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裁きの曠野
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裁きの曠野の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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どうです、この邦題!!! すばらしいですよねっ。「荒野」じゃないんですよ、「曠野」ですよっ!! この絶妙な漢字選びで、この邦題だけで、もはや星4つは確実! ・・・と思って読みはじめたのですが。 なんとなんと、C.J.ボックスらしくない繊細さに欠ける文章があったり、どう考えても描き込みの足りない主要登場人物がいたり、完成度はいままででいちばん低いといわざるをえません。 なので、辛口です。 今回のジョー・ピケットはまさに四面楚歌。 前作でやっつけたかに思えたやつがゾンビのように復活して目の前にたちはだかったりして、仕事関係のリレーションシップに味方なし! の状態は読んでる方もなかりの苦痛です。 稀代のぼやっきーヒーロー、ヴァランダー刑事といい勝負な、 「もう、オレ、こんな仕事辞めたいよ・・・」 的なとほほな展開がせつないです。 物語の柱は2本。 迷惑な3兄弟の遺産争いと、勘違いで逆恨みの暗殺者。 ピケット一家を脅かす魔の手に翻弄され、アメリカいちまっすぐな男ジョー・ピケット満身創痍でむかえる終盤!! 都合のよすぎる援軍登場と、大雑把な「リセット方式」の決着のつけ方がC.J.ボックスらしくなく、ラストに至っては、 「ああ、実はもう終わりにしたかったのね、このシリーズ・・・」 と納得してしまったくらい。 なのに終わりでなかったなんて(笑)! この意表をつくユニークさがC.J.ボックス? 次作まで待ちきれないです。 | ||||
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