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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全496件 441~460 23/25ページ
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原田マハさんの作品はかなり読みましたが、さすが今回はフリーのキュレーターだけあって、細部にまで専門家しかわからないような内容で文章が綴られていて読み応えがありました それにしてもアンリ・ルソーの物語は、心に残りました 画家の作品を生みだすまでの苦しみや、コレクターの画家に対する病的なまでの崇拝が、宗教を思わせるような錯覚を覚えました | ||||
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アンリ・ルソーの絵画の権利を巡り、ある作品の真贋競争を繰り広げるティムと織江。 純粋にルソーを敬愛する二人ですが、そこに怪物と云われる伝説のコレクターや、怪しげなその代理人、更にインターポールや近代美術の世界的権威、オークションハウスまで絡んできて、盛り上がります。そして何と云っても最大の魅力は「物語」です。 最後のティムと織江の決着はそれまでの盛り上がりから考えれば、少々地味と感じますが、「物語」の作者の思いやコレクターの過去等のエピソードが十分カバーしてます。 史実に基づくフィクションですが、絵画の知識がなくても楽しめます。多分、読み終えると美術館に行きたくなります。 | ||||
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王様のブランチで勧められていて、興味を持って読み始めました。 芸術ミステリーとでも言うべき、未開のジャンル。ルソーとピカソの関係性や、前衛芸術が周りから当初受けていた反応など、面白くて読み進めました。後半の20%位、話が見えてからのダルな感じで、星を二つ落としました。 | ||||
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美本で良かったです。 とても気に入りました。 また利用したいです。 | ||||
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学芸員の経験がある作者ならではのリアリティ。 特にアートに興味のある人は引き込まれる事間違いなし。 ティム・ブラウン宛てのDMを受け取ったあたりから一気に読み上げました。 余韻を残したラストシーン。何度も読み返したくなる作品です。 | ||||
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意外性ある展開が続き、エンターテインメント性が高い。 それでいて、丹念な調査と史実等が深みを与え、美しい登場人物が華を添える。 期待して、購入したが、その期待は裏切られはしなかった。 ただ、まあ、結局のところ、軽い味わいで、それが本書の長所でもあり、何か少し物足りない思いの残る短所にも通じるのかもしれない。 | ||||
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いつまでも読み終わりたくなかった・・・ずっと読んでいたい・・・ そんな気持ちにさせる本に、久しぶりに出合えました。 活字を追っているだけで、厳粛な美術館、ルソーの作品の前、フランスの香り(以前、フランス旅行した時の雰囲気を思い出し)、 異空空間を旅しているような、 そして最後に、爽やかな心地よい風に吹かれて小高い丘の上にたたずんでいるような気持ちで本を閉じました。 自分の身近な本を読んでる方次々に、お薦めしております。 難点は、次に手に取る本に躊躇してしまっている事・・・こんな感じの本を、また読みたい! 他にお薦めがありましたら、是非教えて頂きたいです。 | ||||
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読み終えたと同時に号泣している自分がいました。本を読んで涙することは多々あると思いますが、この作品には今までに味わったことの無い感動があります。PCでルソーの作品を検索してみたりもしました。 最初は、私に読み切れるだろうかと思っていましたが、何と一気に読み上げてしまいました。2回3回と読んでみたい作品です。 | ||||
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今までにない、内容であった。 次回作品も購読したい。 アンリ ルソーに興味を持った。 | ||||
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どこまでが真実でどこからが創作なのかは、解りませんが、緻密に練られたストーリーに感服しました。素晴らしい小説を書いてくれた作者に感謝したいです。読んだ後も、ルソーのことが気になり、いつか本物の絵を見てみたい気持ちになりました。 | ||||
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タイトルに釣られて購入しました。最初は少々退屈でしたが、時代が1983年に遡って、主人公の織絵とティム・ブラウンの登場するあたりから、俄然おもしろくなり、一気に読みました。現代(2000年)に始まり、2000年で終わり、途中、1983年に遡り、さらに小説の形を通して1906年にまで遡るという、趣向を凝らした佳作だと思いました。二人の間は、予想したように淡いロマンスがあり、ルソーの謎の解明にかけて、敵対していた二人が、しだいに惹かれあい、協力する過程もよく描けていたと思います。そして、なによりも、ルソーの絵と人がこれほどまで魅力的に描かれたものはないでしょう。ところで、著者の原田マハというのは、ゴヤの「裸のマハ」をもじったペンネームなのでしょうね。 しかし、不満も残りました。ネタばれになるので詳しくは書けませんが、結局の所、真相は闇の中。新作なのか贋作なのか、決定的な結論は出していないようです。それと一日一章づつ読むということに、なにか特別の意味があるのでしょうか。謎が謎を呼ぶ点では効果的かもしれませんが、なぜそうしなければならないのか、よく分かりませんでした。それと、バイラーの正体は、驚くべきものでしたが、それならなおさら、自分の所有している本の著者が誰なのか分かっていたはずです。知っていながらなぜ、こうした行動に出るのか、分かりません。 | ||||
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ノンフィクションの世界のようなフィクション。作者の精緻なリサーチの賜物か。MOMA へ今年も行きたくなりました。 | ||||
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ハードカバーの装丁に惑わされて購入 10代の頃ならワクワクして読めたと思います ある程度読書歴が出来ると物足りません 文庫化したら旅のお供には良さそうです | ||||
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美術館のキュレーターが主要登場人物という小説は今まで読んだことがなかったので、その意味でとても興味深く楽しく読めました。 美術展や美術館がこういうふうに運営されているのか、といったことなど、美術館が好きでよく行っていてもなかなか知る機会もないので。 ニューヨークやパリが出てくるのも、よいのですが、その描き方や、登場人物のセリフなどが、ちょっと古臭いというか、昔のトレンディドラマのような雰囲気。 主人公の女性と、そのお相手的な男性が全く魅力的でないのも、セリフが古臭かったり、そもそも描き方が今一つなかんじ。 もっとふつうに美術館やそこで働く人々に関して描いてくれればもっとよかった。サスペンスとかミステリーふうに描きたかったのかもしれないが、そのへんも、全然成功していないと思った。図書館で借りればよかったかな・・・ | ||||
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絵に詳しい人はいいかもしれないが、そうでない人のために白黒でいいから絵が掲載されていればよかった。文章は文句なくいい。 | ||||
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老眼になって、親の介護や仕事、家事など忙しくていつのまにか好きだった小説も読まなくなりました。でも、kindleのアプリは本当に読みやすくて、読書が楽しくなりました。この楽園のカンヴァスは美術好き、サスペンス好きな私にとって本当に素敵なプレゼントをもらったような本でした。これからはまた、昔のようにいろんな小説も読みたいと思っています。 | ||||
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とても面白かったので、本来なら星五つ。 ただ先日著者がラジオ出演した際の言葉で、一気に興醒め。 多くの人が読後、美術館に行きたいモードになったと思う。 当方もその一人で、著者の狙いも当然そのあたりにあったらしい。 それについて著者はラジオでこう表現。 「しめしめ、してやったり」 すべての作品には意図や狙いがあるわけで、その作品が好きに なるという事は、著者の術中にハマっていると言えなくもない。 ただそれを「しめしめ、してやったり」と言われてしまうと、 手のひらで転がされたような不愉快な感覚が残る。 当方の人間的小ささも大いに作用していると思うが、 面白い作品だっただけに思わぬミソがついて残念。 | ||||
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知り合いの某ミステリマニアが、2012年のベストワンに推していたので、読んでみました。 率直に言って、それほどの傑作だとは思えません。 ルソーの未知の大作の真贋判定を若い男女二人の研究者が競うという設定には惹きつけられます。 20世紀初頭に書かれた古書が作中作として提示され、それが手がかりとなるという構成は、 よくあるパターンですが、うまくできています。 そこに描かれているルソーをめぐる人間模様も生き生きとしていて、臨場感もあります。 上品で甘口の読書タイムを与えてくれる小説です。 ただ、肝心の真贋判定の決着の箇所にスリルがなく、二人の説明もありきたりでやや失望しました。 また、推理小説としてはひねり・オチが弱いのではないでしょうか(ネタバレになるので具体的には書きませんが)。 本書を勧めてくれた某マニアはどちらかといえば本格ファンなので、意外な感じがしましたが、 主人公の二人の国を越えたロマンスという味付けに、目がくらんだのかもしれません。 | ||||
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絵の好きな私には興味津津で読みましたよ。現実にある絵に対するミステリーも珍しい。なんか久し振りにいい本にあったなあ・・・・。という感じでした。 一枚の絵に対する美術館の対応なども知ったし、絵の好きな人には是非読んでほしい。エログロもないし、とても読みやすくワクワクドキドキしました。楽しかったですよ! | ||||
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アンリ・ルソーを愛するキュレーター、MoMAのティム・ブラウンと パリで活躍する新進の美術史家、織江は、伝説のコレクターと言われる コンラート・バイラーに招かれ、バーゼルに飛んだ。 ルソーの名画について意見を聞きたいというのだ。 ルソーの代表作「夢」はMoMAにある。 それと非常によく似た「夢を見た」と題する画を前にして、困惑する二人。 大作「夢」を2枚描けるほどの体力が、晩年の画家にあったのだろうか? 1枚が贋作なら、いったいどちらが偽物なのか? 暗躍する画商や美術館のキュレーターの思惑。 画と係わりがありそうな、謎のノートに書かれた物語。 緊迫する中で繰り広げられる真贋論争は、最高に面白い! | ||||
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