面ばかり。 シリーズものっていうのは「過去の作品みたいな話を読みたい」って要望に応える役割もあるので、過去の作品の焼き直しみたいな場面があることを一概には否定しませんが、それにしても”新作”としての目新しい要素や新たな展開が乏しい気がしました。 それと、今回は会話の不自然さがものすごく気になりました。それも物語に没入できなかった要因の一つかもしれません。 例えば、p.155の下記の場面ですけど、 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「<フォートレス住宅金融共済組合>の現金自動預払機が設置されてるのは市内五カ所、それぞれに二名ずつ張りつけるとしてーー」 「ちょっと待て」スキナーが話をさえぎった。「現金の引き出しに<フォートレス住宅金融共済組合>の現金自動預払機が使われるとなぜ断定できる? キャッシュカードならどこの金融機関の現金自動預払機であっても、現金を引き出せるはずだ」 「そこがありがたいとこでね、運がわれわれに味方したってやつなんだ」とフロストは言った。 「<フォートレス住宅金融共済組合>の現金自動預払機のキャッシュカードは自分のとこの現金自動預払機しか使えないんだよ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 実際の会話のなかで、「フォートレス住宅金融共済組合の現金自動預払機」なんて長ったらしい固有名詞を何度も繰り返す人なんていないですよね。 これじゃ会話じゃなくて、何かの説明書みたいです。テキトーでいい加減な性格のフロスト警部のセリフって感じが全然しません。 そもそも、日本語の文章としても非常に読みにくいし、翻訳の段階で「フォートレスのATM」とかって言い換えることはできなかったんでしょうか。 あと、フロスト警部の部下であるモーガン刑事のセリフも 「わかりました、おやっさん」 「そうですね、おやっさん」 「ちがいます、おやっさん」 「すみませんでした、おやっさん」 みたいな感じで、一言しゃべるたびに、必ず「おやっさん」を付けるんですけど、これも読んでいてすごく気になりました。 セリフをしゃべった人物を明確にするための小説的な技法なのかもしれませんけど、「おやっさん」って……。 この小説は現代のイギリスが舞台ですよね、昭和の時代の日本の刑事ドラマじゃないんだから、もう少し別の日本語に翻訳してもらいたかったです。 | ||||
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