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(短編集)
ツナグ
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ツナグの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全290件 241~260 13/15ページ
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一度だけ死んだ人に会えるとしたら、誰に会いたい? という抒情的な設定で、いきなり第一話に変化球。 好きだったアイドルに会いたいだあ? 次が妥当に母で、第三話は訳ありの親友。 そろそろインパクトの強い話を読みたいと思っていると、日向キラリの 涙もの。うーん、良かった。感動ものはべたな方がいい。 映画化に不満な意見もあるが、私は樹木きりんを祖母にキャスティングしたことがとてもよかった。 映画は見ないかもしれない。でも、最後の章を読んでいるとき、祖母が勝手に樹木きりんの顔と声で立ち上がってきた。 めっちゃリアルだった。しぐさまで見えるようだった。 だからキャスティングしたこと自体に感謝。 | ||||
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連作集は好きで色々読んでいるが、時々無理やり辻褄合わせに持っていく作品がありガッカリする。しかし、この作品は最終章が上手く全体と繋がりを持ち最後まで私をぐいぐい引っ張ってくれた。一番胸に迫ったのは嵐と御園の話。二人の気持ちの行き違いが痛いほど伝わり、最終章で更に深く心に染みた。本を読んでとても感動したので、映画は観ない事にします・・・。 | ||||
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そりゃあそうでしょう。 小説、フィクションですから。 「荒唐無稽」ですよ。 死者に一度切り会えるなんて、 この切実なる願望、欲求の奥に潜む真の考え。 このお話しを読み進めながら、 見事に作者の意図に引き込まれますって。 いろいろ考えて、いろいろ想像して。 周りへの感謝と今現在の有り難さに、 愛おしさが染み出るような読後感ですよ。 | ||||
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使者を介したそれぞれの人たちの短編集かと思わせて、実は話がみごとにつながっている。 死者と生きる者をつなぐ、そして使者のつとめを代々つないでいく家族 死者が現れるという非現実的な話であっても、それぞれの出来事がどこかにありそうな話なだけに話に引き込まれる。 全体の話をつなげていくテクニックもおもしろく、テンポよく読め、楽しめました。 | ||||
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結構身近な作家のはずでしたが、初めて読みました。 きっかけは映画です。 映画も良かったのですが、原作はもっと良かったですね・・・・ 登場人物の心情の描写がたまらなく良いですね。 設定はフィクションの最たるものですが、全くそれは感じません。 お奨めです。 映画に関していえば、雨中の使者(ツナグ)の一言に、心を鷲づかみにされました。 (原作も良かったですが・・・・・) | ||||
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死んだ人間と生きた人間を合わせる窓口=使者(ツナグ)が登場する。 小説は5編の短編集。 と言っても、ストーリーは時間的に繋がっている。 先の4編は、依頼人および死者との人間模様が描かれる。 亡くなった人間に会うことは幸せか? また、他人は不自由なく過ごしているように見えるが、 実は自分と同じように悩んでいる、ということを痛感させられた。 依頼人は死者に会うことで苦しみを背負ったり現実を突きつけられたりもするが、 最終的にはそれぞれが「自分に与えられた生を全うしていこう」という気持ちを抱けたように思う。 非常に、感慨深い内容であった。 最後の1編は、青年が祖母から使者(ツナグ)の能力を引き継ぐ話。 ここで、詳しく青年の両親の死のことが描かれる。 ストーリー的に、両親の死を描く必要があったのかを疑問に思う。 また、両親の死の理由や状況については、正直納得がいかない。 | ||||
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すっごく売れているから、すっごく期待して読んだのだけど、全然面白くなかった。 死んだ人に1晩だけ会えるという事だが…。 アイドルの心得 長男の心得 親友の心得 待ち人の心得 使者の心得 という章立てになっている。 最初の2つを読んだ時に、なんだ、同じような感じの展開じゃないか。次からは違う展開になっていく?と思いつつ読んだけど、親友の心得も、待ち人の心得も、全く同じような展開。 では、使者(ツナグ)の心得になったら、前の4つの話が絡み合ってGOODな展開になるかと思ったら、そんな事はなかった。 前の4つの物語を、裏側(使者側)から見た話だったり…。 死んだ人と1晩話ができるのに、話をしているページは4ページ程度で中身が極薄。 更には、後で「あれは、ああだったのか!」って解明したりする箇所ががるが、何が何だったのかが伝わりにくい。 書き方が丁寧でない。 著者は、全てが頭に入って書いているから、「あれは、ああだったのか!」の書き方で通じるが、読んでいる方は通じない。 それに、使者の能力の発祥や伝承の記述が希薄すぎる。 西村寿行の本を読んだ後に、この本を読むと、裏付けのなさ、稚拙さが目立ってしまって、結論を言えば、読んで損した本。 | ||||
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最終章の収まりが良すぎる感が少し気になったが、 かなり考えられた構成や設定がすばらしく、 氏の勤勉さと才能を感じさせてくれた。 また、メッセージ性も強く、 逡巡の様子、描写、リアリティ、 説得力等作品としてのクオリティはかなりのものかと。 | ||||
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各話の内容が薄い。 感動があまり感じない。 中古で買うことをすすめる。 | ||||
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ツナグ・・・今まで読んできた小説の中でもしかしたら1番私の心に響き、生と死について考えさせられた本かもしれない。 読んで以来何故か通勤用の鞄に必ず携帯しており繰り返し読み直しています。 特に使者の心得。じ〜んと心に染み渡る何かがあります。 余談ですが。映画・・・辻村さんの原作を読まれた方はきっとガッカリされるのでは?ないかと思います。原作での生者と死者のおかれていた関係や描写がほぼカットされていて残念でした。小説を読んでいく中で考えた読者の心の動きや感動がゴッソリなくなっていてツナグをとうしてただ単に死者に面会を希望した生者が会うだけのものになっていました。楽しみしていて公開日に行ったのですが残念でした。この作品は絶対原作がイチオシです。 今日改めて読み直しました!やっぱりイイ! | ||||
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一気に読み通してしまうほど、面白かったです。 毎回辻村深月の作品は、世界観に飲み込まれてしまいますが、 この作品も同じようになりました。 とっても身近な世界の様で、大きく違う一面がある世界を描き出してくれる。 そんな作家だと思います。 この作品では生者と死者が「使者(ツナグ)」によって再会します。 しかも一生に一度のみしか会えない中、誰を再会相手に選ぶか・・・。 ただ、この作品の登場人物はほとんど皆、既に逢いたい人が決まっています。 そしてその再会により、それぞれ感謝の気持ちや後悔の気持ち等、 とても大きなものを受け取ります。 そしてそれぞれが、その受け取った気持ちで少しづつ変化していく様子が読み取れ、 すっきりやもどかしさを味わえます。 自分は誰に逢いたいかよりも、文中の「悔いがない、生き方してね」の言葉が、 心に残っています。 死者と生者の一晩だけの出会いで、それぞれの登場人物がどう変わるのか、 また誰と会いたいか考え抜く事でどの様な結論が導きだせたのか・・・。 個人的には最後にはすっきりとして読み終われました。 温かい気持ちの中に、少しピリッとしたものを入れてくる、 やめられなくなる作家だと思います。 次作も楽しみです。 | ||||
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感動しました。テレビ番組の宣伝のおかげで売れてる本とは違い、これは良い本です | ||||
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無駄に長いのはこの作者の特徴なのかもしれませんね。 第五章の 使者の心得を読めばほとんど分かってしまうような気がします。 何だかんだ言っても私も感動してしまいました。 しかし、二十歳を過ぎれば誰だって身近な人間の死を経験していると思うので。 感動してしまうのは当然。 感動させる以上のものがあれば、星五つになったと思います。 | ||||
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物語は5話に分かれており、最初の2話までは少し物足りないほのぼのストーリーって感じでした。 最後までこんな感じなのか?って思い始めた3話の「親友の心得」で一気に恐ろしさを感じさせる内容に急展開させ(この作者は青春や友情を描くのが抜群です!)、4話の「待ち人の心得」ではまた真逆にぐっと泣かせ、ラストの「使者の心得」でそれまでの短編をうまくとりまとまたのはさすがです。 次第に物語に入り込んでいくような感覚を味わえるので読後感はなかなかです。最初の2話がもう少し深みがあれば星5つですね。 | ||||
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映画原作。 一生に一度だけ死者との再会を実現していくれる「使者(ツナグ)」。 死者との再会を果たした人たちの5編の短編集。 これまでの4編を後日談も含めて裏から、 そして使者としての役割を負うことになった歩美を描く最終話は本当に良い。 生と死についても改めて考えさせられる本。 悔いをできる限り減らす生き方をしたいと思う。 | ||||
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最近あまりいい本に出会えてなかったこともあり、 久しぶりにとっても読みやすい本に出会えました。 ツナグに依頼する4人それぞれのあの世に逝ってしまった人との4つの物語、 そしてツナグである歩美自身の物語で構成されています。 恐らく誰もが本を手にとって想像する通りの内容だと思いますが、 大きく道を外れることもなくいい話でした。 また人間の黒い部分やツナグの両親が亡くなった原因のからくりがいいスパイスになっていて、 退屈もせず安心して読める感覚が良かったと思います。 最後は人を信じたくなる、心を満たしてくれる作品でした。 | ||||
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この本を読んで、会いたい人のことを思い出しました。 生きている間に会いに行かなくてごめん。 誕生日に、お参りに行かなくてごめん。 私たちを助けてくれて、本当にありがとう。 注意してくれてありがとう。 だめだめな私だけど、これからも見守ってください。 | ||||
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2話目で泣かされ、一気に引き込まれました。 残された者、残してきた者、そして両者を「ツナグ」者の思いが触れ合い、絡み合い、 極上の感動を生成します。 このオチでも十分すごい、という次元をさらに凌駕するオチを用意してみせる作者の技量には、 ただただ感服。参りましたという感じです。 ただ、最終話だけどうして三人称にしたのかが疑問でした。 若い女性作家ということで敬遠してきましたが、今後は他の作品にも触れてみたいと思います。 | ||||
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たった一人と一度だけ、再会を叶えてくれる人、あなたなら、〜’ 今年の 秋10月の映画公開が楽しみです | ||||
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今秋に映画化されるとのことで原作を読みました。 生きている人と死者を会わせるための『交渉人』がツナグ。 会うためのルールや、「ツナグ」としてのルール どれもがとてもよくできていて、心にしみました。 『感動』だけでなく『責任』とか『思いやり』などさまざまな感情が湧いてきてとてもよいお話でした。 「ツナグ」を任された新米の歩美くん。不器用ながらも思いやりのある男の子。過去の出来事も衝撃的でした。お祖母さんとのやりとりもステキです。映画化がとても楽しみです。 | ||||
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