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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全502件 101~120 6/26ページ
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| 読書からずいぶん離れており、約30年ぶりの小説。レビューが良かったので本書を選びました。 読み終えた後の高揚感に「小説ってこんなに面白かったっけ?」と驚きました。 久しぶりの読書がとても心地よいひとときになりました。 | ||||
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| 私が原田女史の作品を読んだのはこれで3つ目である。 こちらも原田女史お得意の美術を主題にした作品で、別作品との比較になるが暗幕のゲルニカよりはミステリーの度合いは強いと言える。 しかし…しかしである…原田女史の美術関係の作品をよくよく注意して読むと話の構成パターンが全て一緒ということに気付いてくる。 こちらの作品もそうなのだが、原田女史の美術系作品は決まった構成になっている。 導入:現在(起)→展開:過去(承、転)→過去(欠)→現在(エピローグ) と、こんな感じで、話の展開に大なり小なりの違いはあるけれど、基本的にこうである。 パターン化でわかり易く、且つこだわりのあるテーマを掲げる人を例にあげれば遠藤周作も同様でこちらも、作品には一定のパターンがある。 ここで冒頭に戻る。 繰り返しになるが楽園のカンヴァスは暗幕のゲルニカに比べればミステリー色は強い、これは確かだ。 しかし原田女史の美術系作品には一つの黄金パターンがあることに気がついた。 まず物語の始まりはMOMA(ニューヨーク近代美術館) そして物語の鍵を握る人物がほぼ必ず「主題となっている作品の作者の子孫」これである。 導入でMOMAが作品の収蔵か展示の企画を行う。 主役は大体MOMA職員かMOMAに接点のある人。 そして暗幕のゲルニカではピカソとドラの私生児が主役の危機を救い、楽園のカンヴァスではルソーの支援者の子孫が物語のキーマンとなり幻のルソー作品を救った。そしてこの有名人の子孫が物語終盤で正体を明かすと言うのが、原田女史の黄金パターンなのではないかと私は思う。 以上を踏まえて、ミステリー色は強めであるが、この人は無理にミステリーに持っていかずに、淡々と純文学風に起承転結で物語を書けば良いと思う。 既にそれが許される域に達しているのだから、変にひねらず堂々と自分の強みを生かして物語を作れば良いのだ。 | ||||
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| タイトルのとおりの感想。 美術作品についての小説とあって身構えてしまったが、気にすることはない。 面白い。ただそれだけ。 | ||||
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| ★3.3/2022年103冊目/8月14冊目/『楽園のカンヴァス』(新潮文庫/新潮社)/原田 マハ/P.440/2014年/670円+税 #読書 #読書2022 #読了 #読了2022 MoMA勤務経験を活かした原田マハの真骨頂。いろいろ小説を読んできたが、アートx小説を描いたものを読むのは初。アートも小説も好きな私にとっては最高の組み合わせだ。こういった作品が増えて、アートに親しみや理解を抱く人が増えたら嬉しい。ただし、本書の内容に大きな満足はなかった。ワクワクするストーリー展開ではあるけれど、いろいろな仕掛けに中途半端感が否めなかった。17年前の話も冗長で、ミステリとしても不完全燃焼。今回はルソーが”主人公”だったが、今後は現代アートに関する原田マハ作品も読めると嬉しい。 | ||||
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| 印象派の画家の人達が認められるまでの苦悩等が読み取れて現代の評価と違い。興味深く読みました。 | ||||
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| 暗幕のゲルニカからの、楽園のカンヴァスを手にしました。個人的には、こちらの方が一気に読んでしまう感じで、次の展開にドキドキしました。 ルソーの絵は元々結構好きでしたが、本当にこんな現実があったのではないか?という感覚に陥ります。 改めて絵画の魅力を見出させてもくれますし、原田マハさんの本を他にも漁って読みたくさせられる一冊でした。 | ||||
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| アートが題材のミステリーに、困難な人生の中で登場人物たちが受け取る様々な思いやりの描かれ方に、心温まる作品でもありました。本筋のミステリーももちろん秀逸。 | ||||
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| ルソーの作品をめぐる様々な人間模様、その中に絵画への深い造詣が端々に感じられとても読みごたえがありました。とても作品に品もあり、爽やかな読後感でした。 | ||||
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| 目の前に映像が艶やかに映し出されるような表現力に引き込まれてしまった。 | ||||
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| ちょうど半分まで読んだが、読むのがつらい。 織絵というヒロインにオーラを纏わせるための描写が入念でしつこい。もう織絵さんが内面的な美しさを備えた気品のある内なる強さを持った才女だってのはわかったから。 日本の小説(漫画も)にありがちなことだが、専門知識を詰め込んで、業界の奥深さを誇張しすぎだし、その業界で働く者たちをかっこよく見せようとしすぎ。 | ||||
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| アンリ・ルソーを愛する若き研究者二人が、謎のコレクターからスイスの豪壮な屋敷に招かれ、晩年の名作「夢」の双子の妹のような作品「夢を見た」について真贋の鑑定を依頼され、古書に記された物語を手掛かりに、スリリングな謎解きが繰り広げられます。 登場人物のルソーへの愛と造詣の深さ、作品を目にしたときの忘我と喜び、の描写にはとても惹きつけられました。また作中作の物語で当時のルソーと周辺の人々の暮らしが生き生きと描かれ、洗濯女のヤドヴィカが徐々にルソーに心を開き、彼の作品の中で永遠に生きると決意してアトリエに向かう所は中でも胸を打ちます。 美術館やアート業界の内幕や政治的力関係なども、自分の知らない世界を垣間見るような面白さです。 ルソーの作品世界への関心を高めてくれ、アートを愛する人たちの贅沢な世界にどっぷり浸かる夢を見させてくれました。 そのように読書の喜びを大いに味わえた作品なのですが、主要人物である織絵がその後に選んだ生き方に納得がいかず、娘の真絵が置かれた状況があまりにも不憫で、彼女たちの現在の描写が出てくると夢から醒めさせられる思いがしました。織絵がそれほど知力と探究心がある女性ならば、アートへの情熱を隠し知性を発揮できない生き方は、半分死んでいるようなものでしょう。ハーフとして父を知らず日本で育つ娘も、周囲との疎外感を抱えながら、このまま閉鎖的な環境で暮らさせるのか、と怒りすら覚えます。外国語という翼を与え、都会や外国で広い世界に触れながら、自分が生まれたことに誇りを持って育って欲しい。そのためには母親も自分を偽らない生き方を娘に見せないといけないのに、とそこが凄く残念でした。 ティムとの再会とその後のロマンスを予感させるラストでしたが、ティムは織絵の研究者としての稀有な才能に惚れたから再会を熱望したけれど、もし織絵が研究活動を再開したらライバル心や嫉妬心が湧いて男女としてはうまくいかないだろうなと思い、そこにはうっとりできませんでした。 | ||||
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| 本書が評価が高かった理由が読み終えてわかった。飽きさせない展開と構成。誘われるようにアンリ・ルソーが好きになる。それは作者が読者の立場に立ってアートへの道先案内人をしてくれているからだろう。ルソーの大作「夢」。その絵の中のミューズの左手の秘密。日本の片隅に住むシングルマザーで一介の美術館監視員の早川織絵がニューヨークの近代美術館MoMAのチーフキュレーターに交渉人として指名された過程が実に興味深い。爽快な展開に胸のすくような心地良さを感じて「アートっていいなあ!」としみじみ思った。 現在ではルソーが晩年に恋したのはウージェニー・レオニー・Vという未亡人であり、作中のヤドヴィガは存在しないし、晩年は絵が売れ始めて経済的に余裕が出てきて貧困ではなかったこともわかっているが、それを差し引いてもこの小説は面白さが勝る。 第25回山本周五郎賞 | ||||
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| 言いようのない不安に苛まれていた中で巡り会えた一冊。 “ルソーの『夢』は真作か贋作か”を主軸に、過去と現在・恋愛と駆け引きなど、 読めば読むほどに‘真実か虚構/Fictionか’を深く考えさせられ、最高の読書を味わえる。 何より、小説の中にある一つの謎である“7文字のCapital/ローマ字は何か?”が明らかになり、 そこからのEpilogueとともに湧き上がる読後の余韻こそ極上だった。 『楽園のカンヴァス』とは‘私の心の中にもあった’と気づかされ、 不安に対する大事なものが得られた傑作であった。 | ||||
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| 泣きました。 読書、あんましませんが、すっごく面白い! 読書しない方は、もしかして途中断念するかもだけど、最後まで読んで欲しい。 ものすごく感動しやす。 | ||||
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| 高校生の頃、モームの「月と六ペンス」を読み、ゴーギャンに興味を持ち、人生について考えさせられましたが、この「楽園のカンブァス」もルソーについて書かれていますが、後半の展開は本当に引き込まれて一気に読んでしまいました。それに引き替え、書き出しは少し不満が残ります。主人公は早川織絵かと思いましたが、ティム・ブラウンのなのでしょうか?最初の部分は不要とは思いませんが、もう少しスッキリできたのではと思いました。またルソーは「夢を見た」を描く体力が残っていたのでしょうか? | ||||
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| 二つの時代のものは、満足度満点です。 | ||||
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| はじめて原田マハさんの作品を読んで、小説の中に出てくる絵画を見たくなりました。 | ||||
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| アンリ・ルソーの「夢」に酷似した作品を前に、パリ大学の日本人天才女性学者とニューヨーク近代美術館のキューレータが真贋の判定対決を行う、というアート小説。 それぞれに絶対負けられない理由がありつつも、周囲の様々な思惑に翻弄され、勝敗の行方は混とんとしていく。クライマックスは、二転三転するスリリングな展開だ。 落としどころとしては、文句なし。鍵となる古書の意外な真実、そして、もうひとつの「夢」に隠されたロマンチックな謎が、明らかになりる。おっ!となる展開で、最後の最後まで楽しませてくれること間違いなし! | ||||
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| カバーが絵画の為、状態が非常に良いものを購入しましたが、 傷や汚れがあり、中身も黄ばんでおり、匂いも気になりました。 残念でした。 | ||||
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| 久しく小説を読んでいなかったが、読みはじめたら面白くて一気に読んでしまった。 | ||||
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