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暗幕のゲルニカ



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暗幕のゲルニカ
暗幕のゲルニカ

暗幕のゲルニカの評価: 4.17/5点 レビュー 191件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全191件 81~100 5/10ページ
No.111:
(3pt)

やや大味になってしまった?

「楽園のカンバス」や「ジヴェルニーの食卓」に比べるとあまり物語に引き込まれず、やや引いた視線で読んだ。これだけ描写が綿密なのに、全体としては大味になってしまっている気がする。著者が伝えたかった事の熱量が大きすぎて、力が入り過ぎたのでしょうか?現代パートに出てくる人物たちがややステレオタイプ過ぎるし、圧倒的な地位と財力を誇るセレブリティたちと、反戦というテーマが上手く調和していないために軽く見えてしまう。セレブリティが犯罪組織と対峙するってのはダン・ブラウンとかでもよくあるので、ある意味感覚がアメリカ人寄りなのかもしれないけれど、ちょっとよくあるハリウッド映画みたいに思えてしまった。もしかして、アジア人の女性をヒーローにしたいという思い入れがあったのかな?歴史上の人物たちの描写は緻密で魅力的。何だかんだでピカソを更に好きになってしまった事を思うとこの小説の意義はそれだけで充分なのかもしれないとも思います。読んだ後は絵を見に行きたくなりますね。
暗幕のゲルニカAmazon書評・レビュー:暗幕のゲルニカより
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No.110:
(4pt)

ピカソ愛

作家のピカソに対する愛がひしひしと伝わる小説だった。ちょっと独りよがりなところもあったが、読みやすい作品だ。
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4101259623
No.109:
(5pt)

ピカソの心意気

あれだけの数の作品を描きまくったピカソの画業の中でも「ゲルニカ」が、ピカソ自身にとっても、自身の民族の心の尊厳を激しく表した大作であることが、深く心に突き刺さるように伝わってくる小説である。 その大作の制作過程と心理状態を詳細に描きこんだ小説は、眠るのも惜しんで読み耽った。作者の原田マハの豪快な流れのある筆致は、読者をその時代に引きずり込み、自分もフランコと戦っているかのような意気込みを持ちながら、その時代に没入させる作者の深く幅広い知識と調査能力と筆力にも感激させられた、秀逸の作品である。
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No.108:
(5pt)

とてもおもしろい

魅力的な人物描写、テンポの良い場面展開、スリリングなストーリーに序盤から引き込まれ、大変面白かったです。
ピカソの作品であるゲルニカに対する登場人物たちの想い(ピカソ本人を含む)、そして行動力に感動してしまいました。
ピカソやゲルニカについては全く詳しくないですが、問題なく楽しめました。
詳しい方はまた違った感想を持つのか、聞いてみたい。
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No.107:
(5pt)

絵画好きも興味のない人にもお薦めします

二つの時代を行き来しながらストーリーが展開するのはマハさんの別の小説でもある手法ですが、読者を掴んで離しません。ハラハラドキドキ、良い小説だと思います。ピカソと作品、時代背景を更に知りたくなりました。
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No.106:
(3pt)

最期がちょっと…

1937~45年、2001~2003年、二つの時代を行ったり来たりしながら、物語は進んでいきます。
ドラ・マーレの目線で物語が進む1937~は、ピカソが祖国スペインの内戦に衝撃を受け、ゲルニカを作成する過程が興味深く、面白く読むことが出来ました。
読んでいて「芸術には世情を動かす力があること」「暴力(戦争)は何の解決にもならに事」
「偉大な芸術作品は人類の共有財産である事」は伝わってきましたが、最後の誘拐の件はちょっと
薄っぺらな感じがしました。スペインの情勢をいろいろ盛り込みすぎた感じがあります。
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No.105:
(5pt)

最高

こんなレビューなんて眺めていないで早く読んで!とオススメしたくなる作品です。読み終わったあと、興奮したまま池上彰さんの解説まで読むのがおすすめ…!
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No.104:
(5pt)

大変満足❣️

迅速かつ丁寧な対応をして頂き気持ち良くお取引きすることが出来ました。又、商品も綺麗で包装も丁寧でした。有難うございました。
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No.103:
(5pt)

秀作

素晴らしい作品です。感動しました。巨匠ピカソをめぐる人々の人間的関係を 見事に描いている。
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No.102:
(5pt)

著者の反戦への思い

実はハードカバー版を持っていたのですが、重たくて、読み返し用に文庫本も購入しました。

著者の反戦への思いに胸が打たれる作品でした。ピカソの反戦への思いを込めた渾身の作品を、自らの命を賭けて守り抜こうとする主人公の女性の姿。また、ピカソの温かい想いに寄り添うもう一人の主人公の女性の姿にも、胸が熱くなりました。ピカソを含め、登場人物たちの人間らしい、人間くさい、そんな描写も大変面白かったです。

ゲルニカでのナチスによる無差別空撃に現代の9.11事件。
なんでしょう、今も昔も、何の罪もない人たちが無差別攻撃によって殺され続ける、全く以て意味が分かりません。そんな事をして一体誰が幸せになるのでしょう。(武器製造者?)
家族が殺される程、苦しくて辛い事は無いと思います。こんなくだらない殺人劇が繰り返される時代にピリオドが打てる日が来るといいですね。世界が平和で満ち溢れますように。

マハさんの思いが世界に届く日を願います。
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No.101:
(3pt)

なぜ実名が出ないのかな・・・と

元々印象派の絵が好きで、その後のピカソなどの絵も好きだったのですが、前作「楽園のカンヴァス」が面白かったので購読しました。
「楽園のカンヴァス」同様に、スラスラ読めます。ピカソのゲルニカがどのような過程で作られたのかはある程度は知っていたのですが、この本を読むとより作品に対するピカソの気持ちが伝わってきました。
しかし、面白かったのですが、やはり納得できないところがたくさんあります。
ネタばれはしたくないので、あまり詳細は書けませんが、ラストがちょっと理解できない(というか意味不明)なのと、後半の主人公が〇〇されたところのストーリーがご都合主義でいまいちだった点は不満でした。
それでも、この評価は星4くらいはあると思うのですが、一番納得できないのが、パウエルやブッシュが実名ではないこと。これは、実名にするといろいろと名誉棄損とかで問題があるのでしょうか?実際に起きたことにも関わらず、そのようなときでも実名を使えないのでしょうか?著者が訴えていることが、ここで実名を使わないことに違和感を感じてしまい残念でした。
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No.100:
(4pt)

フィクションとノンフィクション

二〇〇三年二月、イラク空爆前夜、当時のアメリカ国務長官コリン・パウエルが記者会見を行った際、そこにあるはずのタペストリーが暗幕で隠されたのは実際に起こった事件だというのを作者の刊行記念インタビューで知りました。
物語はピカソが生きた時代と現在が交互に語られています。ピカソとその愛人のドラ・マールは実在人物ですが、ピカソの時代と現在の両方に登場する、ピカソとドラの最大の支援者であるバルドは、どうやら架空の人物のようです。
物語の最後にドラがピカソの子を身籠ったのはおそらくフィクションなのでしょう。

現在の主人公のヨーコがテロリストに拉致されたる事件が起こります。その時にヨーコとテロリストのリーダーの妻であるマイテとの心の交流が感動的でした。マイテはドラの孫娘ではないでしょうか。バルドは絶対にドラの力になると言っていたのに、なぜマイテの母親(おそらくドラの娘)とマイテを援助しなかったのでしょう。なんとも歯がゆい話です。
ラストは素晴らしい幕開けでした。
余韻が残る作品でした。
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No.99:
(2pt)

浅くて簡単な小説

面白いと聞いたので買いましたが、途中でやめました。
他の方も書いてあるとおり、同じ話を(まるで今まで書いてなかった新しい話かのように)何度も何度も何度もまた語られます。あれ、わたしこれ読んでなかったっけ?おかしいなと前に戻ることもしばしば。文章力がないです。
主人公もいまいち魅力がないし、読んでる随所この人の凄さ(それこそテロリストに拉致されるくらいの)が全然伝わらなくて、ニッポン至上主義に感じました。
浅くて簡単な小説と感じました。ピカソもアートもわからない、って人が読んだら面白いかもしれません。
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No.98:
(1pt)

暗幕のゲルニカ

一枚の絵が、戦争を止める。私は信じる、絵画の力を。手に汗握るアートサスペンス! 反戦のシンボルにして2 0世紀を代表する絵画、ピカソの〈ゲルニカ〉。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、突然姿を消した――。
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No.97:
(5pt)

小説の素晴らしさが詰まった本

この本を読んでいる間、鳥肌が立ち、胸が苦しくなり、涙が何度もこみ上げる。
ここまで人の感情を揺さぶり、感動と教養を分け与えてくれる原田マハさんは本当にすごいと思う。
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No.96:
(5pt)

最後まで息をつかせない超傑作

学生の頃にヨーロッパを放浪していた際、マドリッドでゲルニカを観て衝撃を受けました。そんな体験から本書に手を出してみたところ、とんでもない傑作である意味、ゲルニカ以上の衝撃。旅情に溢れた文章は美しく、構成は緻密で、最後の最後まで読ませるアートサスペンス。原田マハさん素晴らしかったです。本書の後に「楽園のキャンバス」も読みましたが、こちらも☆5。ほんとおすすめです
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No.95:
(5pt)

ピカソが少しは理解できました

スペインに行く直前に読み終えました。

芸術とは、ただ感性で感じるのではなく、その背景も知ることで、より感動が深まることを知りました。

ソフィア王妃芸術センターで見た本物のゲルニカは想像以上に大きく、迫力は凄まじいものでした。

ピカソの平和への祈りと戦争への怒りを解説するガイドさんは、声が震えていたと感じました。

言葉より強い芸術のメッセージ性を強く感じさせてくれた一冊です。
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No.94:
(4pt)

ゲルニカの実物を見たいと思わせてくれる佳作

原田さんはいろいろなジャンルの小説を書いているが、「楽園のキャンバス」に代表されるアートが絡む小説が抜群に面白い。本書は、2つの時間軸が交互する構成になっているが、そのうち第二次世界大戦当時のピカソ、ドラ・マール、バルド・イグナシオを描いたストーリーは、アートそしてピカソに関する該博な知識が活きていて抜群に面白い。

一方、作者の分身とも言えるMoMAの日本人キュレーター八神瑤子が活躍する現代も、読者がなかなか知りえないMoMAの内幕も描かれていて、おもしろく読ませてもらった。かつてMoMAのキュレーターだった作者のバックグラウンドがなければ、ここまで詳しくは書けないだろう。ただ、唯一残念だったのは、スペインやバスク、そして現代の国際政治への掘り下げ方が浅かったために、八神瑤子がスペインで巻き込まれるある事件、そして最後の締めの描写が、平板でややもすると薄っぺらな印象が否めないことである。現在と過去が交互する2部構成、そしてスペインの政治が絡んだハードボイルド小説は逢坂剛さんが得意としているが、それと比べるとひ弱さが否めない。その点を考慮して☆4つとした。

とはいえ、現代と過去を貫くアートがどこまで現実と戦えるのかという命題がしっかりしているので、複雑なストーリー構成にも関わらず、私のようなアートに詳しくない読者でも、混乱することなく一気に読ませるパワーを本書は持っている。私はマドリードにも行ったことはあるが、残念ながらまだゲルニカの実物を見ていない。本書を読んで、マドリードに行ってゲルニカを見たいと強く思った。本書は、読者をそんな気にさせてくれる佳作である。
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No.93:
(5pt)

沖縄美術館で、タペストリー ゲルニカを見たとき、言葉が出なかった。

ピカソのタペストリー ゲルニカを 美術館で見たとき
言葉が出ないほどの衝撃を受けた。
そこに込められた 怒りの激しさ。平和への祈り。
この物語を読みながら、ゲルニカに込められた
ピカソの想いが、より深く 理解できた。
ゲルニカに、無差別に 
ナチス空軍によって初めて空爆されたところだった。
飛行機の開発が、このような悪魔のような仕業を生み出した。
人間がこれから作る歴史から、戦争をなくしたいという
強力なメッセージが、伝わってきた。
一つの芸術、アートの持つ「人類的価値」
是非とも、本物の ゲルニカを じっくり見たいと思った。

ゲルニカは、天才ピカソの持つ全てを注ぎ込んだ
作品で、その数奇な運命。
ゲルニカ、スペインを舞台にしたものでありながら
40年近くアメリカのニューヨークに置かれていた理由が、
スペインの民主主義が復活するまでとされた。

その歴史的な背景に 911のテロ。
その後のアメリカの イラクへの空爆が開始された時期に
なぜ 再び アメリカで ゲルニカを 展示しなければならないか
という ルースロックフェラーと八神瑶子の想い。
ゲルニカに、暗幕が下されたことの政治的な意味。
戦争に反対する想いが 歴史の中に 受け継がれている。

ゲルニカのタペストリーは、2016年 沖縄で見た。
そして、今 沖縄では 辺野古に新たな軍事基地を作ろうとしている。
沖縄の人は、そのことに 反対している。
それは 戦争を もう しないという強い決意でもある。
沖縄は、戦後 アメリカの統治にあり、
そして、沖縄の基地から ベトナムへの空爆が始められた。
沖縄は、戦争によって、3分の1の人々が死んだ歴史を持つ。
もう 戦争はいらない という強い想いが
ゲルニカを通して、強く 伝わったことに、身体が熱を帯びるほどだった。
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4101259623
No.92:
(4pt)

若干わざとらしい展開が残念

以前の作品、楽園のカンヴァスと同様、美術に詳しい原田氏の書く史実をフィクションと絶妙に混ぜた文章にどんどん引き込まれあっという間に読破しました。ただ、後半の誘拐からの展開があまりにも出来すぎでわざとらしく盛り過ぎで、全体のバランスが崩れてしまった気がします。
暗幕のゲルニカAmazon書評・レビュー:暗幕のゲルニカより
4101259623

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