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鏡は横にひび割れて
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【この小説が収録されている参考書籍】
鏡は横にひび割れての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 21~40 2/4ページ
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だいぶ前に読んだ記憶がありましたが、本を整理する時に捨ててしまい再度購入です。初期に読んだ物語の情景描写の印象が、現在読み直すと全く違って感じる不思議です。より深く登場人物の気持ちに寄り添えるそんな印象です。 犯人の心の描写、心情、どれもが刺激として残ります。 目撃証言が多いわりに、その見た者の解釈の違い、見たかもしれないがそれが何を意味するのか、犯人の精神描写心の動きが、ドラマよりも読んだ時の何とも言えない不気味さが、読んでいる読者をその世界に誘います。 是非、おススメの作品。ドラマとの違いを感じるのも、一つの楽しみ方です。 | ||||
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アガサ・クリスティに魅了されて三十年近く… シリーズ探偵のエルキュール・ポアロとミス・マープルには、特別な親しみを覚えます。 巧みなミスディレクションや縦横に張られた伏線の妙、意外な犯人と本格ミステリの美点が集約されていると言っていいです。 もちろん駄作もありますが、デビューした1920年代から亡くなる直前の70年代まで、およせ半世紀に渡ってコンスタントに発表していて、いずれの年代でも傑作・佳作を残しているのが驚異的です。(遺作を執筆した時は、八十歳を越えていました) 62年発表の本書はクリスティが七十二歳の時の作品でいわゆるマープル物です。 その晩年の諸作では、共通して、発端に事件が起こらず、巧みな筆致で、伏線を張りながら、これから何が起こるかという興味で中盤まで読者を引き付けます。 本書でも、映画女優が、英国の田舎町へと越して来て、その自宅でパーティーが開かれるまでが描かれていますが、何かが起こりそうという期待感が増すような演出がされています。 その女優を一目見ようと集まった多くの招待客の中の一人が毒殺される。被害者は心優しい中年女性で、殺害されるような原因があるとは思えない。 そして事件が起こる直前に映画女優が何か、あるいは誰かを見て、脅えた表情を見せていた。 彼女の視線の先には何の特徴もない絵しかないはずなのだが… この点の解明や前述の殺害動機への興味と意外性が秀逸で見抜ける人は少ないと思います。 クリスティの登場人物は、精彩がなく、紙で作られた人形ばかりという評論は、本作では当て嵌まらず、最後に明かされる悲劇とある登場人物の行為に心動かされる事必至です。 | ||||
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アガサ・クリスティのミステリーは主にポワロの登場するシリーズばかりを読んできて、今回、TV版をきっかけに、いくつかある作品のうちこのレビューを参考にして選び、読んでみました。 導入は地味ですが、ヒロイン:ミス・マープルの人物造形は、身体虚弱で老境にさしかかった<ねむり菩薩>にとって大変身近に感じられ、ポワロが『カーテン』で見せた老境とは違ったイミで歳を重ねてから初めて分かる味わいを感じました。 また、ヒロインがバントリー夫人の情報を手掛かりにプロファイリングしてみせる場面は、アセスメント(患者の心と身体の表象をありありと観察すること)を職務にしてきた菩薩(元、MSW)から見ても、その直観力に感心させられました。その点、このレビューで指摘があるように必ずしも<論理的>ではありません。「かつての少年」クラドック主任警部とのやりとりも英国人らしいウィットに富んでいてストーリーにも厚みが加わり、エンターテイメントとしても楽しかった。 この作品が特に女性に人気のある理由として、作家の新津よしみさんが解説で「女性であれば、どの世代でも、いつの時代でも共感するに違いない…普遍的な動機なのだ」と指摘されているのを読み、なるほど、と思いました。 謎解きは、ぜひ、原作でお楽しみください(^_-)-☆ | ||||
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ただいまアガサ・クリスティ女史作品の電子版を紙媒体の書籍から再購入中ですが、本作の直前にミス・マープル初登場の『牧師館の殺人』を読了したところに同じくミス・マープル物の佳境に入った本作を読み、ミス・マープルの活躍ばかりか愛すべきバントリー夫人、イケメンのクラドック警部の連携が素晴らしい本作の展開にゾクゾクします。サスペンスフルでゾクゾクというより「ミス・マープル物はやっぱりこうじゃなきゃ‼︎」と快哉をあげたい気持ち。ミス・マープルの愛してやまないセント・メアリ・ミードにて芸能界を舞台に華麗な殺人物語が始まる。もちろん犯人は記憶していますが、ミス・マープルとともに古き良きセント・メアリ・ミードにタイムスリップして一緒に謎解きをすることに意味がある。一番好きな『バートラム・ホテルにて』は最後に取っておくとして、本作でミス・マープルの大活躍を味わい尽くし大満足です、オススメ‼︎ | ||||
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3月25日テレ朝でTVドラマ化、なんとミスマープルが沢村一樹! 映画も見ましたが大女優にエリザベステイラーでした。 | ||||
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最初に他の人のレヴューを読んで犯人が分かってしまったので、本の内容自体が大変優れているだけに残念でなりません。知らなかったらどんなにか楽しく読めたでしょう?内容の評価は満点ですが、ネタバレしてたので1です。 | ||||
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前半は多少時間がかかるものの、後半の展開は素晴らしい。 主人公の女優の描写が少ないので、映画を見たくなった。 | ||||
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この作品、好きですね、Christieの作品の中でもmotiveがはっきりしていて「そういうことねー」と納得してしまいました。 中学生で読んだのですが、Miss Marpleの激白するセリフが秀逸で、何回も読み返してしまうくらいでした。 ミーハーな女がなぜ殺害されたのか…ネタバレですけど、他人に伝染する病気はインフルエンザにしても学校には登校禁止になるので、 病気を伝染させられた結果…そりゃあ、ムカつくでしょう。 いや、いや、それは勇気じゃなくて、迷惑、というか。いる、いるというか、こういうヒトって。 この作品を読んで、子供心にクラスで流行ってる歌手とかの話しをしてる女子とか見てたら…自分はテレビ見ない子供で、本読むか勉強するかしてて、「そんな何んとかいう歌手のことギャアギャア言ってるヒマがあったら勉強する方がいいだろ?」とか思っちゃていて、 この作品ではミーハー?なヒトたちって…やっぱりどうかしてるんだな、と実感したものです。 会いたい有名人ていませんね、最近SNSに散々っぱら高額な宝石を自慢気にuploadしていたセレブが強盗されたっていうニュースありましたけど、有名人てそういうことで食ってるから、マイナスな相手にも関心持たれる職業なんで、有名税って言葉があるように、 privacyを公開するんだったら、それなりのこともあるっていうことです、no pain , no gainですよね。 困るのは有名人のヒトたちって、いつもチヤホヤされてるんで、世界中の全てのヒトたちが有名人たちに興味があるんだ、って思い込むことかな、シラっとしますよね、傲慢というか。 誰しも興味や関心があるジャンルってあるので、有名人たちに興味があるヒトたちばかりだと思うのはカンベンしてl欲しい。 ただ、この作品は女性うけは良いと思いますが男性には今いち理解できないものかもしれないんで星negative1。 | ||||
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パーティーの席上で起こった毒殺事件。被害者が飲んだのは、自分のグラスを落として割ったため、女優からもらったグラスの酒であり、それに毒が入れられていた。犯人が狙ったのは被害者なのか、女優なのか。当時現場に居合わせた関係者の目撃証言、2人を取り巻く人間関係を中心に捜査は進められていくが、やがて、第2、第3、第4の事件が起こる。 マープルものには、論理性を期待してはいけない。その推理は、過去の経験や人間観察による知恵に基づいて組み立てられた仮説であって、本事件もそう。ある人物の性格が事件の引き金になっている点が、クリスティーらしい。 捜査の課程で、女優を取り巻く過去の人間関係や様々な謎が明らかになっていくが、中でも大きな謎は、女優が被害者の話を聞いていた時の"鏡が横にひび割れた"ような茫然自失の表情。この謎に関しては、女優が黙して語らないままなので、真相はなかなか見えてこない。さらに、目撃者の証言などに2つの勘違いがあって、真相をより見えにくくしている。このような隠し方がクリスティーの巧妙なところなのだろう。 マープルの最後の説明だが、第2、第3の事件には触れられていない。この2つの事件で殺された2人がどの程度のことを知っていたのかは謎のまま。第2の事件の被害者を殺す必要があったのだろうか。 | ||||
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この作品は、私が途中で犯人も動機も方法も(そこまでの伏線も)ほぼ完全に当てることができた、数少ないもののうちの1つです。 と言って、つまらなかったわけではありません。ミステリはストーリーあってのものですし、犯人は分かっても作者がストーリーをどう料理してしあげていくのか、楽しみながら読めました。 (他のレビューでも書きましたが、やっぱりミステリのレビューって難しいですね。ネタバレになるんじゃないかとひやひやします。 以下ニアミスになるような気もしますので、勘の良い方は読まない方が良いかも。) この作品の発表当時は結構アッと言わせるプロットだったのかもしれませんが、現代の日本人(日本人でなくても同じ認識があるのかどうか分かりませんでしたので日本人と書きましたが他意はありません)、特に既婚者の多くは、私と同じように途中の記述で気付いてしまうものかも知れません。 それでも作品としてはよくできていると思いましたし面白く読めましたので、星4つです。 | ||||
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・第二、第三の殺人については、「誰それがやった」とはっきり書かれていないのでアレレ? 多分、最初の犯人と同一と考えるのが妥当なんでしょうけど・・・ ・動機が明かされるくだりには唸りました。ていうか、その立場になったら私でも殺す。犯人GJ! ・女優さん、自分の子ができないからって、赤の他人の子をもらってきて(しかも3人も) アクセサリーみたいに猫可愛がりして、いざ自分の子ができたらあっさりポイってヒドすぎ。 ・ミス・マープルが話していたヤーコポ・ベッリーニの聖母像について、ネットで見ることができました。 (絵のタイトルが違うかもなので、明確に「この絵」だとは言えないのだけれど) うっすらとした微笑み。普通に見ているだけでも、心を衝かれて悲しくなってくる優しい微笑み。 絵を見た後、犯人の心境を思ったら本当に気の毒でした。クリスティーって凄い。 | ||||
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セント・メアリ・ミード村のゴシントン・ホールを買い取ったのは、 ハリウッドの大女優マリーナ・グレッグと夫で映画監督のジェーン・ラッドだ。 リフォームした屋敷のお披露目パーティーに村の人々を招待する。 ミセス・バドコックがパーティーで出されたカクテルを飲んで急死する。 その場に居合わせた以前の屋敷の持ち主でマープルの友人バントリー夫人は、 マリーナとミセス・バドコックが話しているところを偶然見ていた。 マリーナの凍りついた表情や出来事を詳しくマープルに伝えた。 その後、次々に殺人事件が起こる。 マープルは犯人に同情する。ミセス・バドコックは無神経で自分のしでかしたことを悪いと気づかないのが原因だ。 | ||||
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次回、読めるのはストーリーを忘れた頃。 数年先くらいかな?? | ||||
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全381P、アガサクリスティ原作、大人気「ミス マープル・シリーズ」の中の1作品、頭の切れる中年女性が大活躍、数々の難事件を解決をしてゆくといったストーリー(彼女の甥が刑事)、今作で登場をするのはかつての伝説的ハリウッドスター女優のマリーナ グレッグ、原作ではハリウッドの伝説的女優のグレタ ガルボをモデルとしているのが、興味深い!、近年まで幾度となく映画化されていますが、最高傑作といえば、やはり1980年公開の「クリスタル殺人事件」でしょう、かつては絶世の美女といわれたスター女優のエリザベス テイラー(代表作「バージニアウルフなんか怖くない」)がマリーナ グレッグを、更に2枚目タフガイ俳優のロック ハドソン(代表作「ジャイアンツ」)、お色気女優のキム ノバク(代表作「ピクニック」)と実に豪華な出演陣の名作に仕上がっているので小説共々、こちらもお勧めですよ!。 | ||||
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全381ページ、アガサ クリスティ原作、大人気シリーズ「ミス マープル・シリーズ」の中の1作品、頭の切れる中年女性が大活躍、数々の難事件を解明してゆくといったストーリー(彼女の甥が刑事)今作で登場をするのは、かつての伝説的なスター女優のマリーナ グレッグ、原作ではハリウットの伝説的な女優のグレタ ガルボをモデルとしているのが興味深い!、近年まで幾度となく映画化もされていますが、最高傑作といえばやはり、1980年公開の「クリスタル殺人事件」でしょう!、かつては絶世の美女といわれたスター女優のエリザベス テイラーがマリーナ グレッグを演じ、更に2枚目タフガイ俳優のロック ハドソン、お色気女優のキム ノバクと実に豪華な出演陣の名作に仕上がっていますので、こちらもぜひ、合わせてどうぞ。 | ||||
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一冊つずつ集めてアガサの世界を堪能しています。どの刊も最高です。 | ||||
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女優のファンというだけのただの無害なミーハーおばさんが なぜ殺されないといけなかったのか?? 誰も殺すような理由などないはずなのに・・・ 最後の最後で、ミスマープルがその理由をスバリ指摘します。 真相がわかった時は、ぞくっとします。 もしかしてクリスティも、この被害者のような空気の読めない人に 辟易していたのかもしれませんね。 悪気がないのに他人に迷惑をかける人って、古今東西どこにでもいるものです。 | ||||
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看護助手でもあったクリスティならではの話でしょう。 オリエント急行やアクロイドのような意外な犯人を期待していた人には 肩すかしだったかもしれませんが、犯人が意外なのではなく 動機が意外なのです。 しかし、突拍子もない動機というわけではありません。 60年前に書かれた作品ですが、現代でも起こり得る話なのです。 中学生〜高校生女子の課題図書にしてもいいくらいです。 | ||||
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辛い評価としましたが、あくまで個人的な感想です。 ・途中まではストーリーの展開に期待を膨らませながら読むことができたが、読み続けるにつれてだんだんつまらなくなっていく。 ・読者を惑わすため、としか思えないエピソードが書かれている。 ・「予告状」が興ざめ。 ・「アレ」が動機にい関係していそう、というのは読んでいて予想がついた。 全体に、ストーリーの練り不足、推敲不足という印象が残った小説だった。多作の弊害だろう。 | ||||
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長編の中では一番好き。 セントメアリーミード村が 『書斎の死体』時よりも 年月が経って、 どんな風に変わったのかが描写されている。 しかもミス・マープルは メイドの娘たちに話を聞いたり、 昔の映画雑誌や少ない情報から 現場に殆んど行かずして解決してる…恐るべし | ||||
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