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スペイン岬の謎
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スペイン岬の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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読んで間もなく、ロマが手相占いをする話が出てきたが、この訳語で読む意欲が失せてしまった。ジプシーの訳であるが、ジプシーなら手相占いのイメージがわくというもの。世上の評価の高い翻訳者ではあるが、イメージを大事にせずに、表現を自己規制する感性と姿勢に失望した。 | ||||
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国名シリーズを順番に読んでいるところです。まぁ「アメリカ銃」よりは良かったかな。でも犯人捜しの楽しさはなかったです。途中で気づいちゃうんじゃないかなぁ・・・と思いました。 | ||||
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スペイン岬の別荘で絞殺された男の死体がマントの下が裸であったという本書の特徴は、なぜ被害者は裸にされたのかという不可思議な状況設定にあり、前作「チャイナ橙」の「すべてがあべこべ」という状況に引き続き、この謎が解ければ犯人もわかるというパズル的な要素が強いという点で前作と趣を同じにしている。 しかし本書では、(これはネタバレにはならないと思うが)犯人の立場からすれば当然水着姿で犯行に及ぶべきところ、なぜか実際は誰が考えても不自然な姿で犯行に及んでいる。 この点エラリーは犯人が水着姿でなかったと論証するだけで、事前に犯行準備を行っていたはずの犯人がなぜ水着を用意しなかったのかについては一切説明していない。 また、「なぜ被害者は裸で殺されていたか。」の謎解きは一応論理的ではあるが、犯人の目的からすれば下着まで奪う必要はなかったはずで、それはおそらく「下着姿の男の死体が見つかった」では読者に与えるインパクトが弱いことから作者の都合で裸にしたのだろうが、犯人が水着姿ではなかったことと合わせて作者は犯人の行動論理を無視しており、また犯人がそのような不自然な行動をとったことに対する説明がなされていない本書は論理的な作品とはいえないと思う。 本書で唯一面白いと思ったのは、原題「THE SPANISH CAPE MYSTERY」の「CAPE」が、「岬」と「ケープ(マント)」をかけたシャレになっていることぐらいだった。 | ||||
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スペイン岬の別荘で絞殺された男の死体がマントの下が裸であったという本書の特徴は、なぜ被害者は裸にされたのかという不可思議な状況設定にあり、前作「チャイナ橙」の「すべてがあべこべ」という状況に引き続き、この謎が解ければ犯人もわかるというパズル的な要素が強いという点で前作と趣を同じにしている。 しかし本書では、(これはネタバレにはならないと思うが)犯人の立場からすれば当然水着姿で犯行に及ぶべきところ、なぜか実際は誰が考えても不自然な姿で犯行に及んでいる。 この点エラリーは犯人が水着姿でなかったと論証するだけで、事前に犯行準備を行っていたはずの犯人がなぜ水着を用意しなかったのかについては一切説明していない。 また、「なぜ被害者は裸で殺されていたか。」の謎解きは一応論理的ではあるが、犯人の目的からすれば下着まで奪う必要はなかったはずで、それはおそらく「下着姿の男の死体が見つかった」では読者に与えるインパクトが弱いことから作者の都合で裸にしたのだろうが、犯人が水着姿ではなかったことと合わせて作者は犯人の行動論理を無視しており、また犯人がそのような不自然な行動をとったことに対する説明がなされていない本書は論理的な作品とはいえないと思う。 本書で唯一面白いと思ったのは、原題「THE SPANISH CAPE MYSTERY」の「CAPE」が、「岬」と「ケープ(マント)」をかけたシャレになっていることぐらいだった。 | ||||
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