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焦茶色のパステル
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焦茶色のパステルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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競馬評論家である夫の隆一と、離婚寸前の関係になっていた香苗。 その隆一が、東北の幕良牧場で牧場長とサラブレッドの母子―― モンパレットとパステル――とともに、何者かに射殺されてしまう。 香苗は、隆一が残した言葉“これ、本当にパステルか?”を手がかりに 競馬新聞社勤務の親友・芙美子とともに、夫の死について調べ始める。 やがて二人は、競馬界を震撼させる真相にたどり着き……。 夫の死を巡る謎を追ううちに、新たな謎――不審な競走馬売買、 汚職問題――が現れ、物語が重層的に深化していくという展開。 競馬の知識――ギャンブルについてではなく、競走馬の血統や育成、 取引について――をまったく持たない人物を主人公に設定すること で、主人公への説明がそのまま読者へのレクチャーとなっていると いう親切設計であるだけでなく、その中に解明のための手がかりを を組み込んでいく――といった過不足のない構成には唸らされます。 さらに、タイトルで真相を大胆に暗示しつつ、個々の謎を解明する手順に工夫を 凝らすことで、最後まで“切り札”を伏せたままにしているのも、じつに見事です。 | ||||
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競馬評論家である夫の隆一と、離婚寸前の関係になっていた香苗。 その隆一が、東北の幕良牧場で牧場長とサラブレッドの母子―― モンパレットとパステル――とともに、何者かに射殺されてしまう。 香苗は、隆一が残した言葉“これ、本当にパステルか?”を手がかりに 競馬新聞社勤務の親友・芙美子とともに、夫の死について調べ始める。 やがて二人は、競馬界を震撼させる真相にたどり着き……。 夫の死を巡る謎を追ううちに、新たな謎――不審な競走馬売買、 汚職問題――が現れ、物語が重層的に深化していくという展開。 競馬の知識――ギャンブルについてではなく、競走馬の血統や育成、 取引について――をまったく持たない人物を主人公に設定すること で、主人公への説明がそのまま読者へのレクチャーとなっていると いう親切設計であるだけでなく、その中に解明のための手がかりを を組み込んでいく――といった過不足のない構成には唸らされます。 さらに、タイトルで真相を大胆に暗示しつつ、個々の謎を解明する手順に工夫を 凝らすことで、最後まで“切り札”を伏せたままにしているのも、じつに見事です。 | ||||
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週間文春 1982年 総合1位 焦茶色のパステルカラー?がタイトルから受ける印象。実際は、黒鹿毛(焦茶色)の競走馬の名前だったりする。本作は、パステルを含む競走馬二頭と、競馬の関係者する二名の同時殺害事件の謎解きで、このタイトルに解決のための糸口が提示されている。 殺害された競馬記者の妻とその親友が探偵役なのだが、離婚寸前の夫婦という設定のせいか、夫の死亡という現実に直面しての捜査活動に違和感がない。テンションの高い親友にひっぱられてたどりつく真相(whoよりwhyの方)は、ひとひねりが効いている。 前提知識がなくとも楽しめる競馬ミステリ(の一種?)である。岡嶋二人のその後の活躍を予感させる江戸川乱歩賞受賞作=デビュー作。 | ||||
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週刊文春 1982年 総合1位 焦茶色のパステルカラー?がタイトルから受ける印象。実際は、黒鹿毛(焦茶色)の競走馬の名前だったりする。本作は、パステルを含む競走馬二頭と、競馬の関係者する二名の同時殺害事件の謎解きで、このタイトルに解決のための糸口が提示されている。 殺害された競馬記者の妻とその親友が探偵役なのだが、離婚寸前の夫婦という設定のせいか、夫の死亡という現実に直面しての捜査活動に違和感がない。テンションの高い親友にひっぱられてたどりつく真相(whoよりwhyの方)は、ひとひねりが効いている。 前提知識がなくとも楽しめる競馬ミステリ(の一種?)である。岡嶋二人のその後の活躍を予感させる江戸川乱歩賞受賞作=デビュー作。 | ||||
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江戸川乱歩賞 1982年 受賞作二編。 ■焦茶色のパステル 週刊文春 1982年 総合1位 焦茶色のパステルカラー?がタイトルから受ける印象。実際は、黒鹿毛(焦茶色)の競走馬の名前だったりする。本作は、パステルを含む競走馬二頭と、競馬の関係者する二名の同時殺害事件の謎解きで、このタイトルに解決のための糸口が提示されている。 殺害された競馬記者の妻とその親友が探偵役なのだが、離婚寸前の夫婦という設定のせいか、夫の死亡という現実に直面しての捜査活動に違和感がない。テンションの高い親友にひっぱられてたどりつく真相(whoよりwhyの方)は、ひとひねりが効いている。 前提知識がなくとも楽しめる競馬ミステリ(の一種?)である。岡嶋二人のその後の活躍を予感させる江戸川乱歩賞受賞作=デビュー作。 ■黄金流砂 週刊文春1982年 総合3位 三つの殺人事件と、奥州藤原氏 黄金伝説にまつわる暗号解読、昭和になって発見された奥羽山系の無名峰を巧みに組み合わせている。歴史ミステリの趣あり、特に藤原三代に興味があるのならば、十分に楽しめると思う。一方で、殺人事件に関する、トリックや、動機は、よくある話し という印象である。決着のつけ方も、唐突で、不満が残ってしまう。応募作品であるがゆえの枚数制限なのかなぁ。 途中、面白かったので残念。 | ||||
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競馬のことが特に分からなくても楽しめると聞いていたが、 説明が非常に分かりやすくむしろ馬に少しだけ興味がわいてきた。 東北の牧場で馬と一緒に夫を射殺された女性が彼女の親友と事件の核心に迫ろうとするのだが、 女性二人が主人公というだけありなんだかとても危なっかしい場面が多く、 非常にハラハラさせられながら読んだ。 馬の血統の話がなかなか面白く、そちらに知識があれば倍楽しめるのでは。 | ||||
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競馬のことが特に分からなくても楽しめると聞いていたが、 説明が非常に分かりやすくむしろ馬に少しだけ興味がわいてきた。 東北の牧場で馬と一緒に夫を射殺された女性が彼女の親友と事件の核心に迫ろうとするのだが、 女性二人が主人公というだけありなんだかとても危なっかしい場面が多く、 非常にハラハラさせられながら読んだ。 馬の血統の話がなかなか面白く、そちらに知識があれば倍楽しめるのでは。 | ||||
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どんでん返しの連続。競馬を知らない人でも楽しめます。 途中、競馬ニュースに勤める女性がどうしても男性に思えて仕方なかったんだけど、これはわざとなんでしょうか? | ||||
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どんでん返しの連続。競馬を知らない人でも楽しめます。 途中、競馬ニュースに勤める女性がどうしても男性に思えて仕方なかったんだけど、これはわざとなんでしょうか? | ||||
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題名が面白いですね。 パステルから想像したのはパステルカラー・・・・・淡い色彩。 ん、焦茶色とパステルってどんな取り合わせなんだろう? 馬の名前でした。 実はこの題名がしっかり意味を持っています。 競馬を題材にしたミステリーですが、私のように全く競馬を知らない人間にも分るように描かれています。 競馬評論家の「大友隆一」が殺害されます。 巻き添えのように思われたのですが、ある事実に気が付いていたことが判明します。 その事実とは何だったのでしょうか? 大友隆一の妻「香苗」とその友人「綾部芙美子」が謎に迫ります。 最後の見事などんでん返し迄の筋立てもしっかりしていて安心して楽しめる作品です。 | ||||
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題名が面白いですね。 パステルから想像したのはパステルカラー・・・・・淡い色彩。 ん、焦茶色とパステルってどんな取り合わせなんだろう? 馬の名前でした。 実はこの題名がしっかり意味を持っています。 競馬を題材にしたミステリーですが、私のように全く競馬を知らない人間にも分るように描かれています。 競馬評論家の「大友隆一」が殺害されます。 巻き添えのように思われたのですが、ある事実に気が付いていたことが判明します。 その事実とは何だったのでしょうか? 大友隆一の妻「香苗」とその友人「綾部芙美子」が謎に迫ります。 最後の見事などんでん返し迄の筋立てもしっかりしていて安心して楽しめる作品です。 | ||||
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デビュー作? らしい。 『99%の誘拐』が、おもしろかったので、 読んでみました。 馬には詳しくないので、 そこの謎解きは、 「あぁ、そうなの」 的でした。 それと、動機がイマイチ、 わかりにくかった。 そんなことで、3人死ぬの? とも思いましたが、 まぁ、理屈は通ってるかな。 登場人物のキャラとか、 最後のどんでん返しとか、 ドラマがしっかりしてので、 最後まで楽しめました。 “馬”モノは、まだあるらしいけど、 それ以外のものを、読んでみようかな。 | ||||
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デビュー作? らしい。 『99%の誘拐』が、おもしろかったので、 読んでみました。 馬には詳しくないので、 そこの謎解きは、 「あぁ、そうなの」 的でした。 それと、動機がイマイチ、 わかりにくかった。 そんなことで、3人死ぬの? とも思いましたが、 まぁ、理屈は通ってるかな。 登場人物のキャラとか、 最後のどんでん返しとか、 ドラマがしっかりしてので、 最後まで楽しめました。 “馬”モノは、まだあるらしいけど、 それ以外のものを、読んでみようかな。 | ||||
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馬はただ純粋に走るだけだ。ひたすらゴールをめざして。人間は その純粋に走る馬さえも、自分の利益のために利用しようとする。 大友の死の真相が明らかになるにつれ、競馬界の驚くべき事実も 見えてくる。隠そうとしたことは、人を二人も殺してまで守るべき ことなのか?動機が明らかになったときにはむなしさを感じた。 人間の利害関係に巻き込まれたパステルも憐れだ。本来のミステリーの 面白さに加え、競走馬の血統についての描写も興味深く、面白かった。 | ||||
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馬はただ純粋に走るだけだ。ひたすらゴールをめざして。人間は その純粋に走る馬さえも、自分の利益のために利用しようとする。 大友の死の真相が明らかになるにつれ、競馬界の驚くべき事実も 見えてくる。隠そうとしたことは、人を二人も殺してまで守るべき ことなのか?動機が明らかになったときにはむなしさを感じた。 人間の利害関係に巻き込まれたパステルも憐れだ。本来のミステリーの 面白さに加え、競走馬の血統についての描写も興味深く、面白かった。 | ||||
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読みやすい文章と巧みな構成の作品。 伏線の張り方や最後のどんでん返しなど手堅くまとまっている。 探偵役の女性二人のキャラもうまく立っていてる。 ただ、この作品の鍵となっているサラブレッドの系統については、 競馬に興味のない人には、作者の説明に「そういうものか」と納得 するしかない。 判りやすさという点では、前年の乱歩賞候補作「あした天気に しておくれ」の方が判りやすかった。 | ||||
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読みやすい文章と巧みな構成の作品。 伏線の張り方や最後のどんでん返しなど手堅くまとまっている。 探偵役の女性二人のキャラもうまく立っていてる。 ただ、この作品の鍵となっているサラブレッドの系統については、 競馬に興味のない人には、作者の説明に「そういうものか」と納得 するしかない。 判りやすさという点では、前年の乱歩賞候補作「あした天気に しておくれ」の方が判りやすかった。 | ||||
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競馬に興味の無い方でも十分に楽しめる小説です。血統のあまりよく判らなくても、岡嶋作品に共通して言える様に、ストーリーの面白さであれよあれよというまに読んでしまいます。 | ||||
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競馬に興味の無い方でも十分に楽しめる小説です。血統のあまりよく判らなくても、岡嶋作品に共通して言える様に、ストーリーの面白さであれよあれよというまに読んでしまいます。 | ||||
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パステルというのは馬の名前です。 競馬を題材としながらも、その知識が無い人に分かりやすく説明しているのは見事です。 「焦茶色のパステル」というタイトルにも意味があります。 血統という重要なファクターを取り入れているのが良かったです。 | ||||
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