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ギリシア棺の謎
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【この小説が収録されている参考書籍】
ギリシア棺の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 41~46 3/3ページ
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クィーンの推理が二転三転するため読者もそれに惑わされがちだが、それはまんまと作者の術中に嵌っている。よ~く考えれば犯人は一人しかいない事はクィーンの他の作品より推理しやすかった。長いのを厭わなければ「読者への挑戦」に勝ちやすいと思われてクィーン入門にはうってつけの作品かも。 | ||||
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エラリー・クイーンが一流のミステリ作家として評価されていることは周知の事実だが、かなり読みにくい作家であることも、これまた周知の事実のようである。トリックは一流なのだが、その文体は、冗長で、流れが悪く、いただけない。巻末の解説で、解説者自身が「クイーンはあいかわらずの引用癖でみんなをいらいらさせる」と書いているくらいだから、推して知るべしと思ってほしい。他の作家なら一行で済ますようなセンテンスを、引用、比喩、修飾語で塗り固めてニ、三行に膨らませた積み重ねが、535ページの大長編になっているわけだから、みんながそのくどさに閉口し、いらついてくることに触れているのだ。こうしたエラリー・クイーンの独特の筆運びに合わないと、あまりに長いだけに、途中で挫折することになる。エラリー・クイーン初体験の読者には、この本を読む前に、そんなエラリー・クイーンと、最後まで向き合えるかどうか、短編集か「Yの悲劇」あたりで予行演習しておくことをお勧めする。随分、厳しいことを書いたが、トリックがわかりにくい面はあるものの、二転三転する展開、意外な犯人象と、ストーリー自体は一流のミステリとしての要素を十分、備えている。さて、そんな本書、あなたなら、どうする? | ||||
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大学を出たばかりの功名心に燃えたエラリィ君の初大事件。大探偵の座を獲得する前の「青い」彼が悪戦苦闘します。 盲目の老富豪が死んだ。その死に不審は無いものの遺言書が消えてしまう。「遺言書は棺の中」と推理したエラリィの勧めで棺を開けるとそこには見知らぬ男の他殺体が・・・。果たして遺言書はどこに? | ||||
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エジプト十字架の謎が通例では一番の傑作と評されているようですが、僕は一番はこの「ギリシャ棺」だと思います。プロット・状況設定全てにクイーンの冴えたストーリー・テラーぶりが発揮され、その意外な犯人にたどり着くまで一気に読ませるその技量たるや素晴らしいの一言。国名シリーズ全部読まなくてもこれは読んで欲しい。 | ||||
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実はこの作品を読んだのは10年以上前なのですが、トリックの鮮やかさ、真犯人の意外性など、今でも鮮明に記憶しています。ほんの一行のわずかな記述すら無駄にしない、本格ミステリーの傑作だと思います。難をいえば、ややページ数が多いところでしょうか(笑)。 | ||||
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エラリー・クイーンといえば、やはり「Yの悲劇」が最も有名であろう。しかし、個人的にはこの作品が一番好きだ。長編本格推理と呼ぶにふさわしいと思う。若い頃のエラリー・クイーン(物語の中の探偵の方)の苦悩が描かれているところなど興味深い。 | ||||
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