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星籠の海
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星籠の海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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やっぱり御手洗ものは面白い。不満も結構あるけど。 例えば序盤にでてくる東京の話。あれ全部カットでいいんじゃないの? 面白くない上に暗いし。 それにやたらに携帯電話で連絡とるのもどーかと。お手軽すぎる。 しかも1993年の携帯電話の普及率って2%以下ですよ。 御手洗が持ってるなんて設定が95年ならねぇ。10%くらいの普及率。 だけど95年って龍臥亭事件の時。この時には石岡さん携帯もってなくて四苦八苦してたし。 時代考証が変だよね。大型の液晶だって30インチが発売されたの2001年。 世界最大の大型15インチって言われたのが98年。 敵が宗教家ってのもね。 だけどそれを差し引いても面白い。これが国内最後とか言わすにもっと書いて欲しいね。 | ||||
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相変わらず読んでる最中が一番面白いです。 …が、93年夏には携帯も大きな液晶テレビも…ありませんでしたよね?島田センセ(笑) | ||||
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面白いのは面白い。一気呵成に読める。 瀬戸内海に流れる死体の謎、水軍の秘密兵器とは? 怪しげな宗教団体(教祖の名前から出身国が分かるので、どの宗教団体をモデルにしているかもすぐ分かる)などなど、かなり盛りだくさん。 それゆえ、御手洗は、手際良く、悩むことなく「謎」をどんどん解決していく。石岡君がついていけなくても関係ない。専門の歴史学者が悩む問題にさえ、道筋をつけていく。 ただ、ミステリーとして考えると、本質的な「謎」は一つだけ。 水軍の秘密兵器は簡単に想像がつくし、オチも予測できないわけではない。 それでも、こういった枠組みの大きなミステリーを書ける人があまりいない(社会的なネタでも、枠組みを大きくできない作家は少なくない)現在、氏の著作の力強さは際立つ。 また、今回のように著者の出身地(広島)あたりを舞台にした作品には、地域制といった独特の魅力も存在する。 | ||||
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美しい瀬戸内と 対比的に利己的な現代の人間たちの振舞いと 今だに引き継がれる水軍の誇り うーん 参りました 大好きです ぜひ瀬戸内に行ってみようと思いました 石岡さん あんまり絡みがなかったのが心残り | ||||
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久しぶりの御手洗潔 嬉しくてたまりません。 大好物です。 早速 下巻を購入します。 kindle便利ですね。 | ||||
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取り上げる謎をサクッと解決しちゃう辺り、サービス精神旺盛のようにも感じましたが、この作品のボリュームからは致し方ないのか。 音楽CDアルバムで言う、曲を揃えてアルバムとして構成する前半部分とでも言いますか。 軽快に、ドライブ感満載で走り抜ける御手洗チームにワクワクしちゃうこと請け合いです。 | ||||
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普通より倍あるトリックと歴史的ドラマを突っ込み更に上下巻構成というからには、こういう別け方になっちゃったんでしょうけど、個人的には謎解き全部下巻にもってきて、エンディングの寂寥感をもっと盛り上げてもらえれば良かったかなとは感じます。 これでもかというくらいの集大成にした上で、一つの作品してまとまらせた豪腕っぷりがある意味では新本格派を体現されたのかもしれません。 社会風刺もいつもの5倍くらいあったようです。 しかし、読みやすく一気に読める、読後に楽しくポジティブな気持ちとなる一冊でした。 | ||||
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往年の島田作品のような壮大なトリックや奇想天外な仕掛けはなかったものの、ストーリーとしては完成されており、すべてのミステリーファンや歴史ファンにも読んでもらいたい一冊。 | ||||
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世界でも稀な時計仕掛けの海=瀬戸内海という強大なトリック。 村上水軍がなぜ強大な存在だったのか?そして星籠とは? 歴史的な興味も盛り込みながら、カタルシスのある痛快な最終シーンまで、 楽しみました。 | ||||
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『御手洗潔国内最終章』と聞き、残念だ、という気持ちと、これは楽しみだ、という思いが交錯しました。 最初の数十ページ、御手洗の超絶的な日常の推理に、思いっきり感激するファンの女の子、そしてデートを邪魔され慌てふためく石岡君。もう大爆笑です。『暗闇坂の人喰いの木』の冒頭のような、最高の御手洗節が楽しめます。 そしてあれよあれよという間に展開する謎めいた事件、ヘリに乗る御手洗と石岡君、怪しい軍団、流れ着く死体、御手洗シリーズ特有の正直なエゴに満ちた不幸な女性、なんだか頼りなさそうな、でも人のよい刑事…。瀬戸内海の伝説、『星籠』とはなんなのか? 圧倒的な面白さで迫る作品です。御手洗ファンならぜひ!下巻まで一気にいっちゃってください! | ||||
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謎めいた怪物、蠢くように構築された謎、追い詰められた女性の行動原理、時計仕掛けの海、瀬戸内海の謎、すべてが当てはまる終盤のスピード感に、「やっぱり御手洗潔は最高の名探偵だ!」と感激しました。 御手洗でも苦戦する今回の事件ですが、タイトルでもある『星籠』の謎が解かれるとき、起こる奇跡。涙が出る程面白い。これぞ本格ミステリの浪漫です。 『御手洗潔』、なんという魅力的な響きでしょうか…! | ||||
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良いのではないでしょうか! ここ数年の先生の作は御手洗モノ以外は面白く、御手洗モノにはがっかりさせられることが多かったのですが、久しぶりに純粋に楽しめました。 正直、御手洗モノに先生は縛られているように思い、先生の真価を発揮できるのはもはや御手洗モノではないと思っていました。 御手洗情報誌に過ぎない内容になるのであれば、新作は必要ないと思っていたのですが…。 私の心得違いだったようです。 登場人物の情動を物語としての感動に帰着させることは出来ていたとは正直言いかねますが、展開やエピソードに瑕疵がないとは言えませんが、もともと豪腕といわれた作風の方です。多少の瑕はものともしない魅力こそが先生の持ち味。しかも豪腕にやわらかさが加わっているように思えました。 ここ数年の作のように主観的盛り上がりで終わっているような印象もなく、楽しんで読めました。 上下二冊を力ませずさらりと読ませる筆力はさすがです。 最後の石岡君の独白に、意味深なものを感じて少し寂しくなったりもしますが。 それはそれとして、昔からのファンとしては新幹線で去る御手洗と石岡君に【占星術】を思い出したりして。 もどかしいようにしてページを捲った【写楽】には敵わないと個人的には思っていますが、初期のような軽やかな文体の冒険に、【御手洗】を楽しまれている先生の若さを感じて、わくわく。 まだまだこれからなのですね! 御作の中でも故郷に錦を飾られたわけですが、そこからまた進まれるのが新たなるスタートと思い、期待いたします。 又新作が楽しみになりました。 | ||||
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