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ネジ式ザゼツキー



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ネジ式ザゼツキーの評価: 6.00/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)
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ネジ式ザゼツキーの感想

読むのがしんどかった。序盤から中盤にかけて、よくわからないものを読まされている感じ。
御手洗潔シリーズは数冊しか読んだことないが後期はこんな感じなのだろうか?

しん
WCNZKBHI
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

ネジ式ザゼツキーの感想

島田御大の作品はこれまで数多く読んできましたが、その中で最低の評価をしたのが「眩暈」
この作品はその「眩暈」と同じプロット。
汚染障害者の書いた妄想レベルの手記が、記憶障害者の書いたファンタジーな童話に置き換わっただけである。
要するに、冒頭で(どう回収するつもりなのかと思わせる)大風呂敷を広げ、それを論理的に推理していくという流れ。
確かに論理的といえるのだろうが、そのやり方は強引にねじ伏せるという表現がぴったり。
どう考えても御手洗の推理が「唯一無二」なものとはとても思えないのだ。
しかしそれを「当然」というように断言してしまう。
普通の読み手には追従を許さないようなある意味特殊な分野に対するスーパー薀蓄披露により、推理に対して「正当性」という鎧を被せているだけな気がする。
御手洗補正がかかっているだけで、よくよく考えれば説得力がないと言えないだろうか。
その割にその推理は、無理矢理辻褄を合わせているだけでこじんまりしているのだ。
御大の本来の持ち味といえば大技物理トリックではなかったのか。
これも島田荘司らしい作品といえばそうなのかもしれないが、私が作者に期待する作品ではないなぁ。

それにしてもこの作者のページ数の多い分厚い作品は冗長な部分が多過ぎないか。

梁山泊
MTNH2G0O

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