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(短編集)

ツナグ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ツナグ
ツナグ (新潮文庫)

ツナグの評価: 4.23/5点 レビュー 290件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全290件 61~80 4/15ページ
No.230:
(4pt)

誰しも亡くなった方と

合ってみたい、合ってあの時どう思ってくれていたんだろう。何か言いたかったのではないのかということを
思うことはあります。言い悪いではなく、小説の中だけでも懐かしい人と語り合ってみたいのでは…。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.229:
(5pt)

繊細な心理描写に痺れる

この著者の本ははじめてです。
内容はともかく、なにしろ読み易く平易な表現しかしていないのに、それでいて心のかすかな揺れまで伝わる描写力に心奪われました。
1話目はまあまあ。3話目あたりからグイグイ引き込まれて、ラストで全部きれいに伏線回収するのも、うまいなぁという感じ。あと10歳若かったら、激泣きしてたかも。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.228:
(2pt)

生者と死者とのマッチングに工夫がなく、濃密な心の交流が感じられず物足り足りない読後感

「アイドルの心得」、「長男の心得」、「親友の心得」、「待ち人の心得」及び「使者の心得」の5つの短編から構成される死者と生者を会わせる使者(=ツナグ)を主題とした連作短編集。SF的設定だが、まあ、致し方ない。

生者が会える死者は唯一で一回きり(他の死者には会えない)、同様に、死者が要求に応じる生者も唯一で一回きり。当然、死者と生者との濃密な心の交流が繰り広げられる筈なのだが、読む者の感動を引き起こす程のエピソードに欠けるという恨みがある上に、マッチングに工夫がない。多少ファッショナブルでない事に悩んでいるだけの女性がアイドルに一回きりのチャンスを託すだろうか ? 「こちらは暗いから、くれぐれも自殺なんて考えないでね」と見知らぬ生者に応じるのは流石は「アイドルの心得」だが。しかし、この女性が唯一の面会者とあっては余程売れないアイドルだったんだなぁ。「長男の心得」は地方の旧家の長男が母親に面会を求めるという驚く程の工夫の無さ。「親友の心得」は本作向きではなく、単に女子高生の思春期小説として閉じられるものだろう。「待ち人の心得」は男と7年前に謎の失踪をした婚約者という好適なマッチングだが、男の要求に応えるという事は婚約者の死を意味し、男の心情・踏ん切りは良く描かれてはいるが、婚約者の出自や失踪の理由が平凡過ぎて興趣に欠ける。掉尾の「使者の心得」は"蛇足"の印象が強く、本作の謎めいた雰囲気をブチ壊してしまっている感がある。

しかし、それにしても、登場人物の多くが「使者」の存在を知っているってどういう風。これでは世間の全ての人々が「使者」の存在を知っている事になってしまう。世評が高い割には完成度が低く物足り足りない読後感だった。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.227:
(3pt)

他人が何に感動するのかわからないね

直木賞とか本屋大賞とかで著者の名前は耳にしていたが手に取るのはためらっていた。
しかし先日芦田愛菜が大ファンだと知り対談を読んだことで一丁読んでみるかと手を出した。
芦田が薦めるなら読まねばなるまい。ということで辻村デビューを果たした。

「私は繊細でガラスのように壊れやすいの。もういっぱいいっぱいなの」そんでガラスがパキーンと割れちゃってもう取り返しはつかないけどそれでよいのかという煩悶や懊悩があったけど自分を丸ごと受け入れてくれる人もいるし前向きに生きていくことにしたって話に感動できるなら読むといいと思う。
私はだめでした。そういう手法がわかると「私は繊細です」というモノローグ描写がしつこくて読むのがつらい。

著者の作品を読むのをためらっていた理由の一つに子供を主人公にしたものが多いみたいというのがある。
そういうの苦手なんだよね。青春ミステリとか嫌い。
この作品は冒頭を読んで大丈夫そうだったので読んだら結局高校生が主人公だった。
最後の5章では高校生の煩悶とか一番どうでもいいことが長々と書かれてうんざりだった。

すまん。芦田。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.226:
(4pt)

映画より本

アマゾンプライムで映画版を見て気になったので買った。
断然本のほうが良い。
映画は感動させる演出があからさまだからな・・・。
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No.225:
(4pt)

会者定離

読後、厳粛な気持ちになった。読みながら、もう二度と会えない人たちのことが思い起こされた。
心に止まった所を抜粋します。
「だけど、死者の目線に晒されることは、誰にだって本当は必要とされているのかもしれない。どこにいても何をしてもお天道様が見てると感じ、それが時として人の行動を決めるのと同じ。見たことのない神様を信じるよりも切実に、具体的な誰かの姿を常に身近に置く。
 あの人ならどうしただろうと、彼らから叱られることさえ望みながら、日々を続ける」
「それが、生者のためのものでしかなくとも、残された者には他人の死を背負う義務もまたある。失われた人間を自分のために生かすことになっても、日常は流れるのだから仕方ない。
 残されて生きるものは、どうしようもないほどにわがままで、またそうなるしかない。それがたとえ、悲しくても、図太くても」
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No.224:
(5pt)

私なら…と考えてしまう一冊

『使者ツナグ』

中々手に取れずにいたが、『一生に一度だけ』とか『使者との再会を叶える』なんて興味をくすぐるセリフにぐっと引き寄せられ、気付いたらゲット。

全ての話がハッピーな結果では無いが、捻ったあの1話も良かった。女心の奥にある嫉妬心をよく描いたな。と感心。

ウルウルしながら、ドキドキしながら、色んな意味で裏切ってくれた本で、一気読みするのが勿体なく思えた一冊でした。

さぁ、私なら、誰に会いたいか?
そぅ読み終わると自分に問いてました。
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No.223:
(5pt)

心が揺れました

全部の物語が繋がって読後感が良かった。
色んな人の思いに感情移入してしまった。
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No.222:
(3pt)

よくある話。

生きている人間が死んだ人間と一度だけ会うことができる・・その手助けをする使者が主人公。
連作短編集になっていますが、第1章だけ読んで、そんなに目新しいこともなく、ありきたりな話だなぁと思いました。
もう少し深く人物を掘り下げて書いてほしいです。
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No.221:
(4pt)

成長

使者が使う鏡はあまりにも諸刃の剣ならぬ諸刃の鏡ですが、
思春期の主人公や使者に依頼した人達が人の生と死を通し
て嬉しみと苦みを覚え、成長していく様が爽やかでした☆
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.220:
(5pt)

名作だと思います。

最初の四編は、ツナグを脇役とでもいうポジションに配し、独立したお話として大変面白く読めます。それぞれの話の主人公がツナグを介して死者と会い自分を取り戻していったり、逆に使者との出会いによって人生に大変なものを背負っていくようになったり、それぞれの話が独立的に個性的に描かれています。個人的には「待ち人の心得」が大好きです。ヒロインが可愛すぎます。こんな女性に愛されてみたいものです。この編はラブストーリーとしても素晴らしいと思います。最後の編でツナグの謎が徐々に明かされます。と同時にこれまでの四編の中では単なるクールな仲介人として描かれていたツナグの人間としての苦悩、成長が描かれています。そしてこれまでの四編で出会った生者と死者との関わりがツナグの成長に大きくかかわっていたことがうまく描かれていると思います。難しい手法で描かれているにも関わらず、とても緻密に、見事に描かれた名作だと思います。
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No.219:
(2pt)

評判が高い割には

「一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという使者(使者と書いてツナグと読む)。ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。」と装丁で紹介されています。映画もかなりヒットし評判の高さがうかがえます。
読み始める前は、生者と死者との感動ある再会を期待していました。再会時間は夜が明けるまで、一晩まるまるあります。時間は十分にあります。しかも、ホテルの一室で二人きりです。それなのに、何故、生者と死者との面談描写がこんなに少ないのか?読み手の感情が一番高ぶる場面なのに、何故、簡略な綴りで終わらせているのか?どうしても理解できません。感動までは、ほど遠い状態です。
また、主人公の両親の亡くなったいきさつが、あまりにも陳腐すぎます。もっと、腑に落ちる内容で描いて欲しかったです。
よって、皆さんよりやや厳しい評価をしています。
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No.218:
(5pt)

映画(配信)→本

配信されている映画を見て原作を読んでみたくて購入
身内や親しい人を亡くしてる人は「『つなぐ』がいたら…」と創造しちゃうかもしれません(私がそうでした)

映画を見ているので展開など創造つく面はありますが、「つまらない」と感じる事はなくどんどん読み進める事が出来ました
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No.217:
(2pt)

ごちゃごちゃしてた

小説としては、着眼点は面白いが色んな人の人生が同時進行で書かれているような内容のため、訴えたいものがぼやけてしまう。最後に使者(ツナグ)個人のストーリーになるが、本当はここだけなのでは?ならば、それを主題にしてもっと読み手の感情に深く残る感動を与える作品にした方がよかったと思う。映画も拝見しましたが、小説をそのまま動画にしましたといった内容で、ごちゃごちゃしてた。
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No.216:
(5pt)

夏休みの課題

映画が面白かったので
夏休みの課題で読みましたが
映画の方が面白かったです
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No.215:
(5pt)

映画も見てみたいです

ツナグ、本当に存在するといいですね。
大切な人をなくす前に、何ができるのか?何をすべきなのか?と考えさせられました。
最終章での伏線回収、やっぱり面白いなと思います。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.214:
(5pt)

おもしろい

辻村さんの本は初めて読みました。
とてもおもしろく、やはり、自分ならば、、、と。今日一日を大切に過ごしたい気持ちになります。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.213:
(5pt)

繋がる繋ぐです。

死者に会える。
しかし2度別れを経験することになる相手も自分も2度辛い想いをする。
それでも会いたいと思える人がいる。
とても羨ましいです。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.212:
(5pt)

久しぶりに、これはよかった!!って思いました

テンポも話もよく、一気に読んでしまいました。
内容については触れませんが、久しぶりに他の人にも強くオススメできる作品でした。
ただ、難解な話ではないので、読んだあとの考察が好きな人にはあまりあわないかも?
素直にストーリーを楽しみたい人にはおすすめです!!
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
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No.211:
(4pt)

深い感動の後の何とも言えない寂寥感

著者のもう一つの作品に2017年本屋大賞を受賞した「かがみの孤城」がある。本書とともに現実の社会
では絶対叶わないことを、SF的或いはファンタジー的な手法で解決しようと試みている。前者の場合異
世界に通じる魔法の鏡であり、本書では死者を一晩生者に会わせる使者(ツナグ)を登場させている。
 死者との面会には色々とルールがあり、これをクリアーする為の心構えに人間の本音がうかがえる。
人生後悔ばかり。あの時一歩踏み出せば一言声を掛けたらまた別な人生があったのかも・・・。読了後
感動の余韻に浸れるが、そのあとには限りない寂寥感もまた訪れる。
ツナグ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ツナグ (新潮文庫)より
4101388814

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