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暗幕のゲルニカ
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暗幕のゲルニカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全191件 21~40 2/10ページ
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『楽園のカンヴァス』を読んで、すっかり虜になってしまい、続けて読了! 重なる登場人物が出て来たり、第二次世界大戦前と21世紀のアメリカ同時多発テロ事件との時間の交差など、面白く読み進められたが、残念、なんとなく前半は特に先が見えた部分が多かったように思えた。 が、時代を隔てた女性其々の心理も丁寧で、それは女性作家ならではと感じた | ||||
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いやあ、原田マハ氐最高‼️フィクションだということを忘れて、読み耽ってしまった。(笑) 私が読んだ数知れずのマハ氐の作品の中でも最高傑作になるのではないか⁉️ ミステリーサスペンスの部類に入るのではないかと思うが、そんな陳腐な枠を超えて 今だからこそ読まなければならない一冊ではないか⁉️ウクライナにロシアが侵攻し、 日本では民意を問わない内に軍備費増強が叫ばれ、もう何を信じていいかわからなくなりつつある今だからこそ、私は声を大にして訴えたい‼️ゲルニカは過去の芸術品であるだけでなく、今を生きる私たち全ての シンボルであると~戦争は決してしてはならないものだと、この小説が改めて教えてくれているような気持ちにもなった。時代を超えて生き続ける名著である。 | ||||
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今の時代だからこそ刺さる部分も多い。知らないことも学べたし、面白いフィクション思いつくなー!と思ったら事実だった部分もあり、驚き。原田マハさんの本は結構読んでいるので、二つの世界を転換しながら進むのは慣れっこですが、それぞれの世界での時系列がちょっと読みにくい部分があった。やっぱり『楽園のカンヴァス』が最高過ぎて、それと比較しちゃうと星4つです。 | ||||
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特になし | ||||
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お兄さんの宗典さんの作品は若い頃よく読んでおりました。お兄さんの書く話はどちらかというと面白おかしいものが多かったですが、妹さんの作品は骨太な感じのする作品でこちらも楽しく読まさせてもらいました。著者の他の作品もこれから手にとって見ようと思います。。。 | ||||
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私も絵を描きますので、とても面白く読みました。史実をしっかり調べたうえでのフィクションですね。 しかし真実でないことだけはしっかり認識しておかなければなりません。読者はその点だけはしっかりと。 | ||||
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地球上から、戦争がなくなるように… | ||||
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ピカソがゲルニカを制作したスペイン内乱から第二次世界大戦までの時代と、911の傷が癒えていない2003年アメリカを重ね合わせたアート小説。 911で夫を亡くしたMoMAの日本人キューレターが企画したピカソ展。戦争の悲劇を訴えるべく、スペインからゲルニカを借用しようと奮闘する。並行して語られるのは、ピカソの制作過程を見つめる愛人ドラ・マールの思い。 二つの時代の架け橋となる人物を配し、重厚でスリリングな作品に仕上がっている。読み進めると、ゲルニカという唯一無二の存在を知ることになるだろう。 クライマックスは拙速の感が否めず、仕込んだ謎もできすぎではあるが、読み応えは十分! 『楽園のカンヴァス』のあの人も登場! | ||||
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傑作です。ウクライナ情勢の今だからこそ読むべき作品です。ロシアの彼に読ませたい | ||||
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『楽園のカンヴァス』と『暗幕のゲルニカ』。お揃いのカバーと言い、両作をまたぐ馴染み深い人物や、ニューヨーク美術館MoMAと言い、二作はまるで姉妹のようにセットとして見える。 前作の題材である画家アンリ・ルソーに比べると、知名度も個性も段違いに際立つパブロ・ピカソという美の怪物を軸として回る物語が本作である。しかも空爆という名の無差別攻撃に対し、強烈な抵抗を示したあまりに有名な作品『ゲルニカ』を前面に扱う本書。ピカソがゲルニカ製作に全力をあげていた日々。一方では、9・11後のアメリカによるイラクへの報復めいた攻撃が始まろうと言う時期。こうして20世紀のパリ/21世紀のニューヨークが、交互に描かれてゆくダブル・ストーリー。 物語の主人公は、ピカソの時代を生きる実在の写真家ドラ・マール。一方、9・11で夫を亡くしたヒロインであり、ニューヨークの美術館MoMAのキュレイター八神瑤子の世界。『楽園』と同様、二人主人公の交互描写で物語を進める語り口は、作者のお家芸みたいに確かなもので、ぐいぐい引き込まれる語り口と相まって相当の優れものである。 前作に比べると『ゲルニカ』そのものが持つ反戦意図の強さという性格が、本作を貫いており、それを象徴する事件が、パウエル国務長官が国連安保理ロビーで開いた記者会見の間、バックに映るはずのゲルニカに暗幕がかけられていたというものである。実際に起こった現実の映像が、本書の最大テーマなのである。 反戦の象徴である『ゲルニカ』。これを暗幕で隠し、イラク空爆を断行しようとするアメリカと、ピカソの想いという対立構図を、作者は怒りのペンとともに本作品に仕上げたのである。 前作よりも緊張感のある国際情勢下、ETA(バスク祖国と自由)などのテロ組織が暗躍するなど、まるで船戸与一の世界に片足を突っ込んだかのような冒険小説的一面も窺わせつつ、ピカソの存在と『ゲルニカ』を、言葉ではなく絵で語る抵抗運動として構成した物語なのだ。 実在・架空の両キャラクターを上手に使って、一つの有名な美術作品を小説という異芸術に変える手腕に脱帽する。 お家芸とも言える手腕を存分に駆使した『楽園』と『暗幕』。作者としても相当の硬派のサイドに分類されるこのニ作により、原田マハはアート・ノヴェルという新たなエンターテインメント・ジャンルを、我々大衆のもとに引っ提げて登場したのである。この作品の時代、この強烈な作家を見過ごしてしまった自分を今更ながら恥ずかしく思う。 | ||||
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実際にゲルニカを見たことがある私には、嬉しいテーマ。 原田さんは八神さんに自分を重ねたところもあるのでしょうか。 出てくる美術館もほとんど行ったところなので、とにかく胸熱でした。 | ||||
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読み始めてからピカソの私生活、ゲルニカの制作状況が興味深く、時間も感じない位読み進めました。 楽しくスリリングが小説でした。 | ||||
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美術館に行くことは前から好きでしたがこの本を読んでから絵の見方が変わり、新しい世界がひらけた気がします。 事実とフィクションが気持ち良く融合してすべて事実かと思えてしまうくらいハマりました。 | ||||
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画家の時代と現在の時代との読み分けがされていて、ワクワク感が増して大変に面白かった。 | ||||
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楽園のカンヴァスを読んでからこの本を読みました。確かに、この本を通じてピカソの思いやゲルニカの見方というのが変わったという学びはありますが、ストーリーにはさほど面白みを感じませんでした。 まず、視点の切り替えが頻繁すぎます。21世紀のヨーコと、20世紀のドラの視点の交互で話が切り替わり、そういう構成は楽園のカンヴァスでも同じなのですが、こちらはすぐにストーリーがブツブツ切れる感じで、集中力を削がれました。恐らく、気になる急展開が多いこと、そして良いところでいつも章が終わってしまうことが多かったからかもしれません。 あと、これは題材の性格故に仕方のないことかもしれませんが、「戦争は悪いこと」という道徳観、つまり結論ありきで話が進んでいるので、ストーリーに深みが感じられません。「わかりやすい正義のために戦う姿」を描いてるって感じです。 ネタバレになりますが、パルド・イグナシオという人物が単純にスーパーヒーローなので、これがさらに物語をつまらなくさせています。この人に任せておけば万事大丈夫、って感じで物語にスリルがありません。 そして、バスクをスペインから独立させることを掲げるテロ集団も、テロ結成の経緯や理由は興味深いと思ったものの、ゲルニカを狙う理由が「この世から消す」っていう、子ども向けの悪役っぽい陳腐なものでがっかりでした。 つまり、終始「意識高い系」でお話が進んでいく感じで白けました。 | ||||
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原田マハ女史と言うと元々は美術の専門家だから、取り扱うものは美術に関する物が多い。 で、この作品が一般的にどう紹介されるかと言うと「消えたゲルニカを追うサスペンス」「アートミステリー」と言う風になっているので、そのまま受け取るとちょっと戸惑う。 そもそもゲルニカは作中でも消えていない、見えないだけだ。 これは原田女史の他の作品にも言える事で、どうもタイトルと内容紹介と実際の内容がやや剥離しているきらいがある様に思える。 と、言うのも現代文学においてのミステリー、サスペンスは構成に一定の傾向がある。 起承転結と言う四文字熟語があるが起(A)承(B)転(C)結(D)と言う並び順が世の法則とすればB→C→A→Dと言う風に、時系列、事件の展開を世の法則から大幅に乖離させる事により、所謂大どんでん返しを作品に仕込んでいると言う物だ。 ところが原田女史の作品の多くは起承転結と文字通りであり、それはそれで作品として成り立つのではあるけれど、現代文学の中ではやや異端である純文学の構成に近い。 よってこの作品を現代文学のミステリー、サスペンスに慣れた人が読むと、恐らく何かが物足りないと思うだろう。 またこれも原田女史の言うところなので間違いはないのだろうが、ピカソの作品一つで一国の政体がひっくり返ると言うのは、本当なのかもしれないけれど「そりゃ大げさでしょw」と草の一つを生やしそうになる。実際のピカソの作品には確かに庶民では想像もつかない額がつくのは確かだが、美術の専門外だと「絵やで?」と言う先入観がどうしても強く、それを払拭する作品の力と迫力は残念ながら私には感じられなかった。 ピカソの絵で政体がひっくり返ると言う事実を踏まえて、作中で政治団体が出てくるのだが、そこでの交渉が本書の山場である。山場であるが、ちょっと原田女史の得意とするジャンルが違うと言うのが正直な感想で「いやいや、それで助かっちゃうとかおかしいやろ」と思う人はきっと私だけではないだろう。 純文学のスタイルを取るのであれば、政治団体との対決は臨場感に欠けるのは事実だ。 そういった感想も踏まえ「作家にも向き不向きがある」と言う結論になる。 尚、絵で政体が変わるか?と疑問を呈しておいて何だが、私はとある宗教画を見て信徒でもないのに涙を流した事がある。もしかしたら原田女史はピカソにおいて、そういった思い出があったのかもしれない。 | ||||
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この本読んでから 原田マハさんの小説読破しました。 素晴らしい小説家だと思います。 | ||||
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原田マハ作品は楽園のカンバスに続き2作目でした。絵画に明るいわけではありませんが2作品とも楽しめました | ||||
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絵画展巡りから、原田マハさんの作品読み始め、暗幕のゲルニカと出会いました!いつの時代でも戦争に苦しむ市民‼️物語もピカソの時代の大戦と、アメリカで起きた同時多発テロを対比する展開が、私の心の中でも現在起きている、ウクライナと重なり、インパクトが強烈で、色々考えさせていただきました‼️ | ||||
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ピカソの絵がわからなかったけどこの本を読んで引き込まれてピカソが好きになりました | ||||
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