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虐殺器官
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虐殺器官の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全369件 221~240 12/19ページ
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私が不勉強なだけかもしれないが、知らない単語、知らない考え方、知らない人々のオンパレードだった。 Kindleだったから、すべての知らない単語を辞書やWikipediaで検索しながら読了した。 これほどの知識を投下するには、遅筆なのは仕方ないが、3冊目で他界したのはとても残念に思う。 特に「ミーム」という発想を教えてもらえた事は、とてもありがたかった。 残り2冊も読もうと決めた。 | ||||
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残念ながら、全く面白くなかった(一応最後まで読みました)。 もちろん個人的な感想ですが、Ph.Kディックの劣化コピーとしか感じませんでした。 各種のギミックがちりばめられたストーリー。延々とつづく内面の説明(すいません。表現が下手で...) 完全なSFともしたくないからか、妙に現代の少し先というのが中途半端に感じてしまいます。 スター○ックスなどの名前を急に出す必要があるのでしょうか。 残念ながら★二つ、反動で、久々にPh.Kディックを読み直しています。 | ||||
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話の内容は面白いと思ったのですが・・・・ 文章は冗長だったような気がします。 それゆえ、読んでいてテンポが悪く 読むのが苦痛な時も有りました。 まわりくどい主人公の心情の説明を もう少し整理出来ると良い作品だったと思います。 | ||||
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50%過ぎてからようやく本題です。 すばらしいアイデアは散りばめられているものの、物語として整理しきれていない印象。 個人的には情報処理観点の脳と実存、のような観点が興味を引かれましたが、これも深堀りはされずチョイと出た程度。 とは言うものの、原発事故とかシリア情勢のニュースを見る度にこの本を思い出しますね。 | ||||
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作者はコナミ小島監督の大ファンだけあって、本作は非常に大きな影響を受けている。 というかクローンみたいなもの。 ある程度自分の語りたいテーマを設定で固めて、時にスタイリッシュに時にグロテスクに味付けする。 正直、ルツィアが出てくるまでは面白かった。 ルツィアが語りだしてからストーリーと、テーマが分離してドヤ顔でどこかで聞いたことあるような話を展開しだした。 あと、犯人のあいつの虐殺の文法とか無理がありすぎるだろ。 説明をきちんとしきれてないし この本をプッシュした小島と宮部みゆきは、この作者と同じ病理をもった困った作家だ。 へんなもんプッシュすんなや | ||||
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エンタメ小説としての完成度の高さと共に、その思索の深さに思わず引き込まれる傑作だ。 高野和明『ジェノサイド』はそのスケールの大きさで、いわば米国作家の独壇場であった傑作国際謀略小説の世界に仲間入りをした 貴重な作品だと思うが、この作品はその思索の深さでワールドワイドに通ずる傑作に仕上がっていると言えよう。 『ジェノサイド』を遡ること4年前にこの作品が出版されていたことを知らず、また、伊藤 計劃が既に鬼籍に入っていることをひどく残念に思う。 | ||||
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面白かったです。また、作者の他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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帯に宮部みゆきさんが絶賛するコメントが記載されているのですが、あまりに褒めすぎのように感じて未読でした。しかし、本当にすごい本でした。著者の長編が2作だけなのが残念でなりません。 | ||||
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読んだ後「あれは結局何だったのか?」と大事なものが具体的になってないとは思います。 しかし圧倒的な悲惨な思いに呆然となってしまう。その読後感には脱帽です。 | ||||
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ストーリーはもちろん、世界観、リアリティ、思考、全てがこの年代の作家ではずば抜けている。 続編の位置づけの「ハーモニー」はさらにすばらしく、作者が亡くなって、もう新作が読めないことだけが残念。 | ||||
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生々しい戦闘シーンの描写やSF的な道具立てもよく描かれていると思うんですが、それ以上に主人公が他の登場人物たちと様々な事を語り合う内容が面白かった。それを面倒くさいと感じる人もいるかしれないし、不十分とか上っ面だけとか感じる人もいるかもしれない。でも、私にはそこが面白かった。例えて言えば、京極夏彦がSFを書いたら(文体は違うけど)こんな作品になるんじゃないかな、という感じですね。 | ||||
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小松左京さんが指摘したように、SF小説としては根幹のアイデアの論理展開とプロットが弱いのが弱点だけど、筆力と細部の設定・描写で読ませる近未来軍事諜報SF。 グローバル化した世界資本主義における先進国・後進国間の命の価値の不均衡とか、自分達の生命や安全を守るために他者の命を蔑ろにすることの倫理的な罪の問題をテーマにした思索的な娯楽小説。 | ||||
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近年のSFは昔のように未知世界や宇宙にいったり、異世界転移というものが少なくなりユートピアを描いた物が多いように感じます。 これもその近年のSFに類される一つだと思うのですが、ユートピアに内在するアナログな脆さが描かれています。 近未来にあり得なくもない内容に感じ得て、少しぞっとする部分がありました。 技術に頼りすぎた世界の一つの結末が上手く描かれていて大変おもしろく感じました。 | ||||
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絶望に打ちひしがれた挙句とはいえ、たった一人の人間が世界各地で ジェノサイドを引き起こせた手段としては『虐殺の文法、言語』の説明 がフワッとし過ぎて、しっくりとは来なかった。況してや『それ』を 主人公に比較的簡単に引き継がせて新たなジョンポールとして今度は アメリカを災厄の渦に叩き落とす…という皮肉めいた衝撃的なラスト迄 描いてしまっているのだから、やはりより具体的な理由づけは必要だった と思う。細かい点について言えば1.登場人物たちの死生観などに関わる 会話シーンで説明的口調が過ぎていること2.極秘の軍事作戦においては 精緻さが要求される筈なのに、○○も標的だということを作戦部隊の核 である主人公が知らないということ等が気になった。ただ全体としては スピード感とスリルのある内容で、ほぼ一気に読み終えることが出来たし、 映像化しても面白いと思う。他の著作も読みたいと思わせてくれる作品 だったので、作者の早逝は何とも残念でならない。 | ||||
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評判の高さに期待して読んだ。 期待以上の面白さ! この作者には、もっともっと作品を残してほしかった。 | ||||
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レビュータイトルの通り。 アンハッピーエンドの小説は余り好まないので、 周囲の絶賛の声にも関わらず避けてきたのだが kindle化されたSFのラインナップでは最も魅力的だったので購入。 この「読ませる」筆力は何だろう。 全体を貫く暗澹たる空気感は、「グイグイと読ませる」というよりも 「ズルズルと引き摺り込まれる」感覚。 読後の爽快感は一切無いが、素晴らしい作品。 | ||||
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評判が良かったので購入しましたが、数ページで一気に引き込まれました。 とにかく内容が濃密です。 さらに、作者の知識や、思考の深さがすごく伝わってくる文章です。 それでいて読んでいて眠くならない、計算されつくしたエンタメ性を感じます。 1ページ1ページ、大切に読む感覚を久しぶりに感じました。 これを読んだ後に他の作者の作品を読むと、ちょっと物足りないかも…なんて感じるくらいです! 私は☆5をつけましたが、私の☆5の中でも絶対おすすめの一冊です! | ||||
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最初は、用語などがとっつきにくいです。 世界観が濃いのですが、その世界に入り込めれば最高に面白いです。大筋の仕掛けも非常に良いのですが、些細なディテールも超絶に格好良い。 理系ノンフィクション、ライトノベルが好きな人にもお勧めできると思います。 ミステリにも飽きてきた中年世代にもお勧め。 中身は、殺戮を扱いながらも、人間の心を扱っています。 いくつも印象的なシーンが出てきて、主人公の背景にある世界と、主人公の内面世界が交錯的に語られ、重厚です。 ヒロインへの想いも、ディテールがリアリティがあって、素敵だった。 一見、青臭いのですが、その中に強烈な格好良さがある、そこを読んでほしいです← ここ数年の数百冊虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)ほどの読書歴中で、個人的に、最高の一冊です。 | ||||
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2000年代(ゼロ年代)に登場した最強のSF作家という評判に誘われ、前知識なしで読み始め、面白くなって最後まで読み通した。アマゾンをみると毀誉褒貶さまざまで、辛口の評を記しているのは全体にSFに詳しい方が多いような印象。こちらはSFには全然詳しくないので、本書のリアルでありながらアンチリアルな表現世界に素直に幻惑され、感心できる1冊となった。当然、次は「ハーモニー」にも手を出してみるつもりだ。 とはいえ、評者もやはり、☆5点にはしなかった。理由は、ラストに出てくる「ぼく」の行動がいかにも想定の範囲内だった、「ぼく」はどう考えてもアメリカ人には見えなかった、ジョン・ポールが語る「動機」は作り物とはいえ、不自然の度が過ぎる、といったあたり。着想、プロット、筆力いずれも水準を遙かに超えていると思われるので、全体としては堂々の☆4つではあるが。。。 | ||||
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テクノロジーの進化やポスト9.11の世界観など、〈舞台装置〉は秀逸。 しかし主人公がどう見ても日本生まれの日本育ちにしか見えず、キリスト教社会で生まれ育ったアメリカ特殊工作員というリアリティに説得力が皆無。 ジョン・ポールを追っていたのが、いつしかその愛人に偏執し、結果、同僚は最悪の末路を辿る羽目に。 それで命の尊さや母の死の悲しみ云々を説かれても……。 病んだ世界、病んだアメリカを描くことに特化したのなら、傑作かもしれない。 | ||||
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