分水嶺



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.00pt (10max) / 1件

8.00pt (10max) / 3件

Amazon平均点

4.17pt ( 5max) / 12件

楽天平均点

3.56pt ( 5max) / 18件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
2pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2014年10月
分類

長編小説

閲覧回数5,670回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数6

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

分水嶺

2014年10月11日 分水嶺

風間健介は急逝した父の遺志を継ぎ、広告カメラマンから山岳写真家へと転身した。父の愛した厳冬の大雪山で撮影中、風間は絶滅したはずのオオカミを探す田沢保と出会う。十数年前、遭難の危機をオオカミに救われたという。さらに、彼が亡き父を尊敬していたこと、そして、大規模リゾート開発に絡んだ殺人犯だということを知る。風間は田沢と行動をともにするうちに彼の冤罪を信じた…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

分水嶺の総合評価:8.31/10点レビュー 13件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

分水嶺の感想

 ミステリとしてよりも、山岳小説として、また文明批評の書としての側面がより強く感じられました。事前にトムラウシ山遭難に関する書籍を読んでいたこともあり、山の美しさや恐ろしさがわかる描写や、登攀の様子などより臨場感を持って読むことができました。
 話としては、主人公が、父と田沢という二人の魂に対する理解を深める中で、自分自身にも「奈落の綱渡り」をする心境が訪れ、大きな自省と未来への歩みを見せる小説です。ミステリの要素としては、田沢の冤罪に関する部分や、それに絡むさまざまな事件が交錯しています。
 重厚な話ではありますが、読みやすくお勧めです。また、オオカミについても、ミステリとしての体裁を備えたうえで、主人公の人生を転換する大きな経験として描かれています。

tacu
GWKVNW0Y
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(4pt)

山岳小説として面白いが、やはり一本道

この著者の小説に共通するのは、全て一本道でありゴールに向けて一直線に進む。

メインに主人公の目的があり副菜に事件がある。なので真犯人が誰か?
みたいな推理物では無く単に物語の為、最後に事件の全貌がサラッと解説される所も有りと言えば有り。
犯人あてみたいな読み方をすると低評価になる。
頭を使わずに読める上に山の描写は非常に良いので、単純に物語としては面白い。
分水嶺 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:分水嶺 (祥伝社文庫)より
4396343418
No.11:
(3pt)

期待し過ぎたのか満足いかなかった…

何か物足りなさを感じた。
いや、内容的には詰め込みすぎではないかというくらいで、主要人物に起こるもろもろの厄介事はてんこ盛りだ。

見所はもちろんオオカミに会えるのか。存在を証明出来るのか。
ということなのだが、
終盤のクライマックスも予想できた上に、
まるで作者が考えることを放棄したよう厄介事も最後の数ページでバタバタと全て丸く収まってしまった。

内容はけっして読み終わった後に満足感を得られる作品ではなかった。
話の肉付け全てに少しづつ無理がある。
そこに何か気持ち悪さを感じるのだ。

何より気になった、いや気に食わないのが"人との縁"というものが重なりすぎていて、本来なら心揺さぶられるであろう出会いが、コイツもか…と辟易してしまったことだ。
0の気持ちが100に向かう気持ちの移り変わりがこちらとしては読み応えがあるというものだが、この"縁"というものを絡めてくるので90くらいから意図も簡単に100に気持ちが動くだけであって何の面白味もない。
何故こんな楽な描写を選択したのか笹本氏に伺ってみたい。
分水嶺 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:分水嶺 (祥伝社文庫)より
4396343418
No.10:
(5pt)

自然を守る、なんてもう言わない

狼の存在は、あっていいし、あって欲しい。それとともに信じることの大切さが学べた。本気で何かを信じられる人間になりたい。
分水嶺 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:分水嶺 (祥伝社文庫)より
4396343418
No.9:
(4pt)

日本に狼がまだいたらと考えるとわくわくする

読み進めていくうちに本当に日本狼や蝦夷狼が本当にいるのではないかと
ひっそりと暮らしているのではないか
そんな感じをしながら最後まで一気に読み終えました。
分水嶺 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:分水嶺 (祥伝社文庫)より
4396343418
No.8:
(4pt)

山の描写が素晴らしい

たぶん、山岳小説の分野では、現役作家の中では最高レベルでしょう。本作ではそれに加えて写真・カメラに関する描写もすごくリアルで、この分野についても相当な知識をお持ちなのだろうなと思いました。
 ただ、ラスト近くになってからの展開があまりにもファンタジー的であったのと、冤罪事件の真相があまりにも浅薄であったのが惜しいと感じました。
 これだけの知識と描写力があるのだから、無理にサスペンスにしなくてもよかったような気がします。
分水嶺 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:分水嶺 (祥伝社文庫)より
4396343418



その他、Amazon書評・レビューが 12件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク