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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全502件 1~20 1/26ページ
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主人公が地方の有名美術館の監視員をしているまでは良かったんですが、実はすごい美術史の研究者で、過去にシングルで生んだ娘が美貌の持ち主のくだりでかなりペースダウンしてます。 | ||||
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この数日間は、とても充実な時間をこの読書を通して体験できました。 物語が終わるのが惜しくて、ページを閉じるたびに静かな喪失感が訪れる──そんな“エンディングロス”を久々に味わった感じです。 ルソーの絵を軸に展開される物語は、幻想的でありながら、驚くほどリアル。 登場人物たちは皆、絵に魅入られ、絵に“見られた”存在として描かれます。 ティム、織絵、バイラー、ジュリエット──彼らの語りや選択には、絵の命を感じさせる静かな熱が宿っていて、読者自身もその中に引き込まれていくようでした。 特に印象的だったのは、ティムの最後の言葉「夢を見たんだ。君に会う夢を」。 この一言に、時間の蓄積と感情の解放が凝縮されていて、 夢と現実の境界がふっと溶ける瞬間を感じました。 物語は、「夢」と「夢をみた」の“真贋”について、あえて明確な答えを出しません。 それは、読者自身が夢を見続けるための余白であり、 創造の物語が現実を一人歩きしてしまう危うさへの誠実な配慮だったのかもしれません。 欲を言えば、もっと語ってほしい部分もありました。 でも、それを語らないことで守られたバランスや余韻が、この作品の魅力でもあります。 読後、静かに心に残る余韻。 語られなかったことにこそ、語る価値がある──そんな読書の深さを教えてくれる一冊でした。 夢を見続ける者として、この作品に出会えたことに感謝しています。 | ||||
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読書会のお題の本だったので購入。 こういうミステリーは大好きなはずなのに、読み通すのがキツかった。 ルソーという一人の画家の人生を好き勝手に脚色してご都合主義のストーリーを作り上げた感じで、ちょっと気持ち悪いとまで思ってしまった… 専門家2人がライバルとして作品の真贋を考察するという設定なのに、安っぽい創作小説を元にした、恋愛やら情熱やらなんの根拠もない結末で激萎えした。もっと科学的・歴史的・美術的考察を闘わせてほしかった。本当にガッカリ。読んだ時間を返してほしい… 登場人物の誰にも感情移入できないのもしんどかった。 総じてキツかったです。 なぜこんなに人気があるのか謎だ… | ||||
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購入してから十年くらい放置していたのですが、今回思い切って読んでみました。「なんでもっと早く読まなかったんだろ」てなりましたね。とても読みごたえのある、半端なくぞくぞくさせられた一冊でしたから。 文庫本の表紙カバーに掲載されているアンリ・ルソーの『夢』という絵画をめぐる小説です。 この絵が描かれた過去へと旅するのと並行して、現代の美術界の裏舞台、その闇の淵を覗き込むような、そんな思いになりましたね。 殊に見事だったのは、ルソーの『夢』の絵画が話の点景として存在しているのではなく、絵の真贋鑑定勝負という現在の状況の核となるものとして、実に存在感をもって、魅力的に描き出されていたことです。 また、このミステリー小説としての側面で言えば、作中作のような味わいのある古書の謎、それが明らかになった時のサプライズは、かなりのものでした。胸にぐっと来る、そんな驚きが最後に待っていましたね。 欲を言えば、作中に出てくるルソーとピカソの主な絵を、カラー口絵で掲載してもらいたかったです。 私は、原田マハさんの『いちまいの絵』(集英社新書)にあたったり、あとは、当該絵画をスマホで検索したりしたのですが‥‥。 | ||||
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美術に明るくない者ですが、この作品には引き込まれました。ミステリアスな展開そのものも面白いし、時代がいくつかの階層になっていてもわかりやすく楽しい、作者の聡明さがわかる作品でした。楽しい時間をありがとうございました。 | ||||
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読者を惹き付けて離さない一冊 美への情熱が筆者の内に溢れているからであろう | ||||
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ミステリーのような展開に、ワクワクしながら一気に読んでしまいました。 | ||||
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原田マハさんの作品を初めて読みました。史実に基づく部分とフィクションの部分が自然に融合しているのでマハさんのストーリーが史実であるように勘違いしてしまうほどです。絵画の描写表現が美しいのでより絵画を好きになります。 | ||||
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ルソーの素朴な画に、回りの人々の重厚な志を感じる本。過去と現代の重厚さが重なり、さらに大きなうねりを、感じる物語。 | ||||
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寝ずに読んでしまいます。 素晴らしい構成です。 | ||||
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過去に読んだ本の中で最も美しい本です。 自分の幅が広がり、芸術作品への視点が変わります。 大きな事件がおきるわけではないのに どんどん引き込まれていく。 親戚の叔母にもプレゼントしました。 とても喜んでいました。 作者の原田さんに感謝です。 | ||||
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美術や絵画には興味がないので楽しめるか不安でしたが、全くの杞憂でした。 作中に絵画のタイトルが出てきたら、どんな作品なのか気になって検索してしまうくらい没頭してしまいました。 興味ゼロの人間にこれだけ興味を持たせてしまうなんて、この著者すごいわ。 文章力や知識があるだけでなく、美術や絵画を心から愛していないとできない芸当ですし、実際読んでいてものすごく強い愛を感じました。 しかし、アートミステリーと謳っているわりに、ミステリー部分はあまりにも都合が良すぎてお粗末な出来で、少しがっかりしました。 謎の提示や伏線もないので読者が推理できる構成にはなっておらず、ミステリーでよくある殺人犯人が暴かれるシーンと同等の衝撃があるであろうと期待した講評対決も全く盛り上がらずで、拍子抜けしてしまいました。 しかしながら、そんなことはどうでも良くなるくらい、全体を通して見ると大変に優れた作品でした。 主人公パートと謎の手記のパートが交互に描かれるのですが、これが絶妙なテンポを生み出していて、さらにはどちらも絵画への愛が溢れる引き込まれるストーリーなので、次へ次へと読み進めたくなる力がとても強かったです。 上述の通りミステリーとしてはイマイチなので、アートミステリーという謳い文句には首を傾げたくなりますが、エンタメ小説としては質が高く大変楽しめました。 | ||||
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興味のない人=自分のことです この本に魅せられ、同じ県内で存在だけ知ってた、来年3末で閉館するDIC川村記念美術館にも行きました 美術の楽しみ方のヒントを教えてくれる本です この本の次は、続きの話となる暗幕のゲルニカもおすすめ この本の方がおもしろかったけど | ||||
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本当に新品の本か疑わしい。 | ||||
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本作は美術ミステリとして紹介されますが、人が殺されたり世間を騒がすような大きな事件が起きるわけではありません。ある絵画について真作か贋作か解明していくのですが、日記のような手記を通して、画家・ルソーの生き様や周りの人々との人間模様が見えてくる仕組みになっています。日記の最終章の展開には、思わず目頭が熱くなりました。 物語中盤以降に歯車が一気にかみあい、それはちょっと上手く行き過ぎでしょと思わないではありませんが、加速して進む物語にとても引き込まれました。 ピカソやマリー・ローランサンなども登場して、物語全般に花を添えています。美術の知識はあった方がよいでしょうが、なくても十分に楽しめます。ミステリ・ファンに止まらず、幅広い読者に読んでほしいと思える作品です。 | ||||
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現代とルソーの時代をつなぐ、原田マハさんの得意な章立て。ルソーの生き方を追体験していくうちに、時代またぎの仕掛けに気づきます。 私見ですが、『暗幕のゲルニカ』の前にぜひ本作をお勧めします。というのも、キュレーターへと突き抜けられずモヤモヤ時代のティム・ブラウン、ルソーの芸術性を見抜いたピカソが、『暗幕のゲルニカ』の中で、また違った姿として描かれれているからです。作品どうしが繋がるのって嬉しいですよね。 | ||||
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実在した著名な登場人物の過去の歴史を捻じ曲げた小説って、 読んでてすごく不愉快になってくるんです。 「そんなコトはありえんやろ!!」と言いたくなる。 だから原田マハとか大嫌いです。 | ||||
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絵画や、美術を、あまり知らなくてもスッと入ってきました。ルソーの絵を今一度確認することもでき楽しかったです。 | ||||
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読後、絵画の余韻の残る、美しいミステリー小説です。あっという間に読み終わりました。 天才画家ピカソや日曜画家と言われたルソーの当時の苦悩や様子をタイムスリップしてありありと感じることができ、胸が高なる小説でした。 絵画鑑賞はそれなりに好きでしたが、こんなふうに鑑賞すると今までの何倍も楽しめるのかと、美術館に足を運びたくなりました。 | ||||
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アンリ•ルソーの絵画を軸としたミステリー小説。 時代の寵児たちがどのように作品を作っていたのか想像を掻き立てる作品。 ミステリーとして読んでも満足できるし、絵画の世界を知るために読んでも満足できる作品になっていると思う。 | ||||
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