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暗幕のゲルニカ
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暗幕のゲルニカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 1~20 1/10ページ
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我が道を行く、好き嫌いがはっきりしていて、それを隠さない。嫌いな奴は遠ざけ、ドイツ軍に負けじとパリに戻り、自分のトポスを譲らなかった。挑む相手がいることがピカソの、ひいては芸術の原動力なのかもしれない。ピカソの時代と、現代の闘争がリンクすることで、「阻むもの」が芸術の見方を変えると知る一作でした。 | ||||
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原田マハ作品は当たりハズレがありますが美術系のものに関しては当たります。これは面白い。 | ||||
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マハさんの長編は全部面白いのですが、美術や歴史をよく知らなくても夢中になって読み進んでしまいます。 スペインまでゲルニカを観に行きたい!と思ってしまいました。 | ||||
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ウクライナとガザの侵攻を憂いながら、読みました。 『ゲルニカ』がつくられ、伝えられる物語が生き生きと描かれています。 夏休みに群馬の美術館に観に行こうと思った一冊です。 | ||||
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『楽園のカンヴァス』が面白かったので、買いました。ピカソの絵は知っていても、ピカソがどういう人間だったかまでは知らない。こういう人がほとんどなのではないでしょうか。「9.11テロ事件」を発端とした社会的要素の濃い物語ではありますが、天才画家ピカソの希求したものの一部はわかった気がしました。そしてなにより、世界のいろいろな場所で戦争が起こっている今、この作品を読むことはとても意味のあることだと感じました。人類の歴史が始まって以来ずっと繰り返されてきた戦争。その罪や悲惨さを十分知っていても、止めることができない。でも、諦めてはいけいない、と改めて思いました。 | ||||
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小説なのにその場にいるような臨場感があり、面白い。日常の中ですぐに異世界にいけるような感覚。 | ||||
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ゲルニカという作品についてより深く知れたし、その周辺についての話もしっとり沁みた。 | ||||
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面白かったので夜更かししながら一気に読みました。と言っても1週間かかったけど。楽園のカンヴァスも最高に楽しめました。あちらにもピカソが出てきますね。原田さんのこの暗幕のゲルニカを読んでピカソがどのような画家だったのか、ゲルニカがどういった状況下で描かれたかがよくわかりました。読み終えて1番印象に残るのは青年イグナシオです。イグナシオなく現在のゲルニカは無いかもしれない。 | ||||
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世界は今もまだ、いや再び「ゲルニカ」の力が必要になっています。あらためて多くの人に読んで、感じて、考えて欲しい作品です。 | ||||
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初めて原田マハさんの本を読みました。 とても読みやすく、登場人物の真摯さ温かさ、強さに、終始惹きつけられていた気がします。ラストに向けていくつかの謎が明かされていく時、温かい気持ちになったり、愛情故の切なさを感じたりしました。ラストへ向けての疾走感は初めて心地よさを感じました。登場人物達の大切な人へ向けた想いが私の心を満たしてくれたのだと思います。作中の人物がゲルニカを通してたくさんの人に戦争が起こす悲惨さ、平和を望む心を伝えるために闘ってきましたが、原田さんのこの本を通してやはりたくさんの方にその想いが伝わってほしいなと思いました。 また私的なことですが、ずっと想いを手放せない人がいました。自分の中でもそれは執着だと認めていて、気づけばいつも強く思ってしまっていて、その心をやった手放そうと思いました。自由にしようと。ドラ・マールに少し自分を重ねてしまいました。このタイミングでこの本に出会えたこと感謝しています。 | ||||
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大好きな原田マハさんの本、ゲルニカも見た事があり、親近感を感じて購入!! もう一度ゲルニカを見たくなりました! | ||||
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久しぶりに小説の力を感じました。 | ||||
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この本を読むのは二回目ですが、新たな発見が有ります。ティム ブラウンという登場人物、最初読んだときは読み流してしまいましたが、これはもしかして楽園のカンバスに登場した彼なのか? そして誰にも真似できない原田マハ独特の美術館ミステーの枠を超えたダイナミックなストーリー展開。劇的なラストに本当に胸打たれました。 もっともっとピカソの事を知りたいと思ったし、もっと原田作品のワクワクをみんなに知ってもらいたいと思いました。 | ||||
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「楽園のカンヴァス」から続けて読みました。 作者の創作部分はそれとして楽しめて、なおかつ現実にこんなことがあっても不思議ではないというリアリティを持つ秀作だと思います。 たかがアート?私はそう思いません。 スポーツなどもそうですが国の威信をかけて戦う時もあるのです。 実際、国際問題に発展することもありますし。 そしてアートというものが、ここまでメッセージ性をもつものなんだと改めて思い知りました。 ピカソもすごいけど、文章でそれを表現した原田女史もすごいです。 こんな素晴らしい作家さんに出会えたのですから、別の作品も読み続けたいと思います。 | ||||
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史実とフィクションが織り混ざって、とても引き込まれてしまいました。知らなかった歴史にも興味が沸き、色々調べました。 | ||||
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山田洋次の「キネマの神様」という映画を見てから原作者の原田マハの著作を読むようになり、「暗幕のゲルニカ」には第二次世界大戦中のピカソと、2003年アメリカ同時多発テロ後のピカソ研究者とが交互に描かれていた。ピカソの描いた「ゲルニカ」がスペインのゲルニカを空爆したドイツへの批判であったように「暗幕のゲルニカ」はアメリカ同時多発テロへの反撃を理由に行ったイラク空爆への批判を描いている。 原田マハの言う「私たちの戦い、それは、この世界から戦争という名の暴力が、悪の連鎖がなくなる日まで続く」「このままではいけない。これからは自分たちの声で平和を叫んで闘うのだ、戦争そのものと、自分たちの力で。それこそがゲルニカに込められたメッセージ。」は現代にも当てはまる。 一般人が無差別爆撃を受けたのは、最近では「ウクライナ」だが、昭和20年3月10日の東京も忘れてはならない。私の母は本所に勤務していた18歳で東京大空襲に遭遇して奇跡的に生き延びた。私は民間で設立した「戦災資料センター」を訪問したが、以前から東京大空襲の公設記念館がない問題が指摘されている。最近の映画「ペーパーシティー東京大空襲の記憶」でも監督は疑問を抱いている。国と東京の政治家どもが、アメリカの政治家どもに気遣っているなら何と愚かな!そしてアメリカの起こした戦争に参戦するための「敵基地攻撃能力の保有」「5年で軍事費43兆円」も! | ||||
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本書を読んで、改めて自分に問うた。 広島・長崎・東京を持つ我々は、なぜ、パブロ・ピカソを持つことができなかったのか。 広島・長崎・東京を持つ我々が、パブロ・ピカソを持っていたらとしたらどうであったのか。 芸術が放射する力、そこに込められた意思が平明な文章から余すところなく伝わってくる。 本書も素晴らしい。 | ||||
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ピカソとドラ・マールによる「ゲルニカ」の製作過程からニューヨークへの退避と9.11アメリカ同時多発テロからイラク攻撃に対する、芸術による反戦活動が描かれていました。また、パリ、ニューヨーク、マドリッドへの旅情を啜られる作品でした。良い作品との出会いに感謝します。 | ||||
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私たちが知らないところの画家たちの姿、想いが書かれています。何度も読み返したい本です。 | ||||
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確かに見たんだゲルニカを。1970年大阪万博の日本館の玄関で。実物大のレプリカだったが。数秒間ボーゼンとしたことを覚えてる、しかし今、ネットで検索しても出て来ないから夢だったのか。思い違いだろうか。 当時小学生の自分は原爆投下後の広島だと思った。東京大空襲かも知れないが日本館にあるのはそういう意味だと思ったのだ。 実際はピカソの生まれ故郷のスペインのゲルニカという小さな街。内乱で反政府側についたドイツによる空爆があったのだ。子供の死体を抱き泣き叫ぶ女、その子供には聖痕がある。折れた剣に一輪の花。バンザイしているのは降伏の叫びか神へ救いを求めている絶叫なのか。 細部までよく覚えているのは高校の倫社の授業中に夢中で摸写してたから。授業なんて聞いて無かった。ピカソの反戦の叫びだ。ビンビン伝わってきた。怒りだ。芸術は平和への戦いなんだ。世界中の注目を集めた。 2003年国連安保理でイラク攻撃のため演説するパウエル国務長官の後ろにはあるはずのゲルニカに暗幕がかけられていた。駄目よ!戦争は駄目!今再びゲルニカにかけられた暗幕をはずし世界に訴えないといけない。主人公の反戦の思いもピカソと同じである。今、世界はロシアと中国を恐れている。戦争を止めろ!侵略してはならない!著者の強いメッセージを感じた。 | ||||
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