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鏡は横にひび割れて
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【この小説が収録されている参考書籍】
鏡は横にひび割れての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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勧められたので読んでみたけど、自分は推理小説は、詐欺に遭ってる感じがして苦手だった。カバーの折り返し部分に登場人物の一覧があるので、進行を把握する手助けになった。読みやすい訳だとは思ったが、推理小説はもう読まないだろう。 | ||||
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パーティーの席上で起こった毒殺事件。被害者が飲んだのは、自分のグラスを落として割ったため、女優からもらったグラスの酒であり、それに毒が入れられていた。犯人が狙ったのは被害者なのか、女優なのか。当時現場に居合わせた関係者の目撃証言、2人を取り巻く人間関係を中心に捜査は進められていくが、やがて、第2、第3、第4の事件が起こる。 マープルものには、論理性を期待してはいけない。その推理は、過去の経験や人間観察による知恵に基づいて組み立てられた仮説であって、本事件もそう。ある人物の性格が事件の引き金になっている点が、クリスティーらしい。 捜査の課程で、女優を取り巻く過去の人間関係や様々な謎が明らかになっていくが、中でも大きな謎は、女優が被害者の話を聞いていた時の"鏡が横にひび割れた"ような茫然自失の表情。この謎に関しては、女優が黙して語らないままなので、真相はなかなか見えてこない。さらに、目撃者の証言などに2つの勘違いがあって、真相をより見えにくくしている。このような隠し方がクリスティーの巧妙なところなのだろう。 マープルの最後の説明だが、第2、第3の事件には触れられていない。この2つの事件で殺された2人がどの程度のことを知っていたのかは謎のまま。第2の事件の被害者を殺す必要があったのだろうか。 | ||||
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辛い評価としましたが、あくまで個人的な感想です。 ・途中まではストーリーの展開に期待を膨らませながら読むことができたが、読み続けるにつれてだんだんつまらなくなっていく。 ・読者を惑わすため、としか思えないエピソードが書かれている。 ・「予告状」が興ざめ。 ・「アレ」が動機にい関係していそう、というのは読んでいて予想がついた。 全体に、ストーリーの練り不足、推敲不足という印象が残った小説だった。多作の弊害だろう。 | ||||
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本書には『書斎の死体』と同じゴシントン・ホールを舞台に同書のヒロイン(笑い)バントリー夫人が再登場し、また『予告殺人』『パディントン発4時50分』に続きクラドック警部が三たび登場、その上『牧師館の殺人』の登場人物たちのその後の消息が伝えられるなど、旧作ファンには嬉しい限りだろう。 しかし、シリーズとしてではなく単独作品としての本書には、動機が一風変わっているという以外、見るべきものが何もない。 まず第1に、同様のプロットの作品レビューでも言及していることだが、このプロットは必然的に犯人が露呈してしまうため、犯人の意外性は期待できない。 また、第1の殺人の後、コーヒーにヒ素を入れたり第2の殺人で青酸を用いたりするのは不自然。 何種類もの毒薬を入手するのは手間と発覚のリスクを伴うので、誰でも入手できる第1の殺人と同じ毒を用いるのが自然というものだろう。 さらに、第2と第3の殺人の被害者たちはどうやって犯人を恐喝していたのだろう? 犯人にはある人物が危惧を抱いてぴったり貼りついていたはずで、両者がコンタクトをとるような機会はなかったはずである。 同じ理由で、そのある人物の目を盗んで犯人が犯行に及ぶのも無理に思う。 | ||||
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本書には『書斎の死体』と同じゴシントン・ホールを舞台に同書のヒロイン(笑い)バントリー夫人が再登場し、また『予告殺人』『パディントン発4時50分』に続きクラドック警部が三たび登場、その上『牧師館の殺人』の登場人物たちのその後の消息が伝えられるなど、旧作ファンには嬉しい限りだろう。 しかし、シリーズとしてではなく単独作品としての本書には、動機が一風変わっているという以外、見るべきものが何もない。 まず第1に、同様のプロットの作品レビューでも言及していることだが、このプロットは必然的に犯人が露呈してしまうため、犯人の意外性は期待できない。 また、第1の殺人の後、コーヒーにヒ素を入れたり第2の殺人で青酸を用いたりするのは不自然。 何種類もの毒薬を入手するのは手間と発覚のリスクを伴うので、誰でも入手できる第1の殺人と同じ毒を用いるのが自然というものだろう。 さらに、第2と第3の殺人の被害者たちはどうやって犯人を恐喝していたのだろう? 犯人にはある人物が危惧を抱いてぴったり貼りついていたはずで、両者がコンタクトをとるような機会はなかったはずである。 同じ理由で、そのある人物の目を盗んで犯人が犯行に及ぶのも無理に思う。 | ||||
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名前を覚えきれないくらい登場人物がたくさんいて、いろんな話がちりばめられているけれど、結局は単純な話なんですね。 これから読む人は、そのつもりで読みましょう。 おっと、ネタバレになるからこれ以上は書かないけれど。 | ||||
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名前を覚えきれないくらい登場人物がたくさんいて、いろんな話がちりばめられているけれど、結局は単純な話なんですね。 これから読む人は、そのつもりで読みましょう。 おっと、ネタバレになるからこれ以上は書かないけれど。 | ||||
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タイトルは殺意を決めた時の犯人の心境を表したものだろう。非常に良く雰囲気が出ている。聖書か何かからの引用だろうか ? これ以降は、ネタばらしになってしまう恐れがあるのだが、私はこの病気に関する知識を持っていたので、犯人・動機共すぐ分かってしまった。逆にその知識がない方には、最後まで動機に思い至ることはないであろう。このギャップは大きいが、作者は探偵役をミス・マープルにすることによって、物語をソフトタッチにし、読者を最後まで惹きつける。作者のストーリー・テリングのうまさが光る一作。 | ||||
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タイトルは殺意を決めた時の犯人の心境を表したものだろう。非常に良く雰囲気が出ている。聖書か何かからの引用だろうか ? これ以降は、ネタばらしになってしまう恐れがあるのだが、私はこの病気に関する知識を持っていたので、犯人・動機共すぐ分かってしまった。逆にその知識がない方には、最後まで動機に思い至ることはないであろう。このギャップは大きいが、作者は探偵役をミス・マープルにすることによって、物語をソフトタッチにし、読者を最後まで惹きつける。作者のストーリー・テリングのうまさが光る一作。 | ||||
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