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カラマ-ゾフの兄弟



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カラマ-ゾフの兄弟の評価: 4.26/5点 レビュー 681件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.26pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全681件 221~240 12/35ページ
No.461:
(5pt)

長いけどのめり込みました。

最初はあまりの長さに躊躇しましたが、読み始めれば
物語に入り込み中だるみなく読めました。
カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)より
4102010122
No.460:
(5pt)

読後25年 決して古びることのない小説

読後25年経った今も、感銘を持って自分の人格の一部になっている、これ以上の小説には巡り合うことが出来なかった。自分の年齢と伴に、内容への解釈や理解が変化して行く。初読当時はイワンの言動に気を取られていたが、ある時期から大審問官に引き寄せられ、その後ドミートリーの童の話、ゾシマ長老の兄の話などが(特に読み返したわけでもないのに)フラッシユバックするようになった。細かい言葉の隅々まで鮮やかに記憶に残っている小説である。英文を含めてあらゆる翻訳を読んだが、この原卓也氏訳版が最も簡潔で印象に残る言葉を持っていたと思う。どれだけの歳月を経ても決して古びることのない、稀有な小説だと思う。
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)より
4102010106
No.459:
(5pt)

絶望している人にこそすすめたい

全3巻を4ヶ月かけての読了。

「大審問官」が話題にされることが多いかと思われますが、
わたし個人としては、下巻「エピローグ」少年イリューシェチカの
葬式での場面、アリョーシャによる子供たちへの演説が印象的でした。
長いですが、その一部を引用させていただきます。

「かわいい子供たち、ことによると僕が今から言うことは、
君たちにはわからないかもしれない。僕はひどくわかり
にくい話をよくしますからね、だけどやはり僕の言葉を
おぼえていてくれれば、そのうちいつか同意してくれるはずです。
(中略)もしかすると、僕たちはわるい人間になるかもしれないし、
わるい行いの前で踏みとどまることができないかもしれません。
人間の涙を嘲笑うかもしれないし、ことによると、さっきコーリャが
叫んだみたいに『僕はすべての人々のために苦しみたい』と言う
人たちを、意地わるく嘲笑うようになるかもしれない。そんなこと
にはならないと思うけれど、どんなに僕たちがわるい人間になっ
ても、やはり、こうしてイリューシャを葬ったことや、最後の日々に
僕たちが彼を愛したことや、今この石のそばでこうしていっしょに
仲よく話したことなどを思いだすなら、仮に僕たちがそんな人間に
なっていたとしても、その中でいちばん冷酷な、いちばん嘲笑的な
人間でさえ、やはり、今この瞬間に自分がどんなに善良で立派だ
ったかを、心の内で笑ったりできないはずです!そればかりでは
なく、もしかすると、まさにその一つの思い出が大きな悪から彼を
引きとめてくれ、彼は思い直して、『そうだ、僕はあのころ善良で、
大胆で、正直だった』と言うかもしれません。内心ひそかに苦笑
するとしても、それはかまわない。人間はしばしば善良な立派な
ものを笑うことがあるからです。それは軽薄さが原因にすぎない
のです。でも、みなさん、保証してもいいけれど、その人は苦笑
したとたん、すぐに心の中でこう言うはずです。『いや、苦笑なぞ
して、いけないことをした。なぜって、こういうものを笑ってはいけ
ないからだ』と」

この文章だけでは、私の思いがうまく伝わらないかもしれません。
ですが、作品全体を通して読んだときにこそ、強く胸を打つものがあると思います。

本作には「純粋な悪人」が存在しません。父フョードルと三人の兄弟たちをはじめ、
登場人物たちは、ときに醜く残酷で、ときに滑稽に、人間味あふれる姿がいきいきと
描かれ、その一人ひとりが愛おしくさえ思えてきます。

文豪ドストエフスキーは、「悪人」の内にも、友や妻子を愛する心があるように、
どんな人間にも、善良なる魂が存在していることを深く洞察し、また信じていたのではないでしょうか。
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)より
4102010106
No.458:
(5pt)

ここまでは読まないと‥

なんだか掴み所がなくあまり面白く読み進められなかった第1部でしたが、この第2部から俄然面白くなります。
大審問官の章とゾシマ長老の教え、圧巻です。ここだけでも読む価値はありましたが、まだまだ物語は半分も終わっていません。
なんという重量感なんでしょうか…。

あまりの長さに挫折組も多いみたいですけど、せめてここまでは読んでみた方がいいと思いますよ。
カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)より
4334751172
No.457:
(5pt)

静から動へ

神の存在に関する議論や、死が間近に迫る聖職者の最期の教えなど、重々しい雰囲気が漂っていた第2部から一転。
この第3部では性格が破綻した長男ミーチャの激しい動き(心身とも)に我々読者は振り回されます。
気が付けば500ページ超の本書もあっというまに読了。先へ先へと読み進めたくなる、そして次の第4部が気になって仕方がない巻です。
カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)より
4334751237
No.456:
(5pt)

是非ここまでたどり着いて欲しい。圧倒的な充実感。

最期の法廷のシーンはとにかく圧巻です。
「寝食を忘れて」という表現がそのまま当てはまる、読書を途中で止めることができません。
エンターテイメントとしての面白さと人間心理への深い洞察が融合しています。
とにかく今は「凄い小説を読んだ」、という充実感でいっぱいです。

大長編ゆえ途中で挫折している人が多いようなのですが、是非ここまでたどり着いて欲しいです。
あと少し、エピローグが残ってますが、ここまでくれば勢いで読了できます。
カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)より
4334751326
No.455:
(5pt)

訳者の亀山郁夫氏に感謝

ついに読了しました。
この第5巻は、圧倒的な物語の余韻を味わい、熱を冷ますためのものです。
本文である「エピソード」も、著者ドストエフスキーの評伝も、訳者による解題も、すべてがそのためにここに置かれていると言ってよいと思います。

亀山氏の訳には賛否両論あるようなのですが、この訳文でなければ私がカラマーゾフを読むことは一生なかったかもしれません。
世界文学史上に残る大傑作を読了まで導いてくれた訳者亀山郁夫氏に、私は感謝しています。
カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)より
4334751334
No.454:
(5pt)

我慢の第1部

つい先ほどエピローグまで読破し、その勢いで書いています。
最後まで読めばこの小説がなぜ文学史上でもトップレベルの重要作品とされているのかが嫌でも分かります。
語られる哲学の奥深さ、人間心理に対する緻密な考察、そして何より圧倒的なストーリー展開。非の打ちどころがありません。

ですが、この第1部、普段ロシア文学なんぞに縁のない自分にはどうにもとっつき難く、少々きつかったです。
人物の名前はなかなか覚えられないし、一人が延々としゃべるし…。
ここは我慢です。第2部からとにかく面白くなることは保証しますので、途中で投げずにじっくりと読まれることをお勧めします。

訳文には賛否両論があるようですが、私には良い訳だと感じました。
正確さや原文の雰囲気を伝えているか否かといった部分は私にはよくわからないのですが、少なくとも非常に読みやすい訳だったのは確かです。
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)より
4334751067
No.453:
(1pt)

古典新訳文庫は駄目です

もうこの出版社に海外純文学の翻訳出版なる高度に知的な営みは不可能であるということは完全に明白でしょう。
ポルノまがいの雑誌ばっかり売ってきた出版社がいきなりこんなことに手を出して果たして大丈夫かしらと当初は思っていましたが、そんな心配が馬鹿らしくなるほど初歩の初歩からやる気も無ければ仕事に対する誠実さも無いようです。
正直申し上げて、まともな編集者が決定的に不足しているようです。
編集長なる人物のインタビューなり読めば、広告代理店的な軽薄な聞きかじりのキーワードをただ羅列するだけで、これまで何も真に知的な思索を重ねてはこなかった人物であることが一目で分かります。
編集長がこれでは末端の編集部員の能力は推して知るべし。
私個人は特に読みやすいとも思いませんでしたが、読みやすいというだけの理由でこの訳を選ばれる方はもうお好きになさるしかありません。
しかしそれはドストエフスキーの書いたカラマーゾフではない、ということだけは申し上げます。
この人類が残した最良の知的創作物の一つを、最良の形で感受したいと思う読者は、新潮社版をお読みになることをおすすめします。
ここまで適当な仕事を続けていながら、いまだに元気に出版を続けていられることが不思議に思えます。
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)より
4334751067
No.452:
(1pt)

罪と罰は読めた

罪と罰は、何かしら道徳的な悟りみたいなのが開けるのではなかろうかという思い(何もなかったが)と
ラスコーリニコフが刑務所に行くまでさまざまな登場人物によるイベント短編集みたいな感じがあったから読めたが

カラマーゾフの兄弟は正直きつい。こんなのが人類の文学史上最高傑作というのが激しく気に入らないので☆1にします
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)より
4102010106
No.451:
(5pt)

とてもキレイ!

新品そのものにびっくり!登場人物の詳細が書かれているシオリあり帯まで付いていたのですから。次も頼みたいと思いました。
カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)より
4334751172
No.450:
(5pt)

今さらながら、これには驚きました

「カラマーゾフの兄弟」はだいぶ以前に読んでしまっていたので、亀山郁夫氏の新訳は、読んでおりませんでした。ただ、同訳のあまりに高い評判とベストセラーぶりがずっと気になっており、この際、読んでみたわけです。ちなみに以前読んだのは新潮文庫の原卓也訳でした。

いや〜しかし、今さらながら、これには驚きました。ほとんど別の小説とも思えるほどの違いです。何しろ、日本語がとてつもなく解りやすくこなれているので難なく頭に入り、どんどん先に読み進めます。あまりに読みやすいので、これはいわゆる「超訳」という代物で、原作を勝手に曲解してるんじゃないかと疑ったほどですが、もちろんそんなことはありません。

例えば、あの有名な「大審問官」のところなど、新潮版ではただただ重々しく、一切意味がわからなかったのを、亀山訳では、もちろんそれでも形而上学的で難しいのですが、意味不明ということはなく、その重要な意味合いも腹の中にずっしり入ってきました。

特に素晴らしいのが、亀山郁夫氏のドストエフスキー及びカラマーゾフにかける尋常じゃないほどの情熱です。各巻に「読書ガイド」を設け読者の理解をサポートするのに加え、最終巻には「ドストエフスキーの生涯」と「解題:「父」を「殺した」のは誰か」ということで、300ページに及ぶ大論文がおまけに掲載されています。その中で、「今、息をしている言葉で」「今、息をしているリズムで」「最後まで一気に読みきることのでいるカラマーゾフの兄弟を」という亀山氏の想いも述べられており、これほどの愛情と執念に支えられれば、その翻訳が段違いに素晴らしいもの当たり前なんですね。

ということで、普段は同じ小説を繰り返し読むことはほとんどないのですが、「悪霊」や「罪と罰」など、亀山新訳のドストエフスキーは、遅ればせながら全部読まないといけないなと悟った次第です。
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)より
4334751067
No.449:
(5pt)

よく喋るよく喋る

感情的な登場人物達がドラマティックに喋り泣きわめき怒りまくるので、実際にこんな人達に囲まれたら疲れるなあ、そりゃあアリョーシャ、修道院にも入りたくなるわな、と思う第2巻。
カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)より
4334751172
No.448:
(1pt)

能力不足?

半分くらいまで耐えたが、全然楽しくない。全く理解できない。さようなら。
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)より
4102010106
No.447:
(5pt)

やれやれ!だが、たぶんお前の言う通りだろうな。ああ、俺も驢馬か。額パチッ

数年前に意気込んで購入したが、読むのに挫折。
再び読み始めると、存外面白い。個人的には、フョードルの爺さんの諧謔が好み。
マクシーモフのフォンゾーンのくだりや、好色な男たちでの、酒を飲みながらのイワン、アリョーシャとの会話など。
70ページほど頑張って読み続けていれば、すんなり読めていけるものだ。
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)より
4102010106
No.446:
(4pt)

十年後に俺はこの本を味わえるのか?

数年前、一年位かけて読み終えました。

king of novelと言われるこの話を読み終えた事は、自分の自信になりました。
が、難解すぎて、心に響いてはいません。

今後の人生で、何年も何十年もいろいろな事を経験し、勉強し、再び読んだ時にこのkingを味わえる自分でありたいと願っています
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)より
4102010106
No.445:
(4pt)

全巻、読み通す覚悟ができました。

印字のポイントが小さく、発刊された時代を感じられ、ほぼ予想通りのものでした。
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)より
4102010106
No.444:
(5pt)

善悪とは何か、深い深い穴掘り

物語は推理小説っぽいが、科学が発達し、国や人のあり方も近代化する中で、信仰とは何か、善悪とは何か、どんどん掘り下げていくところが凄い。この巻が最も読みごたえがあった。
カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)より
4334751237
No.443:
(5pt)

そりゃ、時代がくれば、肉弾にもなれるでしょうがね。

三兄弟の中でも、イワンのセリフに注目して読んでいた。スメルジャコフとイワンの関係性は、この小説を読み進めていくうえで肝心な要となるでしょう。
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)より
4334751067
No.442:
(5pt)

カラマーゾフの兄弟1

読みやすいし何度も読み直したくなる
また次に進みたくなる1巻である
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)Amazon書評・レビュー:カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)より
4334751067

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