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神々の山嶺



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神々の山嶺の評価: 4.46/5点 レビュー 172件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全172件 61~80 4/9ページ
No.112:
(5pt)

面白い

素晴らしいです。 山を登るものとしてレベル、スキルの違いはあるが魅了されます。 人間物語描写にも感銘を受けました。
神々の山嶺(上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(上) (集英社文庫)より
4087472221
No.111:
(3pt)

「十歳の時から、山に登って溜め込んできたものが、全部出てしまった。

それも、正面から、たたきつけるようにまっとうな山の話を書いた。
変化球の山の話ではない。
直球。力いっぱい根限りのストレート。
もう、山の話は、二度と書けないだろう。
これが、最初で最後だ。
それだけのものを書いてしまったのである。」

――本書あとがきより、一部を抜粋。

読書した、というよりも、
この本を登った、
というような疲労感のある読後です。

私がいつも読むエンターテイメント小説などのような
「面白い」という感覚で読みすすめるよりは、
エベレスト登山を疑似体験しているような読み味、、、とうか。

本格的な山登りをする人を山屋というようですが、
自分がその山屋になって、
山と関わることを生活の軸にして生きたとき、
彼らが何を思い、何に惹かれ、何を大切にし、
何を考えるかを疑似体験していくうちに、
彼らの生きる世界に引き込まれた読書体験だったように、
読み終えた今、読んでいた自分を振り返ります。

文庫の下巻で、北上次郎氏がこんな解説をよせています。

『夢枕獏は自己を語るのに秀でた作家で、
このあとがきに実はほとんどのことが書き尽くされている』

上記は解説のごく一部を抜粋したものですが、
私は本編においても、それが当てはまっているように感じました。
実際にエベレストのベースキャンプまで登山し、
著者は何度もヒマラヤを訪ねているようです。
主要参考文献としては16冊を掲載していますが、
おそらく10倍近くの資料に目を通して本書はできあがっていることでしょう。
書き出しから3年以上、
話を思いついてから20年近くの時間を経て完成した本です。
原稿用紙1,700枚以上。

「終わりが見えてからも、あと50枚、あと50枚――」

そうして心血注がれた作品なのだろうと、
本編とあとがきを読んだあとでは、とても納得がいきます。

実際にエベレスト登山をされているだけあって、
登山者の登山中の心境描写にはとても説得力があり、
一方でその過程すべてが描かれているので、
物語りの展開をまどろっこしく感じる方がいるかもしれません。
その辺りは好みだと思います。

ミステリーの要素を巧みに配置している書き出しは、
読者をひき付けるに十分なものでした。

好みの分かれる一冊かと思いますので、
まずは立ち読みをおすすめします。

※上下巻読了後の感想です。
神々の山嶺(上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(上) (集英社文庫)より
4087472221
No.110:
(3pt)

「十歳の時から、山に登って溜め込んできたものが、全部出てしまった。

それも、正面から、たたきつけるようにまっとうな山の話を書いた。
変化球の山の話ではない。
直球。力いっぱい根限りのストレート。
もう、山の話は、二度と書けないだろう。
これが、最初で最後だ。
それだけのものを書いてしまったのである。」

――本書の著者あとがきより、一部を抜粋。

読書した、というよりも、
この本を登った、
というような疲労感のある読後です。

直木賞小説などのような、
「面白い」という感覚で読みすすめるよりは、
エベレスト登山を疑似体験しているような読み味、、、とうか。

本格的な山登りをする人を山屋というようですが、
自分がその山屋になって、
山と関わることを生活の軸にして生きたとき、
彼らが何を思い、何に惹かれ、何を大切にし、
何を考えるかを疑似体験していくうちに、
彼らの生きる世界に引き込まれた読書体験だったように、
読み終えた今、読んでいた自分を振り返ります。

文庫の下巻で、北上次郎氏がこんな解説をよせています。

『夢枕獏は自己を語るのに秀でた作家で、
このあとがきに実はほとんどのことが書き尽くされている』

上記は解説のごく一部を抜粋したものですが、
私は本編においても、それが当てはまっているように感じました。
実際にエベレストのベースキャンプまで登山し、
著者は何度もヒマラヤを訪ねているようです。
主要参考文献としては16冊を掲載していますが、
おそらく10倍近くの資料に目を通して本書はできあがっていることでしょう。
書き出しから3年以上、
話を思いついてから20年近くの時間を経て完成した本です。
原稿用紙1,700枚以上。

「終わりが見えてからも、あと50枚、あと50枚――」

そうして心血注がれた作品なのだろうと、
本編とあとがきを読んだあとでは、とても納得がいきます。

実際にエベレスト登山をされているだけあって、
登山者の登山中の心境描写にはとても説得力があり、
一方でその過程すべてが描かれているので、
物語りの展開をまどろっこしく感じる方がいるかもしれません。
その辺りは好みだと思います。

ミステリーの要素を巧みに配置している書き出しは、
読者をひき付けるに十分なものでした。

好みの分かれる一冊かと思いますので、
まずは立ち読みをおすすめします。

※上下巻読了後の感想です。
神々の山嶺(下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(下) (集英社文庫)より
408747223X
No.109:
(4pt)

山のことは知らなくても魅力と怖さがわかる

ニュースなどで時折、「遭難」「死亡」という記事を見聞きする。
その辺の山に気軽に登って簡単に遭難して、迷惑をかけてしまう人は論外として、何故登山家と言われる人たちは無謀な挑戦をするのか不思議に思っていた。全く経験の無い私には、この本を読んでも山そのものの魅力が十分にわかるかというと、正直わからないところもある。
が、未踏の山へ、未開のルートへと駆り立てられる登場人物達は、山の魅力もさることながら、誰よりも先に初めての登頂を目指すという、ライバル達との駆け引きにも生きがいを感じているように思える。もちろん山そのものにも魅力があるのだろうけど、この対「人」という想いはわかるような気がした。
ストーリーは多分にご都合的な部分もある、タイミング良く助けが入ったり、タイミング良く出会ったり。けれど、そのあたりが気にならないほどストーリーに引き込まれた。
「いってQ」の井本さんがチャレンジしている登山がこんなにも過酷だったとは、、。登山に対するイメージが変わりました。
神々の山嶺(下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(下) (集英社文庫)より
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No.108:
(5pt)

おもしろい

一気読みしてしまいました。-----------------
神々の山嶺(上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(上) (集英社文庫)より
4087472221
No.107:
(5pt)

おもしろい

一気読みしてしまいました。-----------------
神々の山嶺(下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(下) (集英社文庫)より
408747223X
No.106:
(5pt)

非常に面白いが

下巻のラストで羽生とマロリーの並んで座っている死体に遭ったときに深町はカメラマンなのに写真を撮らずに下山したことが腑に落ちない。
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4087472221
No.105:
(5pt)

山屋ではない、バイク乗りの視点から。

何故に山に登るのか?
何故にバイクに乗るのか?

危険は常に隣合わせなのに。気を許すと死はすぐに転がりこむのに。

「どう考えても安全としか言いようのない場所で 、雪崩も起きる 。それを 、斜面に雪が積もれば 、それがどんなにゆるい斜面であっても雪崩は起き得るだなどと 、平気でおれたちにレクチャ ーをする人間がいる

知っている 。

そんなことは知っているのだ 。
そんなことを言うのならどこへも行けやしない 。死にたくないのなら 、どういう山にもゆかないという以外に方法はない 。山へゆくなと言うのか 。
人は 、ただ 、生命をながらえるためだけに家の中にとじこもっていろというのか 」

「ほんの一瞬 、人は油断をする 。人間だからだ 。それはもはや 、人間であるからとしか言いようがない 」

危険を極力排除するためには、自身を鍛え、スキルを上げて、考え得る万全の装備と準備でその日を迎える。二輪の日常性と登山のそれとは異なりますが、二輪乗りの末席にいる自分にも深く刺さる内容でした。

皆、心の奥底にそれぞれの羽生丈二が潜んでいるんでしょうね。だからこそこの物語から目が離せない。

前後巻を一気に読み終えて、ストイックで骨太な物語に痺れました。
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408747223X
No.104:
(3pt)

よくある登山の小説とは違う

誘拐、カメラの盗難の場面が長過ぎと思いました
山へ登っている描写の割合が少ないです
上下 2冊、1000ページほどありますが、1行最後まで文字で埋まっている行は少なく、
数文字で改行されている部分が多く、あっという間に読めてしまいました
推理小説風?の読み物でした
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4087472221
No.103:
(3pt)

ストーリー的には淡白

登山ドキュメンタリーのような作品。しかしストーリー的には淡白に感じられ飽きがくる。
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No.102:
(3pt)

ストーリー的には淡白

登山ドキュメンタリーのような作品。しかしストーリー的には淡白に感じられ飽きがくる。
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No.101:
(5pt)

この小説の好きなくだり「……」 ロマンだ!

「… しかし ここに一つの謎が残された。もしかしたら エベレスト登頂は1924年 G.マロリ−とア−ビンによって既に踏まれていたのではないか?…」  この小説、ぜひ映画化してもらいたいと思っていたが、やっと決定!(2016年上映予定)。ハリウッド映画「Vertical Limit」より スト−リ−が絶対 面白い!実在の G.マロリーとの接点もあったり、もし 彼らが登頂成功していたら、写真を撮っていたはず。そのカメラを探し…… 歴史が変えられるか? そして 劇的なラスト! ____ 山好きは勿論、興味ある方は 必読!絶対 面白い。また読みたくなった。
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No.100:
(5pt)

これぞ映画にない小説の楽しみ

勧められて読んでみました。
夢枕獏は初めてです。

Amazon.comでの紹介文です。
「カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。」

非常に面白く、これは本当にオススメです。
過酷なエベレスト登山を、まるで実体験しているような迫真的な描写力に脱帽です。
ここまで描写力を持った作家は、そうそういないのではないかと思います。

加えて、ストーリー展開の面白さ。謎解き・恋愛模様などの要素もあり、読者を飽きさせません。

頭の中に、鮮烈な映像と登場人物の心理描写が広がり、これぞ映画では表現しきれない小説の面白さを、久々に堪能しました。

山登りをやる人は、もちろんのこと、そうでない人も楽しめる一流のエンターテインメントだと思います。
神々の山嶺(上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(上) (集英社文庫)より
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No.99:
(3pt)

勢いのある内容にもかかわらずダラダラとした進行が惜しく感じました

私自身登山は経験がないのですが、それでもこの小説の中に出てくる登山に命を賭ける男とそれを追うカメラマンというシンプルな設定自体は面白く感じることができました。

しかし夢枕獏特有の冗長さ、さらに本筋とは関係のない部分にも関わらず同じ話が何度も何度も繰り返される部分が多く、正直後半はうんざりしてきました。
そうした部分を思い切って省いて勢い良く読ませる内容でしたらもっと素晴らしい作品になったのではと感じます。
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No.98:
(3pt)

面白いのですが冗長過ぎる部分多し

私自身登山は経験がないのですが、それでもこの小説の中に出てくる登山に命を賭ける男とそれを追うカメラマンというシンプルな設定自体は面白く感じることができました。

しかし夢枕獏特有の冗長さ、さらに本筋とは関係のない部分にも関わらず同じ話が何度も何度も繰り返される部分が多く、正直後半はうんざりしてきました。
そうした部分を思い切って省いて勢い良く読ませる内容でしたらもっと素晴らしい作品になったのではと感じます。
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408747223X
No.97:
(5pt)

はまる

映画化が決定したのをきっかけに読んでみたが、あっという間に読み切ってしまった。行けるわけもないのにエベレストという山に行ってみたくなる。今まで海外の山など全く興味がなく、登山は国内で生涯充分と思っていた固定観念を覆された。いつか時間が出来た時、ベースキャンプまでは行ってみたいと思うようになった。困ったもんだ。
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408747223X
No.96:
(5pt)

よかった!

少しは山行しているつもりですが、女と山、最高度地点と歴史など、とても面白かった。
一番想ったのは「あなたは、何のために生きるのか」です。現在が何かを達成するために生きている途中の一時点だとすると・・・
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No.95:
(4pt)

羽生さんがとにかくかっこいい

なんか女が出てきて誘拐されてーってくだりはいらなかったような気もするが・・。
ずっと深町視点なんだが、こいつアホやろww というとても深町に共感は出来ないのだが、
羽生さんがかっこいいのでまぁよしとしよう。エベレストで深町がやらかしても助けちゃう、そこに痺れる憧れる!
できれば羽生視点で書いてほしいものだが。
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No.94:
(5pt)

この頃山岳小説をあちこちかじっていました。

そしてこの作品、つまりエベレストの世界に行きつきました。
実は、10年くらい前に、ブックオフでたまたま「そして謎は残った」の衝撃的な表紙に出会い購入していました。
「これが私でも知っているあのマロリーの遺体?」と大変衝撃をうけました。それきり
そのまま中身はほとんど読まず書棚に入っているのを思い出し、今回取り出しました。
実に面白い。読書の醍醐味です。
この作品の次には、「長編冒険小説」 「天空への回廊」笹本良を読み耽溺しました。
ああ楽しかった。
合間に新田次郎も読みましたが、時代が古いことを念頭において、それを味わい楽しむを念頭に置かないとやはり、古い。
そうか、山岳小説の古典となんだ。
神々の山嶺(上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(上) (集英社文庫)より
4087472221
No.93:
(5pt)

主人公の呟きが頭を離れない。

特に下巻は息つく暇がないほど面白い。
一気に読み、泣いた。
ドッグイヤーがたくさん出来ました・・・・
何度もその部分を読み返しています。
山を登る。
人生を生きる。

熱い思いをもたらす、作者渾身、自信作。(確かに凄かった!)
神々の山嶺(下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:神々の山嶺(下) (集英社文庫)より
408747223X

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