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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全506件 161~180 9/26ページ
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| 著者の美術品に対する見識の深さに感動しました。まるでリアルなミステリーに最後まで引き込まれました。 | ||||
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| 夢中になれる本との出逢いは幸福で。 この本も、 どんな睡魔にも勝つほどの面白さで。 ミステリーが苦手で、 あまり自分から買うことはないのですが、 これも、一応ミステリーらしいですね。 へー!そーなの!と、 ぼくはミステリーにくわしくないので、 なんとなく嬉しくなりました。 まったく飽きずに最後まで楽しめました。 殺人事件とかと違って、 捜査の場面がないからかな? ミステリー特有の『待ち時間』を、 まったく感じませんでした。 あと、鼻をつまみたくなるほど臭う、 伏線、伏線、伏線ってやつもない。 自然に物語が流れていきます。 すごく心地よいです。 読めばきっと、 ピカソやルソーを好きになれます。 美術館ってのは行くと楽しいですが、 デートでもない限り、 あまりいく機会もありませんよね。 趣味な人、詳しい人は行くでしょうが。 ぼくは、 休日を潰してまでは行きません。 この本を読むと、美術館に行って、 解説付きで、それも情熱的な解説で、 見学させてもらえた気分になれます。 あと、人生を描くドラマ的な、 時代をこえたラブストーリーぽい要素も、 少しあります。 ロマンチックってやつですね。 それも含め、 大団円ぽいシーンはくどく感じましたが、 そのへんは、 少し三浦しをんさんと味が似てるかなと、 個人的には思いました。 始まりと終わりに、 書いてるほうがハシャイじゃう感じ。 そこが少しシラケましたが、 他があまりに興味深く、楽しめたので、 ★はひとつも減らせませんでした。 個性を感じたのが、 なにより素晴らしい。 どっかで見たような、 というより、やはり、 おお、なんか珍しいってほうが、 ワクワクしますし、 個性こそが表現者の存在理由だと、 個人的には思いますので。 最近は、流行ばかりを追う風潮が、 小説にも見られる気がします。 好みの問題なので、 安心して読みたいという人は、 そちらを選ぶのかな? ぼくは、個性を応援します。 原田マハさんを、 もっと色々と読んでみたくなりました。 美味でした。 ごちそうさまでした。 | ||||
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| 他にもレビューで書かれている方がいて思わず役に立ったボタンを押してしまいましたが、主人公の子どもである真絵がとても不憫です。 最初に合いの子だなんだのといじめられているという描写がありながらも本編はそのことにほぼノータッチ。私はその部分を最初に読んで、これから娘と母親が向き合い、絵画の秘密を通して成長する、もしくは出生の秘密を知るような物語かと思ったら全く違うものでした。 ミステリー部分はうまくまとまっていて、とても良かったです。ただ、書き方が翻訳調で少し読みにくい。 そして主人公がある意味自分勝手に出産したにも関わらず、この先娘と2人きりになると私も家に帰るのが嫌になりそうなんて思う母親、とても感情移入できません。 | ||||
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| 芸術、ミステリー、恋。どんどん物語の深みに誘われて気づいたら最終章。今まで読んだ本の中で没入感ベスト3に入る面白さだった。あと2回は読みたい。 | ||||
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| 表紙の絵を見て、ずっと気になっていた。 先日、同著の「たゆえども沈まず」を読み、とうとう手にした。 単なる絵画の鑑評をする本でも、西洋美術を勉強する本でもない。 この本の表紙を飾っているアンリルソーの作品を巡り、きっとアートの世界へとあなたを導くと思う。 そういう私だが、実は学生時代から美術にあまり感心がなく、美術館も行く人の気持ちが分からないと思っていた。 そんな私が今、西洋美術はじめアートの世界にどっぷりと浸っている。 本の表紙を見て気になったら是非読んでみて欲しい。作者の情熱を感じてもらいたい。 コロナが落ち着いたら、ルソーに会いにニューヨークに行く予定である。 | ||||
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| ルソーの絵画の謎解きの物語は、とても興味深く引き込まれました。どこまで事実でどこまでフィクション?と想像しながら楽しく読み進めました。 対比して、織絵とティムの物語は、織絵の心情や過去の経緯などの描写が少なくてあまりよくわからず、ティムの余りにも純粋な恋心だけで十数年後の再会、というのも何だか現実感に欠けて、簡単過ぎる感じがしました。なのでちょっと物足りなかったです。 | ||||
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| 絵画をめぐってこんなミステリーがあるのか。知と情が入り混じり、そこに色恋も相まって魅力的な登場人物達。また、実在する画家と作品にまつわるエピソードを知れて、今度美術館に行ったら見方がきっと変わる。新しいアートの楽しみ方を知れた。 | ||||
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| この本を通じてルソーの良さが再認識されました。 ルソーの絵がとても愛おしく感じるようになりました。 ありがとう | ||||
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| 言うまでもなく有名な作品ですが、今まで触れたことないため、 ずっと気になって、、少しドキドキしながら入門として選んだのはこの「楽園のカンヴァス」。 美術品や絵画に詳しくないので知識なしで読んでいましたが、ストーリー自体ももちろん楽しめたし、 ルソーをはじめ、今まで好みじゃなかったピカソまで興味が湧いてきて、いつか美術館に行って作品を見てみたいと思いました。 最後心暖まるオチも見事で感動しました。 すっかり原田マハファンになってしまい、他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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| アンリ・ルソーは有名な絵を残していますが、名前はあまり知られていないのではないでしょうか?巨匠ピカソが認めた才能ある画家の絵の真贋鑑定の経緯が書かれています。随所にどんでん返しが施されています。 | ||||
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| とても好きな話でした。 | ||||
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| 美術館で働いておられた経験が活かされている。表現力が素晴らしく、絵画的でテレビドラマを見ているように場面が浮かぶようで読み応えがあった。 | ||||
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| 情熱を感じました。 こんなに心躍らせる本は初めてです。 シンプルだけどとても綺麗な仕上がりでした。 | ||||
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| 恥ずかしながら,原田先生の作品を初めて拝見させていただきました. 一言で言うと,とても面白かったです笑 400ページ以上もありましたが,読みたいという気持ちを抑えられなくて,あっという間に読破してしまいました. この作品の中に出てくるアンリ・ルソーの物語は,実話なのかと思ってしまうくらい,ストーリーが細部にわたり,リアリティと臨場感がありました. 美術のことは勉強不足で,よく分からないところも多々ありましたが,非常に楽しめました. そして,美術館に出向きたくなります. これから,原田先生の作品に触れていきたいと思います. 非常に面白かったです! | ||||
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| 私たちが絵画に向かい合うとき、そこに何が生まれるのだろうか。なぜ私たちは芸術を愛し、わざわざ足を運んで観たいと思うのだろうか。以前と異なり、インターネットの普及や、アートのあり方の変化によって、私たちがいわゆる「芸術作品」に触れる機会が増加している。 私自身高校の美術コースを卒業し、創作の楽しみに関しては充分知っているつもりだった。しかし、この本を読んだ時に、いったい自分自身は今までこんな風に、一つの芸術作品に対峙したことがあっただろうか、と考えさせられた。 話は二〇〇〇年の岡山県倉敷市から始まる。主人公、早川織絵は大原美術館の監視員として働きながら、母、娘の三人で暮らしている。自分のことを語らず、他の職員とは距離を保っている織絵だが、絵画に対する時は全く違った。 彼女は仕事中、自分のその時気に入っている絵の前で立ち止まると、毎日飽かずに眺める。眺めるうちにその絵が五感に響いてくる。美術作品の近くに寄り添い、その目を見つめ、声を聴く能力を彼女は持っていた。それは彼女の特殊能力と言っても良かったのではないだろうか。 一介の地方美術館員としてひっそりと働いていた彼女を、ある時東京の新聞社の文化事業部部長が訪ねてくる。そこで明かされたのは彼女の驚くべき過去。かつて流麗なフランス語で次々に論文を発表し、美術界を賑わせた若き天才的研究者としての過去であった。 そこから話は一九八三年に遡る。ニューヨーク近代美術館(MOMA)のアシスタントキュレーターであり、この物語のもう一人の主人公ティム・ブラウンの元に、スイスの伝説的なアートコレクターであるコンラート・バイラーからの招待状が届く。そして彼はバイラーの邸宅で織絵と出会う。二人はアンリ・ルソーのある秘密の作品の真贋と、その絵の取り扱い権利をめぐって知力と眼識を戦わせることになったのだ。 しかし、その鑑定方法は非常に独特なものであった。さらに、誰にも知らせずにスイスに渡ったはずのティムの前に、脅迫者が現れる。彼らはティムの弱点を突き、取り引きを申し出るのだった……。 著者、原田マハは、大学の美術史科を卒業。マリムラ美術館、伊藤忠商事、作中出てくるニューヨーク近代美術館等に勤務していた経歴を持つ。さらにフリーのキュレーター(美術館などの展覧会の企画・構成・運営を司る専門職)、カルチャーライターとしても活躍しており、その美術に関する知識力、文筆力は折り紙付きと言ってもいいのではないかと思う。本書の中でも、日本の美術館と新聞社の独特な関係や、謎のコレクターの存在感。高額なアート市場における陰謀、日曜画家、税関史と言われ続け、どこか二流の扱いをされ続けたルソーという作家について、などなど、その経験と表現力が冴えわたっている。特にルソーの代表作「夢」について、これほどまでに美しくこの作品を描写した文章がかつてあっただろうか。作中でキーとなるある謎の手記も含め、著者の作品に向き合う視点は繊細で誠実だ。 言うまでもなくこの作品はフィクションである。しかし、もしも私たちが夢を見たとして、それはフィクションなのだろうか。そして私たちが芸術作品とふれあい、感じるその感覚、投影された私たち自身というものは、フィクションなのだろうか。 いや、おそらくそれもまた真実なのだ。事実でなくても。この本を閉じるとき私たちは思うのだ。「夢を見た」、と | ||||
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| 突然、美術の見方に興味を持ちました。様々ある西洋美術の紹介本や関連図書。それらの中で、著者の事を知りまいた。 非常に楽しく興味深く読めました。この後も著者の本を読みたくなった一冊でした! | ||||
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| こういう、よく知らない世界に連れて行ってくれる小説は大好きです。絵画の謎ミステリーで、どんどん引き込まれます。筆者がどこかでダヴィンチ コード意識したと書いていたと記憶しますが、まさに専門用語が垣根にならず、むしろ興味をそそります。監視員の女性は幸せになって欲しいなあと、本の後日談を勝手に期待したりもしました。 | ||||
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| 絵画とか美術品とか全く興味がなくて内容も知らないまま、たまたま本屋で目に入ったこの本を買いました。 正直読み終わっても絵画のことはよく分からないままなんですが(これは自分が悪い)、読み終わると何だか心が綺麗に洗い流されたような感じで、終わり方がすごい好きです。 特に395pからのティムとの会話と最終章を読んで、この本を買って本当によかったと思いました!表現が本当に綺麗で美しくて、あっという間に読んでしまいました。 この本はkindleではなく普通に本としてずっと持っていたいです。 | ||||
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| アンリルソーに興味があれば星5。単純に読み物としても読みやすいです | ||||
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| 小説に悪者はつきもの。もちろんこの作品にも数名登場して物語に程良いスパイスを与えている。存在感が強すぎると全体のバランスを欠いてしまうけど、彼らがいなくては読み終えた時の満足感が足りない。そんなちょうど良い具合に悪者を配置しているように感じた。 物語はアンリ・ルソーという画家と彼を取り巻く人々のストーリーで、アンリ・ルソーはもちろんのことながら、ピカソなど様々な有名画家と彼らの絵画が登場する。絵や美術に少しでも興味があれば楽しく読めると思う。小説自体はフィクションだけど画家の生い立ちや作品の背景は史実に基づいているから勉強にもなる。 私は作品名が登場する度にネットでそれを検索してどんな絵なのか実際に見た。これをすることで本の中で説明されているこがより理解しやすく、ストーリーに深く浸ることができた。 原田マハさんの作品は「本日はお日柄もよく」を読んだことがあって、そちらと同様に読んだ後に気持ち良く布団に入れるようなエンディングなので安心して最後まで読んでください。 | ||||
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