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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全496件 341~360 18/25ページ
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ルソーの世界観も素晴らしいのですが、どこからが創作かわからない素敵なストーリーと描写の美しさにも惹きこまれ一気に読んでしまいました。この作家さんの他の作品も読もうと思います。 ジヴェルニーの食卓も素晴らしかったです。 | ||||
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面白いワクワクして読んだ。 こんな話の展開大好き、ルソーの絵がちらついてよかった、画集を見よう! | ||||
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すすめられて読んだのですが、面白かった。 始めは、ははーんなるほどねの感じでしたが、話のスケールが広がるにつれて面白くなってきます。 時代を、交錯させながら進めていく書き方も解りやすく楽しめました。 ピカソ、ルソーの関係はもとよりあの時代(1900~)のヨーロッパの感覚が感じられ素敵でした。 ミステリー好きな方も、アートに興味のあるかたも、印象派以後の時代が好きなかたも、そのどれでもないかたも楽しめる本だと思います。 | ||||
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直に作品見たことありませんが、作品を読むことで、美術館で見ているような気分になりました。おもしろかったです。 | ||||
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難しいかと思いましたが、絵の好きな方なら今までにない話で面白いと思います。 | ||||
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「・・・この数日間、まさしく、この場所は『美術の楽園』のようでした」 登場人物である織絵という女性と、全く同じ気持ちに今浸っている。 舞台はフランスのバーゼル。伝説の美術品コレクターに呼ばれた二人の美術のスペシャリスト、ティムと織絵を中心に物語は進む。 二人に与えられた使命。それはルソーが描いたとされる幻の作品の真贋鑑定だが、ただの鑑定ではない。 毎日1章ずつ物語を読み、7章全てを読み終えた後に講評と共に真贋鑑定を行う、というものである。 この二人が読まされる物語が実に面白く引き込まれる。 「良い旅を(ヴォン・ヴォヤージュ)」 そう言われ毎回読み始めるが、まさに旅をしているような、夢でも見ているような感覚に陥る。 「アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。」 アートを心から愛し理解しようとする二人と一緒に読んでいるうちに、いつしかこちらまでアートに興味を持ってしまう。 そして何といっても物語に登場する人物の生き様に感激した。かくも堂々と揺るぎない信念を持って生きている人が一体どれほどいようか。社会からの評価や私利私欲のためではなく、ひたむきに自分の信念を貫く。こんなかっこいい生き方が他にあるだろうか。 この物語を読み終え、本作を読み終えた時、きっと美術館に足を運びたくなるに違いない。 傑作。人生の一冊。 | ||||
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スマホで絵を検索して確かめながら、読み進めた。 そういうのもまた楽しい。 | ||||
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原田マハの作品は読んだことがなく、この作品の予備知識もありませんでしたが、ルソーが好きなので、「装丁買い」。装丁から漂う世界感に期待度は大きく、読みはじめると物語の世界にあっという間に入り込みました。そのままワクワクしっぱなしで一気に読みました。読んでる時間がとても楽しかった…そう思える上質な小説でした。 | ||||
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とすれば、小説との出会いも「偶然と慧眼」の支配によるのかも知れない。また「名画は人生に思いがけない啓示をもたらしてくれる。」のであれば文学も然り。 美術館の監視員、学芸員、研究者、コレクター、画商、展覧会の主催者などが自らの野心と成功をかけて織りなされる名画の真贋鑑定を過去と行き来する巧みな手法(=「小説内小説」)で読者を確信犯的に混乱させながら、自らのフィールドに引き込む見事なストーリー。 作者の経歴、職歴、趣味、洞察が一気に花開いた代表作。もともと兄の原田宗典ファンであったが「いろいろあって」妹・マハ氏が小説家としてぐっと読者を獲得した気がします。 | ||||
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山本周五郎賞受賞と言う事からして期待してしまいました。2冊目の原田マホさん本です。本の中で一緒に旅をしているような気分になります。パリや絵画に馴染みの薄い私ですが、楽しく引き込まれて読んでしまいました。え〜そうなのと言う意外感と「情熱と潔さ」を感じる心地よい読後感を与えてくれる期待通りの1冊でした。教科書の中でしか存在しなかったルソーとピカソにとても親しみを覚えました。 | ||||
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これは素晴らしい。絵画に造詣がなくても時空を跨いだ壮大な物語世界にどっぷりと浸かることができました。 | ||||
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ニューヨーク近代美術館のアシスタント・キュレーターのティム・ブラウンは、伝説のコレクター、コンラート・バイラーの邸宅で1枚の絵を見せられる。それは、アンリ・ルソーの「夢」に驚くほど似ていた絵だった。手掛かりとなる古書を読み真贋を判定するのに与えられた期間は7日間。正しく真贋判定してこの絵を手に入れるのはティムか?それとも、同じようにバイラーに呼ばれた日本人研究者の早川織絵か?そして絵に込められた想いとは?山本周五郎賞受賞作品。 1枚の絵をめぐり、さまざまな人たちの思惑が入り乱れる。アンリ・ルソーの最後の絵となった「夢」。その「夢」に酷似した絵「夢をみた」。それは本物なのか?その謎解きのためにティムと織江が読むことになった古書には、ルソーとピカソの姿が生き生きと描かれていた・・・。 画家というのは、自分の作品にどれだけの想いをこめているのだろう。いや、もしかしたら、命を削り取って描いているのか!?時を超えて語られる画家たちや彼らを取り巻く人々の描写は感動的だった。絵画に関するミステリーというのも異色で興味深かった。アンリ・ルソー。名前だけは知っていたが、「こういう画家だったのか!」と驚きもした。美術関係には全く縁のない私でも、読んでいてこの作品にぐいぐい引き込まれた。読後も余韻が残る、面白い作品だと思う。 | ||||
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いい書評が多かったので、どれどれという気分で読みましたが、期待を上回る面白さでした。真贋定かならぬアンリ・ルソーの名作をめぐる幾重もの謎が、みごとに一点に着地。絵心皆無の私ですが、かなり楽しめました。著者のキャリアを考えれば、絵画ビジネスや犯罪、コレクターの生態、美術館経営、鑑定や修復といった情報盛り込み系のミステリーも可能だったのでしょうが、本書は、主要登場人物たち(ルソーを含む)が絵に注ぐ情熱のミステリアスでロマンチックな交差に焦点を絞って成功しています。アートミステリの名作という世評に異議なし。 | ||||
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絵画とはじつに因果な芸術だ。 それは、文学や音楽と違って、圧倒的にモノなのだ。 モノであるがゆえに、オリジナルは世界に一つしかない。 だからこそ、名画と言われるものを所有するために、札束が飛び交い、ときには盗難も行われる。 美しい名画を巡る人間模様はしばしば、見栄と所有欲に踊らされる権謀術数の世界なのだ。 ここに贋作が生まれる余地が生ずる。 この小説では、名画の鑑定をめぐる二人の専門家の競争が描かれている。 両者は、それぞれ個人的な思惑と利害関係を持っており、最初は激しく対立する。 しかし、名画の作者とされるルソーをめぐる謎の物語を読み進めるうちに、二人の心に変化が生じる。 ルソーの作品に対する情熱とある女性へのひたむきの愛が二人を救うのだ。 名画に対する最高のオマージュとして読むことができる、優れた小説だ、 | ||||
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展開が読めているようでまたすごい展開に裏切られっぱなし、好きな作家になった本 また絵画に興味もわきうれしい一冊になった | ||||
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読みだしたら、はまってしまいました。作家の才能に引きずられ、小説の面白さを体感できました。 | ||||
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読みながらスマホでググってああ、こう言う絵かって、そして暫く他の絵の画像も見て。またそれが楽しい。 | ||||
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アンリ・ルソー。名前ぐらいはもちろん知っているが、作品は見たことがなく、この本の表紙で初めて目にしたぐらいである。特に心が動かされることもなかった。ならばなぜこの本を読むのか、と言われそうだが、理由は「ゼロ」や「ギャラリーフェイク」などの美術マンガを読んでいたから、というぐらいである。評判も良かったので、読む気になった。 ルソーのある作品についての真贋鑑定をするという形のミステリーになっている。著者は、ニューヨーク近代美術館に勤めていただけあって、リアルに美術の世界が描かれる。 私が一番印象に残った言葉がある。ルソーは「アートだけではなく、この世界の奇跡をこそ見つめ続けていたのだ」と。同感である。芸術というと、私たちは何か特別なものを想像してしまうが、実際はこの世にあるもの、この世の出来事を描写しているのである。文学も、絵画もそうだと思う。ただ、私も含めて、一般人にとっては同じものを見てもそれを特別な対象として受けとめる感性が発達していないだけなのだろう。私たちには平凡な風景がある画家には輝いて見えるのだ。芸術は私たちの日常の中にある。そのことを実感させられる一言だった。 「これまでに書かれたどんな美術ミステリーとも違う」との評の通り、私たちが思い浮かべる「ミステリー」とはちょっと違う。殺人も、ダイイング・メッセージもないが、確かに面白い作品に仕上がっている。肝心の謎は、殺人事件ほど劇的ではないが、アートをテーマにして一気に読み通せる小説である。その年、一番面白い作品に与えられる山本周五郎賞を取った理由も分かる。もっとこの作家の小説を読みたくなった。 | ||||
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難しい事はよく分かりませんが絵画鑑賞が趣味です。本能で絵が好きです。 とあるTV番組でマハさんを知り興味を持ちました。 この本はめちゃくちゃ面白かったです!読みながらワクワクし続けた久しぶりの本です。最後まで期待を裏切らなかった。私のNo.1です!! | ||||
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アンリ・ルソーをめぐる絵画ミステリーですが、美術を読み解く楽しさに満たされました。 美術史学専修を卒業後、ニューヨーク近代美術館などに勤務され、キュレーターでもある原田マハさんならではの小説です。 タッチがいいです。 そして、2000年の現在、アンリ・ルソーの、印象派時代、17年前の頃といった3つの時代を行き来し、縦軸のタイムスリップの楽しみがあります。 この3つの時代が横軸に広がっていき、美術を取り巻く世界にどっぷりとはまり込んでしまいます。 しかも、ミステリーさが小説のおもしろさを倍増させています。 幻想的に、夢うつつになりながら、印象派時代の絵画世界が広がっていき、いい勉強になります。 主人公は、アンリ・ルソーの作品『夢』に描写されている”ヤドヴィガ”という女性でしょうか。 ラストはこの小説が語ろうとしている思いが伝わってきて胸が熱くなりました。 | ||||
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