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楽園のカンヴァス



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァスの評価: 4.43/5点 レビュー 506件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全506件 381~400 20/26ページ
No.126:
(2pt)

文庫を読んで

おしいいいい・・・・・・・・!!
という感じです。ピカソ、ルソーという超有名だけど怪しい芸術家、学芸員、コレクター、オークショニアというマニアックな人々
の仕事、考え方。おもしろい物語ができる要素が満載です。
でも、なんか稚拙な感じです。おそらく文体のせいでしょう。
最初は小中学生向けの物語かなと、思いました。むかし、「ずっこけ三人組」ってありましたね。
理由
1、擬音、階段上がるのに、「タタタ」は、かなり幼稚な表現だと思う。
2、主要なキャラクター設定がぶれている印象がある。
3、最初は地方の美術館からストーリーが始まるが、あまり必然性がない。
4、方言の使い方が?、なぜ方言なのか、地方なのか?が不明確、結末にも必然性がない。
5、外人が出てくるが、すごく日本人的な言葉遣いを行うので違和感がある。
6、ディティールが、荒い。
7、登場人物が色々考えているけど、なぜそういう考えになったのかの必然性が感じられない。
8、食べ物の描写が弱い。
9、登場人物たちの描写が弱い。服や時計、身だしなみ、発言、好み、食べ方、歩き方、しゃべり方などなど、
10、読み手が、想像を膨らませるような、表現がない。味気ない。
11、著者は書き手として、文字を愛していない感じがする。
12、著者は学芸員の経歴をもつわりには、対象とするもろもろに迫っていない。
13、著者は登場人物たちより頭がよくなければならないと思うが、実は登場人物を自分より頭がよく設定している
ので、描写しきれず、途中で息切れしてしまっている感じがする。
14、携帯小説を読んでる感じがする(別に携帯小説が悪いとい意味ではなく、紙媒体で発表する必然があるのかが問題)
15、難解な美術史を分かりやすく物語にしようとしていたら、読者を馬鹿にしすぎていると思う。
16、この著者が、どんな物語が好きなのかこの本では分からない。
17、会田誠の「青春と変態」のほうが、より美術愛にあふれ、より表現者としての覚悟、思いが伝わってくる。
18、なんで、この程度の文章力で小説家になれたのか不思議?
19、分かりやすさを狙っていて、それで人気を得たなら、その分かりやすさに答えてしまった読者に問題があるのでは?と、思ってしまう。
20、著者は親の七光りがあるのか?

でも応援する。
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4101259615
No.125:
(5pt)

楽しめました

すぐに物語にぐっと引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。
想像していたよりもエンターテイメント色が強く、楽しい時間が過ごせました。
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4101259615
No.124:
(5pt)

読みやすく、美術品に興味を持つきっかけになりました。

一つの作品に多くのストーリーがあり、
引き込まれました。
美術品に対する見方、捉え方が変わりました。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.123:
(5pt)

着想が面白い!

地方美術館で監視員をしている早川織絵が突然館長に呼び出される。
ニューヨーク近代美術館がアンリ・ルソー「夢」を日本に貸し出す条件として
織絵を交渉担当にすることを要求してきたという。

実は織絵とニューヨーク近代美術館のチーフ・キュレーター、ティム・ブラウンは
かつて謎の大物コレクター、バイラーの館で一枚の絵の真贋鑑定を巡って対決した
ライバル同士だったのだ。

鑑定は絵そのものではなくルソーについて書かれた古書全七章を七日かけて読み、
そこから絵についてのヒントを見つけ出しバイラーに講評を披露するという異例の
形式だった。
ルソーに惚れ込んでいる二人は、それぞれ裏から操る人物に本意ではない鑑定を強い
られながらぎりぎりの駆け引きを重ねる、というお話。

まず非常に着想が面白い。
おそらくルソーが「詩人に霊感を与えるミューズ」で間違えた花だけを訂正した
全く同じ構図の作品を書き直したことにヒントを得て、コレクター所有の真贋定まら
ぬ名画を出現させたのだろう。

ストーリー展開を通してルソーのモデル、ヤドヴィガに対する熱い気持ち、そして
ルソーに対するティムと織絵の並々ならぬ敬愛が滲み出してくる。

過去に別のキャリアを持っていた小説家はそのキャリアを下敷きにした世界を描くと
水を得た魚のようにのびのびとしたリアリティを披露するものだが、この原田マハも
絵画というジャンルを身近に引き寄せて新鮮な感動を与えてくれた。

強いて言えば古書章毎の雰囲気を変える意図は不要だし、終盤で繰り出される驚き
の事実はひとつぐらい減らしてもよかった。
ともかくこの小説は原田マハにしか書けない素晴らしい傑作だと思う。
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4101259615
No.122:
(2pt)

私には退屈

評判が良かったので読んでみました。
ストーリーだけを追いたい人にとって途中の蘊蓄は退屈です。
短編で十分な気がします。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.121:
(5pt)

面白い!

誰も殺されないし、アクションも無いけど、とても面白い。
フィクションなのに当時のパリで本当にあった事のような気がして、
ルソーが好きな人には絶対おススメです。
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No.120:
(4pt)

絵画の世界を知る

アンリ・ルソーなんて画家知らなかった。
ルソーといったら政治家ジャック・ルソーでしょ!
ユニークな装丁に惹かれて手に取った。読んだら、まあまあ面白かった。

物語の主役は二人いる。
一人はMoMAのティム・ブラウン。もう一人は、一介の監視員にすぎない早川織絵である。
ところが、この早川さん。かつてはルソー研究者として名を馳せたオリエ・ハヤカワなのであった。

知る人ぞ知る天下の大コレクター、コンラート・バイラーから『夢をみた』の鑑定を依頼された主役たち。
真贋を見極める勝負に勝った者にはこの絵画のハンドリング・ライツが与えられるという。
条件は七日かけてある書物を読む。
そして、その後講評を行い、バイラーが勝負を決定するというもの。

その過程で絵画マーケットの実態が説明される。
ルソーの絵がビジネスの道具として用いられないように守りたい、といった情念がひしひしと伝わってくる。
また、名声に恵まれず不当な評価しか得られなかったルソーの価値を高めたいのだろう。
「ある書物」の中にはピカソが何度も登場する。彼はルソーを大変高く評価していた。
作者はピカソの言質を引き合いに、ルソーへの愛情を何度も書き綴っている。

名作と言われる絵画は長い間保存される。半永久的に。
アンリ・ルソー作『夢』もその内の一つである。
モデルの女性となったヤドヴィガが放った一言。
「さあ、描いてちょうだい。あたしは、いまから、永遠を生きることにしたの」(242ページ)
なかなかロマンチックである。

絵画っていうものは、作品だけを見ても分からない。
作者の人柄、時代背景などを理解していないと、その良さは分からない。
その意味で、本書の著者、原田マハ氏はルソーが好きで堪らないんだろうなと思う。
ルソーへの愛情ばかりが強調されるので、ミステリーとしては成立しているけれど、
ラブストーリー的な展開が中途半端であった。
もっと違う手法で起と結を繋げて欲しかった。

ともあれ、ピカソの時代が垣間みれたのが貴重だった。
あの時代のスター達が集まった「夜会」を想像すると楽しい。
芸術に詳しくない方には、スマホ片手に読むことをお薦めします。。。
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4101259615
No.119:
(5pt)

美術の世界に導いてくれる

小さい頃から絵心もなく美術のセンスもない私にとって知らない世界を教えてくれた感じ。
ルソー、画家、絵、キュレーター、美術館、そこに纏わる人々。。
美術にかかわりのなかった私には最初は敷居が高く感じたが、途中から面白くなってきた。
"アートを理解するということはこの世界を理解する、アートを愛するということはこの世界を愛するということ"…なるほど。
ルソーの絵、バーゼル、美術館に行ってゆったりと鑑賞する贅沢な時間を過ごしたいと思った。
高名な画家も大富豪も…皆人生を一生懸命生きている。
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4101259615
No.118:
(5pt)

知的でスリリング,素敵な大人のロマンスも。

これは傑作です。主人公たちがまるで魔法にでもかかったかのように名画を見入っていたように,私もこの小説の世界に一気に引き込まれていきました。
 税関吏を退職して画家に専念し,ピカソらに大きな影響を与えたにもかかわらず,生前はほとんど全うな評価をされないまま不遇の人生を終えたアンリ・ルソー。素朴派とも呼ばれる彼の作風は,遠近感等のテクニックとは無縁の,一見稚拙なタッチながら,何故か幻想的で心惹かれる摩訶不思議なもの。それだけでもミステリーの素材としては十分なのですが,そんな数奇な人生を送ったルソーに未だ世に知られざる作品があったとしたら・・・・知的でスリリング,素敵な大人のロマンスもまじえたミステリーです。
 終盤は,意外な展開の連続にワクワク,ハラハラ・・・・そして,ホロッとさせられます。
 CGで現実よりもリアルな仮想現実を生み出せる時代になりましたが,それでも素晴らしい小説が持つ「言葉の魔法」は凄いですね。今から100年以上も前のルソーの生きた時代が目に浮かぶようです。さらに,この本を読むまでルソーにあまり詳しくなかった私は,この本を読み進めながら,ネットでルソーの代表作を調べたり,文庫ながら画集まで購入してしまうほどでした。
 2013年本屋大賞第3位の作品ですが,そうであろうとなかろうと,とにかく素晴らしい作品なんです。是非ご一読を。
ルソー (新潮美術文庫 33)
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.117:
(5pt)

知的でスリリング,素敵な大人のロマンスも。

これは傑作です。主人公たちがまるで魔法にでもかかったかのように名画を見入っていたように,私もこの小説の世界に一気に引き込まれていきました。
 税関吏を退職して画家に専念し,ピカソらに大きな影響を与えたにもかかわらず,生前はほとんど全うな評価をされないまま不遇の人生を終えたアンリ・ルソー。素朴派とも呼ばれる彼の作風は,遠近感等のテクニックとは無縁の,一見稚拙なタッチながら,何故か幻想的で心惹かれる摩訶不思議なもの。それだけでもミステリーの素材としては十分なのですが,そんな数奇な人生を送ったルソーに未だ世に知られざる作品があったとしたら・・・・知的でスリリング,素敵な大人のロマンスもまじえたミステリーです。
 終盤は,意外な展開の連続にワクワク,ハラハラ・・・・そして,ホロッとさせられます。
 CGで現実よりもリアルな仮想現実を生み出せる時代になりましたが,それでも素晴らしい小説が持つ「言葉の魔法」は凄いですね。今から100年以上も前のルソーの生きた時代が目に浮かぶようです。さらに,この本を読むまでルソーにあまり詳しくなかった私は,この本を読み進めながら,ネットでルソーの代表作を調べたり,文庫ながら画集まで購入してしまうほどでした。
 2013年本屋大賞第3位の作品ですが,そうであろうとなかろうと,とにかく素晴らしい作品なんです。是非ご一読を。
ルソー (新潮美術文庫 33)
楽園のカンヴァスAmazon書評・レビュー:楽園のカンヴァスより
4103317515
No.116:
(5pt)

最高!

久しぶりに読みふける時間をくれた本。ラストになるにつれてワクワクして読むことができました。 読み終わったあと数日間、あーもうあのワクワクは終わってしまったんだと寂しかったほど。おすすめできる本です。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.115:
(4pt)

ミステリーとしては秀逸

ルソーとピカソをめぐるミステリーとしてはとても面白い。
ただ、ダヴィンチコードのように宗教が絡まない(絡ませられない)分、重層的な恋愛の描写によって厚みを増そうとした試みには少し不満が残り、個人的体験に引きずられたのかもしれないという邪推をしてしまった。
個人的には、織江の娘の描写がもう少し読んでみたかった。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.114:
(5pt)

原田マハ様 ありがとう

美術鑑賞の好きな方には必読の一冊ですね。
最後まではらはらドキドキの内容で一気に読みました。
すっかり原田マハさんの本に魅了されて、「カフーを待ちわびて」
「キネマの神様」、「一分間だけ」を涙しながら読みました。
久しぶりに満足した日々でした。
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4101259615
No.113:
(5pt)

ルソー好き

ニューヨークの美術館で本物のルソーを見た事もありまた色んな絵画をみたくなった!
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.112:
(4pt)

面白かったけれど

ルソーのバックグラウンドはほとんど知らなかったので、ストーリーに伴って語られる晩年の様子にとても興味を持ち、ルソーやその他登場する有名画家(あえて書きませんが)の作品を改めて見に行きたいと思いました。ストーリーももちろん次々と先が読みたくなるような上手な流れになっていて、さすがに本屋大賞作品だと納得しました。欲をいえば、後半の展開がそれほどびっくりするようなものではなく、静かに潮が引いて行くような、感の鋭い方なら予想できるような終わり方でほんの少し物足りない感じがしました。それでも読んで損はない作品だと思いました。
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No.111:
(5pt)

小説というものの本質を見事に表現した小説

すばらしい小説だった。自分が知らない芸術の世界に一気に引き込まれた。
小説の力はその主人公の人生を疑似体験することプラス、未知の分野への興味を半ば強引に開かされることにある。
その二つをバランスよく、そして強く持っている優れた作品だった。

そして、なにより素晴らしかったのは小説内の物語。
アンリ・ルソーがどうのようにその時代を生きたか、
史実とは違うかもしれないが、史実を知るよりももっとリアルな体験を“物語”というのは与える。

原田マハのもっとも表現したかったことはこの物語のもつ偉大なパワーなのだと思う。
小説というものの本質を見事に表現していた気がする。
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4101259615
No.110:
(5pt)

見事な傑作

わたしごときが講評するのを躊躇してしまうような素晴らしい作品です。
もうその一言しかありません。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.109:
(5pt)

とても嬉しく思っています。

迅速で確実なご対応に加えて、思っていたとおりの商品でとても満足しています。有り難うございました。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.108:
(5pt)

面白いです。

いっきに読んでしまいます。
テンポも良くて読みやすいです。
久しぶりに面白いと思える本でした。
ミステリー好きにはお勧めします。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.107:
(5pt)

興味が持てた

美術作品のことはまったくわからなかったけど、
これを読んで、美術作品の飾る側?美術館側?についてふわっと知ること出来たし、
美術家の苦労が伝わってきた。

あんまり興味がある範囲じゃなかったけど、これ読んだらちょっと興味持てた

美術館に行きたくなった。
今までとは違った見方ができるんじゃないかなと思った。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615

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