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宝石泥棒



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宝石泥棒の評価: 4.54/5点 レビュー 13件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.54pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

良くも悪くも時代を感じる

夢中で読んでしまいました。90年代あたりのRPGや漫画が好きな人には超オススメ
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.12:
(5pt)

長くても飽きさせない

神話的恋愛物語が続いて行くのかと思いきや、実は骨太のSF作品!この作品もまた絶望的かつ観念的でありますな…
でも、まあそれがなんとも癖になる訳で
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.11:
(4pt)

「エイダ」から積読だったのを思い出したので古い物から。

終わり方がちょっと記憶と違うので戸惑う。
初読は早川版だったが、Kindel版は角川版だった。
そう言えば、「螺旋の月 宝石泥棒II」も有ったがKindel版は無いので残念。
「螺旋の月 宝石泥棒II」の紙の本はハルキ文庫なので電子化は無理かな。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.10:
(4pt)

巧みに書かれた異世界ファンタジーSFの大作だが絶賛するには足らない

山田正紀の代表作と言われている異世界ファンタジーSFの大作。30年ぶりに読み返してみたが、やはり山田正紀はうまいなあと感心する反面、絶賛するには何かが足らないようなもどかしさを感じた。この世界に跳梁跋扈するバケモノ同然の生物を作り上げた力業は凄いのだけど、個人的に生理的嫌悪を催してしまったのもある。又終章のSF的種明かしも当時ほど驚けなくなってしまったし、ラストを含めた全編に漂う暗い救いのなさも大作だけに気になった。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.9:
(5pt)

懐かしい名作

随分昔に一度読んで結構ハマった。昆虫世界というSFワールドを舞台にした野心作で、当時はだいぶ売れたのではないか。最近でこそゲームが普及して多様な世界観が一般的になっているが、発刊当時はまだ珍しかったように思う。彼の作品は別世界を筆力で描くという意味で先進的である。あまりに作品群が多様過ぎて次第についていけなくなった記憶があるが、しばらくぶりに他の作品もトライしてみようと思う。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.8:
(5pt)

イメージの奔流

昨今のスタイリッシュなSF作品とは異なるまだるっこしさがあるものの
40年近くも昔の小説だとは思えない、鮮烈なイメージの具現に圧倒されます。
それだけに、ラスト近くのネタバラし部分が残念で…。
それは後続作品を読み飽いた21世紀の人間の勝手な言い分ですが。

初出は1980年だとか。
あの「ニューロマンサー」訳出と同じ年だと思うと感慨深い。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.7:
(4pt)

確かに傑作、なんだけど・・・。

山田正紀氏の最高傑作と、言われることの多い作品です。確かに、作品それ自体は、とんでもない傑作です。でも、この物語のラストの《暗さ》に関しては、好き嫌いが分かれると思います。この暗さを、《深い》と感じるか、《発展性がない》と感じるかで、作品の評価が違ってくると思います。個人的には、ラストで希望を見せてくれた『神狩り』や、ラストで思いっきり笑わせてくれた『エイダ』の方が、好きですね。確かに傑作ではあるのですが。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.6:
(5pt)

魅力的な世界の裏にしっかりとした理屈も用意されているという完璧な作品

本書のベストセリフ
「いったい愛などというものに、
はたしてそれほどの価値があるのだろうか……」
想像できないものを想像する天才山田正紀。
今回のモチーフは、植物知性というか、現実とは全く違う生態系のファンタジー世界で、
テーマは人類進化テーマの特殊タイプ人類退化ものである。
月が消滅した超未来、
地球には全高100メートルを越す巨木が生い茂り、
人類は食物連鎖の頂点から滑り落ちていた。
人間より優れた植物や神が存在する世界での冒険ファンタジーと思わせて、
ラストは小松左京の『結晶星団』ぽいSFになります。
女とセクースする為という誰もが理解出来る動機で冒険に旅立った主人公は、
インドシナファンタジー世界、
中華ファンタジー世界、
イスラムファンタジー世界を巡る冒険の果てに成長し、
愛などどうでもよくなるのが素晴しい!
想像の翼を自由に羽ばたかせた驚天動地の異色のファンタジー世界とは言うが、
凡百の作品では、テックレベルと政治形態が存在しなかった組み合わせであるだけである。
職業階層や倫理観が現実世界とほとんど同じ糞ファンタジーが氾濫しているが、
さすが天才の山田正紀、狂人という職業が出てくるわ、
四親等間のセクースが一番のタブーとされたり、
オリジナリティが物凄い!
大長編というよりは、三つの中篇連作だが、
どれひとつとっても軽く日本ファンタジー大賞の水準は越えている。
ファンタジー世界にモンスターや神が存在する理由も説明してしまう完璧さ。
ファンタジーというものは、主人公がパーティを組んで冒険するものだが、
ラストで主人公チームと同じ職業構成のパーティが複数あったことが明かされ、
主人公造形の点でも異色である。
主人公なんだが、実は量産タイプの雑魚だったのだw
主人公チームなんだから勝つという安易なハッピーエンドにはならずに、
裏側に神の陰謀があった素晴しいストーリー展開である。
巨大蜘蛛とか空飛ぶ魚とかファンタジー世界の動物が、
見事な生態系を作っているファンタジーの傑作である。
実はSFであるが、難しい理屈は気にしないで、
魅力的な世界に浸って下さい。
表に見える世界だけでも充分傑作なのに、
裏にしっかりとした理屈も用意されているという完璧な世界である。
読み易さと作品の完成度と感動の量を比較すれば、
もっとも支持される山田正紀作品なのは間違いない。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.5:
(2pt)

だるい感じ

話の大筋はとても魅力的だ。月を宝石に見立て、それがなくなったために探すというのだ。月泥棒と月探索。宇宙を感じさせ、壮大で、幻想的で、まさに一級のSF的な大筋だ。
しかし、面白いのは大筋だけである。肝心の物語の内容はというと、ぜんぜんダメダメなのだ。冒険はありがちで三流で、まったく盛りあがらない。一部で非常に褒められている作品なので期待してしまうかもしれないが、B級で二流で古くさい平凡な冒険ものである。この分厚い長さを読むだけの価値はない。読後の感想は、だるいのひとことである。せっかくの宝石泥棒という魅力的な前ふりを生かすだけの結末もない。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.4:
(5pt)

代表作(仮)

山田正紀のデビュー作『神狩り』をはじめて読んだとき、これはすごいと驚きました。とにかく衝撃で、デビュー作にして作者の代表作になるんじゃないかと感じました。が、それは大きな間違い、本書『宝石泥棒』では、『神狩り』で見られた偉大な力を持つ存在(神)対人間の対決というモチーフをさらに発展させ、果てのないほど大きなスケール、読み手の世界観をも変えてしまいそうなくらいの神話が語られています。
参りました。
やられました。
これぞ傑作、山田SFの最高峰にして、日本のSFを代表する作品、と断言してもかまわないのですが、作者のこと、きっと本作を上回るような作品を書き上げてくれることでしょう。このまだ見ぬ傑作に期待して、仮の代表作としておきましょう。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.3:
(5pt)

さすが山田正紀!

主人公ジローは失われた宝石”月”を求めて仲間達と旅に出ます。最初はヒロイック・ファンタジーか?と思う展開なのですが月を求めて色々な世界を旅して行きます。そして遂に月を手に入れるためにたどり着いた地でジローが知った真実は!。さすが山田正紀です。衝撃の真実と言えるでしょう。ジローは旅を通じて全てを失っていきます。もう彼には”月”しか残ってないのです。山田正紀氏の傑作の一つです。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.2:
(5pt)

面白いです!

山田正紀ファンで、この著書を読んだ事が無い人はすぐに読みましょう。
傑作です!。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが主人公一行は”失われた月”を求めて冒険の旅にでます。
そして苦難の旅の果てに彼らが知った事実とは?!。
最初はヒロイックファンタジー調で物語が進んでいきますが、最後に大どんでん返しがあります。
そして主人公ジローの気持ちを思うと涙します。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200
No.1:
(5pt)

日本SF珠玉の名作 山田正紀作品

「山田正紀」氏が盛んにSF作品を執筆されていた頃の代表作です。繰り返し読み直したSF小説の一つです。作品の世界観に古代神話、古代歴史、宗教世界、未来幻想などを織り交ぜて、著者の重厚なSF世界を満喫できます。
現在のSF映画を見慣れた人でも、約20年も前に、こんなゾクゾクするSF作品が日本で生まれていたのかと驚かれるでしょう。本書の映画化ができれば大ヒット間違いなしと思うのですが。
本書を読破した頃には、登場人物の戦士ジロー、女呪術師ザルアー、友人チャクラに感情移入してしまい、山田正紀「ファン」になっているでしょう。
氏のSF作品どれもお奨めです。
宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:宝石泥棒 (ハヤカワ文庫JA)より
4150302200

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