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義経はここにいる



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義経はここにいるの評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
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No.1:
(8pt)

義経はここにいるの感想

井沢元彦という作家、どうにも胡散臭い。

手当たり次第の歴史上の謎の解明が、ほんとうに理屈に合っているのかどうか 検証はしてはいないが、あまりにも明快すぎて 逆に嘘くさいくらい。

ただし間違いなく言えるのは、彼の見解がなんであれ、相当に文献を調べ尽くし、それをベースに彼独自の『和の思想』と『怨霊思想』を絡めて解明していく手法はいつも通り。

そんな訳で こんかいの作品は、表題い通り 『義経北行伝説』と『中尊寺金色堂の謎』解きとなっている。

「義経」といえば、日本で最初で最後の英雄。

その彼の最後が、平泉で匿われていた藤原氏から殺されたという歴史的事実に対して、実はそこでは死んでおらずに逃げおおして、北海道へ更には中国にまで渡って成吉思汗になったという伝説が未だに語り継がれている。

この日本史最大の伝説に真っ向と挑むのだが、それに現代の殺人事件を絡めた推理小説の形態になっているのだが、相変わらず軽い筆致で読みやすく出来上がっている。

解明した内容がどこまで信憑性があるのかは分からないが、平泉へ行ってみたくなる、そんな作品であった。  了

とも
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