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神々の山嶺
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神々の山嶺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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山岳小説っていうけど山岳の場面が少ないんじゃない。主人公深町もどこがカメラマンかよくわからん。上巻は登山家羽生の人物特定の為の聞き取り調査等が中心、下巻はサスペンス小説の出来損ないって印象です。せっかく前半は面白かったのに途中から失速し最後は遭難したようです。とにかくくどい。 | ||||
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高評価の方、ファンの方々には申し訳ないのですが冒険小説としては 凡庸な感じ、というのが読了後の感想です。 私は深町の人物像に好感が持てなかった。 宙ぶらりんの恋人に対しての逡巡が実に情けない。 羽生に対する敵意むき出しのような傲慢な態度が馴染めなかった。 「垂直の記憶」「凍」「狼は帰らず」「グランドジョラス北壁」「氷壁」「北壁の死闘」etc といった数々のノンフィクションの名著と比較してしまうのは酷なのかもしれませんが、 作者の過去の作品を鑑みて「北壁の死闘」クラスを期待したのですが・・・・。 山岳小説の登竜門としては一般受けするのでしょうねえ。 私のようなひねくれ者には馴染めなかった。 | ||||
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それも、正面から、たたきつけるようにまっとうな山の話を書いた。 変化球の山の話ではない。 直球。力いっぱい根限りのストレート。 もう、山の話は、二度と書けないだろう。 これが、最初で最後だ。 それだけのものを書いてしまったのである。」 ――本書あとがきより、一部を抜粋。 読書した、というよりも、 この本を登った、 というような疲労感のある読後です。 私がいつも読むエンターテイメント小説などのような 「面白い」という感覚で読みすすめるよりは、 エベレスト登山を疑似体験しているような読み味、、、とうか。 本格的な山登りをする人を山屋というようですが、 自分がその山屋になって、 山と関わることを生活の軸にして生きたとき、 彼らが何を思い、何に惹かれ、何を大切にし、 何を考えるかを疑似体験していくうちに、 彼らの生きる世界に引き込まれた読書体験だったように、 読み終えた今、読んでいた自分を振り返ります。 文庫の下巻で、北上次郎氏がこんな解説をよせています。 『夢枕獏は自己を語るのに秀でた作家で、 このあとがきに実はほとんどのことが書き尽くされている』 上記は解説のごく一部を抜粋したものですが、 私は本編においても、それが当てはまっているように感じました。 実際にエベレストのベースキャンプまで登山し、 著者は何度もヒマラヤを訪ねているようです。 主要参考文献としては16冊を掲載していますが、 おそらく10倍近くの資料に目を通して本書はできあがっていることでしょう。 書き出しから3年以上、 話を思いついてから20年近くの時間を経て完成した本です。 原稿用紙1,700枚以上。 「終わりが見えてからも、あと50枚、あと50枚――」 そうして心血注がれた作品なのだろうと、 本編とあとがきを読んだあとでは、とても納得がいきます。 実際にエベレスト登山をされているだけあって、 登山者の登山中の心境描写にはとても説得力があり、 一方でその過程すべてが描かれているので、 物語りの展開をまどろっこしく感じる方がいるかもしれません。 その辺りは好みだと思います。 ミステリーの要素を巧みに配置している書き出しは、 読者をひき付けるに十分なものでした。 好みの分かれる一冊かと思いますので、 まずは立ち読みをおすすめします。 ※上下巻読了後の感想です。 | ||||
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それも、正面から、たたきつけるようにまっとうな山の話を書いた。 変化球の山の話ではない。 直球。力いっぱい根限りのストレート。 もう、山の話は、二度と書けないだろう。 これが、最初で最後だ。 それだけのものを書いてしまったのである。」 ――本書の著者あとがきより、一部を抜粋。 読書した、というよりも、 この本を登った、 というような疲労感のある読後です。 直木賞小説などのような、 「面白い」という感覚で読みすすめるよりは、 エベレスト登山を疑似体験しているような読み味、、、とうか。 本格的な山登りをする人を山屋というようですが、 自分がその山屋になって、 山と関わることを生活の軸にして生きたとき、 彼らが何を思い、何に惹かれ、何を大切にし、 何を考えるかを疑似体験していくうちに、 彼らの生きる世界に引き込まれた読書体験だったように、 読み終えた今、読んでいた自分を振り返ります。 文庫の下巻で、北上次郎氏がこんな解説をよせています。 『夢枕獏は自己を語るのに秀でた作家で、 このあとがきに実はほとんどのことが書き尽くされている』 上記は解説のごく一部を抜粋したものですが、 私は本編においても、それが当てはまっているように感じました。 実際にエベレストのベースキャンプまで登山し、 著者は何度もヒマラヤを訪ねているようです。 主要参考文献としては16冊を掲載していますが、 おそらく10倍近くの資料に目を通して本書はできあがっていることでしょう。 書き出しから3年以上、 話を思いついてから20年近くの時間を経て完成した本です。 原稿用紙1,700枚以上。 「終わりが見えてからも、あと50枚、あと50枚――」 そうして心血注がれた作品なのだろうと、 本編とあとがきを読んだあとでは、とても納得がいきます。 実際にエベレスト登山をされているだけあって、 登山者の登山中の心境描写にはとても説得力があり、 一方でその過程すべてが描かれているので、 物語りの展開をまどろっこしく感じる方がいるかもしれません。 その辺りは好みだと思います。 ミステリーの要素を巧みに配置している書き出しは、 読者をひき付けるに十分なものでした。 好みの分かれる一冊かと思いますので、 まずは立ち読みをおすすめします。 ※上下巻読了後の感想です。 | ||||
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誘拐、カメラの盗難の場面が長過ぎと思いました 山へ登っている描写の割合が少ないです 上下 2冊、1000ページほどありますが、1行最後まで文字で埋まっている行は少なく、 数文字で改行されている部分が多く、あっという間に読めてしまいました 推理小説風?の読み物でした | ||||
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登山ドキュメンタリーのような作品。しかしストーリー的には淡白に感じられ飽きがくる。 | ||||
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登山ドキュメンタリーのような作品。しかしストーリー的には淡白に感じられ飽きがくる。 | ||||
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私自身登山は経験がないのですが、それでもこの小説の中に出てくる登山に命を賭ける男とそれを追うカメラマンというシンプルな設定自体は面白く感じることができました。 しかし夢枕獏特有の冗長さ、さらに本筋とは関係のない部分にも関わらず同じ話が何度も何度も繰り返される部分が多く、正直後半はうんざりしてきました。 そうした部分を思い切って省いて勢い良く読ませる内容でしたらもっと素晴らしい作品になったのではと感じます。 | ||||
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私自身登山は経験がないのですが、それでもこの小説の中に出てくる登山に命を賭ける男とそれを追うカメラマンというシンプルな設定自体は面白く感じることができました。 しかし夢枕獏特有の冗長さ、さらに本筋とは関係のない部分にも関わらず同じ話が何度も何度も繰り返される部分が多く、正直後半はうんざりしてきました。 そうした部分を思い切って省いて勢い良く読ませる内容でしたらもっと素晴らしい作品になったのではと感じます。 | ||||
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漫画と思ったら小説だったでござるの巻き ちゃんと確認しなかった自分が悪いんですが 同じミスをする人が現れないように | ||||
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漫画と思ったら小説だったでござるの巻き ちゃんと確認しなかった自分が悪いんですが 同じミスをする人が現れないようにカキコ | ||||
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搭乗人物のひとり「羽生」ついて、「狼は帰らず、アルピニスト森田勝の生と死」を参考文献にしたと、 作者あとがきにも記されていますが、参考にしたというレベルではないです。 エピソードなども含めほとんど同一人物のように描かれています。 以前にその参考文献を読んだことがあったため、何かしっくりこないものがありました。 アイディアやストーリーはすごくおもしろいのですが・・・ | ||||
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ネパールの首都カトマンドゥの路地の奥の登山用具店で見つけたものは・・・。すべてはそこから 始まった。マロリーのものと思われるカメラを追う深町は、ひとりの男と出会う。伝説の登山家、 羽生丈二だった。深町は、しだいに羽生という男にのめり込んでいくのだが・・・。 イギリスの登山家ジョージ・マロリーは、エヴェレスト初登頂に成功したのか?マロリーが遭難死 してしまった今、1924年の登頂には数多くの謎が残る。その謎を解く最大のカギが、マロリーの カメラだと言われている。残念ながら未だに発見されていない。この小説では、そのマロリーの カメラが実に効果的に使われている。カメラを追ううちに、深町はそのカメラの発見者である羽生に 興味を抱くようになる。知れば知るほど、羽生という男に惹かれていく。 それにしても、人はなぜこれほどの危険を冒してまでも山に登るのだろう。常に死と隣り合わせだと いうのに。読んでいると、無事下山できるのが不思議なくらいの過酷な世界だ。たったひとつしか ない自分の命。それを懸けてまで挑むということがどうしても理解できない。だが、羽生も深町も、 エヴェレストに命を懸ける。その描写の迫力は、読み手である私を圧倒する。羽生の、深町の、執念に 満ちた息づかいが聞こえてくるようだ。山は・・・すごい! とても面白い作品だと思う。けれど、後半にダラダラしていると感じる部分があって、飽き気味に なってしまった。ラストもでき過ぎのような気がする。個人的に、少々不満が残る作品だった。 | ||||
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無駄に長いなあ。 ネパールはあんなに人を騙す人間が多いのかな? 小さな主人公、いや作者の小ささが山に縋り付こうともがいてる。 なんと言っても圧巻は作者の「あとがき」でした!! 登攀シーンは臨場感があって良いです。 | ||||
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本書を書くにあたって作者の相当な苦労、精力を使い果たしたことは‘あとがき’から伝わった。 しかしそのあとがきを読みたいがために、また作者のご苦労を共感するためにわざわざ買って読んだわけではない。 そこで本書が山岳本の類に入るということなら言わせていただく。 いや、実際にあった山岳史上の事柄や実在の人物を実名で描かれている所もあり、それがかなり構成上重要な部分を占めているので 山岳本と言わざるを得ないだろう。 まず、羽生丈二の人物像。『アルピニスト・森田勝』を当てはめたであろうことは周知のとおりで、また私もそう思わざるを得ない。 そうというのは森田勝の生立ち・経歴を他書から丸々引用してあるからだけで、それはかなり強引な人物像作りである。 森田勝の本質のイメージとは程遠いし、かといって森田勝が浮かんできてしまうし 頭の中でどう人物像をイメージしたらよいかとまどってしまい、結局そのままずるずるといってしまった。 重要な登場人物のイメージ像が定まらないのは致命傷であった。 また長谷常雄とかいうこれまた『虚空の登攀者・長谷川恒男』らしき人物も登場するが羽生丈二とのやりとりを、 森田勝と長谷川恒男の実際にあったであろう人間関係・葛藤(これも他書から引用)を主人公の深町誠を通して フィクションの世界に置き換えて繰り広げていくが、もはやすでにそれもしらけムードである。 構想から製作まで20年とあるが、年月かければすばらしいものができるともいえないことがわかる。 山岳の世界、またその中に生きた人物の話というものはそれだけで壮絶であり、こんな事が実際あったのかと 愕然とし絶望したり共感したり時には理解に苦しんだり、だから、はらはらわくわくさせられる。山に散っていったアルピニストには申し訳ないが。 かといってまったく別世界のことではなく、とても身近に感じるので山岳本は親しみやすいのであろう。 本人の手記などが淡々と書いてあるだけの本でもそれはとってもすばらしい書物でバイブルにもなる。 もしそれが架空のことだったら?……なんの感動もそこにはない。 | ||||
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山関係の本を読んでいる人なら、誰しもどこかでマロリーの事件にぶつかることと思う。 初めて知った時は誰しもぞくぞくするような興奮を覚える話だろう。 本書の出だしのあたりでマロリーの話が出てきたとき、 「あれっ、この本はノンフィクションだっけ?」と調べ直したのが、 本書を通して何度も感じた私のぎくしゃくした感覚の始まりだった。 今更マロリーの一件を語られても、知っていることばかりだから、斜め読みするしかなかった。 マロリーとカメラの歴史的事実が明らかになっている今、 フィクションにねじ曲げられて利用された内容に違和感を覚えるのは私だけではないのではないだろうか。 また話を広げすぎて何でもありで、 崖から車が落ちて、中の人を助ける場面等はハリウッド映画のような展開で、 本の題名から感じるストレートな山岳小説を期待していた私は、呆れる思いがした。 レビューを見たら賞賛の嵐だったから進んで読む気になったのだけれど、期待を裏切られた。 | ||||
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