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二流小説家
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二流小説家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 41~60 3/5ページ
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筆者が小説に仕掛けた最大のたくらみは、 既読者すべてには伝わっていないのか。 さまざまな読書ブログやネタバレブログなどで、 この点について触れている文章を読んだことがない。 きっと、おれに探せないだけなのだろう。 筆者はもちろん、 さては翻訳者や出版社までもがグルになって 既読者を欺こうとしているな。 欺く側と欺かれる側。 たくらみに気づいた既読者は、 気付かない既読者を置き去りにして、 欺く側に身を置くことができる。 そんな稀有な構造を持つ小説だとおれは思う。 ここのレビュワ―各位もヒトが悪い。 知っていながら素知らぬ素振り。 そうなんでしょ。 これ以上は、ここに書きにくい。 ペーパーバックのレビューに 既読者であるあなたへのメッセージを書いてみた。 うまく届けばいいのだが。 | ||||
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映画のCMや本屋に平積みされていたので買ってみたものの、とあるアニメ映画の小説版以来のつまらなさを感じる。 よくもまあ、こんなにだらだらとしてメリハリもなく面白くないミステリーが一位になれたもんだ。 | ||||
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期待しすぎました。 引き込まれてぐんぐん読むことはできませんでした。 和訳がいまいちです。 | ||||
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無駄にハードルを上げることになるから、 3冠ミステリーとか映画化決定だととかの帯で本を選んではいけない。 先入観なしに読めば面白かったはずの本も、 期待値にそぐわなければ色あせて見えてしまう。 ならば時間を無駄にしたのは誰のせいか。作者か、出版社か、それとも読者か。 自分の時間には己で責任を持とう。 ちなみにこの本の最後の1文には思わずにやりとした。 作者は、本中毒者の性向をよく理解している。 ベッドに入って寝よう。 | ||||
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三冠という言葉に躍らされた自分がバカでした。三冠なんだからどんでん返しはいつなんだろう?いつなんだろう?と思いながら読み進めていくうちに最終ページ。 ???だけが残った。 バンパイアだのSFだのの劇中劇もきっと謎解きのヒントになるに違いないとイヤイヤ読んだが、あれはいったい何??? この本を読んだ時間が無駄だった!買わなきゃよかった。どこが三冠なのか誰か教えてほしい。 ただ、おわり数行が余韻を持たせてミステリアスだった。 | ||||
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この小説にミステリーとしての トリック、どんでん返し、伏線を期待する のは大いに無駄である。 冗長とも言える主人公の自分語りが楽しめたなら面白く読めるが 何かしらのミステリー要素を期待しても無駄 不必要な残酷シーンしかなく 謎解きも当てずっぽうのインチキ。 それも散々引っ張ったあげく。 結末も犯人も驚きなし | ||||
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ミステリーとして話の本筋自体はおもしろく読めます。 主人公の愛すべき駄目っぷりには、お嬢様クレアや美女ダニエラがなぜ彼の世話をしたくなるのか分かる。 一部グロ表現はあるものの、そこがメインの話じゃないので、それほど気になりませんでした。 ただ、肝心の本文はかなり読みにくいです。 表現がくどい・・・というのもあるんですが、本筋のストーリーと関係ないような部分がかなりあります。 主人公の二流小説家ハリーが書いたとされるSFやヴァンパイア小説の抜粋が頻繁に出てくるが、不必要な内容だと思いました。 その部分が面白いならいいが、さっぱり面白くないのです。 もう少し洗練された文章で、余計なものを削ぎ落としていれば、☆4つ5つと出せたのにと残念になります。 | ||||
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昨年度の海外ミステリー部門で非常に評判の高い作品で、映画化もされたと言う事で、期待を込めて読みました。 なかなか事件の起きない中盤までの展開も、挿入作品や文学論の様なことも入っており、飽きることがありませでした。 事件が起きてからの展開は、息をつく暇もありません。 犯人が明らかになってもまだまだページ数が残っており、まだ裏があるのかなと思っていると、意外な事実が明らかになってきます。 結構長い小説なのですが、期待通り楽しい一冊でした。 | ||||
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世の中には本当に多様に人がいるようで、死刑が決まっている連続猟奇殺人犯に惹かれて手紙を出す女性が結構いるようだ。その死刑囚から二流小説家に手紙が来て、自分の代わりにその女性たちにコンタクトしてその結果を教えてほしい、その報酬として自分の過去を告白するというオファーがあるところから物語は始まる。 一体この物語はどんな展開になるのだろうと興味をそそられ、そこに14歳のませたお金持ちの少女や、双子の妹が猟奇殺人犯に殺された美人ストリッパーの姉までがからんでくるのだから、これは間違いなく面白くなると思ったが、終盤の種明かしが今一歩だったし、素敵な女性たちとの関係も尻すぼみだし、読み始めの期待ほどの内容ではなかった。 | ||||
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『ひょっとすると、読者諸君はもうお気づきかもしれない。ぼくが修正を加えたり、特徴を組み合わせたりした実在の人物に。 <略> さらには、“信頼できる語り手”であるぼくの正体まで、わかったつもりになっているかもしれない。』 〜エピローグより 日本人ですよ、きっと。 御厨さと美氏の筆名では無いだろうか? ・ナイーブな中年 ・女子高校生とのプラトニックな関係、およびそのやりとり ・バーで日本酒のんで大騒ぎ ・異例な早さで決まった邦画化 ・著者写真の怪しさ ・David Gordon名での英語資料の僅少さ 等々 ダリアン・クレイやフロスキーといった名前にもヒントがありそうなのだが… | ||||
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残忍な連続殺人鬼ダリアンより面会を希望する手紙を貰った二流小説家のハリー。彼の希望は獄中の自分に熱心で狂信的なファンの女性から手紙が来ているので、会ってその 結果を小説にしろというもの。しかし、彼女たちに会いに行ったハリーには大きな災難が待ち受けることになる。会った女性三人が、ダリアンの手口で惨殺されてしまったのだ。この新たな犯罪でダリアンの過去の犯罪が果たしたて彼がやったものなのか、再審が要求されるようになる。昨年度の大きな賞を総ざらえしただけに、物語の展開が早く、かつ大きなどんでん返しが何度か用意されている。残忍な犯罪に手口や犯罪現場の再現など、結構グロっぽい場面も大木が、全体を覆う、洒落た会話とユーモアがそこらへんをなんとか暗い作品にすることを避けている。 | ||||
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原題は『The Serialist』.13年06月には日本映画としての公開も決まっている作品で, 10年にアメリカで発表されたあと,11年に新書版で翻訳,本巻はその文庫化になります. 国内ミステリランキングでの評価が高く,『ミステリ三冠王』などと謳われていますが, 実際のところ,ミステリというよりは,エロもグロもあるサイコサスペンスに近い印象で, そこへ語り部でもある,売れない小説家の私小説の体で進められていくものとなっています. ただ,550ページ以上となるボリュームは,その数字以上の長さや時間を要するもので, 特に中盤あたりまでは,進み具合の鈍さや,挟まれる作中作に戸惑いの方が先に来ます. 終盤も,解決したと思わせてからが長く,二転三転する真相には確かに驚かされるものの, ここまで来ると,もはや誰の,何の物語だったのかと,「お腹いっぱい」の感は拭えません. とはいえ,登場人物,中でも主人公の周りに集まる女性たちは魅力的に描かれており, 妙な関係や,少し意外な最後まで,そのやり取りはむしろ本編よりも楽しめるほどです. このほか,作中作と同様に何度か語られる,小説や作家,読書とはいった部分も興味深く, 皮肉や自虐混じりのセリフ,そしてタイトルも含めて,翻訳者の仕事の良さが光っています. ページ数と中身のバランス,またミステリとしても,決して多くにお勧めはできませんが, 売れない作家の成長として見ればまずまずで,正に二流(褒め言葉)の一冊かもしれません. | ||||
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原題は『The Serialist』.13年06月には日本映画としての公開も決まっている作品で, 10年にアメリカで発表されたあと,11年に新書版で翻訳,本巻はその文庫化になります. 国内ミステリランキングでの評価が高く,『ミステリ三冠王』などと謳われていますが, 実際のところ,ミステリというよりは,エロもグロもあるサイコサスペンスに近い印象で, そこへ語り部でもある,売れない小説家の私小説の体で進められていくものとなっています. ただ,550ページ以上となるボリュームは,その数字以上の長さや時間を要するもので, 特に中盤あたりまでは,進み具合の鈍さや,挟まれる作中作に戸惑いの方が先に来ます. 終盤も,解決したと思わせてからが長く,二転三転する真相には確かに驚かされるものの, ここまで来ると,もはや誰の,何の物語だったのかと,「お腹いっぱい」の感は拭えません. とはいえ,登場人物,中でも主人公の周りに集まる女性たちは魅力的に描かれており, 妙な関係や,少し意外な最後まで,そのやり取りはむしろ本編よりも楽しめるほどです. このほか,作中作と同様に何度か語られる,小説や作家,読書とはいった部分も興味深く, 皮肉や自虐混じりのセリフ,そしてタイトルも含めて,翻訳者の仕事の良さが光っています. ページ数と中身のバランス,またミステリとしても,決して多くにお勧めはできませんが, 売れない作家の成長として見ればまずまずで,正に二流(褒め言葉)の一冊かもしれません. | ||||
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結構な分量がある本書は、ミステリー小説に興味が無かった自分でも、終始興奮して読み終えることができました。他のレビュワー様方のなかには、「冗長」「過剰なグロテスク表現」といった否定的な文言が見受けられます。しかし、もしそういったもので本書を読むのを諦めてしまう方がいれば、ちょっと待って下さい。確かに自分も最初はこんな分量、読むの面倒だなー、などと思っていましたが、作者の愛しい冗長な話し方で終始疲れず読むことができました。また、グロテスク表現についてですが、自分も「結構エグっww」と確かに思いました笑 なので、過度に心臓が弱い方は気をつけた方がよろしいかと思われます。 | ||||
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主人公の設定がキチンとされているため、感情移入はしやすい。他の登場人物も魅力的だ。 しかし、 おかげでテンポが悪い。 元々翻訳物は言語の違いからか多少冗長になるせいもあるのだろうが、それにしても長い。中々本筋に入らない。 設定を理解したあとの中盤は面白い部分もあるのだが、どうにもこうにも冗長だ。 それさえ気にならないなら読んでみてもいいと思うが、あまり一般的ではない気がする。私は冗長過ぎて伏線を覚えていなかったのだが。 | ||||
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読むのが疲れる本です。 はじめの30ページを読んで・・・一か月読まずに放置していました。 面白くないし、翻訳が悪いのか?凄く疲れます。 最近になって読む本がなくなったので、無理やり読みました。 随所に面白い部分もありますが、大半はくだらいない内容の文章です。 もう少し内容を監修して、くだない部分をそぎ落として、本も半分くらいの ページにまとめたら、まだ面白い内容になってたのでは? 「次のページが早く読みたい」と衝動が全く起こらない本で、逆に 「早く読み飛ばして次の章に移りたい」と言う内容でした。 ストーリー自体はありふれた、三流のスプラッター映画と言う感じです。 | ||||
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SM、ポルノ、SF、ホラー、ハードボイルド、犯罪、現代詩などまさに作者冥利に尽きるさまざまな要素を1冊にぶち込んでいるので、書き上がった瞬間は相当、本人が興奮したであろう作品。その興奮が読者にうまく伝わったかどうかは、読み手次第となる。 殺人鬼の告白本を書けるチャンスを棚ボタ式に得た売れない作家は、殺人鬼に刑務所で面会しながら、彼に手紙を寄せた女性たちを訪ねる。しかし、刑務所にいる殺人鬼と同じ残虐な手口で彼女たちが被害にあい、作家たちにもとんでもない危険が! ただし「ミステリー」としては、若干弱い。殺人鬼に手紙を出した女性たちの住所を知らないまでも作家にその依頼が来ていることを知っている人間はほんの数人であり、彼をかんたんに尾行できるので、犯人はかなり限定されてしまう。しかも「そんなことアラへんやろう!」という漫才的なツッコミで真犯人があらわれてしまう。 最後がほぼハッピー・エンドとなるのが、救いかもしれないが、微妙な違和感もあり。 | ||||
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この物語の主人公ハリー・ブロックは、ポルノやSFやバァンパイアものなどの小説を、ジャンル分けに違ったペンネームで鬱々としながら食うために本を書いている自称二流小説家である。 ところが突然連続殺人で死刑を宣告されていた犯人から告白本の執筆を依頼され、“売れる本が出版できるぞ!”と期待に満ちてその凶悪犯が収監されている刑務所まで恐る恐る面接に出かけるところから事件が進展してゆく。 物語そのものもミステリとして目新しさを感じないし、主人公が書いているSF小説や俗悪なバァンパイア小説を、章の合間に唐突に挿入する構成には戸惑ってしまった。 この物語の事件そのものにも新鮮が欠けているのではないかとさえ私には思えたのですが、他の評者諸兄姉のご意見も伺いたいものである。 惨殺された女性の死体が、先に読んだ『ブラッド・ブラザー』に重なるのが少し鼻につき、あまりのも凄惨すぎる描写に辟易してしまったが、これも著者の才能なのかしら? ただ、著者が過去に「映画」「ファッション」「出版」「ポルノ産業」などにたずさわってきた経歴からならでは書けないような悲哀を込めた二流小説家のリアルな独白には、著者自身の気持ちを吐露しているのではないかとさえ思えたし、最終章での推理小説への薀蓄など読ませてくれた。 『二流小説家』というタイトルの著者ディヴィット・ゴードン氏の処女作だから、氏が次作から注目される一流作家になるよう期待しているが・・・・・。 | ||||
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初めは読みづらく感じてた作品ですが、 主人公が動き始めるとがぜん読みやすくなるから不思議です。 海外ミステリーはやっぱり登場人物が多すぎ! 主人公の語り口が、軽妙なというよりはややラノベ風にも感じた。 別に否定的な見え方ではないんだけど、方向がやや迷走気味かな……。 やっぱり言える事は、小説内小説の部分は苦手です! | ||||
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読後からしばらく経っています。 それでもレビューは一応しておこうかと思い、書く事にしました。 評判の高さが気になったので、読もうかどうか迷っている方の参考になればと思って。 最後のほうまでドキドキハラハラして読みました。 読み終えるのが惜しいような気すらしました。 純粋に、おもしろい。 ミステリーとして読まなければ。 真相が明かされて感じたのは、残念な気持ち。 意外性はあった。 でも、その意外性の理由は、その犯人には一連の事件の実行は不可能だっただろうから。 その人物でも犯行が可能であった理由のようなものが述べられていますが、あの程度では、時間的余裕がたいして無い中であれだけの事をしてのけられる説明にはなっていないと思います。 率直な感想は、あの人には無理でしょ、です。 上記の理由で、ミステリーファンにはおすすめできない一冊です。 新書にしては、確かに分厚いですが、高いし。 でも、最後のほうまではおもしろく読んだので、個人的には損をしたとは思っていません。 だから、満点ではないけれど高評価させていただきます。 しかし、あくまでもエンターテインメント作品です。 文学的作品としては読めません。 そのくせミステリーとしても読めない。 この作者はどこに行きたいのか、と思ったりもします。 | ||||
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