グリズリー
- SAT (14)
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絶対読むべき一冊 これに尽きる 日本とアメリカの関係も賛同できる | ||||
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風呂敷を広げすぎたような気がします。3割ほどスリムな内容であったらもっと楽しめたと思う | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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クライマックスのシーンは鳥肌がたちました。 何回も読み返しました。 | ||||
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本書は、2003年に第6囘大薮春彦賞を受賞した 「太平洋の薔薇 」 に續き、2004年に刊行された笹本稜平の長篇第6作。 今囘の舞臺は嚴冬期の知床。 第3作 「天空への回廊」 でエベレストを舞臺にした山岳國際大謀略小説(?)をものした笹本にとつて、知床の山々での山岳シーンはもはや自家藥籠中のものといへるのだらう。 雪庇を踏み拔きさうになるシーンや雪庇を乘り越えて稜線に登るシーンなど、じつにリアルな描寫だ。 主な登場人物は3名。 アメリカを相手取り、たつたひとりの軍隊として戰ひを挑む折本敬一。 彼こそは警察から「グリズリー」と渾名を附けられた、この作品の主人公だ。 かつて若くして自衞隊の三佐にまで登り詰めた男で、とある計畫に關與したことで退職させられた經歴の持ち主。 5年前には消費者金融に人質をとつて立てこもつた事件の共犯として逮捕されたこともある。 その事件で主犯を射殺した北海道警SAT隊員だつたのが、城戸口通彦。 その主犯が所持してゐた拳銃がモデルガンだつたことで、彼は特別公務員暴行凌虐致死罪で告發される。 そのことで彼の家庭は崩壞し、依願退職を願ひ出るが、慰留されて、いまは故郷の斜里町でパトロール勤務をしてゐる。 城戸口が山登りを始めたのは、斜里町勤務になつて知床の山に慰めを見出してからだ。 その彼が3月上旬の知床の山で、折本と出會ふ。 そこで折本の口から出た言葉は城戸口の記憶に殘り續けた。 「あの事件のシナリオは俺が作つた。そしてシナリオ通りに完璧に實行された」 「俺は國家といふものを兇器として使つたんだ。(中略)國家による殺人こそが眞正の犯罪で、それ以外の殺人なんて處罰するにも値しない」 「狂つてゐるのはあんたたちの據つて立つ價値觀だ。視點を變へるんだ、一八〇度。そのうちあんたにもわかる。たぶんさう遠くないうちに」 もうひとりの重要な登場人物は、警視廳公安部公安一課の清宮弘樹。 彼は學生時代、公安に協力して左翼組織に潛り込み、圖らずも内ゲバで殺人を犯してしまつた。 その時の記憶を心の傷として抱へたまま、公安警察の仕事をしてゐるだつた。 東京都下で發生した連續過激派殺害事件を追ひかけてゆくうちに、搜査線上に折本が浮んでくる。 この3人の男の生きざまが縱絲とするなら、アメリカ合衆國副大統領の姪、フィービ・クロフォードと折本の關係が横絲に相當するだらう。 折本にとつてフィービは、もともと計畫遂行のために接近しただけの存在だつたが、そのうちに自分の存在をかけて守るべきかけがへのない存在へと變容してゆく。 このこころの動きがこの作品に温かみと厚みを與へてゐる。 折本の計畫がどういふものであつたかは、ここには記さない。 是非讀んで頂きたい。 ラストの嚴冬期の知床山中での戰鬪シーンとその結果には感動させられた。 城戸口の存在の重要性はラストシーンで明かされる。 そして折本がフィービに殘した最後のメール。 讀んで良かつたと思ふ作品だつた。 | ||||
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