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テニスコートの謎



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テニスコートの謎の評価: 3.67/5点 レビュー 24件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

犯人の足跡のない雨上がりのテニスコート。

帯に『驚天動地の大トリック』と書いてある割には「へえ、そうなんだ」という感じの足跡トリックです。でもこの犯人像ならかなり迫真の、いぶし銀に光るトリックですね。

主人公の男が、死体の発見者である惚れた女を守るため策略を張り巡らしますが、その女の方が犯人だとすると、守り甲斐がなくなります。主人公の男が女に騙されているわけですから。そう考えながら読むと、せっかくのドキドキするサスペンス色が薄まってしまいます。だから『無実の男女が、何度もピンチに陥りながら知恵を絞って無罪を勝ち取ろうとする』物語だと頭に入れておきましょう。

私は最初、「雨上がりのテニスコートに被害者と発見者の足跡しかないということは、犯人はテニスコートのネットの上を綱渡りしたに違いない!曲芸師が出るらしいし」と思って読み進めたのですが、物語中でいの一番にその説が論理的に否定されて、素晴らしい爽快感を感じることができました。やるな、カー。愛らしいぞ、フェル博士!
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488118372

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