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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全502件 361~380 19/26ページ
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| 展開が読めているようでまたすごい展開に裏切られっぱなし、好きな作家になった本 また絵画に興味もわきうれしい一冊になった | ||||
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| 読みだしたら、はまってしまいました。作家の才能に引きずられ、小説の面白さを体感できました。 | ||||
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| 読みながらスマホでググってああ、こう言う絵かって、そして暫く他の絵の画像も見て。またそれが楽しい。 | ||||
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| アンリ・ルソー。名前ぐらいはもちろん知っているが、作品は見たことがなく、この本の表紙で初めて目にしたぐらいである。特に心が動かされることもなかった。ならばなぜこの本を読むのか、と言われそうだが、理由は「ゼロ」や「ギャラリーフェイク」などの美術マンガを読んでいたから、というぐらいである。評判も良かったので、読む気になった。 ルソーのある作品についての真贋鑑定をするという形のミステリーになっている。著者は、ニューヨーク近代美術館に勤めていただけあって、リアルに美術の世界が描かれる。 私が一番印象に残った言葉がある。ルソーは「アートだけではなく、この世界の奇跡をこそ見つめ続けていたのだ」と。同感である。芸術というと、私たちは何か特別なものを想像してしまうが、実際はこの世にあるもの、この世の出来事を描写しているのである。文学も、絵画もそうだと思う。ただ、私も含めて、一般人にとっては同じものを見てもそれを特別な対象として受けとめる感性が発達していないだけなのだろう。私たちには平凡な風景がある画家には輝いて見えるのだ。芸術は私たちの日常の中にある。そのことを実感させられる一言だった。 「これまでに書かれたどんな美術ミステリーとも違う」との評の通り、私たちが思い浮かべる「ミステリー」とはちょっと違う。殺人も、ダイイング・メッセージもないが、確かに面白い作品に仕上がっている。肝心の謎は、殺人事件ほど劇的ではないが、アートをテーマにして一気に読み通せる小説である。その年、一番面白い作品に与えられる山本周五郎賞を取った理由も分かる。もっとこの作家の小説を読みたくなった。 | ||||
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| 難しい事はよく分かりませんが絵画鑑賞が趣味です。本能で絵が好きです。 とあるTV番組でマハさんを知り興味を持ちました。 この本はめちゃくちゃ面白かったです!読みながらワクワクし続けた久しぶりの本です。最後まで期待を裏切らなかった。私のNo.1です!! | ||||
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| アンリ・ルソーをめぐる絵画ミステリーですが、美術を読み解く楽しさに満たされました。 美術史学専修を卒業後、ニューヨーク近代美術館などに勤務され、キュレーターでもある原田マハさんならではの小説です。 タッチがいいです。 そして、2000年の現在、アンリ・ルソーの、印象派時代、17年前の頃といった3つの時代を行き来し、縦軸のタイムスリップの楽しみがあります。 この3つの時代が横軸に広がっていき、美術を取り巻く世界にどっぷりとはまり込んでしまいます。 しかも、ミステリーさが小説のおもしろさを倍増させています。 幻想的に、夢うつつになりながら、印象派時代の絵画世界が広がっていき、いい勉強になります。 主人公は、アンリ・ルソーの作品『夢』に描写されている”ヤドヴィガ”という女性でしょうか。 ラストはこの小説が語ろうとしている思いが伝わってきて胸が熱くなりました。 | ||||
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| アンリ・ルソーの絵が好きで、装丁もタイトルもいいし、売れているようだし、ということで読んでみた。 ストーリーは面白くなくはないが、どうにも物語にのめり込めなかった。 面白いミステリーを読んでいると、自分が前のめりになって、 ページをめくるのももどかしいという感覚になるのだが、うーむ、残念。 で、その理由はと言うと、文章が上手くないから。 だから、ときどき白ける。のめり込めない。 初めて読む作家で、ひょっとしていい作家を見つけたかもと思って期待したんだけど、残念。 | ||||
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| アンリ・ルソーの絵画をめぐるミステリー小説で、作家の美術の知識に、よく考えられた構成で、テンポも良く、ぐいぐい小説にひきこまれ、かなり面白く読めました。 新しい事実が次々にでてくるので、読み進めるほど続きが気になって仕方がなく、絵に、登場人物たちに、古書と、謎が絡み合い、最後の最後まで、謎解きを楽しめました。 また、アンリ・ルソーに更なる興味を抱かせてくれました。 ただ欲を言えば、表紙の「夢」の絵ばかりでなく、小説内に出てくる他の絵も、本の巻頭にでも写真を掲載してくれれば、よりイメージが湧きやすくなり良かったような気がします。 小説内に、この作品(絵)には情熱がある、という言葉がでてきますが、作品にあたる絵を本書におきかえてもいいような、作家の経歴を反映した意欲作で、読後に鮮やかな印象を残す小説でした。 | ||||
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| アンリ・ルソーの絵画をめぐったミステリー小説で、絵ばかりでなく、古書という小道具や、それに絡む人物たちの思惑も重なり、幾重にも謎に包まれたストーリーです。 作家の美術の知識に、考えられた構成で、テンポも良く、どんどん小説にひきこまれ、アンリ・ルソーに更なる興味を抱かせてくれました。 新しい事実が次々にでてくるので、読み進めるほど続きが気になって仕方がなく、最後まで、謎解きを楽しめました。 ただ欲を言えば、表紙の「夢」の絵ばかりでなく、小説内に出てくる他の絵も、本の巻頭にでも写真を掲載してくれれば、よりイメージが湧きやすくなり良かった気がします。 小説内に、この作品(絵)には情熱がある、という言葉がでてきますが、作品にあたる絵を本書におきかえてもいいような、作家の経歴を反映した意欲作で、読後に鮮やかな印象を残す小説でした。 | ||||
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| 今年、読んだ本の中でピカイチに面白かった。ミステリー小説でもあり、冒険小説でもあり、恋愛小説でもある。本当に日本人作家が書いたのかと疑うほどの海外翻訳作品のようなダイナミックさと日本人作家特有の繊細さを併せ持つ傑作。ラストでは鳥肌が立った。 恐らく物語の核となるアンリ・ルソーの『夢を見た』というタイトルの絵画は作者の創作だろうが、絵画の下にもう一つの絵画が隠されている例は良く耳にする。それだけに設定に十分な説得力があるのだ。また、程良いテンポで物語が展開し、章を追うごとに少しづつミステリーが解き明かされて行くという構成も良い。 読んでいて、これほど最終章が待ち遠しくなる作品はなかなか無い。 表紙の装画の雰囲気にどこかで見た絵だと思っていたのだが、お気に入りのギル・ゴールドスタインのアルバムの装画『眠れるジプシー女』を描いていたのがアンリ・ルソーだった。 | ||||
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| この小説を読むまではルソーを全く知らなかった。 しかし、読み進めていくうちにルソーとはどんな作品を残していた画家なのか調べずにはいられなくなった。 はたまたいったいどこまでが事実なのか確かめたくなる気持ちを抑えながら一気に読み進めた。 表紙絵を最初に観た時には絶対に沸かなかった想い。しかしルソーにまつわるバックボーンや登場人物の思いを共有したことで読後はこの表紙絵にまったく違った印象を持つことが出来た。絵画という素材をミステリーとしても物語としても素晴らしい作品に仕上げている。 | ||||
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| 一度読んでみたいと思って読了。確かに一気には読めますが、それはあらすじレベルに近いから。 話がほぼ海外なので、翻訳ものっぽい文体・ノリで書けたらもっとそれらしくみえるのに。登場人物の感性が日本人のまんま。ディテールが荒く、はったりというか、そういうのも足りません。だから話が非常にうそ臭くみえる。話が唐突にえ、こんなことに?というところもしばし。いろいろあらが目立って、私は感動できなかった。 作者の経歴を前面に出した、、、と宣伝文句にありますが、キュレーターの才能と文章を書く才能はまた別なんでしょうが、仕事の経歴を生かしきれていたら、もうちょっと深みのある作品がかけそうな気がしますが・・・。 ☆三つはネタへの評価です。 | ||||
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| 読後感が最高です。 美術館巡りが好きで、キュレーターに憧れていた私ににとっては、まさに夢のような小説でした。ミステリーなのにアーティストが作品を造った背景、その時代までが覗きみれた気がします。 大原美術館も大好きで、数年に一度行ってますが、近いうちに行くつもりです。 ニューヨークのMomaにも是非行ってみたくなりました。 | ||||
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| ルソーの作品を検索しながら楽しく読みました。ただ、娘の真絵の関わり方がストーリー中で中途半端だったような気がします(冒頭の心閉ざしたような娘のキャラからもう少しストーリーに関わってくるのかと思っていたので) | ||||
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| 映画「カフーを待ちわびて」をみて、不思議な世界だなと 感心したが、 これは何というか 今まで読んだことがない すごい世界観です。 繊維で大胆で、ストーリー云々ではありません。 引き込まれます。 | ||||
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| 作者がキュレーターで美術関連の仕事経験も豊富なため、美術館やそこで催される企画展について、わかりやすく詳しく解説されています。 たとえば、美術館の各展示室に椅子を置いて座っている人たちの役割は何なのか。 (絵画を詳しく説明している姿を見ないので、学芸員ではなさそうだし、また失礼ながらそれほど愛想も良くないので、接客サービス担当とも思えず、私にはずっと疑問でした。) そして、有名絵画の大規模な企画展には、必ずといっていいほど新聞社が協賛しているのはなぜか。 こういった疑問に答えてくれるとともに、有名絵画をめぐる学芸員・オークション会社・コレクターの駆け引きといった裏事情も描かれており、絵画が好きだけれども知識がない私には、とても興味深い内容でした。 また、日本では印象派のルノアールやモネほどには知られていないアンリ・ルソーという画家の生涯や、彼とピカソをはじめとする芸術家たちの交流も物語の中でわかりやすく語られており、名前を知っている芸術家たちが集っている様子は、映画「ミッドナイト・イン・パリ」と同様、豪華で華やかでわくわくさせられました。 なお、終盤で思わぬ人間関係が明らかになり、過去と現在がつながっていく歴史ミステリーとしての側面も楽しむことができます。 私の場合、作品中の絵画タイトルをネットで検索し、絵を見ながら本を読むことで、さらに内容が理解しやすく面白みが増しました。 読み終えた後に表紙のアンリ・ルソーの『夢』を見ると、読む前とは絵画が違って見えるくらい、知識とロマンの詰まった本だと思います。 | ||||
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| おしいいいい・・・・・・・・!! という感じです。ピカソ、ルソーという超有名だけど怪しい芸術家、学芸員、コレクター、オークショニアというマニアックな人々 の仕事、考え方。おもしろい物語ができる要素が満載です。 でも、なんか稚拙な感じです。おそらく文体のせいでしょう。 最初は小中学生向けの物語かなと、思いました。むかし、「ずっこけ三人組」ってありましたね。 理由 1、擬音、階段上がるのに、「タタタ」は、かなり幼稚な表現だと思う。 2、主要なキャラクター設定がぶれている印象がある。 3、最初は地方の美術館からストーリーが始まるが、あまり必然性がない。 4、方言の使い方が?、なぜ方言なのか、地方なのか?が不明確、結末にも必然性がない。 5、外人が出てくるが、すごく日本人的な言葉遣いを行うので違和感がある。 6、ディティールが、荒い。 7、登場人物が色々考えているけど、なぜそういう考えになったのかの必然性が感じられない。 8、食べ物の描写が弱い。 9、登場人物たちの描写が弱い。服や時計、身だしなみ、発言、好み、食べ方、歩き方、しゃべり方などなど、 10、読み手が、想像を膨らませるような、表現がない。味気ない。 11、著者は書き手として、文字を愛していない感じがする。 12、著者は学芸員の経歴をもつわりには、対象とするもろもろに迫っていない。 13、著者は登場人物たちより頭がよくなければならないと思うが、実は登場人物を自分より頭がよく設定している ので、描写しきれず、途中で息切れしてしまっている感じがする。 14、携帯小説を読んでる感じがする(別に携帯小説が悪いとい意味ではなく、紙媒体で発表する必然があるのかが問題) 15、難解な美術史を分かりやすく物語にしようとしていたら、読者を馬鹿にしすぎていると思う。 16、この著者が、どんな物語が好きなのかこの本では分からない。 17、会田誠の「青春と変態」のほうが、より美術愛にあふれ、より表現者としての覚悟、思いが伝わってくる。 18、なんで、この程度の文章力で小説家になれたのか不思議? 19、分かりやすさを狙っていて、それで人気を得たなら、その分かりやすさに答えてしまった読者に問題があるのでは?と、思ってしまう。 20、著者は親の七光りがあるのか? でも応援する。 | ||||
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| すぐに物語にぐっと引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。 想像していたよりもエンターテイメント色が強く、楽しい時間が過ごせました。 | ||||
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| 一つの作品に多くのストーリーがあり、 引き込まれました。 美術品に対する見方、捉え方が変わりました。 | ||||
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| 地方美術館で監視員をしている早川織絵が突然館長に呼び出される。 ニューヨーク近代美術館がアンリ・ルソー「夢」を日本に貸し出す条件として 織絵を交渉担当にすることを要求してきたという。 実は織絵とニューヨーク近代美術館のチーフ・キュレーター、ティム・ブラウンは かつて謎の大物コレクター、バイラーの館で一枚の絵の真贋鑑定を巡って対決した ライバル同士だったのだ。 鑑定は絵そのものではなくルソーについて書かれた古書全七章を七日かけて読み、 そこから絵についてのヒントを見つけ出しバイラーに講評を披露するという異例の 形式だった。 ルソーに惚れ込んでいる二人は、それぞれ裏から操る人物に本意ではない鑑定を強い られながらぎりぎりの駆け引きを重ねる、というお話。 まず非常に着想が面白い。 おそらくルソーが「詩人に霊感を与えるミューズ」で間違えた花だけを訂正した 全く同じ構図の作品を書き直したことにヒントを得て、コレクター所有の真贋定まら ぬ名画を出現させたのだろう。 ストーリー展開を通してルソーのモデル、ヤドヴィガに対する熱い気持ち、そして ルソーに対するティムと織絵の並々ならぬ敬愛が滲み出してくる。 過去に別のキャリアを持っていた小説家はそのキャリアを下敷きにした世界を描くと 水を得た魚のようにのびのびとしたリアリティを披露するものだが、この原田マハも 絵画というジャンルを身近に引き寄せて新鮮な感動を与えてくれた。 強いて言えば古書章毎の雰囲気を変える意図は不要だし、終盤で繰り出される驚き の事実はひとつぐらい減らしてもよかった。 ともかくこの小説は原田マハにしか書けない素晴らしい傑作だと思う。 | ||||
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