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杉の柩
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杉の柩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 41~53 3/3ページ
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クリスティーお得意のラブ・ミステリ。 これと、「ホロー荘」は双璧でしょう。 「ホロー」と比べると、こちらは文学性では劣るが、サスペンスは充満している。 最初から最後まで、退屈させることがない。 | ||||
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1940年作品。法廷モノ・鋭い女性心理描写・幅広い毒と薬の分野の知識というクリスティーの得意技が随所に感じられる作品。 前半部分の事件が起こるまでの描写がちょっと長くて若干間延びをするが、それでも短い場面を次々と繰り出す様はまさにクリスティー得意の『戯曲仕立て』になっていてなかなかの迫力だ。実際この作品は後半へ行くほど面白い。 クリスティーがワザ師なのをつくづく感じる佳作だ。 | ||||
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1940年作品。法廷モノ・鋭い女性心理描写・幅広い毒と薬の分野の知識というクリスティーの得意技が随所に感じられる作品。 前半部分の事件が起こるまでの描写がちょっと長くて若干間延びをするが、それでも短い場面を次々と繰り出す様はまさにクリスティー得意の『戯曲仕立て』になっていてなかなかの迫力だ。実際この作品は後半へ行くほど面白い。 クリスティーがワザ師なのをつくづく感じる佳作だ。 | ||||
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ひとは、たやすく、愛を口にする。 恋人同士の間柄なら、なおさら。 その中に、不変なものなど、どれだけあるのだろう。 この作品は、ポアロものではあるが、ポアロものとして読むより、エレノアの愛の物語として読むほうが、ふさわしいと思う。 ・・・もちろん、ちゃんとミステリーなので、その点はご心配なく。 | ||||
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ひとは、たやすく、愛を口にする。 恋人同士の間柄なら、なおさら。 その中に、不変なものなど、どれだけあるのだろう。 この作品は、ポアロものではあるが、ポアロものとして読むより、エレノアの愛の物語として読むほうが、ふさわしいと思う。 ・・・もちろん、ちゃんとミステリーなので、その点はご心配なく。 | ||||
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ポアロ物です。が、ポアロの登場は第2部から。第1部はヒロイン・エリノアの目線で事件が起こるまでが書かれています。 エリノア―静かで知的で公平なレディ、皆はそう思っている。けれど、本当の彼女は激しい気性の持ち主。それを表面に出さない術をいつの間にか身に着けたのだ。今も、婚約者であるロディーを前に冷静な態度で話している。しかし実際は苦しいほど愛しているのだ。 ロディーも彼女を愛してはいる。だが、彼は激しい愛情や感情などを押し付けられることを望んではいない。そんな女性を嫌ってさえいる。だからエリノアはこの感情を悟られないよう、慎重に押し隠しているのだ。 二人の関係はうまくいっており、結婚は間近に思われていた。しかし、その時ロディーがメアリイに出会ってしまった。それは一種の災難のようなものだった。何の心構えも出来ないまま、彼は一瞬でメアリイに恋に落ちてしまった。 主人公のエリノアをとても好きになってしまいました。なので、メアリイ殺しの罪で逮捕されてしまった彼女が心配で、「ポアロ頑張っておくれよ」と心で叫びつつ読んでおりました。第2部は調査・関係者の聞き込みに頑張ってるポアロの活躍です。 そして、第3部は法廷です。被告人席に立たされているエリノア。見守るポアロ。事件は思いもかけぬ結末へ。 "思いがけない犯人・トリック"、よく聴く言葉ですが、ズバリです。ラストも爽やかで、お気に入りの一冊です。 | ||||
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ポアロ物です。が、ポアロの登場は第2部から。第1部はヒロイン・エリノアの目線で事件が起こるまでが書かれています。 エリノア―静かで知的で公平なレディ、皆はそう思っている。けれど、本当の彼女は激しい気性の持ち主。それを表面に出さない術をいつの間にか身に着けたのだ。今も、婚約者であるロディーを前に冷静な態度で話している。しかし実際は苦しいほど愛しているのだ。 ロディーも彼女を愛してはいる。だが、彼は激しい愛情や感情などを押し付けられることを望んではいない。そんな女性を嫌ってさえいる。だからエリノアはこの感情を悟られないよう、慎重に押し隠しているのだ。 二人の関係はうまくいっており、結婚は間近に思われていた。しかし、その時ロディーがメアリイに出会ってしまった。それは一種の災難のようなものだった。何の心構えも出来ないまま、彼は一瞬でメアリイに恋に落ちてしまった。 主人公のエリノアをとても好きになってしまいました。なので、メアリイ殺しの罪で逮捕されてしまった彼女が心配で、「ポアロ頑張っておくれよ」と心で叫びつつ読んでおりました。第2部は調査・関係者の聞き込みに頑張ってるポアロの活躍です。 そして、第3部は法廷です。被告人席に立たされているエリノア。見守るポアロ。事件は思いもかけぬ結末へ。 "思いがけない犯人・トリック"、よく聴く言葉ですが、ズバリです。ラストも爽やかで、お気に入りの一冊です。 | ||||
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クリスティの後期の作品には、推理小説というよりラブストーリーかサスペンスとして優れた作品が多いように思います。この作品も、殺人の容疑者である女性のモノローグから物語が始まり、丁寧な心理描写がなされます。ラブストーリーとしても面白くサスペンスとしても一流だと思いました。エリノアは、幼馴染の婚約者が心を移した娘メアリーを毒殺した容疑で逮捕されます。全ての状況が彼女の犯行を証明しているかのような状況の中、彼女の無実を信じる医師の依頼でポアロが捜査に乗り出します。証言者のうそを見抜き、そのうそから真実を導き出すポアロの手並は見事です。いつものポアロの得意な謎解きの披露は、この作品では裁判の場面の中で明らかにされていきます。さすが劇作も多いクリスティ。まるで映画か舞台を見ているような演出です。 | ||||
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クリスティの後期の作品には、推理小説というよりラブストーリーかサスペンスとして優れた作品が多いように思います。この作品も、殺人の容疑者である女性のモノローグから物語が始まり、丁寧な心理描写がなされます。ラブストーリーとしても面白くサスペンスとしても一流だと思いました。 エリノアは、幼馴染の婚約者が心を移した娘メアリーを毒殺した容疑で逮捕されます。全ての状況が彼女の犯行を証明しているかのような状況の中、彼女の無実を信じる医師の依頼でポアロが捜査に乗り出します。証言者のうそを見抜き、そのうそから真実を導き出すポアロの手並は見事です。 いつものポアロの得意な謎解きの披露は、この作品では裁判の場面の中で明らかにされていきます。さすが劇作も多いクリスティ。まるで映画か舞台を見ているような演出です。 | ||||
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大好きな推理小説の中の大好きなクリスティの中の最も好きな一冊です。タイトルからは創造できないくらい、複雑でいて、でも単純な結末なのですが、そこに至るまでの登場人物たちのドラマが面白いです。推理小説と言うよりも、モノローグ(独白)的でサスペンスといった作品ですが、そこにはちゃんとロマンスもあり、素敵なエンディングに思わずうれしくなりました。クリスティらしくないようで、最も彼女らしいと思わせる、何度も繰り返し読んでしまう、ハマリ本です。 | ||||
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大好きな推理小説の中の大好きなクリスティの中の最も好きな一冊です。 タイトルからは創造できないくらい、複雑でいて、でも単純な結末なのですが、 そこに至るまでの登場人物たちのドラマが面白いです。 推理小説と言うよりも、モノローグ(独白)的でサスペンスといった作品ですが、 そこにはちゃんとロマンスもあり、素敵なエンディングに思わずうれしくなりました。 クリスティらしくないようで、最も彼女らしいと思わせる、何度も繰り返し読んでしまう、ハマリ本です。 | ||||
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主人公、エリノアには幼なじみの婚約者がいた。 しかし、彼は雇い人の娘に一目ぼれし、婚約は取り消しとなった。 その娘が、エリノアの作ったサンドイッチを食べて毒死。 疑いは彼女にかかり、拘引された。 エリノアを慕う医師から、事件の真相を探ることを以来された名探偵、エルキュール・ポアロは、医師とともに調査を行う。 ミステリファンでなくても惹かれるドラマチックな設定。 推理小説というよりはサスペンス的な物語だが、クリスティファンの中でも評価の高い作品です。 | ||||
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主人公、エリノアには幼なじみの婚約者がいた。 しかし、彼は雇い人の娘に一目ぼれし、婚約は取り消しとなった。 その娘が、エリノアの作ったサンドイッチを食べて毒死。 疑いは彼女にかかり、拘引された。 エリノアを慕う医師から、事件の真相を探ることを以来された名探偵、エルキュール・ポアロは、医師とともに調査を行う。ミステリファンでなくても惹かれるドラマチックな設定。 推理小説というよりはサスペンス的な物語だが、クリスティファンの中でも評価の高い作品です。 | ||||
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