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楽園のカンヴァス



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァスの評価: 4.44/5点 レビュー 496件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全496件 161~180 9/25ページ
No.336:
(4pt)

いい話です

とても好きな話でした。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
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No.335:
(5pt)

読み応えがあった。

美術館で働いておられた経験が活かされている。表現力が素晴らしく、絵画的でテレビドラマを見ているように場面が浮かぶようで読み応えがあった。
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No.334:
(5pt)

面白い!

情熱を感じました。
こんなに心躍らせる本は初めてです。
シンプルだけどとても綺麗な仕上がりでした。
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No.333:
(5pt)

フィクションなのか…

恥ずかしながら,原田先生の作品を初めて拝見させていただきました.
一言で言うと,とても面白かったです笑
400ページ以上もありましたが,読みたいという気持ちを抑えられなくて,あっという間に読破してしまいました.
この作品の中に出てくるアンリ・ルソーの物語は,実話なのかと思ってしまうくらい,ストーリーが細部にわたり,リアリティと臨場感がありました.
美術のことは勉強不足で,よく分からないところも多々ありましたが,非常に楽しめました.
そして,美術館に出向きたくなります.
これから,原田先生の作品に触れていきたいと思います.
非常に面白かったです!
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No.332:
(5pt)

フィクションとノンフィクションの境目

私たちが絵画に向かい合うとき、そこに何が生まれるのだろうか。なぜ私たちは芸術を愛し、わざわざ足を運んで観たいと思うのだろうか。以前と異なり、インターネットの普及や、アートのあり方の変化によって、私たちがいわゆる「芸術作品」に触れる機会が増加している。
 私自身高校の美術コースを卒業し、創作の楽しみに関しては充分知っているつもりだった。しかし、この本を読んだ時に、いったい自分自身は今までこんな風に、一つの芸術作品に対峙したことがあっただろうか、と考えさせられた。
 話は二〇〇〇年の岡山県倉敷市から始まる。主人公、早川織絵は大原美術館の監視員として働きながら、母、娘の三人で暮らしている。自分のことを語らず、他の職員とは距離を保っている織絵だが、絵画に対する時は全く違った。
 彼女は仕事中、自分のその時気に入っている絵の前で立ち止まると、毎日飽かずに眺める。眺めるうちにその絵が五感に響いてくる。美術作品の近くに寄り添い、その目を見つめ、声を聴く能力を彼女は持っていた。それは彼女の特殊能力と言っても良かったのではないだろうか。
 一介の地方美術館員としてひっそりと働いていた彼女を、ある時東京の新聞社の文化事業部部長が訪ねてくる。そこで明かされたのは彼女の驚くべき過去。かつて流麗なフランス語で次々に論文を発表し、美術界を賑わせた若き天才的研究者としての過去であった。
 そこから話は一九八三年に遡る。ニューヨーク近代美術館(MOMA)のアシスタントキュレーターであり、この物語のもう一人の主人公ティム・ブラウンの元に、スイスの伝説的なアートコレクターであるコンラート・バイラーからの招待状が届く。そして彼はバイラーの邸宅で織絵と出会う。二人はアンリ・ルソーのある秘密の作品の真贋と、その絵の取り扱い権利をめぐって知力と眼識を戦わせることになったのだ。
 しかし、その鑑定方法は非常に独特なものであった。さらに、誰にも知らせずにスイスに渡ったはずのティムの前に、脅迫者が現れる。彼らはティムの弱点を突き、取り引きを申し出るのだった……。
 著者、原田マハは、大学の美術史科を卒業。マリムラ美術館、伊藤忠商事、作中出てくるニューヨーク近代美術館等に勤務していた経歴を持つ。さらにフリーのキュレーター(美術館などの展覧会の企画・構成・運営を司る専門職)、カルチャーライターとしても活躍しており、その美術に関する知識力、文筆力は折り紙付きと言ってもいいのではないかと思う。本書の中でも、日本の美術館と新聞社の独特な関係や、謎のコレクターの存在感。高額なアート市場における陰謀、日曜画家、税関史と言われ続け、どこか二流の扱いをされ続けたルソーという作家について、などなど、その経験と表現力が冴えわたっている。特にルソーの代表作「夢」について、これほどまでに美しくこの作品を描写した文章がかつてあっただろうか。作中でキーとなるある謎の手記も含め、著者の作品に向き合う視点は繊細で誠実だ。
 言うまでもなくこの作品はフィクションである。しかし、もしも私たちが夢を見たとして、それはフィクションなのだろうか。そして私たちが芸術作品とふれあい、感じるその感覚、投影された私たち自身というものは、フィクションなのだろうか。
 いや、おそらくそれもまた真実なのだ。事実でなくても。この本を閉じるとき私たちは思うのだ。「夢を見た」、と
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4101259615
No.331:
(5pt)

初めてのマハ

突然、美術の見方に興味を持ちました。様々ある西洋美術の紹介本や関連図書。それらの中で、著者の事を知りまいた。

非常に楽しく興味深く読めました。この後も著者の本を読みたくなった一冊でした!
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No.330:
(5pt)

読後すっきりする面白さ

こういう、よく知らない世界に連れて行ってくれる小説は大好きです。絵画の謎ミステリーで、どんどん引き込まれます。筆者がどこかでダヴィンチ コード意識したと書いていたと記憶しますが、まさに専門用語が垣根にならず、むしろ興味をそそります。監視員の女性は幸せになって欲しいなあと、本の後日談を勝手に期待したりもしました。
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No.329:
(5pt)

絵画を知らないけれど面白かった!最終章が好きです!

絵画とか美術品とか全く興味がなくて内容も知らないまま、たまたま本屋で目に入ったこの本を買いました。
正直読み終わっても絵画のことはよく分からないままなんですが(これは自分が悪い)、読み終わると何だか心が綺麗に洗い流されたような感じで、終わり方がすごい好きです。
特に395pからのティムとの会話と最終章を読んで、この本を買って本当によかったと思いました!表現が本当に綺麗で美しくて、あっという間に読んでしまいました。
この本はkindleではなく普通に本としてずっと持っていたいです。
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4101259615
No.328:
(4pt)

美術に興味なくても読み易いです

アンリルソーに興味があれば星5。単純に読み物としても読みやすいです
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4101259615
No.327:
(5pt)

すっきりの読了感!

小説に悪者はつきもの。もちろんこの作品にも数名登場して物語に程良いスパイスを与えている。存在感が強すぎると全体のバランスを欠いてしまうけど、彼らがいなくては読み終えた時の満足感が足りない。そんなちょうど良い具合に悪者を配置しているように感じた。

物語はアンリ・ルソーという画家と彼を取り巻く人々のストーリーで、アンリ・ルソーはもちろんのことながら、ピカソなど様々な有名画家と彼らの絵画が登場する。絵や美術に少しでも興味があれば楽しく読めると思う。小説自体はフィクションだけど画家の生い立ちや作品の背景は史実に基づいているから勉強にもなる。

私は作品名が登場する度にネットでそれを検索してどんな絵なのか実際に見た。これをすることで本の中で説明されているこがより理解しやすく、ストーリーに深く浸ることができた。

原田マハさんの作品は「本日はお日柄もよく」を読んだことがあって、そちらと同様に読んだ後に気持ち良く布団に入れるようなエンディングなので安心して最後まで読んでください。
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No.326:
(5pt)

「永遠」「夢」「愛」

原田マハの作品「旅屋おかえり」は大変面白かったのですが、著者は美術にも精通しているという話を拝見し、楽園のカンヴァスに出会いました。
僕は全く美術は詳しくありませんでしたが、これほど専門性の高い内容を、初心者でも感動するレベルの文章に落とし込んだ事に先ず感激しました。

これから先はネタバレを少し含むかもしれません。

この小説は「壮大なラブストーリー」なのかなーと感じました。
ルソーとヤドヴィガ、ヤドヴィガとジョセフ、そしてティムと織絵。
特にルソー、ヤドヴィガとティム、織絵の対比がすごく面白かった。
夢の絵画の前で、ティムと織絵が永遠を生きる。その永遠とは何なのか。
それは、人の心を打つ絵の中の登場人物として生き続け、それを伝えていく人がいるということ。かと思えば、刹那的な瞬間を心に刻むことなのかもしれない。
感動しました。この本に出会えた運に感謝です。
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No.325:
(5pt)

原田ワールド全開の渾身作!

表紙にあるアンリ・ルソーの「夢」。この作品と瓜二つの作品の真贋を見極めるという使命を受けたキュレーターティム・ブラウンと研究者早川織絵の二人を軸にストーリーは意外な展開を見せ、感動的な結末を迎える。トム・ブラウンと間違えてティム・ブラウンに謎の招待状が送られてくるというきっかけの作り方が絶妙である。そして何より読者を惹きつけて離さないのが作品の真贋を判定するためのヒントが1日一章ずつ与えられる謎の物語を読み進めることという設定である。このルソーの絵画に纏わる物語にヤドヴィガという女性の描き方が魅力的だった。登場人物の個性あふれる描き方と息つく暇もないストーリー展開に惹きつけられた。原田マハの作品は「風神雷神」「キネマの神様」に続き三作目であるが、どの作品も芸術・歴史・映画・文化への造詣が深くなければ描けない世界である。読んでいる最中、何度も表紙のヤドヴィガが気になり、見返してしまった。アンリ・ルソーやパブロ・ピカソの作品が今までとは違って見えるような心境になった。
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No.324:
(5pt)

心が暖まります

原田さんのアート小説はいいですね。
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4101259615
No.323:
(4pt)

世界観が美しい。

この作品は登場人物の設定がしっかりしており、キャラクターに愛着を持って読み進めることができます。また通常の
日本の作品には無い背景の描写が素敵です。文字を読むだけで自然と風景が思い浮かびます。私は美術に詳しくはありませんが、美術館に行くのは好きで、芸術作品を好みます。ルソー作品を見たことはありませんが、この本で興味が湧きました。
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No.322:
(5pt)

ぐいぐい引き込まれてしまいました。

ミステリー要素があり、
とても読みやすく
しかも、その謎が興味深く
皆様のレビューを参考に読みましたが、
わたしも、おすすめします。
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No.321:
(5pt)

美術館に行きたくなりました

本が好きでよく読みますが、ここ最近読んだ本の中で1番おもしろかったです。芸術はよく知らずに読んだのですが、とても興味をもちました。
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No.320:
(2pt)

少女チックです。

評価が高いので読んでみました。女流作家さんらしい「悩み多き主人公」が実はすごい経歴の持ち主でという、ちょっと夢見がちなストーリーです。前半は過去を引きずる女性の内面に付き合うのが苦痛でしたが、途中から切れ味鋭い別人格になり人物造形が破綻しています。全体的に型通りな欧米風のくだりも多く翻訳物でも読むような表現が続きます。生きるのが不器用な女性があるきっかけで再生する物語です。中学生くらいの自分なら読めたかもしれませんが、さすがに感情移入は難しいです。作家さんはラブストーリー大賞(!?)を受賞されたかたでケータイ小説も手掛けるようです。ラノベに抵抗のないかたなら問題ないと思います。
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No.319:
(3pt)

頭が柔らかいと楽しめる

おもしろかった。美術に関心のない人には新しい世界への扉が開く切っ掛けに、世界への旅への参考書になり得るだろう。けれども私は固い頭の持ち主で、事実と創作が混ざる物語に落ち着かず、絵が好きなら描こう、本当に芸術を愛している人は見る人ではなく描く人だと思う反感。謎解きの部分では主人公よりも先に筋がよめるワ、という感じだった。上流的主人公たちなんだけど、どこかチープでサバサバした描写は品が感じられない。女性が描く女性に匂うような色気がなく古い時代の小説ばかり読む弊害かもしれないと思った次第。
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No.318:
(5pt)

心躍る展開

陰鬱な雰囲気で始まる第1章から、どんどんと引き込まれていく。出てくる絵画を見に行きたい衝動に駆られる。人物も魅力的でした。
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No.317:
(2pt)

主人公が好きになれず物語の説得力が失われた

絵画が好きで美術館に行くのも好きなので楽しみに読み始めたのですが、主人公の娘である真絵の不遇さが気になって後の内容にあまり集中出来ませんでした。
どうしてそんな偏見まみれの土地にずっと居なきゃいけないのか、都会なり海外なりに引っ越した方が真絵にとって環境はマシになったのでは。もし動かない理由が主人公が美術館の監視員を続けたいからだとしたら勝手だなと思います。
鳥籠の絵も真絵の心情を表したSOSかもしれないのに自分に置き換えて酔ってるし…。
最後の章でも、真絵に絵を見せて、他には?それから?と感想を促しまくり、満足のいく答えを聞いて内心嬉しがっていますが、期待通りではなかったら前半と同じようにこの子には分からないんだと切り捨てていたのでしょうか。芸術を愛する割に、自分と違う感じ方・価値観を尊重しない姿勢が好きになれません。
せめてMoMAに興味を示している真絵を一緒にNYに連れていって世界の広さを見せてあげるくらいの行動があったら良かったものの、さらっと置いていき17年越しの再会に感動されてもこちらとしては気持ちが冷えていく一方でした。
母親らしくしろという話ではなくて、単純に織絵の人間性が好きになれず、その為に物語全てが白けてしまいました。
娘は貴女の物語を盛り上げる為の道具ではありません。娘の存在を描くならもっと丁寧に描いてほしかった。
真絵ちゃんのお母さん曲者だけど強く生きてね、しか感想を持てませんでした。
私は、本の中の親子関係にギリギリしたり絵画についてあれこれ書かれたフィクションストーリーを読むよりも、真っさらな気持ちで本物の絵に向き合う方が有意義と分かったので、書を捨てて美術館へ行こうと思います。
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4101259615

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