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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全506件 181~200 10/26ページ
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| 原田マハの作品「旅屋おかえり」は大変面白かったのですが、著者は美術にも精通しているという話を拝見し、楽園のカンヴァスに出会いました。 僕は全く美術は詳しくありませんでしたが、これほど専門性の高い内容を、初心者でも感動するレベルの文章に落とし込んだ事に先ず感激しました。 これから先はネタバレを少し含むかもしれません。 この小説は「壮大なラブストーリー」なのかなーと感じました。 ルソーとヤドヴィガ、ヤドヴィガとジョセフ、そしてティムと織絵。 特にルソー、ヤドヴィガとティム、織絵の対比がすごく面白かった。 夢の絵画の前で、ティムと織絵が永遠を生きる。その永遠とは何なのか。 それは、人の心を打つ絵の中の登場人物として生き続け、それを伝えていく人がいるということ。かと思えば、刹那的な瞬間を心に刻むことなのかもしれない。 感動しました。この本に出会えた運に感謝です。 | ||||
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| 表紙にあるアンリ・ルソーの「夢」。この作品と瓜二つの作品の真贋を見極めるという使命を受けたキュレーターティム・ブラウンと研究者早川織絵の二人を軸にストーリーは意外な展開を見せ、感動的な結末を迎える。トム・ブラウンと間違えてティム・ブラウンに謎の招待状が送られてくるというきっかけの作り方が絶妙である。そして何より読者を惹きつけて離さないのが作品の真贋を判定するためのヒントが1日一章ずつ与えられる謎の物語を読み進めることという設定である。このルソーの絵画に纏わる物語にヤドヴィガという女性の描き方が魅力的だった。登場人物の個性あふれる描き方と息つく暇もないストーリー展開に惹きつけられた。原田マハの作品は「風神雷神」「キネマの神様」に続き三作目であるが、どの作品も芸術・歴史・映画・文化への造詣が深くなければ描けない世界である。読んでいる最中、何度も表紙のヤドヴィガが気になり、見返してしまった。アンリ・ルソーやパブロ・ピカソの作品が今までとは違って見えるような心境になった。 | ||||
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| 原田さんのアート小説はいいですね。 | ||||
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| この作品は登場人物の設定がしっかりしており、キャラクターに愛着を持って読み進めることができます。また通常の 日本の作品には無い背景の描写が素敵です。文字を読むだけで自然と風景が思い浮かびます。私は美術に詳しくはありませんが、美術館に行くのは好きで、芸術作品を好みます。ルソー作品を見たことはありませんが、この本で興味が湧きました。 | ||||
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| ミステリー要素があり、 とても読みやすく しかも、その謎が興味深く 皆様のレビューを参考に読みましたが、 わたしも、おすすめします。 | ||||
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| 本が好きでよく読みますが、ここ最近読んだ本の中で1番おもしろかったです。芸術はよく知らずに読んだのですが、とても興味をもちました。 | ||||
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| 評価が高いので読んでみました。女流作家さんらしい「悩み多き主人公」が実はすごい経歴の持ち主でという、ちょっと夢見がちなストーリーです。前半は過去を引きずる女性の内面に付き合うのが苦痛でしたが、途中から切れ味鋭い別人格になり人物造形が破綻しています。全体的に型通りな欧米風のくだりも多く翻訳物でも読むような表現が続きます。生きるのが不器用な女性があるきっかけで再生する物語です。中学生くらいの自分なら読めたかもしれませんが、さすがに感情移入は難しいです。作家さんはラブストーリー大賞(!?)を受賞されたかたでケータイ小説も手掛けるようです。ラノベに抵抗のないかたなら問題ないと思います。 | ||||
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| おもしろかった。美術に関心のない人には新しい世界への扉が開く切っ掛けに、世界への旅への参考書になり得るだろう。けれども私は固い頭の持ち主で、事実と創作が混ざる物語に落ち着かず、絵が好きなら描こう、本当に芸術を愛している人は見る人ではなく描く人だと思う反感。謎解きの部分では主人公よりも先に筋がよめるワ、という感じだった。上流的主人公たちなんだけど、どこかチープでサバサバした描写は品が感じられない。女性が描く女性に匂うような色気がなく古い時代の小説ばかり読む弊害かもしれないと思った次第。 | ||||
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| 陰鬱な雰囲気で始まる第1章から、どんどんと引き込まれていく。出てくる絵画を見に行きたい衝動に駆られる。人物も魅力的でした。 | ||||
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| 絵画が好きで美術館に行くのも好きなので楽しみに読み始めたのですが、主人公の娘である真絵の不遇さが気になって後の内容にあまり集中出来ませんでした。 どうしてそんな偏見まみれの土地にずっと居なきゃいけないのか、都会なり海外なりに引っ越した方が真絵にとって環境はマシになったのでは。もし動かない理由が主人公が美術館の監視員を続けたいからだとしたら勝手だなと思います。 鳥籠の絵も真絵の心情を表したSOSかもしれないのに自分に置き換えて酔ってるし…。 最後の章でも、真絵に絵を見せて、他には?それから?と感想を促しまくり、満足のいく答えを聞いて内心嬉しがっていますが、期待通りではなかったら前半と同じようにこの子には分からないんだと切り捨てていたのでしょうか。芸術を愛する割に、自分と違う感じ方・価値観を尊重しない姿勢が好きになれません。 せめてMoMAに興味を示している真絵を一緒にNYに連れていって世界の広さを見せてあげるくらいの行動があったら良かったものの、さらっと置いていき17年越しの再会に感動されてもこちらとしては気持ちが冷えていく一方でした。 母親らしくしろという話ではなくて、単純に織絵の人間性が好きになれず、その為に物語全てが白けてしまいました。 娘は貴女の物語を盛り上げる為の道具ではありません。娘の存在を描くならもっと丁寧に描いてほしかった。 真絵ちゃんのお母さん曲者だけど強く生きてね、しか感想を持てませんでした。 私は、本の中の親子関係にギリギリしたり絵画についてあれこれ書かれたフィクションストーリーを読むよりも、真っさらな気持ちで本物の絵に向き合う方が有意義と分かったので、書を捨てて美術館へ行こうと思います。 | ||||
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| これを読んでアンリ・ルソーに興味を持たない人がいるのだろうか。それくらい面白かった。 ルソー研究の権威であるはずの2人の「対決」は拍子抜けだったけど、終わり方は素敵だった。 | ||||
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| 主人公は、ティム・ブラウン。 ニューヨーク近代美術館のアシスタント・キュレーター。 彼は、ルソーの幻の名画の真贋の判定を依頼される。 ライバルは、日本人研究者である早川織絵。 果たして、作品は真作か、贋作か・・ どうしても、ラストの真作か贋作かの判定の 根拠に乏しい。 物語を読んで判断するとは・・。 依頼者としては、自分の望む判断を下して欲しかったと 考えることもできるが。 言ってはダメなのだろうが、 後半に出てくる別の作品の存在に関しては、 X線検査をするのが、一番確実なのではないだろうか。 読後感はよかった。 | ||||
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| 西洋絵画好きなら、物語にも一気に引き込まれるでしょう。 私はアンリルソーの絵のファンで、バーゼルにも行ったことがあるので、人一倍楽しみました。 バーゼルでの最終日の展開がちょっと急ぎすぎなのが残念。 | ||||
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| 原田さんの作品の中で、最もアーティスト及び作品に対する愛が深いと思う。登場人物もキャラクターが魅力的であり、ストーリー展開も素晴らしい。家族の成長、ヒロインの活躍など、この先を読みたるなる展開。日本人アーティストも山ほど魅力的な人物が折り、原田さんの今後の活躍に期待しています。 | ||||
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| この作品は、美術史ミステリーを縦糸、主人公のラヴストリーを横糸として織り込んだタペストリーの絵のよう。何回も読み返して楽しみました。 | ||||
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| ルソーと絵画とフランスのファンになりました!いつ読んでも面白い至極の一冊です! | ||||
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| 最初は難しくて美術史が好きな人にしか向いてないんじゃないか。とか思ったけど、読み進めていくうちに真相が知りたくなってハマった。美術作品についての勉強にもなるし、実物を観に行ってみたくなる。 | ||||
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| 読み始めた当初は、どの登場人物も完璧に好きではなかったはずなのです。 ただ、物語が進むにつれ、登場人物の感情の動きや選択が、それぞれの人間性を明確に示されます。 これほどまでに多角的に人間を表現していることに驚きを覚えます。 絵画や画家にまつわることを知られるのも面白いです。 ストーリーを読むことによって、絵画の見方が広がるのは楽しいですね。 伏線の回収と呼ぶべきかどうか分かりませんが、物語のさまざまなトピックが、どれも驚きを与える展開を迎えるのはさすがとしか言えません。 | ||||
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| 今まで絵画について特に詳しくもなく、なんとなく綺麗だなあとか上手だなあとか漫然とした感情しか持っていませんでした。 しかし、今回の文章を読んで、絵画の書き手は1作品1作品をどれほどの情熱を持って書き上げているのかを感じ、絵画が人を魅了する理由の断片を見たような気がします。 また、作者の文中の絵画や情景の鮮やかな表現によりありありとその場がイメージされ、文章に引き込まれました。 | ||||
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| 美術のことはよく分からないけれど、やはりこの作者の作品は面白い。清々しいラストには感動した。 | ||||
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