■スポンサードリンク
憎悪の化石
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
憎悪の化石の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Kindleで読み直しましたが、満足です 鮎川先生らしい、時刻表トリックが何度読んでも 素晴らしいと思います 単なる事件ものとは違い、登場人物の描写に、 本当に加害者なのに捕まって欲しくないと 思うくらい感情を揺すぶられます たくさんの人に読んで頂きたいです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
複数の容疑者から犯人を絞り込んで行く行程自体を楽しませてくれる。 松本清張よりも、クロフツよりも面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時代背景を思い描きながら読むのも面白いです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「風の証言」、「準急ながら」、「積木の塔」、「偽りの墳墓」に続き再読。 本作では、アリバイ崩しのための推理の試行錯誤は控えめで、また2つのアリバイトリックについても、ひとつはなかなか大胆だが、もうひとつは短編のネタ程度といった印象。 その分、容疑者の特定に重きが置かれ、わずかな手がかりをもとに、転々と多様な人物を捜査する過程はグイグイと読ませる。 短めの長編ながら、なかなか楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリックを見破る面白さより、犯人を絞りこんでいく登場人物の行動にひきこまれた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Very nice | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
電子書籍ですから、自分がどの程度読み進めているかが実感できません。 正直「あれ、もうおしまいか・・・。 」といった感想でした。 面白さに時間を忘れたと思えば十分楽しめたと満足してしかるべきなのでしょう。 しかし実本のページ数をみてみると、それほど長いわけでもない。 それにしてはキンドル本の値段設定はちと高すぎる。 大体、前に読んでいたりするものですから、昭和の大作家たちの作品は良本であっても、もっとお安く出してほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和35年 第十三回日本推理作家協会賞作は、鮎川哲也さんが『黒い白鳥』と『憎悪の化石』の二作同時受賞を成し遂げた。両作品とも、鬼貫主任警部が、地道な捜査で殺人事件を解決する本格ミステリである。 熱海の温泉宿で惨殺された湯田真壁。湯田の遺留品は、男女を映したビデオテープ、そして、血液が付着したTMSCの銘入りのバッチだ。 本作品の前半は、熱海署の井伊刑事が、聞き込みによって、容疑者を絞っていく姿が描かれる。著名な小説家夫人とボクサーの不倫カップル、そして、ノコギリで音楽を奏でる=ミュージカルソーの愛好者メンバー(TMSC)である。湯田の素行から、強請りが殺人の原因と仮説をたてた井伊刑事は、彼らのアリバイを丹念に確認していく。しかし、彼らのアリバイは、第三者よって証明されてしまうのだった。 行き詰まりとなった捜査を引き継ぐのが鬼貫主任警部と丹那刑事。これは、このシリーズのパターンである。鬼貫主任警部らが、もう一度、聞き込みをおこないながら、綻びを見つけて事件解決への突破口とするのだ。 鬼貫主任警部は、妻に不倫された小説家の夫に疑惑を持つが、彼はその日、担当の女性編集者と心中事件を起こしていることがわかる。これが、第一のアリバイくずし。しかし、事件はこれだけでは解決しない。真犯人を確信した鬼貫主任警部だったが、鉄壁のアリバイが立ちふさがる。真犯人の動機となった”憎悪の化石”とは何か。 本作品は、鬼貫主任警部が、真犯人にたどり着くまでに二回のアリバイくずしをおこなう。なかなかお目にかかれない趣向ではあるのだが、『黒い白鳥』に比べると、”足で訊く”捜査が十分に描かれておらず、物足りなさを感じてしまうかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鮎川氏の日本推理作家協会賞受賞作で本作だけでなく黒い白鳥も受賞しているが、個人的には本作の方が出来はいいと思う。 アリバイ崩しの対象が10人を超えるという意欲作だが、言うまでもなく、捜査の段階で列車のアリバイを提示した容疑者が真犯人だろうなと予想がつくとこだが、それでもじっくりと一人一人のアリバイを検討し、最終的に2人に絞ってからのスリリングな展開はさすが鮎川氏という感じである。 トリックも分かり易く、初めて鮎川作品を読む人もお勧めできる作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美装の古本を安く買えて良かった。送付も早く、次の機会も期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1959年(昭和34年)発表の鮎川哲也の第四長編。第13回日本探偵作家クラブ賞(1960年度)を『黒い白鳥』と併せて授賞した初期の傑作。 山前譲氏の書誌データも詳細な解説を付した新版。(本書には旧版の山口雅也氏の解説は収録されていない。注意されたい) 佐野洋『一本の鉛』や結城昌治『ひげのある男たち』という名だたる作品を抑えて栄冠を得たに相応しく、大掛かりで斬新なアリバイトリックが惜しみなく(それぞれ単独で長編を支えるに足る出来である)、複数使われる贅沢さに目を見張り、複雑で錯綜したプロット展開に読者は翻弄される。 やや偶然性が多様されている点で完成度は『黒いトランク』(1956年)や『人それを情死と呼ぶ』(1961年)といった代表作には譲るが、長い不遇の時代を抜け出した鮎川哲也の本格ミステリに寄せる一途な情熱(それを乱歩は[鬼]と表現した)と天才的トリックメイカーぶりが堪能できる。 題名に込められた寓意もなかなか味わい深い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和35年 第十三回日本推理作家協会賞作は、鮎川哲也さんが『黒い白鳥』と『憎悪の化石』の二作同時受賞を成し遂げた。両作品とも、鬼貫主任警部が、地道な捜査で殺人事件を解決する本格ミステリである。 熱海の温泉宿で惨殺された湯田真壁。湯田の遺留品は、男女を映したビデオテープ、そして、血液が付着したTMSCの銘入りのバッチだ。 本作品の前半は、熱海署の井伊刑事が、聞き込みによって、容疑者を絞っていく姿が描かれる。著名な小説家夫人とボクサーの不倫カップル、そして、ノコギリで音楽を奏でる=ミュージカルソーの愛好者メンバー(TMSC)である。湯田の素行から、強請りが殺人の原因と仮説をたてた井伊刑事は、彼らのアリバイを丹念に確認していく。しかし、彼らのアリバイは、第三者よって証明されてしまうのだった。 行き詰まりとなった捜査を引き継ぐのが鬼貫主任警部と丹那刑事。これは、このシリーズのパターンである。鬼貫主任警部らが、もう一度、聞き込みをおこないながら、綻びを見つけて事件解決への突破口とするのだ。 鬼貫主任警部は、妻に不倫された小説家の夫に疑惑を持つが、彼はその日、担当の女性編集者と心中事件を起こしていることがわかる。これが、第一のアリバイくずし。しかし、事件はこれだけでは解決しない。真犯人を確信した鬼貫主任警部だったが、鉄壁のアリバイが立ちふさがる。真犯人の動機となった”憎悪の化石”とは何か。 本作品は、鬼貫主任警部が、真犯人にたどり着くまでに二回のアリバイくずしをおこなう。なかなかお目にかかれない趣向ではあるのだが、『黒い白鳥』に比べると、”足で訊く”捜査が十分に描かれておらず、物足りなさを感じてしまうかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
二本の大トリックが爽快です。しかもかなり使い方が上手い!!まさに職人芸! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
二本の大トリックが爽快です。しかもかなり使い方が上手い!!まさに職人芸! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
刑事たちが駒ではなく、ひとりひとり個性ある人間として描かれていて、好感度大の物語!!庶民的な感覚に首肯することたびたび。そして、犯罪と捜査だけで終わらず、悲しくも美しい恋の物語でもあるのだった。全てを読み終えたとき、タイトルの真の意味が明らかになる!! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!