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フロスト始末



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フロスト始末の評価: 4.62/5点 レビュー 65件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

山場がない

会話と情景描写が多くて、展開が遅く感じてしまった。初めの三分の1まで期待感があったが、半分まできたら退屈してしまった。高評価すぎると思う。
フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)より
4488291082
No.2:
(3pt)

大好きなシリーズではあるのですが……

フロスト警部シリーズのファンだし、本作はR.D.ウィングフィールドの遺作でもあるので、好意的に評価したい立場ではあるのですが、正直なところ以前の作品ほどの面白さは感じませんでした。

初期の3作品(クリスマスのフロスト、フロスト日和、夜のフロスト)は本当に面白かったので、以降も新作が発表されるたびについ読んでしまうのですが、上・下巻で発行されるようになってからは話が間延びしているように感じられて、本作では特にそれが顕著でした。

話が間延びして感じられるのは、どの事件も、どの場面も、過去の作品で似たようなシーンがすでに描かれているからかもしれません。

例えば、少女が行方不明になったり、池の底を捜索することになったり、ケチなコソ泥の対処に追われたり、被害妄想気味の老婆が警察署にやってきたり、教会の関係者が小児性愛者だったり……と、どれも過去の作品で見覚えのある場面ばかり。

シリーズものっていうのは「過去の作品みたいな話を読みたい」って要望に応える役割もあるので、過去の作品の焼き直しみたいな場面があることを一概には否定しませんが、それにしても”新作”としての目新しい要素や新たな展開が乏しい気がしました。

それと、今回は会話の不自然さがものすごく気になりました。それも物語に没入できなかった要因の一つかもしれません。

例えば、p.155の下記の場面ですけど、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「<フォートレス住宅金融共済組合>の現金自動預払機が設置されてるのは市内五カ所、それぞれに二名ずつ張りつけるとしてーー」
「ちょっと待て」スキナーが話をさえぎった。「現金の引き出しに<フォートレス住宅金融共済組合>の現金自動預払機が使われるとなぜ断定できる? キャッシュカードならどこの金融機関の現金自動預払機であっても、現金を引き出せるはずだ」
「そこがありがたいとこでね、運がわれわれに味方したってやつなんだ」とフロストは言った。
「<フォートレス住宅金融共済組合>の現金自動預払機のキャッシュカードは自分のとこの現金自動預払機しか使えないんだよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実際の会話のなかで、「フォートレス住宅金融共済組合の現金自動預払機」なんて長ったらしい固有名詞を何度も繰り返す人なんていないですよね。

これじゃ会話じゃなくて、何かの説明書みたいです。テキトーでいい加減な性格のフロスト警部のセリフって感じが全然しません。

そもそも、日本語の文章としても非常に読みにくいし、翻訳の段階で「フォートレスのATM」とかって言い換えることはできなかったんでしょうか。

あと、フロスト警部の部下であるモーガン刑事のセリフも
「わかりました、おやっさん」
「そうですね、おやっさん」
「ちがいます、おやっさん」
「すみませんでした、おやっさん」
みたいな感じで、一言しゃべるたびに、必ず「おやっさん」を付けるんですけど、これも読んでいてすごく気になりました。

セリフをしゃべった人物を明確にするための小説的な技法なのかもしれませんけど、「おやっさん」って……。

この小説は現代のイギリスが舞台ですよね、昭和の時代の日本の刑事ドラマじゃないんだから、もう少し別の日本語に翻訳してもらいたかったです。
フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)より
4488291082
No.1:
(3pt)

日本語訳の言葉遣いが不自然

TVシリーズのファンで、そちらが先、原作は後から読んでいる。 まだ上巻なので、内容の評価はできないが、日本語訳の言葉遣いが不自然に汚く、閉口してしまう。 ドラマも字幕で観ていたけれど、原作本の翻訳の言葉遣いは過剰に下品で、読み辛い。 内容はおもしろくなってきているけれど、下巻を買うかどうか迷うくらい。 フロストの言葉遣いに品が無いにしても、もう少しセンス良く翻訳することはできなかったのかと思う反面、英国ドラマでは言葉遣いが考慮され、こちらの翻訳が原作に忠実なのだろうかとも思う。 翻訳者と(私自身の)相性が悪い本に当たると、とても残念だ。。。
フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)より
4488291082

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