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アクロイド殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
アクロイド殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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読む前に既にトリックが全く同じ映画(ベニチオ・デル・トロ出演作)を見ていたので犯人はわかってしまいました。もっともあれは「映画」だからこそなせる業であって、「小説」である本作ではやはりどうかと思います(映画ですら非難する人がいるのですから)。推理小説の王道を逆手に取った本作では「推理小説」の読者は無意識に犯人を容疑者から除外してしまい、ただただ騙されるしかありません。クリスティの手腕は見事なもので、「詐欺だ」と思わせない無難な筋運びで、伏線もあとで思い返して納得する程度にしか張られてはいません。個人的には映画を見てから本作を読んでいる事を祈ります。 | ||||
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Collins版で全く初めて読みましたが、探偵小説としては少し物足りなさを感じました。ポアロが種明かしをする随分前から犯人の見当は付きます。だってポアロも言っている様にいくつかの要素がその人間をはっきりと指し示しているし(他の容疑者については詳しく述べられていない)、何と言っても序盤のあの暗示的な文章! 手口もそれほど複雑ではなく説明不足の事柄もいくつかあります。しかし当時としてはやはり奇想天外な技巧で、傑作と呼ばれるのに相応しい長編であっただろうと思いますが。私には特に最後の章がデリケートで印象的でした。 | ||||
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この歴史的作品をなぜか読んでいなかったのに気付き、慌てて読みました。 しかし、そのトリックの手法に関して、色々と論じられているのは当然知 っていましたので、無垢な気持ちで読み進めるには多少コツが要りました。 また、率直に言って、読み手に優しくない翻訳により、面白さが損なわれ ている気がします。原書で読めるほど語学に堪能ではないので、批難する 資格はないかもしれませんが、クリスティ女史の名誉の為にも、もう少し 頑張って欲しいものです。新訳版も出ているようですので、初読ならそち らの方が良いかもしれません。 本作は、謎解きに挑戦するというよりも、ミステリーの歴史を確認する くらいの気持ちで読むのが、現代においては有意義と思います。 当時としては革新的なトリックだったと思いますが、以降、類似した手法 を用いた作品も少なからずありますので、初出、原典というところに 「アクロイド殺し」が評価される所以があります。 クリスティが現代に生きていたら一体どんなトリックを生み出していたの でしょうか。もう出尽くしたと言われるトリックですが、彼女にはそんな 常識通用しない、と思わせるだけの才能が香る作品です。 | ||||
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