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楽園のカンヴァス



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァスの評価: 4.44/5点 レビュー 496件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全496件 101~120 6/25ページ
No.396:
(5pt)

アートでミステリー

アートが題材のミステリーに、困難な人生の中で登場人物たちが受け取る様々な思いやりの描かれ方に、心温まる作品でもありました。本筋のミステリーももちろん秀逸。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
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No.395:
(5pt)

キュレーターをされていたマハさんならではの作品

ルソーの作品をめぐる様々な人間模様、その中に絵画への深い造詣が端々に感じられとても読みごたえがありました。とても作品に品もあり、爽やかな読後感でした。
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No.394:
(5pt)

絵画のような表現力

目の前に映像が艶やかに映し出されるような表現力に引き込まれてしまった。
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No.393:
(3pt)

やたらと長いし、トリビア多すぎ。

ちょうど半分まで読んだが、読むのがつらい。
織絵というヒロインにオーラを纏わせるための描写が入念でしつこい。もう織絵さんが内面的な美しさを備えた気品のある内なる強さを持った才女だってのはわかったから。
日本の小説(漫画も)にありがちなことだが、専門知識を詰め込んで、業界の奥深さを誇張しすぎだし、その業界で働く者たちをかっこよく見せようとしすぎ。
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No.392:
(5pt)

アートへの情熱、ルソーへの深い愛が伝わる力作。娘は不憫だけど…

アンリ・ルソーを愛する若き研究者二人が、謎のコレクターからスイスの豪壮な屋敷に招かれ、晩年の名作「夢」の双子の妹のような作品「夢を見た」について真贋の鑑定を依頼され、古書に記された物語を手掛かりに、スリリングな謎解きが繰り広げられます。
登場人物のルソーへの愛と造詣の深さ、作品を目にしたときの忘我と喜び、の描写にはとても惹きつけられました。また作中作の物語で当時のルソーと周辺の人々の暮らしが生き生きと描かれ、洗濯女のヤドヴィカが徐々にルソーに心を開き、彼の作品の中で永遠に生きると決意してアトリエに向かう所は中でも胸を打ちます。
美術館やアート業界の内幕や政治的力関係なども、自分の知らない世界を垣間見るような面白さです。
ルソーの作品世界への関心を高めてくれ、アートを愛する人たちの贅沢な世界にどっぷり浸かる夢を見させてくれました。
そのように読書の喜びを大いに味わえた作品なのですが、主要人物である織絵がその後に選んだ生き方に納得がいかず、娘の真絵が置かれた状況があまりにも不憫で、彼女たちの現在の描写が出てくると夢から醒めさせられる思いがしました。織絵がそれほど知力と探究心がある女性ならば、アートへの情熱を隠し知性を発揮できない生き方は、半分死んでいるようなものでしょう。ハーフとして父を知らず日本で育つ娘も、周囲との疎外感を抱えながら、このまま閉鎖的な環境で暮らさせるのか、と怒りすら覚えます。外国語という翼を与え、都会や外国で広い世界に触れながら、自分が生まれたことに誇りを持って育って欲しい。そのためには母親も自分を偽らない生き方を娘に見せないといけないのに、とそこが凄く残念でした。
ティムとの再会とその後のロマンスを予感させるラストでしたが、ティムは織絵の研究者としての稀有な才能に惚れたから再会を熱望したけれど、もし織絵が研究活動を再開したらライバル心や嫉妬心が湧いて男女としてはうまくいかないだろうなと思い、そこにはうっとりできませんでした。
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No.391:
(4pt)

史実と違う部分を差し引いても充分面白い。

本書が評価が高かった理由が読み終えてわかった。飽きさせない展開と構成。誘われるようにアンリ・ルソーが好きになる。それは作者が読者の立場に立ってアートへの道先案内人をしてくれているからだろう。ルソーの大作「夢」。その絵の中のミューズの左手の秘密。日本の片隅に住むシングルマザーで一介の美術館監視員の早川織絵がニューヨークの近代美術館MoMAのチーフキュレーターに交渉人として指名された過程が実に興味深い。爽快な展開に胸のすくような心地良さを感じて「アートっていいなあ!」としみじみ思った。
現在ではルソーが晩年に恋したのはウージェニー・レオニー・Vという未亡人であり、作中のヤドヴィガは存在しないし、晩年は絵が売れ始めて経済的に余裕が出てきて貧困ではなかったこともわかっているが、それを差し引いてもこの小説は面白さが勝る。

第25回山本周五郎賞
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No.390:
(5pt)

虚構と現実が交錯する世界で大切なものは何かに気づける傑作

言いようのない不安に苛まれていた中で巡り会えた一冊。

“ルソーの『夢』は真作か贋作か”を主軸に、過去と現在・恋愛と駆け引きなど、
読めば読むほどに‘真実か虚構/Fictionか’を深く考えさせられ、最高の読書を味わえる。

何より、小説の中にある一つの謎である“7文字のCapital/ローマ字は何か?”が明らかになり、
そこからのEpilogueとともに湧き上がる読後の余韻こそ極上だった。

『楽園のカンヴァス』とは‘私の心の中にもあった’と気づかされ、
不安に対する大事なものが得られた傑作であった。
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No.389:
(5pt)

やばいくらい面白い

泣きました。
読書、あんましませんが、すっごく面白い!
読書しない方は、もしかして途中断念するかもだけど、最後まで読んで欲しい。
ものすごく感動しやす。
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No.388:
(4pt)

おもしろかった

高校生の頃、モームの「月と六ペンス」を読み、ゴーギャンに興味を持ち、人生について考えさせられましたが、この「楽園のカンブァス」もルソーについて書かれていますが、後半の展開は本当に引き込まれて一気に読んでしまいました。それに引き替え、書き出しは少し不満が残ります。主人公は早川織絵かと思いましたが、ティム・ブラウンのなのでしょうか?最初の部分は不要とは思いませんが、もう少しスッキリできたのではと思いました。またルソーは「夢を見た」を描く体力が残っていたのでしょうか?
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No.387:
(5pt)

読んでよかった

二つの時代のものは、満足度満点です。
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No.386:
(4pt)

絵画への関心

はじめて原田マハさんの作品を読んで、小説の中に出てくる絵画を見たくなりました。
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No.385:
(5pt)

最後の最後まで楽しませてくれる

アンリ・ルソーの「夢」に酷似した作品を前に、パリ大学の日本人天才女性学者とニューヨーク近代美術館のキューレータが真贋の判定対決を行う、というアート小説。

それぞれに絶対負けられない理由がありつつも、周囲の様々な思惑に翻弄され、勝敗の行方は混とんとしていく。クライマックスは、二転三転するスリリングな展開だ。

落としどころとしては、文句なし。鍵となる古書の意外な真実、そして、もうひとつの「夢」に隠されたロマンチックな謎が、明らかになりる。おっ!となる展開で、最後の最後まで楽しませてくれること間違いなし!
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No.384:
(1pt)

状態が非常に良いではなかった。

カバーが絵画の為、状態が非常に良いものを購入しましたが、
傷や汚れがあり、中身も黄ばんでおり、匂いも気になりました。
残念でした。
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No.383:
(5pt)

一気に読めた

久しく小説を読んでいなかったが、読みはじめたら面白くて一気に読んでしまった。
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No.382:
(5pt)

久しぶりのドキドキ

実をいうと、小説は久しぶりに読みましたが、読み始めると止まらないドキドキ感は本当に新鮮でした。以前テレビのトーク番組で原田マハさんを初めて知り、何としても読みたいと思い購入して大正解でした。
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No.381:
(5pt)

心の底からドキドキした!

後半になるにつれ衝撃的な展開になり、ハラハラドキドキせずにはいられなかった!作中に出てくる絵をネットで検索しながら読むと、より楽しめました!絵に興味が出てきたし、美術館にでも足を運んでみようかな!感動をありがとう!
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No.380:
(5pt)

最高の楽園だった

著者は、緻密な構成力と描写で、私たち読者を、名画の前に連れてゆく。 
ルソーとピカソ、二人の巨匠の名画、それにかかわる人物たちの物語、といえるほど話は単純ではなく、これは本当によく研究されて書かれた名作だと思う。  
読者は、不思議な物語の展開に、ぐいぐい引き込まれていくのだ。 
登場する謎の古書の内容もすばらしい。

私は、もしも現在、ルソーが、ピカソが、生きていて、本書を読んだとしたら、どう思うだろう…と想像する。
ルソーもピカソも微笑んで、秘密をこっそり語ってくれるだろうか。
そして再び、この物語の中へと手招きするのだろうか。
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No.379:
(5pt)

読みと吸い込まれる

美術館巡りを今まで行きましたが、歴史・背景を調べて隅々鑑賞する。その視点を持つと楽しさ、深みが増す事を理解した。落ち着いたら、大原美術館に絶対行く!決めてます。
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No.378:
(5pt)

教養のない私でも

原田マハさんは大好きな作家さんの1人ですが、教養がなく王道の美術系は避けていました。
が、今回心機一転、何がきっかけだか覚えていませんが、こちらを手に取り、そして引き込まれ、あっという間に読み終わり、余韻に浸っています。

実在する有名な作品がたくさん出てくるので、スマホ片手にどんな絵なのか検索しながら、2人と一緒に私も旅に出ていました。

MoMAは少し先になりそうですが、今年中に大原美術館には行くよう計画します!

次はゲルニカを読みます。
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No.377:
(5pt)

静かな物語ながらアートへの熱量がものすごくて引き込まれました

本の世界に引き込まれ時間を忘れて貪るように読みふけってしまった。そのせいでとある会合をすっぽかしてしまった。今すぐ美術館に行きたくなったし、上質なモーゼルワインを飲みたくなった。近代を生きた貧乏画家がどんな生活を送っていたのか。細部の描写もアート好きにはたまらない。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615

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