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黒いカーテン
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黒いカーテンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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哀愁が漂うアイリッシュ独特の世界が描かれているが全体的には内容が薄いという印象である。前半は主人公タウンゼントの記憶喪失による焦燥感の記述が中心で事件としてはほとんど進展がなく冗長であった。後半からは緊迫したサスペンスとなるがあまり捻りがなくミステリという点では不満が残った。動機の点からもやや強引で納得はできなかった。記憶喪失に至った過程などは全く記述がなく心理的な深みも感じられなかった。 タウンゼントを助ける若い女中ルス・ディロンが健気であり男性からみた理想的な偶像として作者の願望が描かれているような気がする。 | ||||
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事故のショックで主人公は記憶喪失から回復する。だが今度は、記憶を失っていた約3年間の出来事が、頭の中からすっかり抜け落ちていた。何事もなかったように元の生活に戻ろうとするが、そうは問屋が卸さない。記憶を失っていた時に、何かまずい事に巻き込まれたらしく、怪しい人影につけ狙われる。だが誰に、なぜ…?着想がとにかくおもしろい。主人公の不安がよく出ているが、それでも話がキビキビと進み、やたらとネチネチしていないのが良い。また、主人公がわずかな手がかりから、過去に何があったかを1歩1歩突き止めていく過程も読み応えがある。しかし非常に残念な事に、作者はある1カ所で-しかも話の最も重要なポイントで、主人公の記憶喪失をうっかり忘れてしまったようだ。それで後半のみならず、全体が台無しになってしまった感がある。実に惜しい。 | ||||
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