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楽園のカンヴァス



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァスの評価: 4.43/5点 レビュー 502件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全502件 141~160 8/26ページ
No.362:
(5pt)

大人の恋愛

話が上手いし、わたしが住んでる世界と近いのでこの本の内容はとってもリアルに感じられました。文章は平易で、個性はないけれどそれに増して内容が濃かった。主人公はとってもリアルだし、アメリカのキュレターとの触れ合い、探り合い、最後への結びつきなどが興味深く、この本は絵をめぐってのミステリーというよりもわたしにはこれこそ、『大人の恋』と思いました。
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No.361:
(5pt)

出会えてよかった

美術館を楽しみたいけど、どう楽しめばよいのかわからない。そんな誰かに相談はしないけど気になっていたことから解放されました。次の休み、美術館に行こう。そして作品との出会いを楽しもうと思います。
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No.360:
(3pt)

良作というより良書

芸術の情熱と狂気に触れることができ、美術館に行きたくなる良書だと思います。
芸術に携わる人のドラマという点ではかなり好感が持てました。

ただ、ミステリーとしては稚拙すぎるような。
真贋の判定の割には一切絵画に向き合わないし。
ずっと本読んでるし、本の作者はアレですし。なんだったんだ。

政治バトルが始まるけどいまいちピンとこないし。
どんでん返しも返してやろう感が伝わってくるし。

真贋がメインの割に真贋がないがしろにされてるような
真贋はどうでもいいのは理解できたのですが。。
まぁそこが作者の主張であるのも納得できるのですが。
ここは議論の余地があって楽しそうです。

なので、良作というより良書って感じです。
さて、面白そうな展覧会ないかしら。
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No.359:
(4pt)

虚実入り混じった美術の迷宮

ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」ほどにはおどろおどろしくもなく、ディレッタントでもないのですが、現代美術の誕生のあたりのアンリ・ルソーという画家の謎を絡めた探偵小説です(?)。ヤドヴィガの子供って?という謎が仄めかされていて、やるなあって思いました。
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No.358:
(2pt)

それなりに面白かった

それなりに面白かった。しかし話の展開が途中から段々と少女漫画っぽさを帯びてきて、大人の女性の物語としては強い違和を私に残した。文章も読みやすいけどどこか稚拙。
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No.357:
(3pt)

あまり壮大さはない

娘との関係がギクシャクしていたり、近所からヒソヒソされていたり、序盤あまりいい生活をしていないような描写だったが、終盤に絵の話題で少し盛り上がっただけで、カタルシスがない。
娘が大物の愛人の子だったような話が出るが、ただの味付け設定で「ミッションとしては失敗し、研究者の道を捨てしがない監視員として子育てしてるんだなぁ」と察するのみ。
ミステリーとしてカラクリは明かされるものの、最大の謎は葬られ、都合よく収まった。
「ルソーの絵と価値は守られました。きっと展覧会も成功して昇進するのだろう。よかったね」という感じでそんなに感動はなかった。
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No.356:
(5pt)

美術館好きには、うれしい深堀り

学生時代にアンリ・ルソーを知り、それ以来、久しぶりに、ルソーに触れました。
同じ絵画を眺めても、背景がわかるか、わからないでは、響き方が違ってきます。素人ならなおのこと。
読み終わるのが惜しく、寂しくなる本でした。
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No.355:
(5pt)

絵画好きの方にはお勧めの、素敵な物語

前回読んだマハさんの作品「旅屋おかえり」とはだいぶ雰囲気の違う、ちょっと高尚な感じのする小説でした。
絵画の作品をどんなだったか、また、見てないのもあったので(こちらのほうが多いのですが)スマホで検索しながら小説を読みました。アンリ・ルソーの「夢」もたぶん初めてでした。
美術館のことや、学芸員のことも色々勉強させてもらえました。
ルソーとヤドヴィガのことも史実なんでしょうね、文章も分かりやすく、綺麗でした。
文学や美術史を学ばれ、さらに美術館勤務もされてたマハさんならではの作品ですね。
最近は行ってなかった美術館に、また行ってみたくなりました。
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No.354:
(5pt)

心が揺さぶられた

何気なく手に取った一冊でしたが、ここにはワクワクするような芸術物語の影に、素晴らしい人間達の「心」がに描かれています。ストーリーそのものはある程度途中で予測はつきましたが、登場人物の発する言葉、その背景にある心の動きにこそ、この物語の真髄があります。思わず嗚咽するように感動の涙が溢れました。
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No.353:
(5pt)

読者に委ねたキャンバスは、どっちだ。

終わりを読者に委ねる作品は
独特の美しさがある。
あしたのジョー、夕日に向かって撃て、宮部みゆきの火車。

たまにインタビュー記事で「あの後はどうなったのですか?」というやり取りがあるが、そんなのを聞くのは野暮な話。

多くの場合、作者もその質問には答えない。
キャラクターを生み出して最初の一押しをするが、転がり始めた物語の行く末と余韻は、読者のものになる。

#楽園のカンヴァス
この本を読み進めて、この作品は最後まで書いてて欲しいと願った。二人が再会せずに終えるエンディングを予感して、不安になった。
どうか、ティムとハヤカワをもう一度、繋いで欲しい。
物語はハッピーエンドを迎えても、この二人が離れたままは寂しすぎる。切なすぎる。

そう願って読み進めると、願いは叶っていた。
再開と呼ぶにはあまりにも複雑に絡む、それぞれの情熱。
そして最後、二人の未来は読者に委ねられる。著者は、楽園を描くためのキャンバスを読者に手放した。それは真っ白か、僕らが見た物語が描かれているのか。破壊か創造、どちらを選ぶかまでも、読者に託した。

合掌
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No.352:
(3pt)

満点とは言い難い(ネタバレあり)

(ネタバレがあるのでご注意を)

アートファンとしては楽しめた本です。
著者の知識、作品や作者へのリスペクトと愛情、そういったものに感動させられました。
フィクションの部分にも、妙にリアリティがあって面白かった。
ルソーに対する考え方も、かなり変わったと思います。

ただ、小説として見たときには稚拙と言わざるを得ません。
アーサーCクラークのSF小説の人物描写がお粗末なのに似て、ちょっと物足りなかったです。
捨て駒のように使い捨てされるキャラクター達、特に娘の扱いは酷すぎます。
どの場面も作り物感が抜けず、名詞に頼ってばかり。
ミステリーとしてはそれぞれのキャラクターの駆け引きが変で、手札を公開しながらポーカーをやっているような感じです。
しかも、後になって隠してあったカードが登場したりして、「それは反則だろ!?」って言いたいです。
織絵の行動原理もイマイチ理解できないし。

あと、私は素人だからわからなかったのですが、絵画の真贋ってもっと科学的に行われるものではないのですか?
研究者が見ただけで判定するって、物凄く違和感がありました。
しかもあの程度の講評では、ここまで読んできた甲斐がありません。
バイラーの正体も、ちょっとあり得ない。
あんな貧乏人がどうやって大富豪になれたのか……
あんなことしたティムは、マニングによって追放されるのではないのでしょうか。

著者が、色々な調査をして集めた資料を前にして、デスクの上だけで考えた物語なのだと思います。

全体的にルソーやピカソの力で持っている小説であって、アートに興味のない人が読んだらガッカリすると思います。
私はこの本の前に『ジヴェルニーの食卓』を読んで感動し、この本を読みました。
でも『ジヴェルニーの食卓』ほどの感動はなかったです。
アート作品を巡るミステリーというのはいいと思うけど、これを読んでしまうと原田マハの他の本に手が出なくなりますよ。
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No.351:
(4pt)

トリックが2段、3段と用意されていて思いがけない驚きが楽しめた

構成が十分に練られていて、最後まで飽きさせないように書かれている。語り手たちと合わせてすこしずつ明かされていくルソーの人生は史実なのでここにフィクションを組み込むことが難しいのではないかという予想をみごとに裏切ってくれる。
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No.350:
(4pt)

心を打つものがあった

美術作品を巡るテレビ番組で原田マハさんを知り、その流れでリボルバを読みハマってしまい、次に読んだのがこの「楽園のカンヴァス」。読みやすく、展開も面白く、感動、涙あり、心に残る作品でした。私の感性に合う作者だと思います。
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No.349:
(5pt)

これは素晴らしい‼︎

既に話題になってるけど小説の構成、意外性素晴らしい。主人公がみんなかっこよすぎ。
運命を感じる。日本人がとても綺麗に描かれている。美術をとても好きに成ります。
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No.348:
(5pt)

ルソーの魅力や、近代美術の熱気などを感じられるサスペンス

今まで読んできた小説の中で最も面白かったかもしれない、そんな作品でした。あらかじめルソーの予習はしていたのですが、本作は改めてルソーの魅力に気づかせてくれる作品でした。そしてストーリーの展開がいつもドキドキハラハラで、夢中になって読みました。そして、とても感動的な結末。
近代美術について楽しく詳しく知りたい人、単に美しいか美しくないかの判断を超えて美術を楽しみたい人に、おすすめです。
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No.347:
(4pt)

絵画が分からなくても面白い

概ね史実のネタに基づいて書かれているのでしょうがドラマティックな展開もあり、フィクションとリアルのバランスが良く書けています。
落ちは若干弱い気もしますが、あまり飾り立てても仕方ないので、これくらいが丁度いいのかもしれません。
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No.346:
(5pt)

登場人物のキャラクターがとても魅力的に描かれています。

著者の美術品に対する見識の深さに感動しました。まるでリアルなミステリーに最後まで引き込まれました。
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No.345:
(5pt)

いい絵だったと思える小説。

夢中になれる本との出逢いは幸福で。

この本も、
どんな睡魔にも勝つほどの面白さで。

ミステリーが苦手で、
あまり自分から買うことはないのですが、
これも、一応ミステリーらしいですね。
へー!そーなの!と、
ぼくはミステリーにくわしくないので、
なんとなく嬉しくなりました。

まったく飽きずに最後まで楽しめました。
殺人事件とかと違って、
捜査の場面がないからかな?
ミステリー特有の『待ち時間』を、
まったく感じませんでした。

あと、鼻をつまみたくなるほど臭う、
伏線、伏線、伏線ってやつもない。
自然に物語が流れていきます。
すごく心地よいです。

読めばきっと、
ピカソやルソーを好きになれます。

美術館ってのは行くと楽しいですが、
デートでもない限り、
あまりいく機会もありませんよね。

趣味な人、詳しい人は行くでしょうが。
ぼくは、
休日を潰してまでは行きません。

この本を読むと、美術館に行って、
解説付きで、それも情熱的な解説で、
見学させてもらえた気分になれます。

あと、人生を描くドラマ的な、
時代をこえたラブストーリーぽい要素も、
少しあります。
ロマンチックってやつですね。
それも含め、
大団円ぽいシーンはくどく感じましたが、
そのへんは、
少し三浦しをんさんと味が似てるかなと、
個人的には思いました。

始まりと終わりに、
書いてるほうがハシャイじゃう感じ。

そこが少しシラケましたが、
他があまりに興味深く、楽しめたので、
★はひとつも減らせませんでした。

個性を感じたのが、
なにより素晴らしい。

どっかで見たような、
というより、やはり、
おお、なんか珍しいってほうが、
ワクワクしますし、
個性こそが表現者の存在理由だと、
個人的には思いますので。

最近は、流行ばかりを追う風潮が、
小説にも見られる気がします。

好みの問題なので、
安心して読みたいという人は、
そちらを選ぶのかな?

ぼくは、個性を応援します。

原田マハさんを、
もっと色々と読んでみたくなりました。

美味でした。
ごちそうさまでした。
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No.344:
(2pt)

子どもはスパイス?

他にもレビューで書かれている方がいて思わず役に立ったボタンを押してしまいましたが、主人公の子どもである真絵がとても不憫です。
最初に合いの子だなんだのといじめられているという描写がありながらも本編はそのことにほぼノータッチ。私はその部分を最初に読んで、これから娘と母親が向き合い、絵画の秘密を通して成長する、もしくは出生の秘密を知るような物語かと思ったら全く違うものでした。
ミステリー部分はうまくまとまっていて、とても良かったです。ただ、書き方が翻訳調で少し読みにくい。
そして主人公がある意味自分勝手に出産したにも関わらず、この先娘と2人きりになると私も家に帰るのが嫌になりそうなんて思う母親、とても感情移入できません。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.343:
(5pt)

画家の心に入っていく、初めての感覚

芸術、ミステリー、恋。どんどん物語の深みに誘われて気づいたら最終章。今まで読んだ本の中で没入感ベスト3に入る面白さだった。あと2回は読みたい。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615

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