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グリズリー
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グリズリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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絶対読むべき一冊 これに尽きる 日本とアメリカの関係も賛同できる | ||||
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風呂敷を広げすぎたような気がします。3割ほどスリムな内容であったらもっと楽しめたと思う | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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クライマックスのシーンは鳥肌がたちました。 何回も読み返しました。 | ||||
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本書は、2003年に第6囘大薮春彦賞を受賞した 「太平洋の薔薇 」 に續き、2004年に刊行された笹本稜平の長篇第6作。 今囘の舞臺は嚴冬期の知床。 第3作 「天空への回廊」 でエベレストを舞臺にした山岳國際大謀略小説(?)をものした笹本にとつて、知床の山々での山岳シーンはもはや自家藥籠中のものといへるのだらう。 雪庇を踏み拔きさうになるシーンや雪庇を乘り越えて稜線に登るシーンなど、じつにリアルな描寫だ。 主な登場人物は3名。 アメリカを相手取り、たつたひとりの軍隊として戰ひを挑む折本敬一。 彼こそは警察から「グリズリー」と渾名を附けられた、この作品の主人公だ。 かつて若くして自衞隊の三佐にまで登り詰めた男で、とある計畫に關與したことで退職させられた經歴の持ち主。 5年前には消費者金融に人質をとつて立てこもつた事件の共犯として逮捕されたこともある。 その事件で主犯を射殺した北海道警SAT隊員だつたのが、城戸口通彦。 その主犯が所持してゐた拳銃がモデルガンだつたことで、彼は特別公務員暴行凌虐致死罪で告發される。 そのことで彼の家庭は崩壞し、依願退職を願ひ出るが、慰留されて、いまは故郷の斜里町でパトロール勤務をしてゐる。 城戸口が山登りを始めたのは、斜里町勤務になつて知床の山に慰めを見出してからだ。 その彼が3月上旬の知床の山で、折本と出會ふ。 そこで折本の口から出た言葉は城戸口の記憶に殘り續けた。 「あの事件のシナリオは俺が作つた。そしてシナリオ通りに完璧に實行された」 「俺は國家といふものを兇器として使つたんだ。(中略)國家による殺人こそが眞正の犯罪で、それ以外の殺人なんて處罰するにも値しない」 「狂つてゐるのはあんたたちの據つて立つ價値觀だ。視點を變へるんだ、一八〇度。そのうちあんたにもわかる。たぶんさう遠くないうちに」 もうひとりの重要な登場人物は、警視廳公安部公安一課の清宮弘樹。 彼は學生時代、公安に協力して左翼組織に潛り込み、圖らずも内ゲバで殺人を犯してしまつた。 その時の記憶を心の傷として抱へたまま、公安警察の仕事をしてゐるだつた。 東京都下で發生した連續過激派殺害事件を追ひかけてゆくうちに、搜査線上に折本が浮んでくる。 この3人の男の生きざまが縱絲とするなら、アメリカ合衆國副大統領の姪、フィービ・クロフォードと折本の關係が横絲に相當するだらう。 折本にとつてフィービは、もともと計畫遂行のために接近しただけの存在だつたが、そのうちに自分の存在をかけて守るべきかけがへのない存在へと變容してゆく。 このこころの動きがこの作品に温かみと厚みを與へてゐる。 折本の計畫がどういふものであつたかは、ここには記さない。 是非讀んで頂きたい。 ラストの嚴冬期の知床山中での戰鬪シーンとその結果には感動させられた。 城戸口の存在の重要性はラストシーンで明かされる。 そして折本がフィービに殘した最後のメール。 讀んで良かつたと思ふ作品だつた。 | ||||
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陰謀というと007シリーズのように「世界中を飛び回る」と言うイメージがあるが、笹本稜平氏の陰謀は「場所はピンポイント、スケールは国際的」というのが特徴だと思う。本作も、場所は知床半島(一部東京だが)でピンポイント、核兵器が題材でスケールはでかい! 核兵器に関する安全保障の一つとして、「全ての国が核兵器をもてる状況」はありだと思う。私自身としては、そんな状況を望まないが・・・ 惜しむらくは、主人公の折本と対する副主人公(言い方が適切ではないかもw)の城戸口と清宮の書き方が中途半端な感じがしました。もうちょっとで5つ★だったんですが・・・ | ||||
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すごくわかりやすくおもしろかったです。 勉強にもなりました。 また、「グリズリー」をもう少し書き込んだ方が、もっと作品を熱くしたと思います。 力強い作品で最後まで引きつける魅力があります。 真保裕一や、福井晴敏のように次々と読んでみたい作家です。 | ||||
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壮大なスケールで国際冒険・謀略小説を構築する作家、笹本稜平のハードカバー2段組み447ページの大作。 「核」を背景に世界を支配するいまや唯一の超大国アメリカの世界戦略に対して、単身で戦いを挑む孤高のテロリスト“グリズリー”こと折井、その行動を描いた作品である。 彼を追う公安の刑事、5年前のある事件から彼との因縁浅からぬ元北海道警SAT狙撃班隊員、日本留学中のアメリカ副大統領の姪らが“グリズリー”にかかわり、まるで映画を観ているようなドラマが展開する。 極限の知床での壮絶な闘いや相模湾沖でのCIA工作員との死闘など、“グリズリー”は理想的な世界を実現するという自分の理念実現のため、何十人もの命を奪ってゆくが、フィクションとして読んでいる分にはおぞましさや血腥さは感じなかった。 ひとつには“グリズリー”のアメリカ大統領へのテロの最終的な手段が暴力行為ではなく、インターネットを利用した知的なものだったこと。もうひとつは副大統領の姪・フィービとの心のふれあいが殺伐としたこの物語の中での緩衝材になっていたことだと思う。 本書は国際冒険謀略小説の一種には違いないだろうが、私は登場人物たちからむしろ「男のロマン」みたいなものを感じた。 | ||||
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この著者の中での作品のなかでは、評価が一番低くなってしまう。映画「ランボー」や「ジャッカル」的な要素を含んでおり、ストーリー的には面白いのだが、今一“グリズリー”というキャラクターが描ききれていないような気がした。 | ||||
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確かに長いが、犯人の動機がややぼけているがフォーサイスのジャッカルのようにせまりくる恐怖で読ませる。 | ||||
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著者の作品は、太平洋の薔薇に続いて2作目。 2作読んで、著者は、読んではずれのない”プラチナ作家”であると確信しました。 犯行にかかるアイテムの細かい書き込みによりストーリーのリアリティを担保しながら、めまぐるしい展開や、犯人に近づいていくプロセスをダイナミックに描くことが著者の魅力のようですね。 ただし、今回は警察側の登場人物に複数の主役級がいて、若干だけど追跡側の心の焦点が定まりにくかった。 また、「グリズリー」が犯行にいたる動機をもう少し書き込んだ方が、もっと作品を熱くしたと思います。 少々難癖をつけたましたが、力強い作品で最後まで引きつける魅力があります。 真保裕一や、福井晴敏のように次々と読んでみたい作家です。まちがいない! | ||||
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理想的な世界を実現するため、アメリカを相手に国際テロを企てるグリズリーこと折井と、彼を追う公安の清宮、元SATの城戸口を描いた国際謀略小説。グリズリーはアメリカが「核兵器技術」を背景に世界を支配していると考え、自分の理念のため、テロのソフトターゲットとして日本留学中の副大統領の娘にターゲットを絞るが・・・。本作品は二段組み447ページの大作であるが、グリズリーのテロの目的とその手段がなかなか明らかにならず、中盤以降まで冗長な印象を受けた。後半は、グリズリーとアメリカ政府の戦いが迫力を持って描かれているだけに残念である。読者が最初の250ページ強を我慢できるか否かで評価が分かれるかもしれない。私は、正直読み進めるのに苦労した。また、グリズリーを追うもの、あるいは副大統領の娘など、人物設定はうまくできているのだが、それぞれに関する書き込みが「太平洋の薔薇」と比べると浅い。余計なことを書きすぎて、結局書きたいことがおぼろげになってしまった印象すら受けた。☆3つは厳しめの評価だが、「太平洋の薔薇」と比べると、この程度が妥当かと思う。未読の方がいたら、まずは「太平洋の薔薇」をおすすめしたい。 | ||||
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元北海道警狙撃手の城戸口は、登山中にかつて城戸口が直接関わった事件の犯人と出会った。男は「真に理性に拠って立って殺人を犯せるのは国家だけだ」という言葉を残し立ち去るが、この言葉が大きな壮絶な闘いの序章となった……。 過去に狙撃手の任務とはいえ、人を殺したことのある、城戸口。そして元自衛隊のエリートで独特の政治観を持つ男・折本の目標とするテロを実現させる過程が描かれた冒険小説。超大国による世界支配を覆そうとする、日本人テロリストの物語でもあり、厳冬の知床半島での生死をかけた闘いは息詰まる追跡劇となっています。 | ||||
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