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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全502件 261~280 14/26ページ
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| こんなに、ストレートに心を揺さぶられた小説は、いまだかつて無いと思いました。 私は絵が好きです。でも絵画に詳しいわけじゃありません。 趣味でイラストを長年描いていただけです。 人間には、感動する器官ってものあると思っています。 それをストレートに刺激してくるような作品が稀にあります。 それは音楽だったり、小説だったり、漫画だったり。 この小説は、ストレートにその感動する器官を刺激してくるような作品でした。 しかも、その持続力たるや、後半20%の間ひたすら続いたんです。 皆さん。情熱を持っていますか。 私は、失ってしまったと思っています。 情熱でなんとかなる世界なのでしょうか?今この日本は? むしろ情熱なんて、捨ててこそ、安定した生活があるのでは? そう思っている人が多いでしょう。なぜならここは資本主義社会ですから。 しかし、ルソーはそれを40歳で捨て。情熱の世界へ。辿り着いたということ。 この小説は、恐ろしいほどにその情熱全てに注力した作品ではないでしょうか。 生きる意味とか、生きる目標とか、それをよく考えます。 しかしそれを、考える暇も与えないくらいの勢い。本流となる、ルソーの情熱。 それを感じさせるほど、愛した人を永遠にしたいという気持ち。 そしてそれに応える、ヤドヴィガの気持ち。 その2人を応援し、あと押ししたピカソの気持ち。 さらにそれを理解し、恋する人を守ろうとした、ティムの気持ち。 子を宿しながら真作と言ったオリエの気持ち。 全て。 生きて、情熱を燃やした。 人々の、ストーリーでした。 ああ、ここには愛があったなと。情熱があったなと。 思い起こさせてくれました。 私は少し人生を削ってでも、生き生きと、生きていきたいな、と。 こんなに泣けて仕方なかった小説は、後にも先にもないですよ。 本当に読めてよかったと、私は思います。 | ||||
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| 知人の勧めで読みました。 今まで知らなかった原田マハさん。 こんなにも面白い日本人作家がいると、 初めて知りました。グイグイ 読者をひきつける物語性、史実に基づいた 内容あるストーリー、内面描写、 それぞれが合い間なって面白い素敵な本です。 | ||||
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| 「本日はお日柄も~」ではピンとこなかったけど、絵画ミステリーはメチャメチャいい。いろんな意見もあるんでしょうけど、エンタメとして楽しめた。ほかの作品も追いかけます。 | ||||
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| ★1にしないのは、文章と表現はわりといいと思ったから。 この作品は劇中劇の形式を取っているのだが、中の劇(小説)はいい。むしろこっちを膨らませたらよかったんじゃなかったのか? 小説の形式は単純でいいと思う。不思議な世界に迷い込んであとは夢オチでもいいと思ってる。 本作は、現代のほうがひどくて我慢ならない。 オークションの2大勢力とicpo所属を名乗る女が登場するのが物語の半分くらいのとこ。 ここらでアホらしくなってきたけど、悔しいから最後まで読んだよ。 自分はミステリー(謎解き)小説にもう、魅力を感じないからなにをやられても退屈なんだけど、 一応、ミステリーファンに忠告しておく。 ★この作品は情報を小出しにした上で、唐突に「実は私はあれだったのです!」をやってる。しかもやたらくどくど先延ばしにする。 この方式が嫌いな人は読まない方がいと思う。 ブルー・ピカソが隠れてるのを確信してるのかしていないのか、その辺も読んでてぜんぜん分からん。 だってx線検査ができるわけだろ? オリエがどんな感情で行動してるのかも最初から理解できない。 その後、何があったのかも回収してない。こどもを身籠ってその相手と別れて出産までしてるのにだよ??? ふざけんなよ、ほんとに。 | ||||
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| ファインアートをモチーフにした小説はいろいろあるけど、この本はなかなかおもしろかった。 | ||||
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| ルソーについてはその作品や人生も含めて独特の魅力がある人物だなと思い関心を抱いていたところ何かの拍子に本書を見つけ、世間でも高評価のようなので早速読んでみましたが...残念ながら動かされるものを感じませんでした。 ストーリーもしばしば突拍子もない方向に行きますがそれはよいとしても、どうも......。それでも自分のセンスを疑って再度読み返してみると、どうやら文体が自分の求めていたものと違ったようです。全体的に情景、人物の描写が軽易で、アートを扱った作品にしては作者の表現は深みを欠き、言ってしまえば稚拙に感じられます。 この作者の発表する作品の主題はどれも自分にとってピッタリで興味こそ湧くものの、おかげで二の足を踏んでいるところです。それだけ期待を裏切られた感があります。一冊読んで作者の資質を判断するのも尚早かもしれませんが少なくともこの作品に関しては過大評価ではないでしょうか。 さほど期待せず気楽に読み進めればもう少し楽しめるかもしれません。 | ||||
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| 真作か贋作か?絵の鑑定をめぐる人間の欲と絵に対する純粋な愛情の闘いがスリルたっぷりに描かれて面白い。当時の画壇の話や絵に隠された謎が巧妙に織り込まれている。 そして最後は、心が温まりました。 | ||||
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| 「夢」 。1910年、アンリ・ルソー、最晩年の代表作。実物で見る前に、この小説を読むことを強くお勧めします。 アンリ・ルソー、そして彼の作品を好きになるきっかけを与えてくれた本です。 作中の印象深い言葉。 "美術館とは、芸術家たちが表現し生み出してきた「奇跡」が集積する場所。動物園や植物園は、太古の昔から芸術家たちが表現の対象としてみつめ続けた動物や花々、この世界の「奇跡」が集まるところ。 アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。いくらアートが好きだからって、美術館や画集で作品だけを見ていればいいというもんじゃないだろう? ほんとうにアートが好きならば、君が生きているこの世界をみつめ、感じて、愛することが大切なんだよ。" | ||||
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| 広げるだけ広げた風呂敷を、ぜんぜん畳まずに終わってしまった印象。 こん作者の本を初めて読みましたが、次はないかな。 | ||||
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| 1枚の絵画にこんなに夢中になれるなんて、すごい衝撃を受けました! | ||||
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| 絵に詳しくない私にとっては、絵の知識を得ながら、先が楽しく読み進められる点でいい本でした。 | ||||
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| 薦められて読んだのですが、これはおもしろいよ! 美術に興味ある人は特にお薦めです。 | ||||
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| 劇的な展開がある訳ではなく、どちらかといえば静かに進行する話ですが、没頭して読みました。 読後感もよく、芸術に明るくなくても充分楽しめる話でした。 映画にしても面白そうだなぁ。 | ||||
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| ほぼ5つ星をつけても良いのですが、タイトルと本の中身のイメージが少し違うと感じました。 | ||||
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| 今でこそマチスもピカソもゴッホもルソーも、著名な画家として名を馳せていますが、フォービズムやキュービズム以前は、どんな評価を受けていたのでしょうか。ルノワールの絵でさえ、皮膚に青色を載せたら「腐った様な肌」と評されたのだそうですから、どの時代であってもそれ以前の時代の観念を突き破るのは大変なことだったでしょう。 ピカソもキュービズム時代には理解者が少なかった様ですが、彼は生前に大きな成功を収めています。しかし、生前に全く理解されなかった画家の一人にアンリ・ルソーがいて、縮尺や遠近の不均衡などから、展覧会に出品すると多くの人に笑われ子供の絵と揶揄されていたそうです。 ◇ さて、原田マハさんの「楽園のカンヴァス」という本を読みました。これはアンリ・ルソーとその絵を愛する研究者二人にスポットを当てた話ですが、ルソーという画家の不思議な魅力や生き方が、挿入される謎の手記の中で表現されています。美術館の内部やキュレーターという職業、様々な絵画に関する知識が得られることから、その点でも非常に興味深く読むことができます。原田マハさんについては短編を読んだことはありますが、それ以外は全く知らなかったので、先入観なしに読むことが出来ました。 ミステリー仕立てで最後にいくつかの展開や謎解きがあり、なかなか見事ではありますが、そんな仕掛けが必要ないくらいに、ルソーという人物や彼の絵について興味を掻き立てられる内容でした。ルソーの絵は昔から好きでしたが、ピカソやゴッホほどに興味ありませんでした。しかしこの本を読んで、ルソーの作品の不思議な色あいや表現というものに興味を抱かずにはいられなくなりました。 私はかつてこういう経験をしたことがあります。数多ある作家たちの絵が並ぶ大きな美術展でのことです。ある展示室に一歩足を踏み入れた時のことです。左右に沢山の絵画が並ぶ中、強烈に目に飛び込んで来る一枚の絵がありました。ピカソの絵でした。今でもピカソの絵が全くわからないとか、「青の時代があったから評価されているのだ」云々と評する人がいますが、本当に価値ある作品は目を引き付けて離さない何かがあります。強烈な色彩、本物の持つ強烈なパッションを見ました。 今は本物を見ることが叶いませんが、デスクトップに埋めてしばらくルソーの絵を眺めてみようと思っています。 ルソーに本当にパッションというものがあるのか探りたいと思いました。 「楽園のカンヴァス」は面白かった。また興味深い作家が増えました! 久々に楽しい時間を過ごしました。初めて本格的に読んだ作家。楽しませてくれた喜びで☆☆☆☆☆サービス! | ||||
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| iPhoneで読むと、登場する絵画をリアルタイムで検索し情報が獲られる。著者のインフォメーションをプラスして物語を先に進めるとより一層、眼前にまるで「夢」を見据えてるように感じた。なかなかの迫力が、検索によって増幅した作品。 それを抜きにしても、読み進めるとテンポよく、原田さんのリズムに乗れました。もう一度、読み返して、もう一度、感触を味わいたい。 | ||||
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| 美術ミステリ。ルソーが生きた時代と現代とを行き来する。 ミステリと言っても殺人が起こるわけでも、大事件が起きるわけでもない。 しかしこれはれっきとしたミステリだ。 ルソーの代表作『夢』に隠された秘密とは。 ルソーといえば「日曜画家」、「税官吏」と冠されることが多い。それを この本は見事にひっくり返してくれた。今すぐにでMoMAに行って『夢』を この目で観たい衝動に駆られる。 美術のことが詳しく描かれているからこそ、この作品はリアリティがある。 それは作者が森美術館に5年、MoMAに半年勤務していたからこそ描けたものだろう。 | ||||
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| とっても面白く、どんどん引き込まれた。絵画が出てくるとネットで、こんな絵なんだ、なるほど…と調べながら読むのも楽しかった。額縁構造の中にさらに「夢をみた」という物語を挟み込んでいく構成も秀逸。 | ||||
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| 海外暮らしの孤独な環境の中で、美術作品を「お友だち」とし、「友だちの家に行ってくる。呼ばれたの」と美術館にかよっていた少女織絵が、長じて美術史研究者になった。 専門は、アンリ・ルソー。 そして彼女と、同じくルソー研究者の米国人とが、ルソーに帰属すると想定されるひとつの作品の真贋評定のためにバーゼルに呼び寄せられる。 ミステリー仕立て(ただし、殺人はなし)の面白い小説でした。 ルソーといえば、40歳を過ぎて絵を描きはじめ、ほぼだれにも認められず、極貧の中で生涯を閉じた画家として有名です。 私は今まで特にこの画家に興味をもっていたわけではありませんが、世界史か美術の教科書で見た「眠るジプシー女」や「夢」が印象に残っていました。 鮮やかな色彩の現実ばなれした空間。 重量感のある人物。 写実的であると同時にデザイン的な動植物。 バランスを欠いている、ということがバランスになっている不思議さ。 ルソーの生きた20世紀初頭のパリ、1980年代のニューヨークとバーゼル、そして21世紀の倉敷が交錯する物語運びに、すっかり引き込まれてしまいました。 そして、こんな一節が心に残りました。 織絵が亡き父からの言葉として聴き取ったものです。 アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。いくらアートが好きだからって、美術館や画集で作品を見ていればいいというもんじゃないだろう?ほんとうにアートが好きならば、君が生きているこの世界をみつめ、感じて、愛することが大切なんだよ。 私も、中学時代の美術の先生が絵を見ることを教えてくださって以来、美術館が好きで、今も興味のある特設展をよく見にいきますし、織絵のように海外暮らしの長い時は、随分美術館に慰められました。 この小説によって、絵を見ることは、この世界を、視点を変えて見ること、画家の視点を借りて見ること、そして、感じて愛するために見るのだと、気付かされました。 | ||||
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| 本当にこんな絵が存在するのか、フィクションなのか、夢中になって読めました。 | ||||
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