■スポンサードリンク
ギリシア棺の謎
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ギリシア棺の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
gaiter(ゲイターあるいはゲートル)は靴ではないです。足首に巻く布、いわゆる脚絆ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物の会話がそれぞれの立場を表すはずなのに、関係がわかりにくい。本筋の推理にのめり込めない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たとえるとしたら、「作家クイーンという蜘蛛が、自分で複雑に張った巣に自ら絡まってしまいましたとさ」、その結果できた話って感じ。酒飲んで書いたの? 主人公クイーンが酒を飲んで終わる最後の場面、作者クイーンの自己投影なんすかね!?しかもこの理屈になってない推理を、探偵がやたら長々語るから、ヤバい。 クイーンの作品で理屈の面でまだマシなのってシンプルなやつで、クイーンは複雑な話はからきしだめすね。 そりゃ、フランスはでかい欠陥も多い上にインパクトに欠けるし、オランダは、不十分で一面的な論理でムリヤリ突っ切っただけって感じでどうかと思うけど、でもそういうシンプルなのは、まだ許せる。 それに比べてこのギリシャは、推理小説的にひどいとしか言いようがないから、書いてみた。 唯一の救いは、このツッコミどころだらけの推理、あなたはどれだけちゃんと指摘できますか?みたいな、セルフチェック型の知能検査にも思えること。だから考えようによっちゃ、役に立つ? ところで、ギリシャ棺って、旧訳でもこの新訳でも、理屈言っていろいろ指摘して批判してる人達でさえ☆3とか4とかにされてますけど、申し訳ないですけど、それって、ちょっと甘くないすか? 複雑な話だと思い込んでみょーに感心しちゃってる人達と違って、複雑にしようとして収拾つかなくなってるだけの理屈も何もない話ってちゃんと理解できてるんなら、大目にみても☆2とかでしょ!? それと、犯人、意外すか?いかにもクイーンらしく奇をてらってるだけで、誰を犯人に仕立てようとしてるかも分かるけどなぁ… それから新訳の国名シリーズを訳で誉めてる人多いですけど、旧訳と比べて訳がいいのはよく分かってるけど、初めて読もうとしてる人には、「旧訳と比べて良いから良い」みたいな話より 中身が問題だろうから、純粋に作品そのものだけを評価する人間がいてもいいと思うんで、やっぱり☆2つ。これでも仏心。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
国名シリーズで最も優れているのは、やはり「エジプト十字架」じゃないでしょうか。 「ギリシャ棺」は引用癖が煩わしいというよりも、話の展開が面白くなかったですね。長さの割に展開のスピードが遅く退屈でした。 トリックや犯人の意外性もイマイチ驚くほどでもなかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クィーンの推理が二転三転するため読者もそれに惑わされがちだが、それはまんまと作者の術中に嵌っている。よ~く考えれば犯人は一人しかいない事はクィーンの他の作品より推理しやすかった。長いのを厭わなければ「読者への挑戦」に勝ちやすいと思われてクィーン入門にはうってつけの作品かも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
エラリー・クイーンが一流のミステリ作家として評価されていることは周知の事実だが、かなり読みにくい作家であることも、これまた周知の事実のようである。トリックは一流なのだが、その文体は、冗長で、流れが悪く、いただけない。巻末の解説で、解説者自身が「クイーンはあいかわらずの引用癖でみんなをいらいらさせる」と書いているくらいだから、推して知るべしと思ってほしい。他の作家なら一行で済ますようなセンテンスを、引用、比喩、修飾語で塗り固めてニ、三行に膨らませた積み重ねが、535ページの大長編になっているわけだから、みんながそのくどさに閉口し、いらついてくることに触れているのだ。こうしたエラリー・クイーンの独特の筆運びに合わないと、あまりに長いだけに、途中で挫折することになる。エラリー・クイーン初体験の読者には、この本を読む前に、そんなエラリー・クイーンと、最後まで向き合えるかどうか、短編集か「Yの悲劇」あたりで予行演習しておくことをお勧めする。随分、厳しいことを書いたが、トリックがわかりにくい面はあるものの、二転三転する展開、意外な犯人象と、ストーリー自体は一流のミステリとしての要素を十分、備えている。さて、そんな本書、あなたなら、どうする? | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!